少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
312: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:39:18 ID:IvjfUba.8M
山鼠「…シロ」
白兎「…なぁに?」
山鼠「あいつ探しに行くわ」
白兎「…言うと思いました。行こ?」スッ
山鼠「いや、お前はアリス優先しろ」
白兎「……駄目だよ、山鼠ちゃん一人だなんて
山を登るだけでも…」
山鼠「それでもだ」
白兎「…そっか」
男「…朝飯とか無いの?」キョロキョロ
白兎「にんじん食べといてください」
男「うーい」
313: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:40:56 ID:t57GnFDOYg
山鼠「……じゃ、行くから」
白兎「……またね」
男「にんじんうめぇ」ポリポリ
山鼠「……」
白兎「……」
男「……あ?」
314: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:43:59 ID:IjDuDJDKyo
白兎「…男さん」
男「はい」
白兎「約束、しましたよね?」
男「…しましたね」
白兎「もう二度と、自分の命を投げ捨てるような真似はしないでくださいね…!」
男「…多分了解した」
白兎「絶対です!!」
男「はいはい。
あと山鼠、ひたすらケツに蹴り入れてくんな痛い」
山鼠「……」ゲシッ ゲシッ
315: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:45:27 ID:JZ308n9LZ6
男「朝っぱらから茶番見せられるこっちの身にもなって欲しいけど」
山鼠「茶番じゃねぇ
本気で心配してやってたんだぞ」ゲシッ ゲシッ
白兎「完全に居ないものと思ってましたから…」
男「お前から存在否定されるの二度目だ…」
山鼠「反省しろよ阿呆っ」ゲシッ ゲシッ
男「何時まで蹴るんですか」
316: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:47:21 ID:t57GnFDOYg
白兎「…何にせよ、本当に無事で良かったです」
男「それはまぁ、どうなんだろうね」
山鼠「…そこは素直に喜んどけよ」
白兎「あと、身を呈して私達を助けてくれて、ありがとうございました!」ペコッ
男「まぁ、それは良かったよ」
白兎「ほら、山鼠ちゃんも」
山鼠「……どうも」
男「可愛げのない奴」
山鼠「な…!」
317: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:50:20 ID:jox2lqGdgw
白兎「熊はどうなったんですか?」
男「どうなったんだろうね」
山鼠「知らねーのかよ…」
男「よく分からんとこで記憶が飛んだもん」
白兎「まぁ、無事だっただけで充分です」
山鼠「……」
男「…そういや、まだ城は見えないの?」
白兎「このまましばらく真っ直ぐですね」
白兎「そのうち見えて来ますよ」
男「へぇ」
318: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:52:33 ID:bskeXDFV8Q
山鼠「…実は、城に入った事は無かったりする」
白兎「でしたっけ?
私がアリスを捜しに行くとき、ついてきてませんでした?」
山鼠「…城の外までな」
白兎「あっ…」
山鼠「思い出したとしても言うなよ?」
男「…?」
白兎「う、うん!言わない言わない…お口チャックマンね…」
山鼠「そんな微妙なネタを…」
319: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:54:46 ID:1b/AplOPAI
男「何かあったの?」
白兎「あ、はい。
山鼠ちゃん格好が汚いって城に入れて貰えなかったんです」
山鼠「お口チャックはどうした!!」
白兎「あ…!」
男「茶番かこれ」
320: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:57:21 ID:t57GnFDOYg
男「…またかよお前」
山鼠「見下したような目で見るなくそが!」ゲシッ
男「何で蹴られた今」
山鼠「しょうがねぇだろ!
ちっさい頃からこの服しか無かったんだよ!」グイッ
男「洗えよ」
山鼠「…洗濯とか婆ちゃんに頼んでたからしたことねぇし」
男「ろくな嫁にならねえな…」
山鼠「るせぇなほっとけ!」
321: 名無しさん:2011/7/1(金) 06:58:53 ID:JZ308n9LZ6
白兎「でも私はいいとして、お二人は綺麗な格好しないとまた入れないなんて事も…」
山鼠「俺は別に入れなくても構わねえよ」
男「いや、お前も女王に会いに行くんだって…」
白兎「という訳で」
白兎「遠回りになりますが、湖に行って服を洗いましょう!」
男「…どこ?」
白兎「あっちです」
男「見えないけど…?」
山鼠「湖はこっちだぞ」グイッ
白兎「おっと、あっちですね!」
男「デジャヴですね」
322: ◆AlicexxO96:2011/7/1(金) 07:05:25 ID:zY8aT7nkmQ
あい、今日はここまでで
ふぅ……
朝は弱いですwww
自分でも何書いてるかわからんですwww
特に書くこともないのでこれで失礼しますねん
今夜来れたらいいなぁ…
323: 名無しさん:2011/7/1(金) 09:52:53 ID:J.MZWwG9jg
山鼠ちゃんの裸ハァハァ
324: 名無しさん:2011/7/1(金) 21:57:56 ID:eoMP5ExkGc
山鼠ちゃんのゲシゲシに萌えたwww
325: ◆AlicexxO96:2011/7/2(土) 21:25:21 ID:1e0RqNmnOw
>>323
へ、変態だー!!
>>324
自分も蹴られたいですね(切実)
昨日は来れなくてごめんなさいm(_ _)m
あとでまた来ますね!
326: 名無しさん:2011/7/2(土) 22:31:22 ID:IvjfUba.8M
山鼠「湖って誰か居たっけか?」
白兎「んと、あ…鷹の奴がいた…」
山鼠「げ…」
白兎「行くの止めましょうか……」
男「白兎が奴呼ばわりとか、相当嫌な奴なの?」
白兎「…嫌いです」
山鼠「俺も…」
327: 名無しさん:2011/7/2(土) 22:47:33 ID:JZ308n9LZ6
白兎「あ、そういえば」
男「…?」
白兎「ドラゴンさんもいました」
男「いや、そっち先に言えよ」
山鼠「なんだドラゴンもいるのな」
白兎「元気にしてますでしょうか」
男「…軽くね?」
328: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:11:38 ID:zY8aT7nkmQ
男「ドラゴンだぜドラゴン。
あの翼がはえて尻尾があって炎を吐く蜥蜴みたいな奴」
白兎「それですそれです!」
男「熊よりよっぽどヤバいだろ」
白兎「……?」
男「何その反応、俺間違ってる?」
329: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:15:23 ID:1b/AplOPAI
山鼠「何を勘違いしてっか知らねえが
熊よかよっぽどマシな奴だぜ」
男「……会ってみなきゃ分かんないな
別に会いたくもないけど」
白兎「…!」ピョコ
白兎「湖の音、聞こえてきましたよ」
男「湖にも音があるのか」
白兎「はい!…あ…鷹の声も聞こえました…」ショボ
山鼠「……チッ」
男「ボコスコに言われてるじゃないか鷹君……」
330: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:39:54 ID:t57GnFDOYg
男「こないだの川は『清らかさ』を献上してんだっけ?」
白兎「はい、そうでした」
男「湖も?」
白兎「湖は川の真逆です
『汚れ』を献上しているので、水はとても綺麗ですよ!」
男「…アリスに『汚れ』なんて必要なのか?」
白兎「まぁ、多分…」
331: 名無しさん:2011/7/3(日) 00:54:05 ID:SBxlnoh5O6
男「森に囲まれてるんだな」ガサガサ
白兎「えぇ、でももうすぐで抜けますよ」ガサガサ
山鼠「…お」ガサッ
男「おぉ」
白兎「これが湖ですね!」
男「綺麗だな」
白兎「でしょう?」
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