赤鬼「はぁ〜」
青鬼「どうした、赤鬼。恋でもしたかww」
赤鬼「……」コクリ
青鬼「マジかww」
73:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/10/31(月) 23:21:42 ID:gFYlpQ8jZI
赤鬼(青鬼の言ってたことに付いていけなかったや……)
赤鬼「鞠ちゃん!!」
鞠「赤鬼さん!?」
赤鬼「待ってて、今助け……っ!?」タンッ!
ザシュシュ!!
霊媒士「困るな、仕事の邪魔されちゃあ」スッ
赤鬼「妖術!? あなた……っつ!?」ザシュッ!
74:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/10/31(月) 23:33:48 ID:N6gvm8w6oA
霊媒士「しがない一霊媒士だ」
赤鬼「普通、霊媒士は妖術なんて使わないはず」
霊媒士「特別と言えばいいか?」
赤鬼「知らない、よ!!」タンッ
霊媒士「バカか!? 突っ込んでくるとは愚かだな!!」
ガバァ!!
霊媒士「大地に喰われてしまえ!!」
赤鬼「…………」
タッ
ガブンッ!!
75:🎄 名無しさん@読者の声:2011/10/31(月) 23:54:10 ID:H.MTvR0W2c
CCCCCCCCCC
76:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/1(火) 21:35:50 ID:FmK7rYWgts
>>75
青鬼「あ、ありがとな」
青鬼「流石に殺さないようにするのは、やはり難しいな」ハァハァ
青鬼「おかげで体がボロボロだ……」
青鬼「まだ、……来るのか!?」
青鬼「出てこなければやられなかったろうに!!」ダンッ
77:🎄 名無しさん@読者の声:2011/11/2(水) 01:46:28 ID:2di2nPKaME
なにこれwktkする
つC
78:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/2(水) 21:13:40 ID:PaFxDBrc/M
霊媒士「ふっ……ははっ、ふははははは!!」
鞠「あ、ああ……」
霊媒士「いい表情じゃないか、小娘」
霊媒士「絶望という甘美な表情だ」
村長「あ、あんた、何者j……」バシャァン!!
霊媒士「……うるさいぞ、童子」
鞠「そ、村長さん?」
霊媒士「やっとだ。やっと邪魔がいなくなったな」
79:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/2(水) 21:20:11 ID:rw3I/rAGFo
鞠「な、何のこと……ですか?」
霊媒士「いや、ここら一帯はな、不思議な力があるんだ。我ら妖を弱体化させる厄介なものが」
鞠「……」
霊媒士「それの発生の中心がお前だ。なら、我ら妖にとって取り除いたら多くの人間が我らを畏怖する。悪くないだろう?」
霊媒士「まあ、炙られて死にかけの人間が知っても意味がないがな。ふっははははっ!!」
鞠「貴方……」
80:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/2(水) 21:23:38 ID:rw3I/rAGFo
霊媒士「さあ、そろそろ丸焦げにするか……」スッ
鞠「お、お…………」
鞠「お兄ちゃん!!」
ドガァ!!
霊媒士「ガハッ!?」ズシャァ
赤鬼「よ、呼んだかい、ま……りちゃん」ハァハァ
81:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/2(水) 21:36:32 ID:rw3I/rAGFo
これで鞠ちゃんに悪さをする奴はいない。
さあ、鞠ちゃんを降ろそう。何時までも炙られていたら死んでしまう。
おいらはにっこり笑って鞠ちゃんに、もう大丈夫、と言った。
鞠ちゃんも微笑んでくれた。
あ、青鬼に後でお礼言わなくちゃ。何か奢らされそうだな。
色んなことを考えて、鞠ちゃんを締め付ける縄を外す。
あと、少し。
よし、これで大丈夫。
そう言おうとした。だけど、無理だった。
何故なら目の前が赤く、紅く染まったから。
鞠ちゃんの着物は元から赤だ。だけど、その上に更なる紅が塗られていく。
そして目線を上げると、鞠ちゃんの首の上にあるものが……
アルモノガナカッタ?
82:🎄 名無しさん@読者の声:2011/11/3(木) 02:10:27 ID:b6EdXryqAo
…うそだろ(´;ω;`)
でも支援!
83:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/3(木) 08:28:27 ID:VDnJeC4e6A
>>82
支援、さんくすだ
やっちまったよ……
分かっていても胸が痛いぜ……
84:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/3(木) 08:33:10 ID:BlrKqtJxIg
霊媒士「ふっ、ふはっ、ふははははは!!」
霊媒士「無駄足になっちまったなあ、赤鬼! 俺の勝ちだ!! はっはー!」
赤鬼「嘘だ、嘘だ、ウソ……だ。ウソ、ウソ、ウソウソウソウソウソ……」
霊媒士「これで俺も全力を出せる。準備体操としてお前を葬ってやろう!!」
85:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/3(木) 08:42:22 ID:BlrKqtJxIg
霊媒士「さあ、終わりだ!!」バッ
赤鬼「……………」ブオンッ
ズシャ
霊媒士「ぐほっ!?」
赤鬼「……」ズル…ズル…
霊媒士「な、何故だ!? 俺は力を取り戻して……」
青鬼「あーあ、間に合わなかったか……」
86:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/3(木) 21:09:42 ID:XCDLmSFIGs
赤鬼「マ……チャ……、……リチャン……」ズル……ズル……
霊媒士「ひっ、く、来るな、化け物!!」
青鬼「てめぇもその一体だろが、化けギツネ」
霊媒士「た、たす、助け!!」
青鬼「殺っていいぞ、赤鬼。そいつはいらねぇ」
赤鬼「ガア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
ガスッドスッズガッゴッ
グシュベキィッバキッグチュゲチャ
青鬼「……愛って怖いなww」
87:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/3(木) 21:17:29 ID:XCDLmSFIGs
──数分後──
青鬼「それぐらいにしてやれ、赤鬼」
赤鬼「ま……ダ、しん……デナい」
青鬼「あとは俺がやる。お前は鞠ちゃん所に行ってやれ。やることがあるだろう?」
赤鬼「…………」コクリ
………………
……………
青鬼「さて、と。ご機嫌如何だ、化けギツネ」
88:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/3(木) 21:23:28 ID:OtBmIZHLOI
赤鬼「鞠ちゃん……」
赤鬼「ごめんね、おいらの力が足りないばかりに」
赤鬼「鞠ちゃんの顔が……最後に、見れない……ことが、残念だよ……」グスッ
赤鬼「お墓はあそこにしようかな……」ツー
赤鬼「ごめんね、本当にごめん……ね」
赤鬼「うわぁぁぁぁぁ!! ああぁぁぁぁ! マ゙リヂャン、ゴメ゙ン゙、アアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙……………」
89:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/3(木) 21:33:54 ID:XCDLmSFIGs
青鬼「鞠ちゃんを殺すのは予想外だったわ」
青鬼「お前は選択を誤ったんだよ」
霊媒士「ウゥ……」
青鬼「せっかく人と妖との架け橋になると思ったのによぉ」
青鬼「ここの人間も殺っておいた方がいいか?」
青鬼「それは早計か」
青鬼「まあ、お前は要らねぇからサヨナラだww」
霊媒士「ウ……アァ!!」
ゴシュッ!!
青鬼「あーあ、またやり直し、か」
青鬼「共存するってこんなに難しいんだな……」
90:🎄 ◆cAmn9EaMQw:2011/11/3(木) 21:46:07 ID:OtBmIZHLOI
─数日後─
風そよぐ
衣は何処
眺めるや
青鬼「なんだwwいきなり俳句に目覚めたかww」
赤鬼「どうだろね……」
青鬼「しっかし綺麗だな、ここは」
赤鬼「鞠ちゃんが教えてくれたんだよ」
青鬼「良かったじゃねぇか……」
赤鬼「でも、彼女はいない……」
青鬼「まだ泣き足りないか?」
赤鬼「欲を言うとね。でも、そんな姿を鞠ちゃんが見たら悲しむから……」
青鬼「なら、新しい女、見つけるか!?ww」
赤鬼「そんなにすぐには……」
青鬼「それがあるんだよww連れてきてるから戻ろうぜww」
赤鬼「誘拐じゃないよね……?」
青鬼「任意の同行だww」
赤鬼「怪しさ満杯だよ!!」
青鬼「人間の女って綺麗だよなww鬼女より格段だww」
赤鬼「はあ……。じゃ、行ってくるよ、鞠ちゃん」
赤鬼「サヨナラ」ツゥ…
─完─
91:🎄 名無しさん@読者の声:2011/11/3(木) 21:52:14 ID:FexRxm7Y9.
お、お疲れ様
感想コンクールまでに終われて良かったね!
92:🎄 名無しさん@読者の声:2011/11/3(木) 21:52:52 ID:KXnfP1O8Pc
おい……まりちゃん……
おい……
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