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壱国城、謁見の間
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壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
974: 少女:2012/5/2(水) 15:44:44 ID:41PJuyi/w.
魔者「……はあ?」
**「だから、占いだ! 魔王が来るんだよ!」
壱姫「ちょっと……、落ち着いたらどう?」
**「そう言ってられるか、今この場にも魔王が来るかもしれないってのに!」
側近「……それで、他の方々は避難されたということでしょうか」
壱姫「そうみたいだね……」
975: 少女:2012/5/2(水) 15:45:38 ID:loCEC/hn4Y
**「もうアンタらが村長の家何してたかなんてどうでもいい、いいから早いところ逃げよう、な!?」
壱姫「そうは言ってもねえ、たかが占いじゃないか」
**「……た、たかが……!?」ダンッ
壱姫「うお」ビク
**「駄目だ、わかってないんだ、お前らは……! もういい、頼むから離してくれ、俺は逃げ──」
側近「──それは困りますね」
**「……っ!?」グンッ
976: 少女:2012/5/2(水) 15:46:29 ID:41PJuyi/w.
側近「もう貴方には尋ねません、他の方々に訊ねることに致します」
魔者「え、おい側近……?」
側近「──他の方々がいらっしゃる場所まで、案内していただけますね?」ニコー
**「………………」コクコク
魔者「……何か怒ってんのか?」
側近「勇者様、何か異論が?」クル
魔者「…………何でもねぇ」
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