白兎「アリス! 私達のアリス!」の番外編的なものでございまする
本編に入れたかったけどサイズオーバーにより断念したチェシャ猫の過去編等
本編の時ほどの更新率は無理ですが、放置するようなら直ぐ削除希望を出しますので、御了承ください
完全に蛇足と自負しておりますので
ひっそりと穏便にsage進行で行きたいと思いますので、どうかよろしくですm(_ _)m
213: 名無しさん@不思議の国:2011/10/12(水) 00:20:07 ID:uBvkOa71RM
男「ごち」
山鼠「ご馳走さま」
男「さぁて風呂ですよ奥さん
出来るだけ早くこっちの生活に慣れて貰わねえと」
山鼠「んー」
男「よし、脱げ」
山鼠「死ね」
男「反応が淡白かつ敏速かつエグい……あ」
山鼠「どした?」
男「お前の替えの服もねぇな」
山鼠「もっかいこれ着るよ」
男「洗濯すっから駄目ー」
山鼠「裸で居ろってのかよ」
男「天才かお前」ガタッ
山鼠「ねーよ」
214: 名無しさん@不思議の国:2011/10/12(水) 00:32:23 ID:saEChacEkQ
男「結局俺の服を着せた」
山鼠「…でかい」ブカブカ
男「手が袖から出ないっていうね。可愛っ!!」
山鼠「下も余ってるから歩き辛いんだけど」ズルズル
男「けつまずくなよ、明日までの辛抱だ」
山鼠「うん」
男「よし、寝よ!」
山鼠「うん!」
山鼠「じゃ、布団はいただく」
男「俺は?」
山鼠「隣の床」
男「ですよねー」
215: 名無しさん@不思議の国:2011/10/12(水) 00:51:15 ID:mLQbycA2bc
電気を消して、布団を掛けて
少女が寝付くのを見てから、ゆっくりと目を閉じました
夢を見ました。
不思議の国の何処かで、見た気がする風景の中
ふわふわと浮かんでいて
なにせ夢ですから、全てぼんやりとしています
ただその声は、その姿は、はっきりと耳に届いてきました
チェシャ「こーんばーんわ!」
男「…チェシャ?」
216: 名無しさん@不思議の国:2011/10/12(水) 00:55:26 ID:klZmCv3cl2
チェシャ「いやー会いたかった!
会いたかったよ男君!それはもう切実にね!」ニンマリ
男「お前ここは…」
チェシャ「君の夢の中」
男「…お前本当に凄いな」
チェシャ「…だいぶ、辛いけどねっ!」
チェシャ「うん、時間も無いから本題に行くよ」
男「なんか用があんの?」
チェシャ「なきゃ夢にまで出てきやしないよ」フリフリ
217: 名無しさん@不思議の国:2011/10/12(水) 01:01:28 ID:mLQbycA2bc
チェシャ「気づいてるかな、日付の事」
男「あぁ、やっぱりお前の仕業か」
チェシャ「まーね。少し時間を戻した所に君達を送り出させて貰った」
男「何の為に?」
チェシャ「白兎ちゃんを、救う為に」
男「…は!?」
チェシャ「君にしてもらうことは単純だ
その内、アリスを探しに白兎ちゃんが人間界に来る」
チェシャ「出来るだけ早く彼女を見つけて、不思議の国に送り返して欲しい」
男「うおぉ…超展開…」
218: 名無しさん@不思議の国:2011/10/12(水) 01:06:48 ID:6ATZQoPsn.
チェシャ「女王が亡くなるまでに白兎ちゃんが帰って来れれば…」
チェシャ「彼女はあそこまで絶望する事は無い」
男「……」
チェシャ「…そうだね恐らく、ハッピーエンドだ」
男「ハッピー…」
チェシャ「ボクじゃ間に合わなかったんだ
でも君ならできる。ボクは信じてる」
男「……お前がそう言うなら、出来るんじゃねーかな」
チェシャ「…そう言ってくれるとも、信じてたよ」ニンマリ
219: 名無しさん@不思議の国:2011/10/12(水) 01:13:16 ID:6ATZQoPsn.
男「…白兎が来るのはこの辺りなんだろ?」
チェシャ「うん、その筈だね」
男「……まって、良く考えたらさ
かつてこの時間を過ごしていた俺は何処にいるの?」
チェシャ「ん?」
男「タイムパラドックスとか、起こらないの?」
チェシャ「あぁ、かつてこの時間を過ごしていた君の存在は消したよ」フリフリ
男「ちょっと!!??」
チェシャ「そんで今の君を上書きした。問題は無い筈だよ」
男「…お前もう神様かなんかじゃね?」
チェシャ「だから、だいぶ辛いけどねって言ったでしょ?」フリフリ
220: 名無しさん@不思議の国:2011/10/12(水) 01:18:50 ID:uBvkOa71RM
チェシャ「…それじゃお別れだ。伝える事も伝えた」
チェシャ「もう夢に出てくる事も無いからね」
男「何時でも出てきてくれていいんだぞ?」
チェシャ「そうしたいのは山々なんだけど、如何せん疲れすぎるんだ」
チェシャ「感謝してるぜ男君、不思議の国を救ったのはある意味君だ」
男「俺本当に何もして無いんだけどね」
221: 名無しさん@不思議の国:2011/10/12(水) 01:27:54 ID:ltP/Ll0.T2
チェシャ「謙遜するなよ、人の好意は素直に受け取らなきゃ」
男「猫の好意はどうすればいいのよ」
チェシャ「もっと真摯に受け取ってくれたまえ」ニンマリ
男「そうする」
チェシャ「それじゃ男君。大好きだよ?」
男「…浮気はしないつもりなんで」
チェシャ「…うん、それでいい……って?」
男「でも、頭撫でてやる位しても、罰は当たんないと思うな」ナデナデ
チェシャ「……」
チェシャ「…誰かに触れられたのは、久しぶりだ」フリッ
男「忘れないからな」ナデナデ
チェシャ「うん。ボクはそれだけで幸せだよ」フッ
222: 名無しさん@不思議の国:2011/10/12(水) 01:40:36 ID:W2StYRlO7.
猫が消えたと同時に、目が覚めました
暖かいと思ったら、鼠の少女が自分にも布団を半分掛けてくれて居ました
不思議の国での旅は隣で眠る少女を始め、沢山の出会いが
恐らく全て良い方向へと、自分の人生を変えてくれました
ただ一つの心残りは、白兎の事
彼女を救う事が、自分の不思議の国への恩返し
男「あー」
男「うし、起きなきゃ」グッ
223: ◆AlicexxO96:2011/10/12(水) 01:55:48 ID:saEChacEkQ
うん、今日はここまでなんだ
グッバイチェシャ猫回です
恐らく出番はもう無いです
うん、ナデナデは良いものだ…
文章破綻しとります…深夜は頭回らんとです…お許しを
>>208
デケェ!!
ありがとうございます!!
>>209
来ました!何が来たかは知りませんが来ました!
>>210
うひふふ鳥肌ですか嬉しい御言葉っ!
期待に添えるよう、最後まで頑張ります
それでは、おやすみなさい
良い夢を
224: 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 17:53:33 ID:4i0OkmvnaE
チェシャぁ・・・
チェシャの過去編見た後のこれは反則
225: 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 19:12:15 ID:mps5kdEiFw
ホント過去編のあとのこの展開は反則…男がアリスを見つけられれば、女王様も死なないんだよね?
226: 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 19:23:52 ID:FRWIMxSgHI
チェシャは僕が幸せにしますから男さん頑張ってください
227: 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 19:40:43 ID:TeV8mY9wTg
>>225です。盛大に読み間違えましたorz
228: 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 20:49:05 ID:OTGYPq8VP.
すげぇ…
超展開がかみがかってる
チェシャ猫に再度萌えた
熱烈にC
229: 名無しさん@不思議の国:2011/10/13(木) 00:23:17 ID:GLlX6Te9R6
山鼠「……おはよ」
男「ん、おはよう
朝飯ちゃっちゃと食っといて」
山鼠「んー」
とりあえず昨日の夢も秘密
追々伝えていくつもりではありますが
男「今日はちょっと出掛けるから」
山鼠「…?」
男「今日バイトが入ってたのよ、バイト」
山鼠「俺もついてっていいもんなの?」
男「んー駄目だろうなー」
230: 名無しさん@不思議の国:2011/10/13(木) 00:30:00 ID:mLQbycA2bc
山鼠「…『ばいと』って何?」モグモグ
男「簡単に言えばお仕事だな、お仕事」
山鼠「仕事…?」モグモグ
男「んー、例えばだ。白兎がアリスを探しに行ってたろ?
あーいうのが、まぁ仕事だ」
山鼠「…っ」ピタッ
男「山鼠?」
山鼠「そ、それに、行くのか?」
男「2人分は金足りねーもん
流石に仕送りだけでやりくりできないからね」
山鼠「だ、だめだ! 行っちゃ駄目だぞ!」ガタタッ
男「なんでよ」
231: 名無しさん@不思議の国:2011/10/13(木) 00:43:13 ID:saEChacEkQ
山鼠「し、シロみたいにどっか行って帰って来なくなるんだろ!?
行くな!ぜってー行くな!!」
男「あー、違う違う
すぐ帰ってくるし、働き場所すぐそこだし」
山鼠「…本当だろうな」
男「よっぽど白兎の最期、キツかったんだな」
山鼠「…大事な奴があんなになんの…もう見たかねぇよ…」ウジウジ
男「うん、例えが悪かった。ごめんな」
こんな調子だから、夢の出来事を伝えたりしたら勝手な行動に出たりするかも知れませんし
白兎の事は、少し様子を見てから伝えて行くことにしました
232: 名無しさん@不思議の国:2011/10/13(木) 00:56:26 ID:mLQbycA2bc
仕方ないと言えば仕方ないのです
長年付き合ってきた親友の最期
視力を失って、絶望して、胸を拳銃で撃ち抜いて
鼠の少女はそれを止められなかったのです
自分は眠っていたから、そんな事は知らなかったけど
朝目覚めて初めて、白兎が死んだ事を知ったけど
眠る事が出来なかった鼠の少女は、その夜をどう過ごしたのでしょう
まだ幼い少女の心に、深い傷がしっかりと刻み込まれたに違いありません
118.09 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】