少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
649: 名無しさん@読者の声:2011/8/5(金) 23:19:33 ID:PJNU6MCRko
乙
お大事に
650: 名無しさん@読者の声:2011/8/6(土) 00:34:29 ID:VS8cFNour2
無理しないで!体が一番大切よ
そして男うらやましいぞ
651: 名無しさん@読者の声:2011/8/6(土) 00:39:38 ID:m4ibS5ZXKw
お体には気をつけて
652: 名無しさん@読者の声:2011/8/6(土) 01:09:28 ID:MK0ki0VFX2
無理せず、自分のペースで書いて下さいね。
健康が一番ですからね!
653: 名無しさん@読者の声:2011/8/6(土) 20:55:27 ID:t8B/YP27.w
初書き込みを1に差し上げよう! つC
654: 名無しさん@不思議の国:2011/8/6(土) 23:22:59 ID:R0seOgtGOQ
ビル「お茶を、お持ちしましたよ」
女王「…えぇ、ありがとう」
ビル「…魔法を使うのはお止め下さい。無駄な体力を消費しますよ」
女王「無駄じゃ無いわ
白兎ちゃんを見守らなきゃ。この国の住人の大事な一人ですもの」
ビル「…少しでも長く、白兎にはアリスを捜索してもらいます
彼女なら上手くやりますよ」
女王「…そう、かしらね
お茶、いただける?」
ビル「……」スッ
655: 名無しさん@読者の声:2011/8/6(土) 23:29:37 ID:Guo50azY9o
女王「…うん、ふふ…」
ビル「…?」
女王「やっぱりあなたが持ってくるお茶はいつも温いわ…」
ビル「…申し訳ありません
自分が体温など献上しなければ」
女王「あら、アリスへの献上よ
誇りに思うべきだわ
昨日山鼠ちゃんがいっていたようにね」
女王「それに、温いお茶も好きよ?甘くて優しくて、とろけてしまいそうだもの」
ビル「……」
女王「大丈夫、魔法はもう使わないわ」
女王「信じてみることにしましょう、白兎ちゃんを」
656: 名無しさん@不思議の国:2011/8/6(土) 23:38:23 ID:FAT/SEDfLU
ビル「御理解いただけて何よりです」
女王「えぇ、忠告ありがとう」
女王「分かっているつもりよ
今回の捜索が、不思議の国の運命を左右する事くらい」
ビル「…えぇ」
女王「…失敗すればもうどうしようもない
希望も何も無く、消えゆくのを待つだけ」
女王「この国はまるでハンプティ・ダンプティ」
ビル「……」
女王「それでも私は白兎ちゃんが心配なの」
女王「だって私はその国の女王なんだもの」
657: 名無しさん@不思議の国:2011/8/6(土) 23:47:50 ID:iNLuW6B7Vg
ビル「…その気持ちを、誰一人責める者はいませんよ」
女王「ありがとう。でも、確かに体力の温存が先ね」
女王「下がっていいわ
お昼寝でもしてますから」
ビル「…おやすみなさいませ」スッ
女王「…多分、ビルにはバレてるのでしょうね」
女王「この調子じゃもって後一日…」
女王「アリス…」
658: 名無しさん@読者の声:2011/8/7(日) 00:28:33 ID:uv/VVvGb2Y
C
659: 名無しさん@不思議の国:2011/8/7(日) 11:28:13 ID:kKLv8s9J86
男「何処へ行くったって特にアテもないよね」
山鼠「まぁな」
男「暇だけど歩くのは嫌だね」
山鼠「色々と駄目な発言だな」
男「城の周りの薔薇園迷路でかくれんぼでもする?」
山鼠「却下で」
メイド「あのぅ…」コソコソ
男「あん?」
メイド「ヒイッ!」ビクッ
山鼠「ビビられすぎだろお前」
男「あ、昨夜のメイドさん」
メイド「その、あの…朝ご飯がっ、出来ておりますが…」
660: 名無しさん@不思議の国:2011/8/7(日) 11:36:00 ID:K4ESg4cJk.
男「朝ご飯?」
メイド「は、はい!」
山鼠「ふぅん」
男「了解了解」
メイド「で、では失礼しま…」
男「えっと、場所が分からんのだけど…」
メイド「ひぇ…」
男「案内してくんない?」
メイド「…あうぅ」ビクビク
661: 名無しさん@不思議の国:2011/8/7(日) 12:01:56 ID:0JTMROl5ps
男「ねぇメイドさん」
メイド「は、はい」
男「ここの人達の娯楽って何があるの?」
メイド「娯楽、ですか?」
メイド「それは勿論女王様に仕えてること自体が!
特に女王様の笑顔を見れた日なんかは私めはそれはそれは他のどんな娯楽にも勝る至福の心持ちで…!」
男「いやそういうのはいいから」
メイド「ふぇ…」
662: 名無しさん@読者の声:2011/8/7(日) 18:58:31 ID:mU2kqLTL3A
もう大丈夫なの?
結構なハイペースだから無理しないでねC
あといまさら気づいたけど名前www
663: 名無しさん@不思議の国:2011/8/7(日) 22:06:40 ID:kKLv8s9J86
男「ごっそさん」ケプッ
メイド「あ、お皿持っていきますね」スタコラ
山鼠「さて」
男「結局楽しめそうなものは、この城には無いみたいで」
山鼠「いいよもう。
今までずっと歩いて来たんだ
今日くらい、ゆっくりしてようぜ」
男「何処に行こうかって言ったのお前じゃねぇの」
山鼠「お前が居るんなら何処でもいいさ」
男「お、イケメン発言」
山鼠「お前のそういう鈍感な所が大っ嫌いだ」
664: 名無しさん@不思議の国:2011/8/7(日) 22:22:16 ID:eDhl4PA.B6
男「洋風庭園?」
メイド「は、はい…迷路の薔薇が塀を超えてはえてきたので整えて庭園にしているんです…」
男「へー」
メイド「ゆっくりなさるならお勧めの場所かと…」
男「どうよ」
山鼠「いいんじゃね」
メイド「そ、それでは案内しますね!」
665: 名無しさん@不思議の国:2011/8/7(日) 22:43:02 ID:Guo50azY9o
庭園に置かれたベンチに腰掛け
二人共、特に何をするつもりはありませんでした
高い塀を越えて薔薇を縫い、零れる暖かい陽の光が
それを遮る大きな日傘が落とす影の涼しさが
トランプの庭師がたてる気持ちのいい切断音が
その全てが夢のように心地良く、眠りへと誘いました
勿論一人は未だ眠る事を許されては居ませんが
今更二人に語る言葉はありません
今はただこの白昼夢のような空間にずっと居られることを望んでいました
そして、夜が来ました
666: 名無しさん@不思議の国:2011/8/7(日) 23:06:27 ID:YROlhhOGxU
男「……ん」
山鼠「起きたか?」
男「…寒っ」
山鼠「今風邪ひいちゃ洒落になんねーぞ」
男「何時間寝てたんだろ」
山鼠「ほぼ一日中だな。流石に暇だったわ」
男「いやぁ、つい気持ちが良くて」
山鼠「……はは」
山鼠「…勿体ねぇ生き方してんなぁ俺」
男「こういう日も人生には必要なんだろ」
山鼠「そんなもんか」
男「そう思わなきゃやってらんねぇよ
部屋に帰るぞ」
山鼠「うん!」
667: 名無しさん@不思議の国:2011/8/7(日) 23:32:57 ID:eDhl4PA.B6
夕食をとり、部屋に戻って就寝
驚く程何も無く、あっと言う間に1日は過ぎて行きました
気づいているのは女王、蜥蜴のビル、チェシャ猫、鼠のお婆さんくらいでしょうか
あとは何も知らないまま、いつものように眠りにつき
いつものように目覚めるのでしょう
明日、不思議の国で起こるであろう事
女王の死。
668: ◆AlicexxO96:2011/8/7(日) 23:41:44 ID:0JTMROl5ps
左肩が痛くて息がしづらい1です
超痛いですw
今週中には終わらします。出来れば最後までのんびりお付き合いください
>>640
頑張りますよ!超頑張ります!
>>641
はい、終盤です
ここまで漕ぎ着けた事が奇跡ですw
最後まで頑張ります
>>642
支援ありがとうございます!
>>645
更新量少なくて申し訳ないです…
支援ありがとうございます
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