少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
343: 名無しさん:2011/7/3(日) 22:25:20 ID:WeYS042/lU
男「っと」
山鼠「大丈夫か?」
男「山鼠に心配されちゃ世話無いが
結構広いなこの洞窟」
山鼠「そりゃあいつが住んでるからな」
男「体の大きさだけは立派だったなドラゴンは」
白兎「……げ」ピョコン
山鼠「シロ?」
白兎「…鷹の奴です…」
山鼠「…面倒くせぇ」
男「お」
バサッ
344: 名無しさん:2011/7/3(日) 22:42:35 ID:WeYS042/lU
鷹「なんだ、白兎じゃん」
鷹「アリスを捜しに行ったんじゃなかったのかよ?」
白兎「…帰ってきたんですよ」
白兎「鬱陶しいからどっかいって下さい…」
鷹「っ…なんだよ、冷てぇなぁ…」
颯爽と空から舞い降りて来たのは『鷹』と呼ばれた、ゴーグルをつけた短髪の少年
普通と違うのは、その背中に生えた大きな翼くらい
345: 名無しさん:2011/7/3(日) 22:46:23 ID:IvjfUba.8M
鷹「何やってんだよ、こんな所でさ?」
山鼠「何やってようが関係ねぇだろお前には」
鷹「あぁ?お前にゃ聞いてねーよ
弟達の餌にすんぞ山鼠」
山鼠「毎度毎度良い度胸じゃねぇか。
ちょうどいいぜ、羽毛布団が欲しかったんだよ」
白兎「山鼠ちゃんも相手しないでいいですから」
白兎「早くどっかいって下さいよ」
346: 名無しさん:2011/7/3(日) 22:52:13 ID:SBxlnoh5O6
鷹「そ、そんな邪険にしなくたっていいじゃん!」
白兎「あなたには関係ないでしょ」
白兎「ただ洗濯しに来ただけですから」フイッ
鷹「そ…じゃ、じゃあ俺も手伝ってやろうか!?」
山鼠「しね」
白兎「本気で拒否します」
男「……」
347: 名無しさん:2011/7/3(日) 22:56:08 ID:zY8aT7nkmQ
鷹「うぐ…」
白兎「じゃ、私達は向こうで」スタスタ
山鼠「絶対に、覗きに来るんじゃねぇぞ」スタスタ
男「そうだぞ、覗きなんて最低で卑怯な行いだからな」スタスタ
山鼠「おめぇも向こうだろうが」ゲシッ
男「ンギモッヂィィ!」
白兎「男さん、終わりましたら先程の洞穴に集合で」
男「了解了解、後でな」
鷹「……」
348: 名無しさん:2011/7/4(月) 21:46:34 ID:1e0RqNmnOw
男「…さて」
鷹「……」
男「さっきからガン飛ばしてきてるけど何?」
鷹「……お前何だよ」
男「人間」
鷹「…ただの人間が何で白兎とかと一緒にいんだよ」
男「いちゃ駄目かよ」
鷹「……駄、目だ」
男「なんで」
鷹「お、俺が駄目っつったら駄目なの!!」
男「……うっわ」
男「……面倒なのと絡んでる気がする」
349: 名無しさん:2011/7/4(月) 22:19:28 ID:1e0RqNmnOw
鷹「どういう…」
鷹「どういう関係なんだよ」
男「あぁ?」
鷹「ほら!さっきの山鼠とか!」
鷹「…あと、白兎とか…」ボソ
男「聞こえねぇよ
おら、俺の裸が見たくなけりゃ余所行け」ヌギヌギ
鷹「うぉ!いきなり脱ぎ出すな変態かよ!」
男「変態という名の紳士だよ」ヌギヌギ
350: 名無しさん:2011/7/4(月) 22:23:42 ID:sqMBjNDvfQ
山鼠ちゃんの全裸ハァハァ
351: 名無しさん:2011/7/4(月) 22:25:34 ID:ygz4Qengjc
鷹www
小学生かよwww
352: 名無しさん:2011/7/4(月) 22:26:32 ID:WeYS042/lU
男「うわ、汚ねぇ…
森の中で転がり回ったからか」
鷹「なぁ…」
男「何」ゴシゴシ
鷹「質問、答えろよ」
男「何」ゴシゴシ
鷹「お前とあいつらの関係だよ!」
男「……」ピタッ
鷹「……!」
男「俺の嫁だ」
鷹「…な」
鷹「な!!??」
男「嘘に決まってんじゃん」ゴシゴシ
鷹「な〜〜!!」
353: 名無しさん:2011/7/4(月) 22:49:16 ID:WeYS042/lU
男「あれか」
鷹「は?」
男「白兎に惚の字か」
鷹「うぐ!!??」
男「わっかりやすっ」
鷹「山鼠か!山鼠がチクったのか!?」グイグイ
男「離せよ。乳首ーム撃つぞ」
鷹「何だよ乳首ームってよ!!」グイグイ
354: 名無しさん:2011/7/4(月) 23:02:27 ID:jox2lqGdgw
男「あいつらとの関係ー?」ゴシゴシ
鷹「……」
男「……旅の同行者?」ゴシゴシ
鷹「それだけ?」
男「うん」
鷹「…本当か?」
男「疑り深い奴。
大体自己紹介は自分からするもんだろ」
鷹「……」
白兎「……」チャプチャプ
山鼠「…災難だな、あれに会うとか」
白兎「…本当に面倒ですよ」イライラ
355: 名無しさん:2011/7/4(月) 23:17:37 ID:WeYS042/lU
山鼠「男に押し付けて大丈夫なのか?」
白兎「う…」チャプ
白兎「…男さんには悪い事しました」
白兎「……もとは鷹が原因ですけど」バサッバサッ
山鼠「……シロ、俺に水かかってる」
356: 名無しさん:2011/7/5(火) 20:35:56 ID:vESC6xgQx.
鷹、何か好きだw
支援w
357: ◆AlicexxO96:2011/7/5(火) 23:18:59 ID:1e0RqNmnOw
>>350
へ、変t……あれ、デジャヴ?
>>351
精神年齢は小学生でございますねはい!
>>356
おや、鷹君ファンとは珍しい
本日の地震怖かった…
今日ものんびり初めていきましょっか!
358: 名無しさん:2011/7/5(火) 23:24:58 ID:IjDuDJDKyo
白兎「あ、ご、ごめんね!」
山鼠「いや、今から洗うしいいけど」ヌギヌギ
白兎「……」
山鼠「……なんだよ?」
白兎「えへへ、成長してないなと思いまして」
山鼠「…胸のことなら、シロをぶん殴るかも知れない」
白兎「う…」ギクッ
山鼠「…友情崩壊の危機だなこりゃ」ゴゴゴ
359: 名無しさん:2011/7/6(水) 00:08:53 ID:jox2lqGdgw
山鼠「シロだってまな板の癖に良く言うぜ」
白兎「……あ」
山鼠「あ?」
白兎「雨雲ができてる音が聞こえます」
山鼠「ってことは何?」
白兎「雨、降りそうです」
山鼠「…面倒だな」
白兎「…どうしましょう。一旦洞穴に戻りましょうか」
山鼠「男は?」
白兎「う…鷹、居ますもん…」
白兎「…洞穴に集合と伝えてますし」
山鼠「…そ」
360: 名無しさん:2011/7/6(水) 00:10:10 ID:SBxlnoh5O6
男「鷹君ね。『聴力』を献上してると」
鷹「そう、俺にはこの目があるからな!
不思議の国で一番目が良い自信がある!」
男「白兎の真逆か」
鷹「な!ち、違うからな!」
鷹「別に俺が白兎の目の代わりになってやろうとかそういう考えじゃ…!」
男「勝手にボロ出した上に
その理由がそこはかとなく気持ち悪いな」
361: 名無しさん:2011/7/6(水) 00:11:38 ID:zY8aT7nkmQ
鷹「て、めぇは!」
男「あん?」
鷹「てめぇは何を献上したんだって聞いてんだ!」
男「……」
鷹「言えよ!俺は言ったんだから!」
男「…まだ知らん」
鷹「……はぁ!?」
362: 名無しさん:2011/7/6(水) 00:14:38 ID:WeYS042/lU
鷹「意味わかんねぇよお前!」
男「何その逆ギレ
馬鹿なの?」
鷹「キレてねーし!
自分の献上してるもん知らない奴の方が馬鹿だわ!」
男「自分が一番要らないと思ったものなら、別に良いんじゃない?」
鷹「ばーか!!」ベーッ
男「……」イラッ
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