おかんが死んで妹が立ち直るまでを書く
Part3
123 :1:2012/03/02(金) 00:27:57.58 ID:p4Dkb7Jl0
そして次の年の4月。
俺と妹は無事入学した。
俺は単位をまったく取らなかったから、また1年生をやり直すことになった。
入学式の朝に、結局高校も一緒のとこだね、と妹に言われたのが思い出。
入ってしばらくは俺も久しぶりの人間社会で、1週間通えなくなったり
妹も早退を毎日してた。
俺はだんだんと毎日通えるようになり、慣れて友達ができたりするようになった。
妹は相変わらず不登校気味な学校生活からのスタートだった。
125 :1:2012/03/02(金) 00:32:54.81 ID:p4Dkb7Jl0
学校に行くのも日常となったある日のことだった。
俺は妹と久しぶりにでかいケンカをした。
もう理由とかは覚えてなくて、ちゃんと部屋掃除しろとかだったと思う。
124 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:28:05.15 ID:NhKS/lMUO
ちくしょう!気になる!
眠いから寝る…けど明日またくるからな!!
127 :1:2012/03/02(金) 00:38:23.74 ID:p4Dkb7Jl0
眠い人は無理せず寝てね。
俺も耐え切れなくなったら寝るから。
お互い大声で罵ったりして、はたから見たらもうかなりヤンキーなケンカだったと思う。
そしてヒートアップしていって、俺はある一言を言ってしまう。
お前、なんでそんなんなの!?
ニュアンス的には、こんな感じだったと思う。
そしたら妹が突然泣き出した。
もう大泣き、っていうか幼稚園児くらいの子供みたいな泣き方だった。
うわーんって大声出して、ぼろぼろ涙をこぼしまくってた。
130 :1:2012/03/02(金) 00:40:52.02 ID:p4Dkb7Jl0
俺はえっ、えっ、ってなりながらもめっちゃ血管が切れそうになった。
いい年した奴がそんな風に泣くな!お前にも責任あるだろ、って怒鳴ろうとした時だった。
なんでいっつもそういうの。
妹はしゃくりあげながら、そう言った。
131 :1:2012/03/02(金) 00:44:02.47 ID:p4Dkb7Jl0
何がだよ、って思ったけどなんだか妹の様子が変だった。
顔真っ赤にしてゼーハーゼーハー言いながら、何かを言うために必死になっていた。
俺は怒りが収まって、なんだよと言うと、
妹は、なんで、なんでと何回か言ったあと少しずつ話し出した。
132 :1:2012/03/02(金) 00:51:29.06 ID:p4Dkb7Jl0
妹が学校に行かなくなったのは、いじめのせいだった。
ある日学校に行ったら、クラスみんなから無視されるようになったという。
考えてみると、その前の日に仲の良かった女の子に嫌なことされて、妹はそういうのヤダ、やめて。
と言ったらしい。
きっとあの時のことで腹立てたんだ、妹は思ったそうだ。
そしてみんなが無視する中、その女の子と他の女の子たちがこっちを見てくすくす笑っていた。
見た瞬間、それを確信して妹は気にしないにした。
でも何日経っても収まらなくて、さすがに妹も堪えて何人かに話しかけてみたそうだ。
するとみんな見事にシカトされ、次の日からは近づいただけで逃げられるようになった。
133 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:53:08.77 ID:GHXjhstU0
イジメか…辛かっな
134 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:53:53.93 ID:cjtQD8mM0
うぐぐ・・・
135 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:55:20.32 ID:R8XOZ548P
うう
136 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:55:59.54 ID:cjtQD8mM0
本当はお腹いたいのときにそうして泣きたかったんだろうな・・・
137 :1:2012/03/02(金) 00:59:32.77 ID:p4Dkb7Jl0
それで学校に行くのが嫌になって、休むようになったらしい。
でも家でもなかなか休めなくておとんには怒られる、
ばあちゃんも途中から言わなくなったけど、やっぱり学校に行けと言われる。
そして俺は助けてくれず、毎日遊び呆けてる。
相当ストレスの溜まる毎日だった。
そうしてるに本格的に学校に行けなくなってしまった。
妹はそこまで話すと、ティッシュで鼻をかんだ。
初めて知った事実だった。
今まで聞けなかったことが、形になったが俺はショッキングだった。
まさかとは思ったが、ここまでとは。
ネットでも色んないじめの話があって、こんなのはまだ軽い方なんだろうが
目の前で泣きながら語る妹を見て、その内容はとても軽いようには思えなかった。
139 :1:2012/03/02(金) 01:09:43.43 ID:p4Dkb7Jl0
そして妹は、少しは落ち着いたけど、まだ止まらない嗚咽を噛み殺しながら
呟いた。
「そん時にお父さんに言われた。どうしてそうなった、って」
うん?と、なった。
話がつながらなかった。
きっとあの病院に行く前の日のことだ。
そのまま妹の言葉を待ってると、またボロボロと涙が出てきて、ひぐひぐなりながら言った。
どうして、こんな風におかしくなっちゃたんだ、って言われた。
どうしてお前はこんなんになった、って言われたんだよ。
そう言ってとうとう何も言えなくなった。俺は、目の前が真っ暗になりそうだった。
そうだ。あの時おとんは言っていた。
なんでそうなった、と。
でも妹はいじめのことは言えなくて黙っていて、
おとんは助けを待っていた妹に、ただ一言
どうしてこんな頭がおかしいんだ、と言ったんだ。
140 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 01:10:39.70 ID:GHXjhstU0
遅くなってしまったが妹はやっとつっかえてた物が言えたんだな
141 :1:2012/03/02(金) 01:16:46.24 ID:p4Dkb7Jl0
叫びだしそうだった。
今すぐに妹に謝り倒して、土下座して、死んでしまいたくなった。
あの時そばで何も言わず眺めてた自分を、殺してしまいたかった。
あれが、あの一言が妹を壊してしまったのか。
目の前で泣き崩れてる妹が遠く感じた。
両腕で体を支えて俯きながら、妹はまだ言葉を続けた。
143 :1:2012/03/02(金) 01:22:40.93 ID:p4Dkb7Jl0
みんな大嫌いだ。死んでしまえばいいのに、と毎日思ってた。
お父さんはそっちばっかり可愛がる。私なんかいらないんだ。
おばあちゃんがいなくなったら私は一人ぼっちだ、どうしよう。
もういやだ、こんなのいやだ。
あの時お兄ちゃんにあんなことされた、嫌だった、つらかった。責任とれ。
そんなことをわんわん泣きながら叫んでた。
内容も支離滅裂だし、箇条書きみたいな感じだし、時系列もばらばら。
だけど、これは妹の中に積み重なってた苦しさなんだと思った。
144 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 01:24:13.71 ID:KSdObH640
これは…
145 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 01:26:15.54 ID:GHXjhstU0
言われて辛かったろう
でも妹も全部一回吐き出さないとな
146 :1:2012/03/02(金) 01:29:03.38 ID:p4Dkb7Jl0
妹の言ってる内容は、俺が覚えてることも、覚えてないこともあった。
中には明らかに誇張されてたり、改編されてるものがあって、それは違うと言っても
嘘だ、またそうやって私を悪者にするんだ、分ってるよ、私が悪いんだろと叫んだから
俺はそれから、特に口を挟まずに聞き続けた。
そうして叫び続けて、一番最後に叫んだことが、ある意味、最高の爆弾となった。
「どうせ私はお母さんのこと覚えてないもん!!わたしだけ、おかあさんとのおもいでがないんだ!!」
151 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 01:36:56.65 ID:cjtQD8mM0
虐められてた身としてはよくわかるな
親には絶対言えないけど親にわかってほしくて実力行使してでも助けて欲しい
と、ずっと思ってる。
で、親が虐めに気付かないとそれだけで毎日毎日親に対する信頼は無くなっていく。
そして親や家族を憎む。
悪いのは虐めっ子なのにね。
152 :1:2012/03/02(金) 01:44:15.01 ID:p4Dkb7Jl0
俺には何故か2歳頃の記憶が鮮明で、その頃住んでいた場所のこととかをよく覚えていた。
どこどこに坂があった、どこどこに弁当屋があってよく行っていた、団地の横に公園があった。
そしてその時生きていたおかんのことも、ほんの少し覚えてた。
と言っても、公園で遊んでたらベランダから手を振ってたな、くらいのことだった。
おとんに確認してみたら、確かに団地の隣は小さな公園と言うか広場で、うちのベランダに面していたから
そんなことあったのかもね。という話をしたりしてた。
そして一番鮮明な映像なのが、畳の部屋でこちらに背を向けて寝てるおかんの姿。
見てる俺が、おかん具合悪いから起こさないようにしなくちゃ、と静かにふすまをしめようと
しているところ。
これを何度か妹に話したことがあったんだ。
154 :1:2012/03/02(金) 01:52:22.85 ID:p4Dkb7Jl0
その時はなんでもないような感じだったから気にしてなかったけど、考えてみたら
相当鬼畜な所業だったと思う。
妹はというと、おかんの記憶はまったくないらしい。
まあ1歳ちょいだったししょうがないんだけど、妹はそれともう一つ、
おかんとの写真がないことをすごく気にしていた。
俺はおかんがママ友と花見に行った時に撮った写真があるんだが、妹はないんだ。
この時にはまだいなかったんじゃね?って思ったけど、おとん曰くこの頃には生まれていたらしい。
じゃあなんで余計ないんだ、と妹は思っていたそうだ。
けど、一回当時住んでいた場所を訪ねた時に、花見の時に一緒にいたママ友に会うことができて、
その時の写真を見せてもらった。
そしたらその中に、妹とおかんの写真があってさ。
その時の妹の嬉しそうな顔は、印象的だった。
153 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 01:46:03.05 ID:xdAqzrz10
今さらだけど、>>1の現在のスペックとか聞いてもいいかな?
156 :1:2012/03/02(金) 01:58:27.89 ID:p4Dkb7Jl0
>>153
こういうのって、聞かれるとなんかドキドキするね。
俺
21、大学生、美術専攻中
妹
20、専門卒業予定、料理人(見習い)
それまではさ、妹はおかんの遺影見て、こんなみんなが見る写真で一緒にいるって
すごいことだよね、嬉しいよね。って言ってる奴だったんだよ。
一緒に、っていっても妹のお宮参りの時ので、切取り拡大されておかんの顔しか見えないんだけね。
でも時々仏壇とこ行って眺めてたししてさ。
159 :1:2012/03/02(金) 02:16:19.37 ID:xKFbHffu0
そんな妹に俺は、ずっとおかんのこと覚えてるだの、この写真の俺きめぇwwだの
よく言えたもんだ。ほんとこの日だけで何回死にたいって思ったか分からない。
そしておれは全部聞き終えて、涙やら鼻水やらでぐしゃぐしゃになってる妹にちゃんと向き合って
頭を下げた。もうこれ以外何をすればいいのか分からなかった。
本当にごめん、こんな言葉では足りないけど、知らなかった。
もっとちゃんと気づくべきだった。ほんとにごめん。
でも家族の中で誰も、お前のこといらないなんてやついないし、
おとんもお前のこと大事にしてる、あの時はおとんも追い詰められてたから
許してやってほしい。
すると妹は、別にもう怒ってない。でも、忘れられない。と、言った。
俺はうん、と答えて気づいたら正座していた。
160 :1:2012/03/02(金) 02:20:57.60 ID:xKFbHffu0
落ちて戻ってきたよ。
もう終わるから書ききるわ。
春休みでよかったよ…。
妹はすっかり落ち着いていて、まぁ今さらどうしようもないよ、と言った。
俺は、それを絶縁のことかと思ったら、そうじゃなくて、
そのまま起こったことだからもういいよ、ってことだった。
この時初めて、俺は妹はなにげにすごい奴なんじゃないかと思った。
161 :1:2012/03/02(金) 02:26:35.77 ID:xKFbHffu0
それから妹はすごかった。
あんなに休みがちだった学校を全然休まなくなった。
1年の時は半分以上休んでたのに、2年では一回も休まず行って皆勤賞を取った。
その上、学校中で特によくやったと言われる皆勤賞には特賞がもらえるんだが、
妹はそれも取ってきた。
去年までの妹では考えられないような功績だった。
おとんはもちろん、ばあちゃんはものすごく褒めてくれたらしい。
何回もやればできるんだから、やったできたろう。お前はすごいんだから当たり前だ。
そう言ってたそうだ。
162 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 02:29:21.23 ID:cjtQD8mM0
頑張れ
163 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 02:30:34.42 ID:R8XOZ548P
妹に惚れた
164 :1:2012/03/02(金) 02:31:47.68 ID:xKFbHffu0
その勢いのまま3年までいって、結局その年はどうしても休むことがあって皆勤は逃してしまったんだけど、
妹はもう、行くのが当たり前の生活になっていた。
そして進路もちゃんと決めていた。ずっと夢だった調理系に進むことが決まった。
最初はパティシエ希望だったけど、調理なら料理もお菓子も作れる、と言って選んだ。
168 :1:2012/03/02(金) 02:37:06.26 ID:xKFbHffu0
そんな妹を見ながら俺はぼちぼち勉強して、なんとかEランクの大学に進むことが決まった。
思えば、生まれて初めて別々も道へ進む瞬間でもあった。
専門へ行って1年目の前半は、やっぱり体調崩して休みがちになったりしたけど、
それもだんだんとなくなって、毎日登校して行った。
そして小さな大会に出て、入賞するなんてこともあった。
169 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 02:41:19.54 ID:ztrcI6ED0
偉いな〜 うん 偉い
167 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 02:33:31.29 ID:y7ZjECJ20
釣りなら本当に>>1の母親はくたばる
170 :1:2012/03/02(金) 02:45:54.53 ID:xKFbHffu0
>>167
自分で書いてて釣りくせーwwwって思ったけど
これはマジなんだぜ。
そして今年の2月に、おとんと俺で妹の卒業制作を見てきた。
ていうか実際作ったのを食べてきた。
作った料理出された時、妹が作ったとは思えないくらい綺麗で、
思わず、料理出してきた妹に「これ作ったの?お前作ったの?wwえ?ww」
って言って叩かれた。
その料理食べて、おとんはありえないくらいにこにこしながら食ってて、
俺は美味いなぁ、こっちも美味いなぁって言いながららにやにやしてた。
最後に生徒が一人ずつコーナーになって、妹も挨拶したんだが、
言ってる内容は普通すぎて覚えてないけど、なんか色んなことをふわーっと
思い出した。
172 :1:2012/03/02(金) 02:51:28.42 ID:xKFbHffu0
高校で初めてやったアルバイトの初日、帰ってきてすぐ
ギャルばっかりだった、どうしようって涙目になってたとか。
3年になった頃には、もうベテランになってて、バイトの話したら
よく人の名前が出るようになってたなとか。
専門に行ってからは、こんな技ができるようになった!って時とか、
オムレツが苦手でできるようになるまで毎日オムレツ食わされたなぁとか。
正社員になれたよー!って報告した時の喜びようとか。
もう、ほんとに色々溢れてきた。
174 :1:2012/03/02(金) 02:56:39.41 ID:xKFbHffu0
そんで、涙が出てきた。
隣見たら、あの感動に弱いおとんでさえ普通にしてたから
恥ずかしくてすぐ引っ込めたけど、ほんとあの日が人生の中で
嬉しいこと10本の中に入るくらいの日だった。
絶対に人の中では生きていけないと思ってた妹が、
今はこんなに立派に自分の足であっている。
それが俺にとって、誇りに思えた。
本当に、最高に自慢の妹だ!!って外で叫びたかった。
175 :1:2012/03/02(金) 02:58:15.48 ID:xKFbHffu0
今年の3月、ていうかもうすぐなんだが
妹と東京に行ってくることになった。
178 :1:2012/03/02(金) 03:04:23.60 ID:xKFbHffu0
おかんの昔からの友達に会えることになったからだ。
妹の卒業旅行どっか行こうか、とは話してたけど、同じタイミングで
その友達から電話が来て、話の流れでおかんの縁の場所でも巡らない?
と、言ってもらい行くことになった。
この旅で、正直期待してるのはおかんの歴史より、妹との思い出の話だ。
少し聞いたところによると、その人は妹が生まれてからもおかんと結構会っていたらしい。
だから、その時のエピソードが聞ければなあ、と思ってる。
179 :1:2012/03/02(金) 03:05:59.84 ID:xKFbHffu0
ぶっちゃけ、こんな風に話してるけど、
いじめ以前のハツラツな妹に戻った!とかではなくて、
未だにたくさん問題も残してる。
180 :1:2012/03/02(金) 03:11:25.32 ID:xKFbHffu0
人と関わるようになったとはいえ、まだ業務連絡くらいしか話せないとか
もういい、とは言ってもおとんとの間に少しだけ溝というか、ぎこちなさがあるとか
そして、現在も吐き癖は治ってない。
昔みたく拒食症的な吐き方ではないけど、胃にものがあると気持ち悪いからやっちゃうらしい。
他は時間の流れとかがあるけど、この癖だけはどうしても直してやりたい。
まぁ、あんまり言い過ぎたらまた切れてケンカになるから少しずつだけどね。
182 :1:2012/03/02(金) 03:18:03.64 ID:xKFbHffu0
そんなわけで、
おかんが死んで、妹が色々あって成長して、家族が立ち直る
という話でした。
見てくださってありがとうございました。
質問とかあったらどうぞー。
朝とかに答えます。
183 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 03:24:26.02 ID:ztrcI6ED0
おつ これからも頑張ってくれ
親父さんやお婆さんも大切にしてあげてくれな
184 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 06:41:44.16 ID:gi30RV2MO
いい話や
おつ!
185 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 06:56:16.96 ID:rsakuWJC0
えぇ話しやった…泣きそう…
188 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 08:08:21.42 ID:qJgeEJ//0
親のどっちかがいないと、片親も子供も辛いよな… みんなよく頑張った
ちなみに母親の墓参りには行ってる?
191 :1:2012/03/02(金) 10:19:53.19 ID:xKFbHffu0
>>188
おかんのお墓はおとんの実家の近くにあるよ。
お盆にはみんなで挨拶しに行ってる。
小学生の時は、なんで俺だけ母親いないんだろう、こんな寂しい思いしなきゃいけないんだ。
って、思ってたけどそんなのおとんもだったんだよなあ。
世界で一番かっこいい父親ってのは、俺の中では岡崎朋也のことです。
189 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 09:09:20.14 ID:F5qdUZhE0
久しぶりにいいスレ。
朝から泣いた。
194 :1:2012/03/02(金) 11:16:41.47 ID:xKFbHffu0
このままだと、かまってちゃんになりそうだから終わっとくわ。
最初はこれを書いて、俺がどんだけ薄情か叩いてもらいたかった。
俺の文章力や無意識で、あんま俺の酷さが伝わってないけど、俺自身、何回も妹を泣かしてる。
でも、おとんをすごいって言ってくれたり、ばあちゃん優しいって言ってもらえて嬉しかった。
何より妹偉いよ、頑張ったね、って言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しかった。
これを見て、何か考えてほしいとか全くない。
俺の反省文というか、そういうものだから。
ばあちゃんに対してだって、途中で書き込んでくれてた人もいたけど、
俺ももっと大事にしてれば、
とか今は思うよ。もうできないから余計に。
でもひとつだけ言わせてもらえるなら、治らない傷はない。
かさぶた目立ったり、痕になるかもしれないけど、
ちゃんと血が止まって治っていくんだってこと。
これだけ。妹を見てたらそう思うんだ。
そんなわけで長々として、すいませんでした。
初めてスレ立てたんで、色々おかしかったかもしれないけど、
夜中に励ましてもらったおかげで、なんとか書き終えました。
朝起きて乙してくれた人たちもありがとう。
みんな言葉で、俺もまだまだ生きてける、って思えたよ。
それでは今日がみなさんにとって素敵な一日になりますように!
(`・∀・´)ノシ
197 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 11:28:50.99 ID:R8XOZ548P
家族万歳!
198 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 11:49:16.77 ID:xdAqzrz10
おばあちゃん亡くなられたのか…
成長して立ち直った>>1と妹を見て、安心されただろうな。
将来、妹の結婚式でアホみたいに泣いてる>>1とお父さんが目に浮かぶよw
本当に乙!!
そして次の年の4月。
俺と妹は無事入学した。
俺は単位をまったく取らなかったから、また1年生をやり直すことになった。
入学式の朝に、結局高校も一緒のとこだね、と妹に言われたのが思い出。
入ってしばらくは俺も久しぶりの人間社会で、1週間通えなくなったり
妹も早退を毎日してた。
俺はだんだんと毎日通えるようになり、慣れて友達ができたりするようになった。
妹は相変わらず不登校気味な学校生活からのスタートだった。
125 :1:2012/03/02(金) 00:32:54.81 ID:p4Dkb7Jl0
学校に行くのも日常となったある日のことだった。
俺は妹と久しぶりにでかいケンカをした。
もう理由とかは覚えてなくて、ちゃんと部屋掃除しろとかだったと思う。
124 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:28:05.15 ID:NhKS/lMUO
ちくしょう!気になる!
眠いから寝る…けど明日またくるからな!!
127 :1:2012/03/02(金) 00:38:23.74 ID:p4Dkb7Jl0
眠い人は無理せず寝てね。
俺も耐え切れなくなったら寝るから。
お互い大声で罵ったりして、はたから見たらもうかなりヤンキーなケンカだったと思う。
そしてヒートアップしていって、俺はある一言を言ってしまう。
お前、なんでそんなんなの!?
ニュアンス的には、こんな感じだったと思う。
そしたら妹が突然泣き出した。
もう大泣き、っていうか幼稚園児くらいの子供みたいな泣き方だった。
うわーんって大声出して、ぼろぼろ涙をこぼしまくってた。
130 :1:2012/03/02(金) 00:40:52.02 ID:p4Dkb7Jl0
俺はえっ、えっ、ってなりながらもめっちゃ血管が切れそうになった。
いい年した奴がそんな風に泣くな!お前にも責任あるだろ、って怒鳴ろうとした時だった。
なんでいっつもそういうの。
妹はしゃくりあげながら、そう言った。
何がだよ、って思ったけどなんだか妹の様子が変だった。
顔真っ赤にしてゼーハーゼーハー言いながら、何かを言うために必死になっていた。
俺は怒りが収まって、なんだよと言うと、
妹は、なんで、なんでと何回か言ったあと少しずつ話し出した。
132 :1:2012/03/02(金) 00:51:29.06 ID:p4Dkb7Jl0
妹が学校に行かなくなったのは、いじめのせいだった。
ある日学校に行ったら、クラスみんなから無視されるようになったという。
考えてみると、その前の日に仲の良かった女の子に嫌なことされて、妹はそういうのヤダ、やめて。
と言ったらしい。
きっとあの時のことで腹立てたんだ、妹は思ったそうだ。
そしてみんなが無視する中、その女の子と他の女の子たちがこっちを見てくすくす笑っていた。
見た瞬間、それを確信して妹は気にしないにした。
でも何日経っても収まらなくて、さすがに妹も堪えて何人かに話しかけてみたそうだ。
するとみんな見事にシカトされ、次の日からは近づいただけで逃げられるようになった。
133 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:53:08.77 ID:GHXjhstU0
イジメか…辛かっな
134 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:53:53.93 ID:cjtQD8mM0
うぐぐ・・・
135 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:55:20.32 ID:R8XOZ548P
うう
136 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:55:59.54 ID:cjtQD8mM0
本当はお腹いたいのときにそうして泣きたかったんだろうな・・・
137 :1:2012/03/02(金) 00:59:32.77 ID:p4Dkb7Jl0
それで学校に行くのが嫌になって、休むようになったらしい。
でも家でもなかなか休めなくておとんには怒られる、
ばあちゃんも途中から言わなくなったけど、やっぱり学校に行けと言われる。
そして俺は助けてくれず、毎日遊び呆けてる。
相当ストレスの溜まる毎日だった。
そうしてるに本格的に学校に行けなくなってしまった。
妹はそこまで話すと、ティッシュで鼻をかんだ。
初めて知った事実だった。
今まで聞けなかったことが、形になったが俺はショッキングだった。
まさかとは思ったが、ここまでとは。
ネットでも色んないじめの話があって、こんなのはまだ軽い方なんだろうが
目の前で泣きながら語る妹を見て、その内容はとても軽いようには思えなかった。
139 :1:2012/03/02(金) 01:09:43.43 ID:p4Dkb7Jl0
そして妹は、少しは落ち着いたけど、まだ止まらない嗚咽を噛み殺しながら
呟いた。
「そん時にお父さんに言われた。どうしてそうなった、って」
うん?と、なった。
話がつながらなかった。
きっとあの病院に行く前の日のことだ。
そのまま妹の言葉を待ってると、またボロボロと涙が出てきて、ひぐひぐなりながら言った。
どうして、こんな風におかしくなっちゃたんだ、って言われた。
どうしてお前はこんなんになった、って言われたんだよ。
そう言ってとうとう何も言えなくなった。俺は、目の前が真っ暗になりそうだった。
そうだ。あの時おとんは言っていた。
なんでそうなった、と。
でも妹はいじめのことは言えなくて黙っていて、
おとんは助けを待っていた妹に、ただ一言
どうしてこんな頭がおかしいんだ、と言ったんだ。
140 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 01:10:39.70 ID:GHXjhstU0
遅くなってしまったが妹はやっとつっかえてた物が言えたんだな
141 :1:2012/03/02(金) 01:16:46.24 ID:p4Dkb7Jl0
叫びだしそうだった。
今すぐに妹に謝り倒して、土下座して、死んでしまいたくなった。
あの時そばで何も言わず眺めてた自分を、殺してしまいたかった。
あれが、あの一言が妹を壊してしまったのか。
目の前で泣き崩れてる妹が遠く感じた。
両腕で体を支えて俯きながら、妹はまだ言葉を続けた。
143 :1:2012/03/02(金) 01:22:40.93 ID:p4Dkb7Jl0
みんな大嫌いだ。死んでしまえばいいのに、と毎日思ってた。
お父さんはそっちばっかり可愛がる。私なんかいらないんだ。
おばあちゃんがいなくなったら私は一人ぼっちだ、どうしよう。
もういやだ、こんなのいやだ。
あの時お兄ちゃんにあんなことされた、嫌だった、つらかった。責任とれ。
そんなことをわんわん泣きながら叫んでた。
内容も支離滅裂だし、箇条書きみたいな感じだし、時系列もばらばら。
だけど、これは妹の中に積み重なってた苦しさなんだと思った。
144 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 01:24:13.71 ID:KSdObH640
これは…
145 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 01:26:15.54 ID:GHXjhstU0
言われて辛かったろう
でも妹も全部一回吐き出さないとな
146 :1:2012/03/02(金) 01:29:03.38 ID:p4Dkb7Jl0
妹の言ってる内容は、俺が覚えてることも、覚えてないこともあった。
中には明らかに誇張されてたり、改編されてるものがあって、それは違うと言っても
嘘だ、またそうやって私を悪者にするんだ、分ってるよ、私が悪いんだろと叫んだから
俺はそれから、特に口を挟まずに聞き続けた。
そうして叫び続けて、一番最後に叫んだことが、ある意味、最高の爆弾となった。
「どうせ私はお母さんのこと覚えてないもん!!わたしだけ、おかあさんとのおもいでがないんだ!!」
151 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 01:36:56.65 ID:cjtQD8mM0
虐められてた身としてはよくわかるな
親には絶対言えないけど親にわかってほしくて実力行使してでも助けて欲しい
と、ずっと思ってる。
で、親が虐めに気付かないとそれだけで毎日毎日親に対する信頼は無くなっていく。
そして親や家族を憎む。
悪いのは虐めっ子なのにね。
俺には何故か2歳頃の記憶が鮮明で、その頃住んでいた場所のこととかをよく覚えていた。
どこどこに坂があった、どこどこに弁当屋があってよく行っていた、団地の横に公園があった。
そしてその時生きていたおかんのことも、ほんの少し覚えてた。
と言っても、公園で遊んでたらベランダから手を振ってたな、くらいのことだった。
おとんに確認してみたら、確かに団地の隣は小さな公園と言うか広場で、うちのベランダに面していたから
そんなことあったのかもね。という話をしたりしてた。
そして一番鮮明な映像なのが、畳の部屋でこちらに背を向けて寝てるおかんの姿。
見てる俺が、おかん具合悪いから起こさないようにしなくちゃ、と静かにふすまをしめようと
しているところ。
これを何度か妹に話したことがあったんだ。
154 :1:2012/03/02(金) 01:52:22.85 ID:p4Dkb7Jl0
その時はなんでもないような感じだったから気にしてなかったけど、考えてみたら
相当鬼畜な所業だったと思う。
妹はというと、おかんの記憶はまったくないらしい。
まあ1歳ちょいだったししょうがないんだけど、妹はそれともう一つ、
おかんとの写真がないことをすごく気にしていた。
俺はおかんがママ友と花見に行った時に撮った写真があるんだが、妹はないんだ。
この時にはまだいなかったんじゃね?って思ったけど、おとん曰くこの頃には生まれていたらしい。
じゃあなんで余計ないんだ、と妹は思っていたそうだ。
けど、一回当時住んでいた場所を訪ねた時に、花見の時に一緒にいたママ友に会うことができて、
その時の写真を見せてもらった。
そしたらその中に、妹とおかんの写真があってさ。
その時の妹の嬉しそうな顔は、印象的だった。
153 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 01:46:03.05 ID:xdAqzrz10
今さらだけど、>>1の現在のスペックとか聞いてもいいかな?
156 :1:2012/03/02(金) 01:58:27.89 ID:p4Dkb7Jl0
>>153
こういうのって、聞かれるとなんかドキドキするね。
俺
21、大学生、美術専攻中
妹
20、専門卒業予定、料理人(見習い)
それまではさ、妹はおかんの遺影見て、こんなみんなが見る写真で一緒にいるって
すごいことだよね、嬉しいよね。って言ってる奴だったんだよ。
一緒に、っていっても妹のお宮参りの時ので、切取り拡大されておかんの顔しか見えないんだけね。
でも時々仏壇とこ行って眺めてたししてさ。
159 :1:2012/03/02(金) 02:16:19.37 ID:xKFbHffu0
そんな妹に俺は、ずっとおかんのこと覚えてるだの、この写真の俺きめぇwwだの
よく言えたもんだ。ほんとこの日だけで何回死にたいって思ったか分からない。
そしておれは全部聞き終えて、涙やら鼻水やらでぐしゃぐしゃになってる妹にちゃんと向き合って
頭を下げた。もうこれ以外何をすればいいのか分からなかった。
本当にごめん、こんな言葉では足りないけど、知らなかった。
もっとちゃんと気づくべきだった。ほんとにごめん。
でも家族の中で誰も、お前のこといらないなんてやついないし、
おとんもお前のこと大事にしてる、あの時はおとんも追い詰められてたから
許してやってほしい。
すると妹は、別にもう怒ってない。でも、忘れられない。と、言った。
俺はうん、と答えて気づいたら正座していた。
160 :1:2012/03/02(金) 02:20:57.60 ID:xKFbHffu0
落ちて戻ってきたよ。
もう終わるから書ききるわ。
春休みでよかったよ…。
妹はすっかり落ち着いていて、まぁ今さらどうしようもないよ、と言った。
俺は、それを絶縁のことかと思ったら、そうじゃなくて、
そのまま起こったことだからもういいよ、ってことだった。
この時初めて、俺は妹はなにげにすごい奴なんじゃないかと思った。
161 :1:2012/03/02(金) 02:26:35.77 ID:xKFbHffu0
それから妹はすごかった。
あんなに休みがちだった学校を全然休まなくなった。
1年の時は半分以上休んでたのに、2年では一回も休まず行って皆勤賞を取った。
その上、学校中で特によくやったと言われる皆勤賞には特賞がもらえるんだが、
妹はそれも取ってきた。
去年までの妹では考えられないような功績だった。
おとんはもちろん、ばあちゃんはものすごく褒めてくれたらしい。
何回もやればできるんだから、やったできたろう。お前はすごいんだから当たり前だ。
そう言ってたそうだ。
162 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 02:29:21.23 ID:cjtQD8mM0
頑張れ
163 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 02:30:34.42 ID:R8XOZ548P
妹に惚れた
164 :1:2012/03/02(金) 02:31:47.68 ID:xKFbHffu0
その勢いのまま3年までいって、結局その年はどうしても休むことがあって皆勤は逃してしまったんだけど、
妹はもう、行くのが当たり前の生活になっていた。
そして進路もちゃんと決めていた。ずっと夢だった調理系に進むことが決まった。
最初はパティシエ希望だったけど、調理なら料理もお菓子も作れる、と言って選んだ。
168 :1:2012/03/02(金) 02:37:06.26 ID:xKFbHffu0
そんな妹を見ながら俺はぼちぼち勉強して、なんとかEランクの大学に進むことが決まった。
思えば、生まれて初めて別々も道へ進む瞬間でもあった。
専門へ行って1年目の前半は、やっぱり体調崩して休みがちになったりしたけど、
それもだんだんとなくなって、毎日登校して行った。
そして小さな大会に出て、入賞するなんてこともあった。
169 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 02:41:19.54 ID:ztrcI6ED0
偉いな〜 うん 偉い
167 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 02:33:31.29 ID:y7ZjECJ20
釣りなら本当に>>1の母親はくたばる
170 :1:2012/03/02(金) 02:45:54.53 ID:xKFbHffu0
>>167
自分で書いてて釣りくせーwwwって思ったけど
これはマジなんだぜ。
そして今年の2月に、おとんと俺で妹の卒業制作を見てきた。
ていうか実際作ったのを食べてきた。
作った料理出された時、妹が作ったとは思えないくらい綺麗で、
思わず、料理出してきた妹に「これ作ったの?お前作ったの?wwえ?ww」
って言って叩かれた。
その料理食べて、おとんはありえないくらいにこにこしながら食ってて、
俺は美味いなぁ、こっちも美味いなぁって言いながららにやにやしてた。
最後に生徒が一人ずつコーナーになって、妹も挨拶したんだが、
言ってる内容は普通すぎて覚えてないけど、なんか色んなことをふわーっと
思い出した。
172 :1:2012/03/02(金) 02:51:28.42 ID:xKFbHffu0
高校で初めてやったアルバイトの初日、帰ってきてすぐ
ギャルばっかりだった、どうしようって涙目になってたとか。
3年になった頃には、もうベテランになってて、バイトの話したら
よく人の名前が出るようになってたなとか。
専門に行ってからは、こんな技ができるようになった!って時とか、
オムレツが苦手でできるようになるまで毎日オムレツ食わされたなぁとか。
正社員になれたよー!って報告した時の喜びようとか。
もう、ほんとに色々溢れてきた。
174 :1:2012/03/02(金) 02:56:39.41 ID:xKFbHffu0
そんで、涙が出てきた。
隣見たら、あの感動に弱いおとんでさえ普通にしてたから
恥ずかしくてすぐ引っ込めたけど、ほんとあの日が人生の中で
嬉しいこと10本の中に入るくらいの日だった。
絶対に人の中では生きていけないと思ってた妹が、
今はこんなに立派に自分の足であっている。
それが俺にとって、誇りに思えた。
本当に、最高に自慢の妹だ!!って外で叫びたかった。
175 :1:2012/03/02(金) 02:58:15.48 ID:xKFbHffu0
今年の3月、ていうかもうすぐなんだが
妹と東京に行ってくることになった。
178 :1:2012/03/02(金) 03:04:23.60 ID:xKFbHffu0
おかんの昔からの友達に会えることになったからだ。
妹の卒業旅行どっか行こうか、とは話してたけど、同じタイミングで
その友達から電話が来て、話の流れでおかんの縁の場所でも巡らない?
と、言ってもらい行くことになった。
この旅で、正直期待してるのはおかんの歴史より、妹との思い出の話だ。
少し聞いたところによると、その人は妹が生まれてからもおかんと結構会っていたらしい。
だから、その時のエピソードが聞ければなあ、と思ってる。
179 :1:2012/03/02(金) 03:05:59.84 ID:xKFbHffu0
ぶっちゃけ、こんな風に話してるけど、
いじめ以前のハツラツな妹に戻った!とかではなくて、
未だにたくさん問題も残してる。
180 :1:2012/03/02(金) 03:11:25.32 ID:xKFbHffu0
人と関わるようになったとはいえ、まだ業務連絡くらいしか話せないとか
もういい、とは言ってもおとんとの間に少しだけ溝というか、ぎこちなさがあるとか
そして、現在も吐き癖は治ってない。
昔みたく拒食症的な吐き方ではないけど、胃にものがあると気持ち悪いからやっちゃうらしい。
他は時間の流れとかがあるけど、この癖だけはどうしても直してやりたい。
まぁ、あんまり言い過ぎたらまた切れてケンカになるから少しずつだけどね。
182 :1:2012/03/02(金) 03:18:03.64 ID:xKFbHffu0
そんなわけで、
おかんが死んで、妹が色々あって成長して、家族が立ち直る
という話でした。
見てくださってありがとうございました。
質問とかあったらどうぞー。
朝とかに答えます。
183 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 03:24:26.02 ID:ztrcI6ED0
おつ これからも頑張ってくれ
親父さんやお婆さんも大切にしてあげてくれな
184 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 06:41:44.16 ID:gi30RV2MO
いい話や
おつ!
185 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 06:56:16.96 ID:rsakuWJC0
えぇ話しやった…泣きそう…
188 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 08:08:21.42 ID:qJgeEJ//0
親のどっちかがいないと、片親も子供も辛いよな… みんなよく頑張った
ちなみに母親の墓参りには行ってる?
191 :1:2012/03/02(金) 10:19:53.19 ID:xKFbHffu0
>>188
おかんのお墓はおとんの実家の近くにあるよ。
お盆にはみんなで挨拶しに行ってる。
小学生の時は、なんで俺だけ母親いないんだろう、こんな寂しい思いしなきゃいけないんだ。
って、思ってたけどそんなのおとんもだったんだよなあ。
世界で一番かっこいい父親ってのは、俺の中では岡崎朋也のことです。
189 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 09:09:20.14 ID:F5qdUZhE0
久しぶりにいいスレ。
朝から泣いた。
194 :1:2012/03/02(金) 11:16:41.47 ID:xKFbHffu0
このままだと、かまってちゃんになりそうだから終わっとくわ。
最初はこれを書いて、俺がどんだけ薄情か叩いてもらいたかった。
俺の文章力や無意識で、あんま俺の酷さが伝わってないけど、俺自身、何回も妹を泣かしてる。
でも、おとんをすごいって言ってくれたり、ばあちゃん優しいって言ってもらえて嬉しかった。
何より妹偉いよ、頑張ったね、って言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しかった。
これを見て、何か考えてほしいとか全くない。
俺の反省文というか、そういうものだから。
ばあちゃんに対してだって、途中で書き込んでくれてた人もいたけど、
俺ももっと大事にしてれば、
とか今は思うよ。もうできないから余計に。
でもひとつだけ言わせてもらえるなら、治らない傷はない。
かさぶた目立ったり、痕になるかもしれないけど、
ちゃんと血が止まって治っていくんだってこと。
これだけ。妹を見てたらそう思うんだ。
そんなわけで長々として、すいませんでした。
初めてスレ立てたんで、色々おかしかったかもしれないけど、
夜中に励ましてもらったおかげで、なんとか書き終えました。
朝起きて乙してくれた人たちもありがとう。
みんな言葉で、俺もまだまだ生きてける、って思えたよ。
それでは今日がみなさんにとって素敵な一日になりますように!
(`・∀・´)ノシ
197 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 11:28:50.99 ID:R8XOZ548P
家族万歳!
198 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 11:49:16.77 ID:xdAqzrz10
おばあちゃん亡くなられたのか…
成長して立ち直った>>1と妹を見て、安心されただろうな。
将来、妹の結婚式でアホみたいに泣いてる>>1とお父さんが目に浮かぶよw
本当に乙!!
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