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おかんが死んで妹が立ち直るまでを書く

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Part2
68 ::2012/03/01(木) 21:41:28.53 ID:8UI/VwN40
パソコンからなんだぜ…
タイピング難しいです。
でも、なんで目の前の人間に言いたいことはちゃんと言わないんだとイラッときて、
「おい、言いたいことがあるならちゃんと言え」
と言った。
すると妹はばんやりした顔で、
「え?何が?」
と、返してきた。
今ならわかるんだけど、その顔ってわざとなんだよ。
なんのことですか?って顔で話を遮る技というか。
ようするに言ってもしょうがないの時の顔なんだ。
そのままうやむやにされて、妹が今から出て行って終了になった。
話のためにテレビも消した居間は感じたことないほど静かで、何も言わないおとんが怖かった。

69 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 21:46:22.14 ID:xR7ufpcF0
おとんの対処は まぁ正解ではなかったんだろうけど おとんも辛いだろうな

70 ::2012/03/01(木) 21:50:11.47 ID:8UI/VwN40
居心地悪くてもぞもぞしてると、おとんが手で顔を覆い隠した。
お疲れ、と言おうとした時、おとんの手の下から声が聞こえた。
嗚咽だった。
生まれて初めて見るおとんの涙に、俺はびっくりを通りこして驚愕していた。
え!?泣くの!?とか思ってしまった。
そして息を詰まらせながら、おとんは一言だけ言った。
俺、育て方間違ったのかなぁ、と。
それを聞いて俺は何も言えなくなってしまった。
それから、一人でやってきたけど、ダメだったのかなぁ。
そう言いながら泣いていた。
俺は涙目になりながらそんなことないと肩をさすった。
今は妹は病気なだけ、しょうがない。薬も分らなかったからしょうがない。
俺も小学の最後に変だった時期あるじゃん、でも治ったじゃん。
おとんに育ててもらって苦労したことなんてないよ、一回も。
そう言いながらひたすら肩をなでてた。

71 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 21:53:11.22 ID:xR7ufpcF0
親の涙は辛いなぁ
お前よく声かけてあげたな えらいよ

72 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 21:53:14.71 ID:yuRVGCbnP
ええ子や・・・


73 ::2012/03/01(木) 21:54:50.30 ID:8UI/VwN40
この時、おとんがどんだけ悩んでたのかも初めて分かった。
こんなに今の状況に追い詰められてるのかと思った。
そして、俺がこの日までいかに何も知ろうとしなかったのか自覚した。
おとんは涙をふいてそうか、と言ってもう休む、と出て行った。

74 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 21:56:09.80 ID:Y4oLgKOs0
ええ話や・・・
おかん空気やけど。

75 ::2012/03/01(木) 22:02:08.27 ID:8UI/VwN40
俺のおかんは、俺が3歳になる前、妹が2歳になる前に病気で死んだ。
ガンだった。
この頃とか子供の時におかんのことを聞いても、おとんはなんとなくはぐらかして聞けなかった。
ばあちゃんはそんなおとんに気を使うように、その話題には触れなかった。
そしてこれはつい最近分かったことだけど、おとん、結婚3年目とかでおかんを亡くしてるんだ。
その上、亡くしてから何年も経ってないからまだ気持ちを整理できてなくて、思い出したりするのもきつかったんだと思う。
でも一人でも立派にこどもを育て上げてやる!と、覚悟をしてたみたい。
そんな中で起きた妹の件は、おとんにとってどのくらいキツイことだったか。
俺は想像できない。

80 ::2012/03/01(木) 22:07:19.66 ID:8UI/VwN40
そんなことを考えながら、俺はこれからどうするかを考えた。
まず、俺は家の中で明るくしていよう。
もうおとんが泣かないように上っ面だけでも平穏な感じにしなきゃいけないような気がした。
あと妹の話もちゃんと聞こう。
これから歩みよれば、きっとなんとかなる。そう思った。
だけど、今の俺はやたらと部屋にいる時間が長い。
なんでかな、今思いだしてみたけど、それはこの時期からで
結局俺は妹と向き合うことは、あの時期一度もすることができなかった。

77 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 22:03:00.85 ID:yuRVGCbnP
息子が立派なのは今痛いほど味わっている

78 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 22:06:12.79 ID:Y4oLgKOs0
>>77
そうすか パンツはけよ

83 ::2012/03/01(木) 22:26:43.02 ID:8UI/VwN40
パンツはけよ。
あと疲れてきて文章おかしくなってきた、ごめんね。
次の日、妹はばあちゃんとおとんと一緒に精神科へと行った。
俺は普通に学校に行って、なるべく早くに家に帰った。
帰ってみると、うちの中の空気が明らかにおかしかった。
なんかあった、それは明白だった。
居間に行ってみるとばあちゃんが一人でソファにいた。
心なしか疲れてて、どうだった?と、聞くと大変だったと教えてくれた。
病院に行くまでは大人しかったけど、ついて診察に呼ばれてからずっと暴れっぱなしだったそうだ。
何を聞かれても叫んでるし、大人しくなったと思ったら先生には一切答えなかったらしい。
結局ばあちゃんはこれくらいしか教えてくれず、薬だけはもらってきたみたいだった。
でも妹は一回もこの薬を飲まず、こっそり捨てていたと後で聞いた。
ついでにあの先生はなんとなくやな感じがした。気持ち悪いとも。
精神科は先生との相性も大事みたいだから、無理やり行かせるのはよくないみたい。
妹と先生も、そうとう相性最悪だったみたいです。
これを最後に、妹は精神科には行かなかった。

84 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 22:29:46.19 ID:xR7ufpcF0
oh…こればっかりは運もあるもんな…

81 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 22:20:00.15 ID:xR7ufpcF0
この時期って>>1は中2くらい?

85 ::2012/03/01(木) 22:32:34.61 ID:8UI/VwN40
>>81
そうだよ。
そしてどうにもこうにもならなくて、ついに妹は入院することになった。
一応は検査入院だったけど、食べ物をとらなくて栄養失調がこれ以上進むとヤバい、
ってのもあったらしい。
そんなわけで、俺と妹は生まれて初めて長期間離れて過ごすことになった。
入院することになって、さすがに妹も心細そうで、
入院する日も何回も電話して来いよ、いっぱい話そう、いつでも話聞いてやるって言ってた。
妹はうん、電話する、たくさんしゃべろうと笑ってた。

86 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 22:37:39.95 ID:yuRVGCbnP
ええ子や・・・

87 ::2012/03/01(木) 22:38:24.97 ID:8UI/VwN40
入院は確か夏休みにかけてだったと思う。
おとんはできる限り毎日お見舞いに行って、妹に会おうとしてた。
俺もそれに付きあって、毎日のように遊びに行っていた。
だいたい妹は起きていて、俺たちが行くとおー、きたーと笑って出迎えていた。
ベッドで話して、その間に晩ごはんがきて、一通り話したら
何か食べたいものあるか?って聞いて、とりあえず病院の中にあるコンビニ行って
食べたいものあったら買う。んで、食べながら話して、お見舞いの時間が終わるあたりで帰る。
というローテーションを過ごしていた。

88 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 22:40:46.98 ID:xR7ufpcF0
中2でこの経験は>>1も辛かったろう…
この入院がイイきっかけになったことを祈る!

89 ::2012/03/01(木) 22:47:01.41 ID:8UI/VwN40
何か食べたいかと聞くと、たいていいらないと言ってたけど
だんだん飲みたいものとかは出てくるようになった。
けど、相変わらず食べたいものは出てくることはなかった。
夜ごはんも手をつけずに戻すので、途中からは俺は食べちゃうことも多くなった。
こっちはごはん前だったから、誘惑に勝てなかったんだ…
入院してからは少しは穏やかになったけど、やっぱり気に食わないこととかあったら先生や看護師に当たり散らすこともあった。
そして入院中だからとおとんが甘やかして、いろいろ物を買い与えるようになって
わがままなところが大きくなってしまって、今でもその辺は残ってる。というのはまた別のお話。

90 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 22:52:20.02 ID:V63ig4Jb0
ふむ


91 ::2012/03/01(木) 22:56:09.56 ID:8UI/VwN40
そして季節は秋のはじめ頃。
おとんはそろそろ妹を退院させようか、考え始めてた。
容体も落ちついてきたし、このまま入院してると体力も落ちるだろうと話した。
けど、実際は入院費がかさむのがあれだったんだと思う。
まぁ、実際飲み物も飲むし、少しは食べるようになったからこれ以上は小児科でできることはない。
という結論だった。
けど、実際退院したのは、さらに1か月後だった。
理由は妹ぐずったせいだった。
そんなこんなで帰ってきて、最初は借りてきた猫みたいだったけどだんだん慣れてきて普通の生活を送るようになった。
と、同時にばあちゃんへの暴言も多くなっていった。
俺やおとんにも言ってたけど、ばあちゃんへは比べものにならないくらいに言ってた。
退院してからは特に小さなことで怒鳴り散らすことが多くて、
ごはん中にこれ嫌いなのになんで作っただの、痛いのはそこじゃないしゃんとさすれだの。
もうただの暴言もいいとこだった。

92 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 22:58:10.56 ID:xR7ufpcF0
赤ちゃん返りみたいなものなんだろうか?

93 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 22:59:19.09 ID:3JBTVI4v0
妹さんは何があったんだろうな・・・ 気になるね

94 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 23:00:09.34 ID:IvY2dHIG0
ばあちゃんに甘えてるだけなんだよな。
いろいろ思い出したら泣けてくるわ。
俺も相当ばあちゃんには酷いこと言った。
ごめんなばあちゃん。

95 ::2012/03/01(木) 23:00:36.62 ID:8UI/VwN40
でもばあちゃんは文句は言えど、それ以上何も言わずやってあげていた。
俺が一度、もっと言ってやんなよ、つけあがるよと言ったら、
「でも、あの子の痛さはあの子しか分からん。あの子の言うこと聞いてやらなきゃ誰が聞いてやるんだ」
と言った。
俺は、なんでそんな尽くすのかと思ったが、あの「言うこと」って
たぶん「言葉」とも置き換えれるんだな、と最近思った。

96 ::2012/03/01(木) 23:06:37.42 ID:8UI/VwN40
そんな風に過ごして行き、妹は保健室登校という形で学校に通うようになった。
保健室登校といっても、うちの場合は保健室の隣にフリースペースみたいな教室があって、
妹はそこに行って課題をやったり本を読んだりしたらしい。
そして俺は3年になり高校受験に挑み、そこそこの偏差値の高校に受かった。
そして春休み中に電話がきて、一般コース受けたけど希望するなら進学コースも行けちゃうよと言われ、
調子に乗って進学コースに行き、学力が追い付かず、部活や教室の人間関係で悩み、
7月で高校をやめることになる。

99 ::2012/03/01(木) 23:13:51.75 ID:8UI/VwN40
おとんにはろくに理由も言わずに退学させてもらって、そこから約1年間ニートをすることになった。
おとんは何度も俺にこのままだとダメだ。高校だけは出なきゃ、社会に出るのも大変だし、一番大事なことを学ぶ時間も
できなくなると言った。
大検じゃダメなのか、って聞いたら、人間関係は社会に出る前は学校でしか学べないと言った。
俺は学校生活はもうこりごりだと思ったけど、おとんのその一言はなんとなく胸にすーっと入ってくるようだった。

101 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 23:18:04.39 ID:V63ig4Jb0
でも実際は学校の人間関係なんで社会に出たらカスみたいなもんで、早くから大人と会話するように育てた方が社会性が高まって有用

103 ::2012/03/01(木) 23:20:28.22 ID:8UI/VwN40
妹の話メインでいこうと思ってるから俺のことはサッと終わらすよ。
そして俺は大検の勉強ができる高校のようなものを見つけた。
さっそくおとんと見学に行ってみたが、確かに教室があってみんな勉強している姿が見れた。
それを見てると、もう一度学校通ってみるのもいいかな、なんて思いも出てきて、
学費の話を聞いてみると、なんと100万円かかると言われた。
1年ではなく、半年で。
しかもこのカリキュラムをこなせば大検が手に入るのではなく、大検の勉強だけでこの学費がかかる。
しかももし落ちたらまた半年で100万払わなければならない。
さすがにおとんは絶句してた。おれもポカーンとなった。
帰り道であれはちょっと無理だな、と言われたのであれに行くくらいなら独学するわと返した。

104 ::2012/03/01(木) 23:27:28.48 ID:8UI/VwN40
そんなわけで大検の問題集を買ってもらい勉強を始めるんだが、なかなか手に付かない。
分からないし、意欲が湧かない。
そのうち嫌になってサボりがちになる。
1か月経たないうちに、俺は立派な引きニートになってしまった。
高校に入るときに買ってもらったケータイがあったから、いくらでも時間をつぶす方法があった。
その頃唯一できた高校の友達から、掲示板から音楽をダウンロードできると知って
俺は色んな音楽を聴き始めた。そしたらパケホに入っておらず、次の月の請求が10万になって
おとんを青くさせたりしてた。
妹は副担が嫌なやつすぎて、精神的に潰されそうになりながらもなんとか不定期登校を続けていた。

106 ::2012/03/01(木) 23:33:21.84 ID:8UI/VwN40
そんなある日、小学校から続く友達の家に遊びに行った。
そいつは学歴厨な両親を持つ、普通な高飛車だったが当時の俺はなんとなく
そいつのことは嫌いになれなくて、よく遊んだりしてた。
意外と性格もさっぱりしてて付き合い奴なんだが、その母親も輪をかけて性格がさっぱりしてて
親しみやすい人だった。
そんな奴の家に遊びに行くとたまたま仕事が休みとかで母親も家にいた。
いらっしゃいー、聞いたわよい。学校やめたんだってー?バカだねーww
そう言っておやつを出してくれた。
まぁ、普通にバカなことしたと思ってたし、ここまで軽く言ってくれた方が気が楽だった。

105 :名も無き被検体774号+:2012/03/01(木) 23:32:02.58 ID:xR7ufpcF0
やっぱ独学で大検はキツイか
>>1だって頭よかったんだろ?進学コースにわざわざ声かけてもらったんだもん

108 ::2012/03/01(木) 23:44:23.83 ID:8UI/VwN40
>>105
独学はキツイ。予備校の大事さはこの時感じたよ。
そして一冊のパンフレットを出してきた。
ここの高校知ってる?そう言って差し出してきたので中を見ると、
制服の男女が写ってる。
いいえ、知らないです。というと、ここって中退とか訳あり転校とかを
受け入れてくれるんだって、と教えてくれた。
よく見ると、要するに「ヤンキーも不登校も、留年も、中退もバッチ恋!」
みたいなことが書いてあった。こういう学校もあるんだなー、と思ってふと気づいた。
不登校。

109 ::2012/03/01(木) 23:47:50.67 ID:8UI/VwN40
そういえば妹の進学はどうなるんだろう、と急に気になりだした。
あいつ勉強って言っても、そんなにしっかりとした授業なんてほとんど出てないし、
偏差値なんてあるのかってくらい学力がなかった。
ここなら、あいつも行けるかも。そう思うとなんだかパアッとひらめいた気がした。

112 ::2012/03/01(木) 23:58:10.88 ID:8UI/VwN40
その日の夜、妹とおとんにパンフレットを見せた。
おとんはまたこの間みたいのか、と警戒して、妹は無表情だった気がする。
パンフレットを見せながら、俺は何故か必死に訴えてた。
ここなら妹も単位が足りなくても通える、不登校にも理解があるから通いやすいと思う。
ついでに中退者も受け入れてくれる。
そんな説明をしてると、妹がその高校知ってる。と言い出した。
なんでも進学の面談の時にここと他にいくつか同じような高校を教えてもらったらしい。
でもまだどんなところか分からないから決めかねてるとも。
俺はこっちでも調べてみると言っておいた。
そして1週間くらいしてまた高飛車の家に行った。
今度はおばさんが来い、ってさと高飛車がメールしてきたからだった。
行ってみるとテンション高めのおばさんがいて、着くなりあのね聞いて聞いて!
と、語りだした。

114 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:01:57.26 ID:yuRVGCbnP
>>112
wktk

115 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:02:06.81 ID:IvY2dHIG0
くそう。
話の構成が上手い>>1だな。
眠れなくなるぜ。

116 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:03:39.44 ID:ztrcI6ED0
うむ 句読点以外は文才がある

117 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:04:57.02 ID:V63ig4Jb0
うん。上手い

118 ::2012/03/02(金) 00:05:12.22 ID:p4Dkb7Jl0
俺に会ってから何日かして、仕事で噂の高校の近くを通ったらしい。
どんなところか見てやろうと近づいてみたら、たまたま学校から制服の女の子が出てきたそうだ。
それを見て、すいませんって話しかけてみた。
そしたらなかなかいい子たちでちょっとおしゃべりが弾んでしまった。
そうだ!と、思ってその子たちにここに通ってて楽しい?って聞いた。そしたら、
「その子たち笑って楽しいです!って答えたよ」
と言った。
この人リア充だなあ、と関心してポカーンとなったけど、おばさんはそのまま話を続けて
どんなパンフレットよりも生の言葉が一番信用できるよ。
たぶんあの子たち、嘘は言ってないんじゃないいかなあ。
そう言って話終えた。

119 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:09:18.86 ID:R8XOZ548P
恵まれてる・・・

120 ::2012/03/02(金) 00:14:02.60 ID:p4Dkb7Jl0
褒められててびびった。
ありがとう。山場は越えたから、あと少し付き合ってください。
高飛車はそれを聞いて、話しかけるとかマジ恥ずかしいわーと頭を掻いていた。
それを聞いて俺は、とても、でも静かに感動した。
ただの同級生のこどもにここまで世話焼いてくれるなんて、なんて優しい人なんだろう。
高飛車も進学校行ってて色々慣れてない時期なのに、色々話聞いてくれたり励ましてくれたり。
この時俺って世界で一番幸せな奴だなって思った。
こんな今すぐこいついい奴ですよ!って言いたくなる友達がいて、
その母親があり得ないくらいアクティブな人で、他人のために動いてくれる人だった。
その人たちのおかげで道が開けてくるなんて、これ以上ない奇跡だと思った。

121 ::2012/03/02(金) 00:21:36.25 ID:p4Dkb7Jl0
だから俺はこれ以上調べるまでもなく、ここが一番だな、と思った。
帰ってからさっそく妹とおとんにも話して、俺はここに行きたいと伝えた。
おとんは、いい友達を持ったな、と言ってくれて反対はしなかった。
妹は少し穏やかな顔で、私もそこでいいよ、と言った。
それから一回だけ学費の話とかを聞きに、その高校へ行ってみた。
予想以上に小さくてびっくりしたけど、教室で授業受けてる生徒を見てたら
なんとヤンキーと根暗っぽいのが仲良く話してたりしてた。
すごいな、と見てたらあっちに見つかって、転校生だ!と逆にじろじろ見られたりした。
移動しながら、楽しそうだね、と妹に話かけたら小さくだね、と答えて笑った。

122 :名も無き被検体774号+:2012/03/02(金) 00:27:06.89 ID:R8XOZ548P
泣ける

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