***
壱国城、謁見の間
***
壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
972: 少女:2012/5/2(水) 08:24:10 ID:EcSRoBqRFY
>>971
うわあああごめんなさい
嬉しいですありがとうございます!
…昨日ああ言っときながら申し訳ないのですが、寝坊したので更新はお昼に…!
面目ない(・ω・`)
973: 少女:2012/5/2(水) 15:43:04 ID:41PJuyi/w.
遅くなりましたー(;´・ω・`)
今から投下します!
974: 少女:2012/5/2(水) 15:44:44 ID:41PJuyi/w.
魔者「……はあ?」
**「だから、占いだ! 魔王が来るんだよ!」
壱姫「ちょっと……、落ち着いたらどう?」
**「そう言ってられるか、今この場にも魔王が来るかもしれないってのに!」
側近「……それで、他の方々は避難されたということでしょうか」
壱姫「そうみたいだね……」
975: 少女:2012/5/2(水) 15:45:38 ID:loCEC/hn4Y
**「もうアンタらが村長の家何してたかなんてどうでもいい、いいから早いところ逃げよう、な!?」
壱姫「そうは言ってもねえ、たかが占いじゃないか」
**「……た、たかが……!?」ダンッ
壱姫「うお」ビク
**「駄目だ、わかってないんだ、お前らは……! もういい、頼むから離してくれ、俺は逃げ──」
側近「──それは困りますね」
**「……っ!?」グンッ
976: 少女:2012/5/2(水) 15:46:29 ID:41PJuyi/w.
側近「もう貴方には尋ねません、他の方々に訊ねることに致します」
魔者「え、おい側近……?」
側近「──他の方々がいらっしゃる場所まで、案内していただけますね?」ニコー
**「………………」コクコク
魔者「……何か怒ってんのか?」
側近「勇者様、何か異論が?」クル
魔者「…………何でもねぇ」
977: 少女:2012/5/2(水) 15:48:28 ID:41PJuyi/w.
>>974-976
今日はここまでに!
また明日、よろしくお願いします!
978: 少女:2012/5/3(木) 14:29:01 ID:LJlRNNysec
おそようございます
本日もまた惰眠を貪りまくっておりました(´・ω・`)すみません
今から投下します!
979: 少女:2012/5/3(木) 14:29:59 ID:LJlRNNysec
***
弐国、森の中、村人たちのキャンプ
***
魔者「へえ、ここかー」
壱姫「避難したって割には、村からそれほど離れてないじゃないか」
**「き、今日みんなで村を出たばかりなので……とりあえず今日休む場所はここということで」ビクビク
980: 少女:2012/5/3(木) 14:30:43 ID:Ntoa1Hpjuk
…ザワ…
魔者「なんか、村人のやつらざわついてないか?」
**「──……あいつら、誰だ?」
**「知らないやつらがこっちに来てるぞ……」
**「まさか魔王か……?」
…ザワザワ…
壱姫「……もしかして、また誤解を受けてるのかな」ハァ
981: 少女:2012/5/3(木) 14:31:20 ID:Ntoa1Hpjuk
側近「……これは困ったことになりましたね」チラ
**「……!」ビク
側近「説得、お願いできますか?」ニコ
**「…………はい」ゾッ
魔者「……脅かしすぎじゃねえか?」ジロ
側近「そんなまさか、私がいつ脅しなどしましたでしょう」ニコー
982: 少女:2012/5/3(木) 14:35:46 ID:LJlRNNysec
>>979-981
今日はここまでに!
次スレが近づいてまいりましたね…
スレタイ少し変えようか、2をつけるだけにしようか迷っております(*´ω`)
もし意見がございましたら反映するかもしれませんw
983: 少女:2012/5/4(金) 23:03:24 ID:D4dNipLTso
すみません、予定が詰まってしまっているので、しばらく投下できません
次に来るのは早くて6日の夜、遅ければ7日の夕方になりそうです
申し訳ありませんが、お休みさせていただきます
984: 少女:2012/5/10(木) 21:45:58 ID:Rl1rZW541Y
7日どころじゃありませんでした。
すすすみませ…(((;Д;`))!!
今から投下します!
985: 少女:2012/5/10(木) 21:47:30 ID:Rl1rZW541Y
**「……」チラ
側近「」ニコ
**「……お、おーい皆、俺だー」
ザワザワ…
**「なあ、あいつ……」
**「ああ、なんであんなところに居るんだ?」
**「たしか、忘れ物を取りに行くとか言って、一人戻ってたぞ」
**「待て、一緒に誰かいるぞ」
986: 少女:2012/5/10(木) 21:48:03 ID:Rl1rZW541Y
**「そこで止まれー、そいつら、一体誰だー!?」
壱姫「……誰なんだ、だって」
魔者「誰って……『勇者一こ──」
壱姫「あああああああああああ」
魔者「いきなりなんだよ!?」
壱姫「馬鹿か君は」ボソボソ
魔者「何がだよ」ジロ
壱姫「いちいち簡単に身分を明かすんじゃないよ」ボソボソ
魔者「お前が言うか?」
987: 少女:2012/5/10(木) 21:48:36 ID:Rl1rZW541Y
魔者「お前、女頭たちにはペラッと喋ってたじゃねえかよ」ジト
壱姫「あれはあれ、これはこれ」
魔者「えー……」
壱姫「大体あの時は顔見知りの上に、ボクたちのことを他人に軽々と話すことがない人たちだったじゃないか」
魔者「…………」
壱姫「ほらね?」
988: 少女:2012/5/10(木) 21:49:25 ID:Rl1rZW541Y
壱姫「一方ここは森の奥とはいえ人里……みたいなもの、になるのかな? しかも知らない人しかいないでしょ」
魔者「……」
壱姫「わかったかい?」
魔者「……どうしてバレたら駄目なんだよ」ムス
壱姫「…………あのねえ」ジロ
魔者「お、おう……?」ビク
989: 少女:2012/5/10(木) 21:50:50 ID:WfoabuWr4g
壱姫「勇者なんて、名前だけなら誰でも知ってるだろ?」イライラ
魔者「」コク
壱姫「世の中にはね、有名ってだけで襲おうとする輩もいるんだよ?」イライラ
魔者「な、なんで!?」
壱姫「そりゃ金持ってそうだからでしょ」
魔者「……」ガーン
990: 少女:2012/5/10(木) 21:52:38 ID:WfoabuWr4g
壱姫「君、ボクたちが襲われないように常に警戒していてくれるかい? 寝てる間に荷物が盗まれないよう、不寝番をしていてくれるのかい?」
魔者「……イイエ」
壱姫「じゃあ黙っててね」
魔者「……ハイ」
側近「それでは代わりになんと名乗ることにしましょうか?」ニコ
村娘「……『旅人』とか……?」
側近「……そうですね、そのようなところでしょうか」ニコ
991: 少女:2012/5/10(木) 21:55:44 ID:WfoabuWr4g
**「お、おーい……ただの『旅人』だー、一晩泊めて欲しいそうだー」
ザワ…
**「どうする?」
**「あんなこと言ってるが、魔王の仲間じゃないのか?」
**「怪しいよなあ……」
ザワザワ…
壱姫「君、信頼無いね」
**「……」
壱姫「冗談だよ」
262.43 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】