白兎「アリス! 私達のアリス!」の番外編的なものでございまする
本編に入れたかったけどサイズオーバーにより断念したチェシャ猫の過去編等
本編の時ほどの更新率は無理ですが、放置するようなら直ぐ削除希望を出しますので、御了承ください
完全に蛇足と自負しておりますので
ひっそりと穏便にsage進行で行きたいと思いますので、どうかよろしくですm(_ _)m
187: 名無しさん@不思議の国:2011/10/7(金) 23:09:35 ID:ltP/Ll0.T2
鷹「ちょ、ちょうど良かった!アリスが!」
女王「えぇ、そうね。アリスが帰ってきたわ」
鷹「その、俺!白兎がさ!」
女王「白兎ちゃん?
あぁ、あなたが白兎ちゃんの言っていた…鷹君?」
鷹「あ、う、うん!」
女王「そう。えぇ、アリスが帰って来たのは知ってるわ」
女王「でも今どこにいるか分からないと私達も会いに行けないから…」
鷹「すぐそこの森!」
女王「……森?」
鷹「アリスは、そこにいるから!」
女王「まぁ…」
188: 名無しさん@不思議の国:2011/10/7(金) 23:26:06 ID:klZmCv3cl2
女王「どうして…」
鷹「…白兎が、会いたがってたから」
女王「……」
女王「……白兎ちゃんね、今すっごい落ち込んでるの」
鷹「え…?」
女王「あの子が人間界からアリスを連れて来たのに、気付かずに城に帰って来ちゃってね…」
女王「私の馬鹿ーって、ベッドで脚をバタバタさせてたわ」クスッ
鷹「は、はぁ…」
女王「喜んでくれると思うわ
ありがとうね、探してくれて」
鷹「う、うん!」
189: 名無しさん@不思議の国:2011/10/8(土) 00:01:20 ID:u.qZdwGW4Q
鷹「あ、出来たらさ…」
女王「なぁに?」
鷹「白兎に、俺の名前、出さないで欲しいな」
女王「…分かりました
あなたがそう言うんなら」
鷹「ありがと! 正確には森のそばの丘にいるから!」バサッ
女王「あら…行っちゃった」
女王「…じゃ、私達も行きましょうか」スッ
190: 名無しさん@不思議の国:2011/10/8(土) 00:10:21 ID:GLlX6Te9R6
最後の最後に変な意地が出てしまいましたが
白兎が幸せなら、よしとしましょう
彼女はアリスに出会えたでしょうか
アリスは約束通り、白兎を待っててくれたでしょうか
彼女は、幸せでしょうか
これは不思議の国に住む、一羽の少年のお話
一羽の少年が見た、懐かしい夢のお話でした
191: 名無しさん@不思議の国:2011/10/8(土) 00:16:06 ID:6ATZQoPsn.
鷹「……あぁ」
あのお花畑で最後に喧嘩した時から
二人の時間は止まってしまっている
会いに行こう、大好きな大好きな兎の少女に
積もる話も、伝えたい気持ちも
数え切れない位沢山ある
会いに行こう、大好きな大好きな兎の少女に
額のゴーグルをずり下ろして、翼を広げる
鷹「……」バサッ
少女はもう、この世界にはいない
その事を、少年はまだ知らない
〜fin〜
192: ◆AlicexxO96:2011/10/8(土) 00:21:54 ID:6ATZQoPsn.
鷹君奮闘記はこれにておしまいです
最後は今までで一番後味悪くなりましたが
まぁ、全てがハッピーエンドではありません
こういう終わり方もしてみたかったという、1の我が儘も少しあります
ご了承を
何より文章がだいぶ破綻してる気がするよーウガー…
色々と申し訳ないです…
次は山鼠ちゃんと男君編です
これが最後。
最後までお付き合いいただけたら幸いです
193: ◆AlicexxO96:2011/10/8(土) 00:30:41 ID:klZmCv3cl2
>>175
はい、寝落ちです!www
>>176
支援ありがとうございます!
>>184
その解釈で構いませんw
ふむ、こんな終わり方ですか、やっぱりお気に召しませんかねー…
後悔などはしていませんが
>>185
ありがとうございます!
いやー、所詮番外編ですし上げるのも迷惑かなーと!
それでは、皆様おやすみなさい
良い夢を
194: 名無しさん@読者の声:2011/10/8(土) 19:35:03 ID:xi0PGfvP.2
鷹君やめろ・・・もうシロちゃんは・・・(´;ω;`)ブワッ
こういう終わり方もいいよ好きだよ
山鼠ちゃん期待
195: 鷹リクの鷲さん:2011/10/9(日) 21:14:32 ID:G5WKvPJIR6
鷹くんヤバイマジせつねぇwww
あとめっちゃきになったんだけどお城の可愛らしいメイドさんいますやんクマーの次位に好きなんだけどあの人なにを献上したんだっけ?
196: 名無しさん@読者の声:2011/10/10(月) 11:30:51 ID:eKKdJuU0ww
こういう終わり方好き
鳥肌止まんない!
ガチ泣きするかと思った…
197: 名無しさん@読者の声:2011/10/10(月) 11:39:18 ID:TmLelNOaS.
まだかなまなかなー
198: 名無しさん@読者の声:2011/10/10(月) 12:07:26 ID:ShKISPIdpE
つC
199: 名無しさん@不思議の国:2011/10/10(月) 20:14:51 ID:ltP/Ll0.T2
思えば全て夢のようでした
生きる事が嫌で嫌で、この世界の全てが見飽きて
どうしようも無いから井戸に身を投げた
身を投げた筈だったのに
あそこは素敵過ぎました
全てに飽きたはずだったのに、最後の最後まで生きてしまった
それが決して夢じゃ無い事は確かです
それを証明してくれる存在が、目の前に居るもの
それはそれは気持ちよさそうに、寝息をたてているもの
200: 名無しさん@不思議の国:2011/10/10(月) 20:33:26 ID:GLlX6Te9R6
男「……」ペラッ
男「えー、誰かがこの紙を見る時は、私男は恐らくこの世界にはいないでしょー(棒)」
男「生きる事に疲れました。今まで育ててくれた父、母には本当に感謝して(棒)」
男「馬ーー鹿ーー」ビリビリ
迷って迷って、2日3日かけて書き綴った遺書
机の上に置いたままだったので試しに読んでみましたが
男「ひー、阿呆らしー」ビリッ
最後まで読み終える前に、散り散りに破ってしまいました
201: 名無しさん@不思議の国:2011/10/10(月) 20:52:45 ID:mLQbycA2bc
山鼠「……ん」
男「…!」
山鼠「……ぅ?」ピクッ
男「…おはよう」
山鼠「……おはよ」
鼠の少女お目覚めです
心の底からの安堵
かれこれ3日は眠り続けていて
そろそろ病院に連れて行くべきか迷っていた所でしたから
山鼠「……ここ」キョロ
男「俺の家」
山鼠「………」
山鼠「…はぁっ!?」
202: 名無しさん@不思議の国:2011/10/10(月) 20:57:48 ID:klZmCv3cl2
とりあえず全部話してあげる事にしました
自分がなぜ不思議の国に来たか
そして鼠の少女が倒れてから、何があった
それはもう長々と
山鼠「……」ポリポリ
男「…という訳です」
山鼠「…で、ここ何処」
男「もういいです」
203: 名無しさん@不思議の国:2011/10/10(月) 21:06:12 ID:W2StYRlO7.
男「うんでも良かった。山鼠が目覚ましてくれて」
山鼠「…もうちょっと位寝させてくれても、罰当たんねーと思うけど」
男「そのまま永眠されても困るし」
山鼠「してたまるか」
男「寝たいだけ寝な、腹減ったら起きてこい」
山鼠「ん、おやすみ」
男「ばんざーい!!」バッ
山鼠「うるせえよ」
男「喜びの紙吹雪だ。うるさいとか言うな」
山鼠「……この紙なんか書いてる」
男「それ俺の遺書だったから」
山鼠「縁起悪ぃもん撒くな馬鹿!」
204: 名無しさん@不思議の国:2011/10/10(月) 21:25:54 ID:GYH9D2.JxU
山鼠「…お前の家って事はさ」ゴロン
男「うん」
山鼠「この布団も…か」
男「うん」
山鼠「……」クンクン
男「おいやめろ」
山鼠「…男の匂いがする」
男「…まぁお前の布団も買ってやるからちょっと我慢しろよ」
山鼠「…や、俺これでいい」ギュー
男「」ズキュン
男「ちょっとお邪魔しますね」
山鼠「入ってくんな」ケリッ
205: 名無しさん@不思議の国:2011/10/10(月) 22:43:17 ID:klZmCv3cl2
男「何か、食べたいものあるか」
山鼠「なんでも…いいよ…」スゥ
男「はいよ」
男「…あれ」カタッ
久しぶりに見た、少し銀色の剥げたデジタル式置き時計
違和感。
男「…日にち」
男「進んでなくね…?」
これから始まるのは、ハッピーエンド
一人の少年と一匹の少女が紡ぐ
このお話の、不思議の国の、ハッピーエンド
206: ◆AlicexxO96:2011/10/10(月) 23:03:39 ID:GYH9D2.JxU
こんばんは1です
もう最後ですし上げていきます
あやや本当に申し訳ない。見事に間が開いてしまったー!
今週中には終わる見通しです
いやー山鼠ちゃんと男君を書くのは書き溜めなくても楽です!
5レスしか進んでませんけどw
118.09 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】