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チェシャ「リメンバー・アリス」
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1: ◆AlicexxO96:2011/9/11(日) 00:07:28 ID:EXtZ5v8wjc
白兎「アリス! 私達のアリス!」の番外編的なものでございまする

本編に入れたかったけどサイズオーバーにより断念したチェシャ猫の過去編等

本編の時ほどの更新率は無理ですが、放置するようなら直ぐ削除希望を出しますので、御了承ください

完全に蛇足と自負しておりますので
ひっそりと穏便にsage進行で行きたいと思いますので、どうかよろしくですm(_ _)m


120: ◆AlicexxO96:2011/9/25(日) 21:12:32 ID:XXyIM9TlNE
>>116
ついにあの白兎ちゃんがベールを脱ぎますよ…!
無駄にハードルあげてますよ…!w

>>117
実質物語上のヒロインも山鼠ちゃんでしたしね
タイトルだけは陽の目を浴びれている白兎ちゃんです

>>118
鷹君結構悪い子風に書いたつもりでしたけどねーw
主人公撃ち殺されたの見てざまぁみろとか言ったり
あ、リクエストありがとうございました!テンポは悪いですが最後まで頑張りますんでっ

>>119
支援おおきにです!
チェシャは相変わらず愛されてます!羨ましいっ
121: 名無しさん@読者の声:2011/9/25(日) 22:54:33 ID:GCS/FxHpsY
「白兎ちゃんが」「脱ぐ」って見えてワッフルしかけたけど比喩か…
122: 名無しさん@不思議の国:2011/9/25(日) 23:51:24 ID:XXyIM9TlNE
兎の少女は色とりどりの花に埋もれ、眠っていました

周りには散らばった花びらの無いマーガレットの花達が

アリスを思う数だけ、散らばっていました

白兎「……」スゥスゥ

白兎「…ア…」

白兎「…リスゥ…」

心地良い風が、花畑を吹き抜けて行きます
123: 名無しさん@不思議の国:2011/9/26(月) 00:19:11 ID:yQM7sYVCM6
鷹の少年は戸惑いました

自分が花畑に立ってもいいのかと

そこにはまるで天使のような少女が眠っていました

真っ白な姿、愛らしい寝顔
少年には少なくとも天使のように見えました

鷹「う…へぇ…」

こんな汚らしい格好の自分が、こんな綺麗な女の子の傍に立つことすら

少年には罪な事のような気がしました
124: 名無しさん@不思議の国:2011/9/26(月) 00:43:10 ID:yQM7sYVCM6
鷹「…うん、さっさと花摘んで帰ろ…」ボソ

白兎「…ん…う?」ムクッ

鷹「」ビクッ

白兎「…えと、えと?」

鷹「ああああれおこしちゃった??
いややや別にんなつもりなかったんだけどさ」アセアセ

白兎「え…と?
あ、私もしかして寝てました?」

鷹「へっ?あ、うん!寝てました!はい!」

白兎「…そでしたか
あは、いやぁちょっと疲れてるんですかね?」

白兎「もう帰らなきゃ
あ、起こしてくれてありがとうございました!」ニコッ

鷹「ふぁいっ!?」キューン
125: 名無しさん@不思議の国:2011/9/26(月) 00:53:21 ID:LKWhokV37M
白兎「あんまり遅いと女王様に叱られますんで
それじゃあ鳥さん」ペコッ

鷹「あ…その…まっ!またな!」

白兎「…?」キョト

白兎「…あ、はい!また!」タッタッ

鷹「…へ…へ…」

この胸の高鳴りは何でしょう

まぁ、言うまでもありませんでしょうけど

気持ちが舞い上がった鷹の少年は

体をも舞い上げ、凄い速さで住処に飛んで帰りました
126: 名無しさん@不思議の国:2011/9/26(月) 01:04:18 ID:49xkdw3Uyk
弟「兄ちゃんお帰り!」

鷹「おうただいま!」

弟「兄ちゃんなんか嬉しそう!」

鷹「そうかぁ?別にんな事ねぇけど」

弟「兄ちゃんお花は!?」

鷹「お花?」

弟「きれいなお花!」

鷹「いやぁ、俺今日花なんかよりもずっと綺麗な物見つけちまった」

弟「よく分かんないけどお花は?」

鷹「あ、うん完全に忘れてた」

弟「……」
127: 名無しさん@不思議の国:2011/9/26(月) 01:13:41 ID:XXyIM9TlNE
鷹「また…また会える…かなぁ」

弟「兄ちゃん?」

別れ際にしたあの言葉は

「また会おうね」って、そういう意味ですから

きっとすぐにまた会える、はず

密かにそう願いながら、鷹の少年はまたゴーグルを

ぐっと右手で額までずり上げました
128: ◆AlicexxO96:2011/9/26(月) 01:20:14 ID:Nl1BkT2ffc
短いですが今日はここまで、なんだけれども

むむ…自分今までこういう話書いた事無かったので、だいぶこの話は雑になると思います

というか、もうなってるかと思いますw

四位!!しつこく残り続けていますw

こんなsage進行の蛇足スレを見ていただけるだけでもありがたいのに
投票までしていただいて本当に嬉しい限りです

これからもどうかよろしくお願いします!

それじゃあ皆様良い夢を
おやすみなさい!
129: 名無しさん@読者の声:2011/9/26(月) 01:27:33 ID:ORGaFaQ3qo
この調子で続けてほしい!おやすみノシノシ

130: 名無しさん@読者の声:2011/9/26(月) 18:21:35 ID:gvrCGm2xHk
4位おめでとう!支援支援!!
1は名鑑申請しないんですか?
というかしてほしいな・・・なんて
131: 名無しさん@不思議の国:2011/9/26(月) 22:05:43 ID:.P9Ds9FMzQ
案外その日はすぐにやって来ました

弟達に今日こそは花を見せてやる、と約束して

内心またいるんじゃないか、という淡い期待と共に花畑に向かったのです

鷹「……!」ビクッ

半ば諦めぎめとは言え、会うつもりで来たのに

実際に居るとなると
何というか、もの凄く緊張してしまいました

白兎「…あ!こんにちは鳥さん!またお会いしましたね!」

今日は向こうから、声をかけてきました
132: 名無しさん@不思議の国:2011/9/26(月) 23:05:20 ID:49xkdw3Uyk
鷹「…そ、そのっ」

白兎「はい?」

鷹「鷹!」

白兎「…たか?」

鷹「俺の、俺の名前!鷹ってんだ、けど…」

白兎「鷹さん、ですか
あ、自分は白兎。白兎と申します!」

鷹「し、ろ兎…」

白兎「はいっ!」ニコッ

鷹「……」ビクッ

何なのでしょう

この少女の笑顔を見る度に、背筋に走る電気のような感覚は

昨日から覚えのある胸の高鳴りは

それらは鷹の少年を、優しく優しく狂わせていきました
133: 名無しさん@不思議の国:2011/9/26(月) 23:25:06 ID:Nl1BkT2ffc
鷹「その…何やってんの? こんな所でさ」

白兎「え?えへへ、門限までまだ時間がありますから、少し花占いを」

鷹「花、占い…?」

白兎「花占い、知りませんか?
こう、お花を摘んでですね」ビッ

白兎「花びらを一枚ずつ抜いていくんです」

白兎「好き 嫌い 好き 嫌い、って」ピッピッ

鷹「へぇ…なんか、よく分かんねえけど…」

白兎「まぁ、男の子には理解できないかもですよね…あは」
134: 名無しさん@不思議の国:2011/9/26(月) 23:51:54 ID:Nl1BkT2ffc
白兎「そういう鷹さんは、どうしてここに?」

鷹「俺?……あ、花」

白兎「花?」

鷹「その、花摘みに来たんだ」

鷹の少年は兎の少女と
少しの間でしたけど同じ時を過ごしました

鷹の話にも兎は興味津々でその長い耳を傾けてくれていました

楽しい時間はすぐに過ぎ去っていくもので、気付けばもう夕暮れ

少女は帰る支度を始めました
135: 名無しさん@不思議の国:2011/9/27(火) 00:10:29 ID:LKWhokV37M
鷹「も、もう帰んの?」

白兎「はい!女王様が心配しちゃいますから」

鷹「…な、前も言ってたその女王様ってさ…」

白兎「そですよ!我らがハートの女王様です!」

鷹「え…と、知り合いか何か…?」

白兎「女王様ですか?
お母さんみたいなものだと、思ってますけど…」

鷹「…うへ…」

少年は凄い子を好きになってしまいましたようです
136: 名無しさん@不思議の国:2011/9/27(火) 00:19:18 ID:3aE7tu1jnQ
白兎「という訳で!また!」ブンブン

鷹「え?…あ…あぁ!またな!」

また会おうね、と

残念だけど今日はここでお別れ

気を取り直して、今日こそは忘れずに

弟達の為、そこらの花々を引っこ抜いて

ゴーグルを下ろし、地面を蹴っ飛ばします

137: 13:2011/9/27(火) 00:30:41 ID:qHYZT.3cXU
鷹くんが今からどうやって嫌われるか楽しみすぎる(〃ω〃)
楽しみにしてますつCCCCCC
138: 名無しさん@不思議の国:2011/9/27(火) 07:11:51 ID:3aE7tu1jnQ
兎の少女に教えて貰った花占い

試しに一枚の花びらをつまんで

鷹「好き 嫌い 好き 嫌い…と」ピッピッ

鷹「あり…?」

鷹「……もう一本」ポイッ



弟「兄ちゃんお帰り!」

鷹「おうただいま」

弟「お花!」

鷹「ほれ!」

弟「…結構地味だね兄ちゃん?」

鷹「花びら全部抜いたしなぁ」

弟「なんで!?」
139: 名無しさん@読者の声:2011/9/28(水) 20:46:41 ID:uBwTrONEwQ
弟君たちがお花を見える日はくるのか...
C
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