少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
231: 名無しさん:2011/6/24(金) 19:46:04 ID:eMZnnO09b.
98:白兎「アリス! 私達のアリス!」 (230)
99:男「なにお前……」 (144)
ってなってて
初めの内容と同じでクスッと来た支援
今日は終わり?
232: 名無しさん:2011/6/24(金) 23:44:23 ID:jY3AzaRTlY
あげてみる。今日来ないかなー
233: 名無しさん:2011/6/25(土) 15:29:55 ID:IY41cBvn0o
白兎「さて、次は川を超えて山を超えて…」
山鼠「まだまだかかるな」
男「ねぇドードーさん」
ドードー「なんでい」キコキコ
男「ここの街の水ってやっぱり隣の川からひいてるの?」
ドードー「…昔はなぁ」
234: 名無しさん:2011/6/25(土) 19:08:35 ID:jea4yQfMpw
男「昔?今は違うの?」
ドードー「昔は川の水ひいてたけどよ
今じゃ鳥達が全滅しちまいかねねぇ」
男「ぜん…?」
ドードー「大袈裟に言ってる訳じゃないぜ」
男「なんで?」
ドードー「見りゃわかるさ」
235: 名無しさん:2011/6/25(土) 19:18:01 ID:PmyquluLE6
ドードー「今の街は昔の水を囲って、川と区切られてんだ」
ドードー「言わばプールみてぇな状態だ」
男「ほぉ」
ドードー「だからほら」
男「ん?」
ドードー「さっきから漕いでねぇが、水の流れがないから流されたりしねぇんだ」
男「なるほど」
ドードー「さて、もうすぐ着くからな
準備しときな
あとにんじん臭ぇなあんた」キコキコ
男「冷静に考えたらにんじんの臭いってなんだよどんだけ臭いんだよ」
236: 名無しさん:2011/6/25(土) 19:29:05 ID:jea4yQfMpw
白兎「ありがとうございましたー」
ドードー「達者でなぁ」
白兎「ドードーさんもお元気で!」
ドードー「よせやい水臭ぇ」
男「……!」
山鼠「……?」
男「水の街だけに水臭」
山鼠「…」ゲシッ
男「まだ言い切ってないのに」
白兎「さぁ行きますよー」
男「次はどこ?」
白兎「川を越えます!」
237: ◆AlicexxO96:2011/6/25(土) 22:22:31 ID:jea4yQfMpw
おっと、挨拶を忘れておりました
今日はここで終わります
昨日は更新できず申し訳ないです
>>225-226
読んでくださってありがとうございます
まだ半分位ですがこれからもお付き合い下さいませ!
238: 名無しさん:2011/6/26(日) 19:35:13 ID:eyiXSnv7S6
C
239: ◆AlicexxO96:2011/6/26(日) 21:40:59 ID:96TVUWlwC6
>>238
あ、ありがとうございますー
出来るだけ毎日更新…!
はじめていきますー
240: 名無しさん:2011/6/26(日) 21:42:11 ID:96TVUWlwC6
男「……」
白兎「おぉ…」
山鼠「川だな」
男「嘘だろ?」
山鼠「何が」
男「なんでこんなメルヘンチックな世界の川が
こんなにもド汚いんだよ」
山鼠「俺に聞くなよ…」
その川と呼ばれた汚らしい水の流れが
三人の前に立ちふさがっていました
241: 名無しさん:2011/6/26(日) 21:52:36 ID:uo2scn7/PE
白兎「こんなに汚かったですか?」
山鼠「お前がアリス捜しにいった位に色が変わり始めた」
男「元から汚かったのか?」
白兎「いえ、元は不思議の国一の清流と言われてましたよ」
白兎「この川は『清らかさ』をアリスに与えたんです」
男「清らかさ?」
白兎「はい。女王様やこの景色と同じ、例外に含まれますね」
男「ふぅん…」
242: 名無しさん:2011/6/26(日) 22:09:19 ID:H5eUe.tjLc
山鼠「……どうやって渡る?」
白兎「……どうしよ」
山鼠「考え無しかよ…」
山鼠「おいロリコン野郎」
男「その名で呼ぶな」
山鼠「俺ら二人が濡れないように泳いで向こう岸に渡れるか?」
男「もはや神業を超えるな」
243: 名無しさん:2011/6/26(日) 22:14:34 ID:C/EsOqUYxw
山鼠「…まぁ流石に無理だろうな」
男「無理と言われたら」
男「やりたくなるのが男ってもんだぜ」スッ
山鼠「……」
白兎「お、泳げるんですか?
流れ早いですよ?」
男「余裕で金鎚」
山鼠「なら見栄張んなよ面倒くせぇ」
244: 名無しさん:2011/6/26(日) 22:23:56 ID:DEPQDGNmG.
男「大体この水よぉ」ポイッ
ジュワァ
山鼠「うぇ!?」
白兎「い、今何投げたの!?」
男「石です。石が溶ける水ってどういうこった」
山鼠「…泳いで行くのも無理だな」
白兎「は、橋が無かったっけ?」
山鼠「…あったはずだけど」
男「石が溶けるなら橋なんて溶け崩れて跡形もないんじゃね」
白兎「わ、渡れないよ…」
245: 名無しさん:2011/6/26(日) 22:26:30 ID:Sk5yLArqZw
男「今この川の水をひいたら全滅するって、こういうことかよ」
山鼠「いきなり詰んだな……」
男「まだまだ、利用できるもんを探せ」
白兎「……」ピョコ
山鼠「…そ、そこらにある木で筏津作って…!」
男「水に乗せた途端溶けちまうだろうな」
山鼠「そ、か…」
白兎「……ね、なにか聞こえません?」
男「あ…?」
246: 名無しさん:2011/6/26(日) 22:32:20 ID:jea4yQfMpw
男「何も聞こえないよな?」
山鼠「シロには聞こえるんだろ」
男「もの凄い地獄耳だな」
山鼠「なんだかんだでこいつの耳の良さはスゲェんだぜ」
白兎「これは、翼の音です…!」
山鼠「翼?」
白兎「翼が羽ばたき空気を震わせる音です!」
男「…あ」
247: 名無しさん:2011/6/26(日) 22:33:42 ID:96TVUWlwC6
山鼠「どうした…?」
男「空見てみ」
山鼠「ん……ぁ!」
男「あいつに連れてって貰うか」
それは、体の大きさをゆうに越える翼を羽ばたかせ、川を越えてくる
頭と翼は鷲、脚は獅子、尾は蛇
空想上の生き物『グリフォン』でした
248: 名無しさん:2011/6/26(日) 23:03:43 ID:tI7SKCVOJE
白兎「グリフォンさんだ!」
男「知り合い?」
白兎「昔よく遊んで貰ってました!」
山鼠「初耳だな」
グリ「…おや、白兎君か
こんな所で何をしている?」バッサバッサ
白兎「城に行くつもりなんです!
けどこの川を渡る術がなくて…」
249: 名無しさん:2011/6/26(日) 23:38:18 ID:AkYREPUZEc
グリ「ほう…最近更にこの川は汚れているからな」バッサバッサ
グリ「橋は無いのか?」バッサバッサ
白兎「橋も溶けて流されたみたいで…」
グリ「そうか、それはどうしようもないな…」バッサバッサ
男「……」
グリ「良いだろう三人共私に乗れ
向こう岸まで」バッサバッサ
男「とりあえず下に降りれば?」
グリ「運ん……」バッサバッサ
250: 名無しさん:2011/6/26(日) 23:54:06 ID:96TVUWlwC6
男「いや、翼の音が五月蠅かったから」
グリ「……」バッサバッサ
白兎「だ、駄目だよ男さん!」
男「?」
白兎「グリフォンさんはアリスに『歩行』を献上したから、地面には立てないんだよ!」
男「なんでそんなもんを」
グリ「……私にはこの立派な翼があるもん」バッサバッサ
男「あるもんって…」
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