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細々と過去の出来事を晒す

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Part6
185 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 20:49:53.25 ID:OtNLhzv+0
やあ。
今日も頑張っていきたいと思います。

みんな、いつもありがとう。嬉しいよ。
誤爆とかもゆるしちゃう。


高校編の続きか・・。
ちょっと番外編書くかな。

186 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 20:53:21.43 ID:OtNLhzv+0
この頃、高校で、人生2度目のイジメに遭っていた。

ちなみに1度目は小学校の頃だった。
一時的なイジメだったから、あんまり傷ついた思い出は無い。
今の共通の友達から聞いた話では、
「あの子がイジメをしてたなんて信じられない。すごいいい子だよ。」
だそうだ。
人生、どうやって性格が変わるかわからん。


2度目のイジメは、1度目よりはきつかった。
まあ、家のゴタゴタに比べればたいしたことはなかったけどな。
鼻で笑ってられるくらいだぜ。

理由は行動が気にいらない、ってことだったらしい。
グループ内で定期的に回ってくるイジメだった。

187 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 20:55:38.09 ID:OtNLhzv+0
周期は大体半年から1年くらい。
グループ内の子は、ほぼイジメを済ませていた。
1は、イジメのボスと仲が良かったこともあって、ずっと免れてたんだ。

他の子らがいじめられてる間、1は結局何も出来なかった。
1も立派な加害者だな。
自分に回ってくるのが怖くて、ボスに調子を合わせてた。
いじめられていないポジションにいる子達も、同じだった。

188 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 20:59:29.71 ID:OtNLhzv+0
いじめを済ませた子は、自分の鬱憤を晴らすためにいじめるって感じ。
悪循環だった。

女のいじめって、ほんとに陰湿で幼稚。

実際にされたことと言えば、まあシカトと聞こえよがしにされる悪口くらいなもんだったが。

ある日突然みんなが冷たくなって、シカトがはじまるんだよ。
今まで当然のようにしてた会話がなくなる。
声もかけてもらえない。
それまで楽しくてしょうがなかったバカ話も、孤独感を強烈に感じる拷問になるんだよ。

189 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:05:03.49 ID:OtNLhzv+0
それなのに、その場にいなきゃいけない。
悔しくて悔しくて、毎日手帳にのろいの言葉を書いてたわけだww

その後、ボスが改心したらしく、いじめ休戦の話し合いの場が持たれた。
ってか、いじめる相手がもういなくなったから、終わりにしようってことだったんだと思うが。
結局ボスだけは、そのグループでいじめられずに済んだしな。

卒業まで、いじめの無い期間が半年くらいあったが、もう上辺だけの仲良しグループ、
みたいな感じでほんとに気持ち悪かった。


シカトと悪口でこんなにキツいんだから、それ以上のいじめってどんだけキツいんだ、
っていつも思う。
今は、ケータイつかっていじめられたりするんだろ・・。大変だよな。



190 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:07:58.99 ID:OtNLhzv+0
いじめは良くないよ。ほんと。
何も出来ない傍観者も、加害者になるしな。
困ったもんだな。


ってことで、そろそろ本題に戻るかね。

191 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:11:57.74 ID:OtNLhzv+0
えーと。前回は、母親が退院したところまでか。

この時期の記憶が、ほんとに曖昧なんだ。

他に覚えていることと言えば、
テスト週間中、母親とヤマダが激しいケンカをしているのを聞きながら、
1に出来ることは勉強して成績を上げるだけだ。
って言い聞かせてめちゃくちゃ集中的に勉強したら、飛躍的に成績が上がって、
ちょっと嬉しかったことくらいだ。

やっぱりやれば成績はあがるのな。

あ、それから、当時スカパーが見れるようになってたんだが、
それのPPVでAVを見たのがばれて、物凄い怒られた記憶がある。
AVは面白かったwww

192 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:16:19.18 ID:HO7UeRcr0
今日見てるよー

女のイジメは陰湿だよね。
自分も加害者・被害者の両方やった。
加害者の時は、本当に鬱憤ばらしに過ぎなかった気がする。
でも被害者になった途端、
一転して自分がストレス解消の道具と課すんだよね。

男は逆にあっさりしてんだろうなぁーっと思ったけど
男:女=9:1の大学行った時、醜い男の嫉妬を見たな。

194 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:18:40.39 ID:OtNLhzv+0
>>192
お。ありがとう。
男も酷い感じするよな。
命の危機にさらされるのは、どっちかって言うと男だよな。
それを考えると、恐ろしい。

193 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:17:17.35 ID:OtNLhzv+0
そろそろ真面目にな。

ケンカの激しさが増していく日々で、母親は近所に合わせる顔がなくなっていった。
旦那の単身赴任をいいことに、どこからともなく男を引っ張り込んで一緒に住み始めた。
しかも、その男は、恥も外聞もなく騒音を撒き散らす。
全盛期には、3日に1回くらいの割合で、深夜に車のクラクションを鳴らし続けてたからな。

おまけに家はどんどん壊されていく。
父親と二人で買った家なわけで、
母親もさすがに父親に申し訳ない、と言う気持ちも強まっていったようだった。

195 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:20:24.24 ID:OtNLhzv+0
引越しをする、と言う話題が出るようになった。

「ヤマダも、いつまでも父親が建てた家なんかに住みたくないんだと思うよ。」
と、母親が言っていた。

母親から聞いたとき、
そう言う気持ちもあったのか。それは意外だ。
と思った。

196 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:23:10.02 ID:OtNLhzv+0
当時住んでいた家も、その家に決めるまでに相当な時間を費やして決めた。
大きな買い物をするんだから、当然だと思う。
だから、1も、まさかすぐに引越し先が決まるとは思っていなかった。

が、その日はあっという間にやってきた。
ちょうどタイミングよく好評発売中の住宅をヤマダが見つけてきたらしい。
交通の便が良く、良質な住宅として有名らしい会社が発売していたんだとか。
ヤマダは、母親に一切相談もせず、見つけたその日に契約まで済ませてきたんだそうだ。

やまだすげーー。

197 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:24:52.17 ID:OtNLhzv+0
そのフットワークの軽さが、簡単に家族も捨てて不倫に走らせたんだろうな、
って思った。

母親と二人でその家を見に行った。
意外と環境も良く、1はちょっとウキウキしたりもした。


198 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:27:12.72 ID:OtNLhzv+0
新しい環境にワクワクした。
恥と悔しさで塗りつぶされた家から出られる、と思うと
鬱屈した思いも晴れるような気分でさえあった。

でも、ワクワクした気持ちも、引越し当日までだった。

200 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:30:06.92 ID:OtNLhzv+0
やっぱり、ずっと慣れ親しんだ家を出る、と言うのは思った以上に悲しかった。
それだけじゃない。

短かったし少なかったけど、
父親と母親と3人で暮らした楽しい思い出も捨てなきゃいけないんだ、
と言うことに、このときようやく気が付いたからだった。

この家を引っ越していくと言うことは、まるで、
父親と縁を切るということになるんじゃないか、って気がして、辛かった。
実際はそんなことは全くなかったけど。

車に乗って、視界から段々遠ざかっていく自分の家を眺めながら、
泣きそうになるのを必死にこらえてた。
母親にそんな涙を見せたら、悪い気がした。


201 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:32:31.29 ID:OtNLhzv+0
新しい家に着いたら、悲しい気持ちなんかに浸ってる暇はなかった。
それに、なんだかんだで、ウキウキする。
1、新しモノ好き。

事前に下見をしたとき、自分はこの部屋をもらえるだろう、と踏んでいた部屋があった。
前に住んでいた部屋から比べたら格段に狭くなるが、入れないことはない広さだった。
もう一つあったが、そこは狭すぎて、物置にしかならないんじゃ、と思っていた。


202 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:35:00.71 ID:OtNLhzv+0
新しい家について、母親に改めて聞いた。

1「この(広い)部屋でいい?」
母「ごめん。1はこっち(狭い)の部屋だって。」
1「え、なんでー?お母さん達使うの?」
母「うん。アイツがこの(広い)部屋使うって言うから。」

まあ、今回はヤマダの持ち物だし、文句は言えないかなー、と思って諦めることにした。
仕方なく狭い方へ荷物を運び込む。

203 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:37:17.19 ID:OtNLhzv+0
元々、前の家にあった自分の荷物を全部持ってこれるスペースはなかった。
なので、厳選して必要なものだけ持ってきていた。

それでも、狭い。

布団を敷くスペースを考えて、簡易タイプの折りたたみテーブルと、
小さい棚を置いたら、歩けるスペースは殆ど残らなかった。

元々、新しい家は狭いんだし、住まわせてもらえると思えば、まあいいか。
と思った。
1は、意外と楽天家だよ。えへ。

204 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:39:27.60 ID:OtNLhzv+0
引越しが全て完了して、業者が帰っていった。

ヤマダが使うらしい、と言っていた広い部屋は、結局荷物置き場になった。
しかも、狭い部屋に置いても意外とイケそうだった。

母親とヤマダはもっと広い部屋を寝室に使った。

なんだろう。前途洋洋だ。

205 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:45:15.46 ID:OtNLhzv+0
とは言え、新しい環境で気分も一新し、毎日ワクワク暮らしていた。
と思う。

ただ、ケンカは相変わらず激しいままだった。
家が小さくなった分、二人の争う物音は、よりはっきり聞こえるようになった。
1は今までにもまして、物音に敏感になっていった。
そして、新しい家は、母親にとってあまり良い影響を与えなかった。

これまで、ヤマダにとって自分の持ち物ではない前の家は、いくら壊しても暴れても
痛くもかゆくもなかった。
でも、これからは自分のものだ。
暴れて、例えば包丁を床にでも突き刺せば、自分が嫌な思いをする。
ヤマダは、この家に引っ越して以降、一度も、自分の家を傷つける行為はしなかった。


206 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:47:20.31 ID:OtNLhzv+0
1は思った。
あれは、自分のものじゃないと言う冷静な判断のもと、
やっていた行為だったんだ。
壊してもいい、と思ってやっていたんだ。

また、憎しみが大きくなった。


そうやって、ヤマダの有り余る体力は母親へ向いた。
母親の動きを封じる圧迫攻撃は激しさを増していった。

207 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:48:20.51 ID:OtNLhzv+0
母親の体にあざが出来ていることが多くなった。
何があったのかなんて、怖くて聞けなかった。

なんとなく、圧迫だけじゃないのかな、って思っていた。

209 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:52:05.28 ID:OtNLhzv+0
新しい家に引っ越して、1は高校を卒業する歳になった。
勉強したい分野があって、その分野のある大学に進学したいと思っていた。
その時点で、行きたい大学の偏差値に、自分の偏差値は5くらい足りなかった。
でも、高校受験では頑張らなかったし、大学は受験しようと思っていた。

そのことを母親に告げた。
そしたら、やめなさい。と言われた。
「1はどうせ勉強しないんだから、推薦で行ける大学にしなさい。」
高校受験と同じことを言われた。

208 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:48:39.62 ID:hAeMP6+1Q
圧迫攻撃ってなんかあれだな
ポケモンのカビゴンを彷彿とさせるな

210 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:55:39.84 ID:OtNLhzv+0
>>208
すまん。ポケモンを良く知らん。カビ???

一体どれくらい苦しいのか想像が付かなかった。
が、体重差のある彼氏が、よくふざけて乗ってくるんだが、ほんとに死ぬ。
あんなの、5分と耐えられんよ。

211 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 21:59:24.60 ID:hAeMP6+1Q
>>210
「カビゴン」って言って常に寝てるポケモンなんだよ。
体重も重くて図体もデカい奴なんだ。
「のしかかり」っていう技も出来た筈。

212 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:05:35.02 ID:OtNLhzv+0
>>211
いつも寝てるとか、
カビゴン、ヤマダに似てるww

213 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:08:11.90 ID:OtNLhzv+0
今度は、ちょっとだけ食い下がった。
でも、勉強したい分野なんだよ。とか何とか。

結局1は、母親の探してきた、1の通ってる学校から推薦で確実に行ける大学を選んだ。
別に勉強したい分野なんてなかった。
ただ、指定校推薦がある学校だから、そこにした。

周りからは、推薦で行けるなんてすごいね。とか言われたけど、
ちゃんと受験して行きたい大学に行こうと努力してる君達のほうがすごいよ、
っていつも思ってた。

214 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:09:33.98 ID:OtNLhzv+0
母親に、また逆らえなかった。
と言うか、逆らうなんて言葉は、まだ1の辞書にはなかった。


指定校推薦で無事合格し、晴れて1は大学生になった。

215 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:14:33.04 ID:OtNLhzv+0
この頃、1は少しずつおかしくなり始めていった。

精神的な面では、段々腐っていった。
世の中の男は一切信用できない、と思い始めていた。
父親は父親で、なんか弱いしだめ親父、と言うイメージだった。
ヤマダも暴力男で自分勝手。
結婚したってどうせ離婚するに違いない。
って思って、恋愛だの結婚だのに希望を持たなくなっていった。

216 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:17:53.10 ID:OtNLhzv+0
そんな腐った1の心を唯一癒した男は、あるアーティストだった。
元々音楽に敏感な年頃だったし、1はそのアーティストにどんどんのめりこんでいった。

向こうで母親達がケンカを始めると、決まってそのアーティストの曲を流して、
心の平静を保とうと努力していた。
彼の声を聞いている間は、安らげた。
雑誌も買ったし、テレビは絶対チェックしたし、ラジオも聞けるものは全部聞いた。
コンサートがあれば、バイト代を全部つぎ込んで、行けるだけ行っていた。
熱狂的な追っかけだったと思う。

そうやって、非現実の世界に逃避することで、なんとかバランスを保っていた。

217 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:20:12.32 ID:OtNLhzv+0
そんな純粋なファンだったのに、ネットって言うのは怖いな。

ある日、ネットサーフィンをしていると、とあるファンサイトを見つけた。
そこでは、どうやら小説を書いているらしかった。
元々小説が大好きだった1は、なんの躊躇いもなくその小説を読んでしまった。

よまなきゃ良かった・・ほんと。

219 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:26:28.59 ID:OtNLhzv+0
それは、1の大好きなアーティストのホモ小説だった。

それまでホモなんてものに、一切興味なかったのに、
何故かそれを読んだとき、1は雷が落ちたような衝撃を受けた。

それからは、あれよあれよと言う間に腐った女子化してしまった。


ちなみに、今は全く腐に興味は無い。
過去の出来事と向き合えるようになりはじめてから、自然と腐への興味も薄れていった。

なんで、ここでこんな腐った過去をさらしたかと言うと。

1は、腐なモノに触れることで、
男を虐げている感覚に、快感を覚えていたんだと思うわけだ。
実際の世界では、男にはかなわない。
恐怖の対象ですらある。
だから、妄想の世界では、男が男にほられる=最大の屈辱を与えることで、
自分の精神のバランスを取ってたんじゃないかな、と。
そんなことでしか、発散できなかったんだと思う。

221 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:28:10.87 ID:OtNLhzv+0
もう、ほんとに、救いようがなかった。

更に、精神的な面だけでなく、身体的にも異常が現れ始めた。

222 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:31:03.43 ID:OtNLhzv+0
母親たちのケンカが始まると動悸が激しくなって、嫌な汗がいっぱい染み出す。

状況が悪化してくると、様子を見に行く、と言うのは繰り返していたんだけど、
この頃ヤマダは1にも攻撃的な言葉を投げるようになっていた。
包丁を向けられて、脅されることもあった。

それに、ケンカを目の当たりにする機会も増えていった。

そうすると、手足がしびれて過呼吸に陥ったりもするようになった。


223 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:33:40.02 ID:OtNLhzv+0
それから、寝てる間に急に呼吸が出来なくなって飛び起きることも良くあった。
なんだったんだろう、メカニズムは良くわかんないけど、
飛び起きてからも喉が収縮してるみたいでしばらく呼吸できない。
無理やりセキをして、やっと気道が開く、みたいな感じだった。

あと、朝起きると何故か涙を流していた、なんてことも良くあった。
多分、寝ている間に感情の整理をしてたんだろうな。


224 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:34:54.02 ID:OtNLhzv+0
ちょっとやばいかな、とは思っていたけど、
1が過剰に反応しすぎてるだけなんだろうな、と思って全部スルーしていた。



225 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:37:07.35 ID:OtNLhzv+0
そんな日々が続く中で、1にとっては第2の山場の事件を迎える。
いまだに、この件はちょっときつい。
時々フラッシュバックするんだな、これだけは。

なので、簡単に書くよ。

ある日目が覚めると、ヤマダの絶叫が聞こえてきた。
途切れ途切れに、母親の「やめろー・・やめろー・・」と言う声も。

どちらも、これまで聞こえたことの無い種類だった。

226 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:44:54.54 ID:OtNLhzv+0
「僕、おかしくなるーー!おかしくなる!おかしくなる!!」

断続的に、と言うかリズミカルに聞こえる絶叫。


で、わかった。
わかった瞬間、全身から汗がふきだした。
また過呼吸になった。
向こうは気が付くはず無いんだけど、1が起きてることがばれないようにしなきゃ、
って思って、必死で息を潜めた。
布団の中で、ずっと固まってた。身動き一つしないで、耳を押さえながら、必死で目をつぶった。
断続的に聞こえてくる絶叫を耳にしながら、必死で
寝なきゃ、寝なきゃ!!って思ってた。


227 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:46:39.73 ID:OtNLhzv+0
殺したかった。この世から抹殺してやりたかった。
どうやれば殺せるんだろう。って、真剣に考えた。

完全犯罪の方法を考えてた。

何度も何度も、ヤマダの背中に包丁を突き立てる自分を想像してた。
後ろからそっと近づいて、不意打ちで刺せば殺せるんじゃないかって。
毎日思ってた。

228 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:50:43.66 ID:OtNLhzv+0
次の日、腰をかがめて、なんとなくその辺りが痛そうに歩く母親の姿を見て、
濃厚な疑いが、確信に繋がった。

この日以降、なんとなく母親とも距離を置くようになってしまった。


もう、母親は自分の母親じゃないって思った。
子供じゃなくて、男を取ったんだ。
っていう思いが強くなったのも、この頃だった。
形だけは一緒に暮らしてるけど、1のことなんてどうでもいいんじゃないか、って感じてた。
それまで口うるさく1の行動に干渉していた母親が、
泊りがけでどこかに出かけようが、大学をサボろうが、何も言わなくなった。

229 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:52:59.12 ID:OtNLhzv+0
そういえば、ケンカをやめて欲しくて、発狂したことがある。
と言うか、前の家で1が味わった悔しさを感じさせようと思って暴れた。
部屋の壁に椅子を何度も投げつけて破壊してやった。
ついでに、タンスにも穴を開けてしまった。

それから、わざと家のドアを空けて、大声で
「なんで包丁持ってるの!?危ないよ!怖いよ!」って叫んでやったこともある。

231 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:54:14.93 ID:OtNLhzv+0
家の中で、ヤマダと1はどんどん対立していった。
関係は最悪で。
口も利かなかった。

ヤマダが家に帰ってきたら、即効で部屋に逃げ込んだ。
すれ違うのも嫌だった。
同じ空気を吸うのも嫌だった。

毎日毎日殺してやりたいって思っていた。

232 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:54:54.46 ID:vvsTJUOG0
今まではセクロスしてなかったのか?

235 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 22:57:05.25 ID:OtNLhzv+0
>>232
わからん。
前の家では2階建てだったから気づかなかったのか。

でも、多分、してなかったと思う。
この頃、ヤマダの性的欲求が高まっていたらしく、
ネットで「ま●こ」とかで検索したあとがあったんだ。
それを、母親に相談されたりしてた。

ってことは、おそらくしてなかったんじゃないか。
それに、1が聞いてしまったあの日の母親の拒否り具合が、慣れてない感じだった。
あああ、、書いてて欝だww

239 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:02:58.96 ID:OtNLhzv+0
今にして思えば、まあ夫婦なんだし、セクロスなんて当たり前なのかもしれないが、
当時の1にはすごい衝撃だった。
彼氏なんて当時いなかったからな。経験したこと無いし。

しかも、暴力振るわれてる延長線上にある、半ば強姦みたいなもんだと理解してたから、
鬼か悪魔かと思ってた。

父親と母親も不仲だったし、セクロスなんて、全く想像上のものでしかなかったんだ。
だからね、もう、この時点で気持ち悪いもの、って言うインプットが頭にされた。

240 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:04:38.85 ID:OtNLhzv+0
あ。
気が付けば、1、大学生じゃね?

【大学生編~暗黒からの脱出~】

が、始まっていました。あはは。

241 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:05:35.56 ID:8j60pajtO
自宅から通ってるのね

242 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:07:12.05 ID:OtNLhzv+0
で、ようやく1に希望の光が見えてくるわけだ。

もう、精神的にも身体的にもやばいらしい、と母親がようやく気が付いた。
セクロス事件もあったから、1を家においておくのは良くないって思ったのかもな。

母親が、父親と暮らすことを1に提案してきた。
いまさらな話だった。
1は、ずっと母親を支えてきたつもりだったし、
あの家を引っ越した時点で、父親とはなんとなく一緒になってはいけないような気になっていた。

243 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:08:25.64 ID:OtNLhzv+0
>>241
そうそう。
入学当時、父親から一人暮らしを勧められたんだが、
当時は母親を支えてるのは自分だって意識が強かった。
自分がいないと、母親が殺されるかもしれない、って思ってたから。
だから、一人暮らしはしないで、結構遠かったが頑張って通ってた。

244 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:12:14.01 ID:OtNLhzv+0
それに、なんとなく捨てられるのか、って思った。
やっぱりいらない子だったのか、って。

それから、1だけがこの家から出て行ったら、まるで逃げたみたいになりそうで、嫌だった。
母親を結局救えなくて、自分だけ楽な場所に逃げていくのか、と思うと、
母親に申し訳ない気持ちになった。
自分だけ楽な思いなんてしていいのかな、って。

だから、父親と暮らすことには、しぶしぶ賛同する、と言う形を取った。
正直、ほっとした自分がいた。
それが、本当に申し訳なかった。

245 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:14:04.37 ID:OtNLhzv+0
家を出て行く決心をした夜、母親とヤマダのいる前で、1は泣いた。

「それで、お母さんが幸せなら、わかった。私は出て行くよ。」
って泣いた。
母親は、何も言わなかった。
ただ、そこに座ってるだけだった。

なんだ、熱くなってるのは自分だけか。
早く出て行って欲しいんだ、って思って、泣いたことが恥ずかしくなった。

246 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:15:38.47 ID:OtNLhzv+0
父親は、結構いい歳になっていた。
それなのに、新しく家を建てた。

1との生活のために、頑張ってくれたんだと思う。

ローン支払うの、すごい苦労してた。


247 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:18:05.23 ID:8j60pajtO
1は本当に優しいね
お父さんも愛情深いね
すでにじーんとしたよ

私ばっかレスしてごめん

248 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:20:01.54 ID:OtNLhzv+0
新しい家で、
ようやく、1はヤマダの呪縛から開放されることになった。


でも、ヤマダの元に残る母親が本当に心配だった。
1と言う歯止めがなくなって、ヤマダが暴走するんじゃないか。
夜になると、シンとした家の中で、いつも母親のことを想ってた。

新しい家に引っ越しても、半年くらいは、
小さな音に敏感に反応してしまう癖は直らなかった。
ちょっとでも「ガタン」って音がすると、反射的に階段まで駆け出したことなんて、
2度3度じゃなかった。

それでも、少しずつ体の異常は元に戻っていった。

249 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:25:26.20 ID:OtNLhzv+0
>>248
ありがとう。
このキモい展開に付き合ってくれてるんだ。
レスは嬉しいよ、ほんと。

今は、父親が大好きだ。
小学校時代からずっと、父親に対して申し訳ないことを続けてきた、
って思ってるんだ。
だから、今、やっと少しずつ親孝行してるよ。




はい!今日はこれで終了です。長かったな、今日は。
金曜日だからな。がんばっちった。

そろそろ終盤だな。
ココに書こうかどうしようか迷ってるネタが一個あるんだよなー。
まあ、過疎ってるから大丈夫かな。
最後の爆弾だよ。

よし、やっぱり書くか。
これが無いと、今の1に繋がらん。

明日は【社会人編 ~1の恋~】です。
多分明日で最後になると思うよ。

250 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:26:45.19 ID:OtNLhzv+0
↑まちがえた。
>>248じゃなくて、>>247ね。


251 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:28:33.75 ID:OtNLhzv+0
今日も付き合ってくれたみんな、ありがとう。

1000まで行かないかなー・・・・。
意外といかないもんだな。
まあ、小ネタをちょいちょい書いていくか。


明日は、就職の面接に行ってくるよ。
じゃあね。

252 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:29:51.14 ID:8j60pajtO
お疲れ様
明日で終わりかぁ…
明日もまた来るね!

253 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:31:34.28 ID:GPm2Vqx9O
やっとおいついた
>>1おつかれ~
明日も必ず来る!!
1000まで付き合うぞっ!!

254 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/11(金) 23:38:42.94 ID:xBoNzFgDO
あり、やっと来れたと思ったらorz


最後まで付き合うぞこんちくしょうwww

272 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/12(土) 11:08:38.17 ID:qMvlZbRHO
追い付いた
今日で終わりみたいだけど全力で支援するよ

1頑張れ!愛してるぞー

274 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/12(土) 16:11:58.37 ID:ZKl80sdo0
父を恨み、刺し
母の味方をしていた
しかし単身赴任して怒りが自分に向いた時は父に助けて
ヤマダ登場したら、母の味方となり母を助ける。
結果刺した父親のところへ戻るわけか。

酷い人生だなw

275 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/12(土) 17:10:40.90 ID:sMUJP8Pm0
>>274 仕方無いでしょう。子供はどうしても母親に依存するもの。
自分で善悪の判断は出来ない。何故なら子供だから。
父親が頼りないと思う。
どうして子供連れて離婚しなかったのか。
どうしてこんな母親の所に子供を置いていったのか。

276 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/12(土) 19:59:02.81 ID:ZKl80sdo0
>>275
小さい頃だったしコロコロ変わるのも仕方ないですね。

277 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/12(土) 20:50:03.53 ID:sMUJP8Pm0
普通に仕方無いでしょうが。
守ってもらわなきゃ生きていけないんだから。
本能だよ。

282 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/12(土) 22:07:22.49 ID:7rrYln0N0
やあ。みんな。
なんだかすごい盛り上がってるな。
ありがとう。
こんな糞スレなのに、すごい嬉しかったよ。

出来れば今日中に終わらせたい。
昨日は、先走って書き方が荒くなっちゃったからな。
今回は丁寧に書いていくつもりだ。
・・・飽きなかったらな。

284 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/12(土) 22:09:30.83 ID:Sdvhj1/UO
おっす!
今日もきちゃうよ(///)
面接お疲れ!

285 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/12(土) 22:11:48.86 ID:qVxaoN45i
今日も来たぞ。
>>1 頑張りすぎずにゆるーくやってくれ

286 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/12(土) 22:14:37.12 ID:5BlTxa+1O
お、きたきた
面接おつかれ

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