***
壱国城、謁見の間
***
壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
238:🎏 少女:2011/10/25(火) 21:08:56 ID:k/G/mfZd1E
×壱王「そうか、それでは魔者とは結婚しないということか!」
○壱王「そうか、それでは勇者とは結婚しないということか!」
すみません脳内補完お願いしますm(__)m
239:🎏 少女:2011/10/25(火) 21:10:20 ID:hPOCZiyTz6
壱王「しかし、それでは待たされる壱姫が……」
壱姫「私は構いませんわ、お父様」ニッコリ
壱姫「彼女の返事を待たずとも、その間に勇者様を振り向かせることが出来ますもの」キラキラ
魔者(嘘八百……)オエッ
壱王「ううむ、壱姫がよいならばよいが……しかし、出来るだけ早い返事を頼むぞ」
村娘「…………」コクコク
240:🎏 少女:2011/10/25(火) 21:13:44 ID:hPOCZiyTz6
壱王「して、魔王討伐についてだが」
壱王「連れていく兵の数は……」
魔者(…………!)
魔者「……陛下」
壱王「む、なんだ勇者よ?」
魔者「……そのことで、お話があるのですが──」
241:🎏 少女:2011/10/25(火) 21:15:29 ID:hPOCZiyTz6
今日はここまでで!
最近寒いですので、皆様風邪をひかれませんようノシ
そのうち壱姫と側近のスペックもあげようと思います!
242:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/25(火) 21:20:59 ID:8H6.ft1E.w
少女さんも体調崩さないように気を付けてくださいね
スペック楽しみにしてます!ノシ
243:🎏 少女:2011/10/26(水) 21:04:44 ID:SnP2cyRSbc
9時ですね!
>>242
ありがとうございます!
では先にスペックからいきますね!
244:🎏 少女:2011/10/26(水) 21:05:19 ID:SnP2cyRSbc
壱姫(15)
・壱国の姫。
・たしなむ程度の武術は一通り出来る。
・身長:148cm
・ひんぬーロリ子。
・くるくるツインテール。
・僕っ子。頭はいいが体が小さいので運動は不向き(あくまでも不向きなだけでやれば出来る)
245:🎏 少女:2011/10/26(水) 21:08:12 ID:nNpm8ZXgkM
側近(23)
・壱姫の側近。
・武術も剣術も何でもござれ。
・身長:182cm
・長身の割りに細身。
・横髪を伸ばしてる。後ろは短め。
・基本敬語。
246:🎏 少女:2011/10/26(水) 21:10:15 ID:nNpm8ZXgkM
では本編いきますよー!
247:🎏 少女:2011/10/26(水) 21:13:59 ID:nNpm8ZXgkM
***
壱国城、謁見室A〜回想〜
***
壱姫「とりあえず先にボクの話を聞いてもらってもいいかな」
魔者「おう」
壱姫「まあ、話っていうか相談だね」
壱姫「まず、こないだ君に話したボクの“事情”につき、旅に兵を連れていくのは反対なんだ」
248:🎏 少女:2011/10/26(水) 21:16:07 ID:SnP2cyRSbc
魔者「……というかまず、連れていくことが前提なのか?」
壱姫「当たり前じゃないか、魔王討伐に行くんだよ? しかも姫であるボクを連れてさ」
魔者「いや、だからこそ要らねーだろ」
壱姫「は? なんで?」
魔者「だってここの兵弱すぎんだもん」
壱姫「……そーなの?」
魔者「そーなの」
249:🎏 少女:2011/10/26(水) 21:17:45 ID:nNpm8ZXgkM
魔者「俺の頼みってのはそれだ、周辺の警備の強化と、警備する兵の強化」
壱姫「……それだけ?」
魔者「それだけって……あのなー結構重要な問題だぞ」
魔者「城内は安全かも知んねーが、城下は魔物が……」
壱姫「いや、それが大変な問題なのはわかるよ、これでも一国の姫なんだからさ」
250:🎏 少女:2011/10/26(水) 21:19:08 ID:SnP2cyRSbc
壱姫「そうじゃなくて、君が欲しいものはいいのかい?」
魔者「?」
壱姫「ほら例えば、お金とか土地とか地位とか……」
魔者「なんだそれくっだんね」
壱姫「えー……」
魔者「いらねえよ別に、俺はそういうもんに束縛される方がごめんだ」
壱姫「…………」
251:🎏 少女:2011/10/26(水) 21:27:21 ID:nNpm8ZXgkM
***
──壱姫「お金とか名誉とか?」
──村娘「……そうじゃないけど……」
──壱姫「そうだね、彼はあんまりそういうものには興味がなさそうだ」クス
***
壱姫(ボク見る目ありすぎ……ってかドンピシャすぎて自分で引くレベル)
252:🎏 少女:2011/10/26(水) 21:28:41 ID:nNpm8ZXgkM
今日はここまでで!\(^o^)/
また明日ノシ
よい夢をー(*´`)
253:🎏 少女:2011/10/27(木) 21:03:37 ID:WceLfe4OIg
9時ですねっ\(^o^)/
今から投下いきます!
254:🎏 少女:2011/10/27(木) 21:04:36 ID:WceLfe4OIg
壱姫「……じゃあ君が欲しいものってないの?」
魔者「……いや」
壱姫「なんだ、あるなら言ってごらんよ」
魔者「…………」
壱姫「ほらほら」
魔者「…………村娘の」
壱姫「は?」
魔者「……いや、やっぱいいや」ハア
255:🎏 少女:2011/10/27(木) 21:05:24 ID:CxrgMNh062
壱姫「……なーんだよォ、村娘ちゃんをくださいーってか?」ニヤー
魔者「は? ……あ……、いや、いやいやそうじゃねーよ!!」ガタッ
壱姫「美人だけど抜けてるよねー、そこがかわいいのかな?」ニヤニヤ
魔者「だからちが……っ、つーかなんでお前が村娘のこと知ってんだ!」
壱姫「だって会っちゃったからー」ニヤニヤ
256:🎏 少女:2011/10/27(木) 21:06:12 ID:WceLfe4OIg
魔者「なっ……いつどこで……っ、お前余計なこといってねーだろーな!?」
壱姫「えーわっかんないなー♪」ニヤニヤ
コンコン
側近「はい、どちらさまでしょうか?」
**『ご婚約者様をお連れいたしました』
側近「お通ししてください」
257:🎏 少女:2011/10/27(木) 21:07:06 ID:CxrgMNh062
ガチャリ
魔者「」
壱姫「あらあら、これは……」
村娘「…………?」
壱姫「大変お似合いですわ、そのドレス!」
側近「ええ、黒くてつやつやした髪によく映えていらっしゃいます」
壱姫「さあさお座りになってくださいませ」ニコニコ
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