少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
85:🎏 名無しさん:2011/6/11(土) 23:21:23 ID:ayxDgaoNKQ
山鼠「……寝っ転がって目ェ閉じてたら
ある程度体力は戻んだよ」
帽子「でも、眠れない」
山鼠「ッ……」
白兎「アリスが帰って来るか
それこそ死ぬまで、永久の眠りにつくまでは」
白兎「山鼠ちゃんは眠れないんですよ」
男「……アリスが帰ってくれば、献上した物は返ってくるんだ?」
白兎「……実際の所は分かりません
前例がありませんから」
男「じゃ、なんで」
白兎「女王様がそう言ってましたから……」
男「……」
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