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彡(゚)(゚)「・・・・・・太陽系?」
Part1

彡(゚)(゚)「・・・・・・太陽系?」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1436357488/

※携帯で見やすいように画像は縦にしています。もしガラケーで容量オーバーのため見れない画像がありましたら教えて下さい。

1 :名無しさん@おーぷん:2015/07/08(水)21:11:28 ID:czr
(´・ω・`)「うん、太陽系のこと教えてよ。」
彡(゚)(゚)「太陽系の何を知りたいんや?」
(;´・ω・`)「え?・・・・・・さあ、何だろう・・・」
彡(゚)(゚)「・・・・・・」
 
何が分からないのかくらいハッキリさせてから質問しろや!
※AA略。
 
(#´・ω×`)「ゴメン、何が分からないのかが分からないんだよ・・・」
彡(‐)(‐)「まぁそんなこったろうと思ったわ。それが分かるなら勉強の9割は終わったも同然や。」
(・ω・`)「・・・(じゃあ何で蹴ったのさ)」
彡(゚)(゚)「要は太陽系の概要から整理せにゃならんってことやろ?手間やけどしゃーない、ワイが教えたるわ。」
(´・ω・`)「うん。(結局教えてくれるんだ・・・)」
 〜 彡(゚)(゚) と (´・ω・`) で学ぶ『太陽系』 〜

2 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:14:03 ID:8bL
期待

3 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:14:19 ID:czr
彡(゚)(゚)「まずは『太陽系』という名前が何を指すかやな。原住民ちゃんはどう考えとるんや?」
(´‐ω‐)「え〜と、すい・きん・ち・か・もく・ど・てん・かい・・・?」
彡(^)(^)「まあ半分正解ってとこやな。ちゃんと冥王星を外したのは良かったで。」
(´・ω・`)「あれ?半分は不正解なの?」
彡(゚)(゚)「原住民ちゃんが言ったのは太陽系の中で『惑星』に分類される天体だけや。
     太陽系の惑星といえば正解やけど、『太陽系』というともっと広い範囲を指すんやで。」
(´・ω・`)「広い範囲?惑星以外にも何かあるの?」
彡(゚)(゚)「いっぱいあるで。何があるかは追々説明するとして、まずは太陽系の定義や。
     『太陽系』とは”太陽の周囲を公転する天体と微粒子、及び環境を決定する主要因が太陽である空間”のことや。」
(´@ω@`)「??・・・???WWww?????」
彡(゚)(゚)「要は”太陽と愉快な仲間たち&その居場所”ってことや。ただし仲間たちはさっき挙げた惑星だけじゃないって意味やで。」ブリュ

4 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:14:53 ID:8V9
期待

5 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:15:43 ID:ahc
ワイが隕石ならワイも太陽系なんか?

6 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:16:45 ID:dtR
滅茶苦茶遠い準惑星いっぱい抱えてるからなぁ・・・太陽さん

7 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:18:15 ID:czr
(´・ω・`)「なるほどね。惑星以外にはどんな仲間がいるの?」
彡(゚)(゚)「太陽と惑星も含めるとだいたい以下の通りやな。」
・太陽
・惑星(及びその衛星等)
・準惑星(及びその衛星等)
・小惑星(及びその衛星等)
・彗星
・惑星間塵
・太陽系外縁天体
(´・ω・`)「だいたい?」
彡(‐)(‐)「中にはハッキリと一つに分類できんものもあるんや。準惑星であり太陽系外縁天体でもある冥王星がいい例やな。」
彡(゚)(゚)「分かりづらいやろうし、もうちょい細分化して図にするとこうなるで」
[写真を見る]
彡(゚)(゚)「それぞれの位置関係はこの画像を見てもらえればだいたい分かるやろ。」
[写真を見る]
(´・ω・)「へぇ、思ってたより複雑だなぁ。」
彡(゚)(゚)「新しい発見があったときに定義が変わったりもするからしゃーない。専門家も大変やろな。」ブリュ

8 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:20:10 ID:OAC
ブラックホールの人かな?
期待

9 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:20:40 ID:nNL
天文学専攻ワイ、期待

10 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:20:55 ID:czr
(;´‐ω‐)「改めて見ると知らない単語もあるなぁ。」
彡(^)(^)「こうやって見れば、何が分かって何が分からないか判断しやすいやろ。どれが分からないんや?」
(´・ω・`)「全部分かんないや。」
 
何の為に図化したんや腐れ原住民が!
※AA略。
 
(#´・ωU)「だって、聞いたことはあるけど説明しろと言われると困る単語ばっかりなんだもん。」
彡(‐)(‐)「しゃーないな、順を追って説明するしかないか・・・」

17 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:24:54 ID:czr
彡(゚)(゚)「まずは太陽からやな。」
彡(‐)(‐)「名前の通りやけど、”太陽を中心とした惑星系”だから『太陽系』や。太陽一家の主やな。」
彡(゚)(゚)「太陽1個だけで太陽系全質量の99%以上を占めとる。そして太陽系唯一の『恒星』で、今は主系列星の段階にあるで。」
(´・ω・`)「恒星は核融合反応を起こして自分で光る星のことだよね。でも『主系列星』ってなに?」
彡(゚)(゚)「恒星の一生のうち、核融合反応が比較的安定している段階のことや。普通の恒星は一生のうちの大半をこの段階で過ごすで。」
(´・ω・`)「逆に言うと、太陽もいつかは主系列星じゃなくなるってこと?」
彡(゚)(゚)「太陽にも寿命があるって話は前にもしたやろ?寿命が近くなると核融合反応が不安定になって主系列星ではなくなるんや。」
(´・ω・`)「あ、そうか。太陽はあまり重くない恒星だから、寿命が尽きるとガスを放出して白色矮星になるんだったね。」
彡(゚)(゚)「せやな。予想される太陽の一生はこんな感じや。」
[写真を見る]
(´・ω・)「今回も図に悪意を感じるね・・・」

18 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:27:01 ID:8V9
図は黒板風なんやね。おもしろいで。

19 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:27:38 ID:ode
ブラックホールニキか
前回はすごいおもしろかったから今回も期待してるで(ニッコリ)

23 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:30:36 ID:Eih
黒板ニキやん!
まっとったでー!

24 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:30:45 ID:nNL
原住民ちゃん、意外に知っとるな

26 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:31:21 ID:czr
(´・ω・`)「じゃあ次は『惑星』について教えてよ。」
彡(゚)(゚)「了解やで。まずは定義からやけど、実は惑星の定義は太陽系内とそれ以外では少し違うんや。」
◆太陽系の惑星
太陽の周囲を公転する天体のうち比較的質量が大きいもの。
該当するのは水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8個のみ。
◆太陽系以外の惑星
恒星等の周囲を公転する天体のうち比較的質量が小さいもの。
太陽系の惑星と区別するために『太陽系外惑星』または単に『系外惑星』と呼ぶこともある。
(´‐ω‐)「ややこしいね。」
彡(‐)(‐)「せやから今回は前者の太陽系の惑星に関して説明するで。」
彡(゚)(゚)「まず、太陽系の8個の惑星は以下のように分類できるんや。」

◆地球型惑星 : 水星・金星・地球・火星
太陽の周りを公転する惑星のうち、”岩石”を主とした物質で構成されたもの。岩石惑星とも呼ぶ。

◆木星型惑星 : 木星・土星
太陽の周りを公転する惑星のうち、”ガス”を主とした物質で構成されたもの。ガス惑星とも呼ぶ。

◆天王星型惑星 : 天王星・海王星
太陽の周りを公転する惑星のうち、”氷”を主とした物質で構成されたもの。氷惑星とも呼ぶ。
(´・ω・)「こっちは結構単純だね。」
彡(゚)(゚)「ただ単に岩石・ガス・氷の内どれでできた星かの分類や。それによって性質が変わってくるんやで。」

29 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:35:39 ID:czr
(´・ω・`)「3種類の惑星にはそれぞれどんな違いがあるの?」
彡(゚)(゚)「ほなまずは『地球型惑星』やな。地球型と銘打ってはいるんやが、実際には地球自体がかなりイレギュラーな存在や。」
彡(‐)(‐)「地球のような惑星と言うよりは、単純に岩石でできた惑星と考えた方がええな。」
(´・ω・`)「ということは水星、金星、火星の3つもほとんど岩石でできてるってこと?」
彡(^)(^)「そういうことやな。」
彡(゚)(゚)「ただし地球型惑星は大きさ、置かれた環境、構成物質、大気の状態などによって地表面の環境が多様に変化するんや。」
(´・ω・`)「例えば?」
彡(゚)(゚)「まさに太陽系の4つの地球型惑星がその良い例やな。似たように岩石でできた惑星でも、地上の環境はこんなに差があるんや。」
[写真を見る]
(´・ω・)「たしかに、全然違うんだね。」
彡(゚)(゚)「多様な環境を見せる特徴は系外惑星にも共通するし、同じように岩石でできた衛星にもその傾向があるんやで。」

30 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:37:07 ID:8V9
良スレやんけ

31 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:37:10 ID:OAC
はえ〜

32 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:38:20 ID:BUk
ブラックホールニキか

36 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:41:37 ID:czr
彡(゚)(゚)「次は『木星型惑星』やな。」
彡(゚)(゚)「名前の通り、木星のようにほとんどガスでできたデカい惑星のことや。該当するのは木星と土星だけやな。」
彡(゚)(゚)「ただし『ガス』ってのは水素やヘリウムのことで、ワイらがイメージする気体のガスとは意味合いが異なるから注意やで。」
(´・ω・`)「地球型惑星とはどう違うの?」
彡(゚)(゚)「顕著な違いは大きさと密度や。ホレ、こんなに差があるんや。」
[写真を見る]
(´・ω・`)「地球より大きいのに結構スカスカなんだね。」
彡(゚)(゚)「ガス惑星って言うくらいやからな。でも核(星の中心部分)は岩石や金属じゃないかと言われとるで。」
彡(゚)(゚)「地球のような岩石惑星が分厚いガスの鎧を纏っただけの姿とも考えられるわな。」
(´・ω・`)「じゃあ案外地球に近いってこと?」
彡(゚)(゚)「核だけ見ればやで?全体を見ればむしろ太陽のような恒星に近いんや。」
(´‐ω‐)「え、どういうこと?」
彡(゚)(゚)「太陽の説明をしたときにも言ったが、恒星は元々ガスの塊や。」
(´・ω・`)「そっか、木星や土星もほとんどガスでできてるんだもんね。」

43 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:46:14 ID:czr
(´‐ω‐`)「あれ、でもそうすると、どうして木星や土星は太陽みたいな恒星にならないの?」
彡(^)(^)「ええ着眼点やな。」ブリュ
彡(゚)(゚)「でも答えは単純やで。質量が足りんのや。」
(´・ω・`)「軽いと恒星になれないの?」
彡(゚)(゚)「せや、ガスが大量に集まって中心部が高温高圧状態になり、自分で核融合反応ができるようになって初めて恒星になれるんや。」
彡(゚)(゚)「地球なんかと比べたら木星は大きくて重い天体やけど、それでも恒星になるには軽すぎたんやな。」
彡(゚)(゚)「諸説あるんやけど、恒星になるためには最低でも今の木星の80倍程度の質量が必要と言われているで。」
(´・ω・`)「え、全然足りないじゃない。とんだ出来損ないだね。」
 
何様や腐れ原住民が!
※AA略。
 
(#´・ω●`)「・・・なんで?やきうのおにいちゃんの悪口言ったわけじゃないよ?」
彡(゚)(゚)「なんとなくイラッときたからや。」

49 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:51:28 ID:czr
彡(゚)(゚)「ほな3種類の惑星の最後、『天王星型惑星』やな。」
(´・ω・`)「天王星と海王星だね。この二つも大きい惑星なんだね。」
彡(゚)(゚)「地球型惑星と比べるとな。木星や土星と比べると少し小さくて、ガスよりも氷の成分が多い惑星や。概要はこんな感じやで。」
[写真を見る]
(´・ω・`)「氷でできてるだけあって、見た目も青くて冷たそうな感じだね。」
彡(‐)(‐)「見た目の青さは氷とは直接関係は無いんやけどな。地球も青いし・・・」
彡(゚)(゚)「天王星や海王星は大気に含まれるメタンが赤い光を吸収するから青く見えるんや。地球が青いのは水が同じ役目を果たすからやな。」
(´・ω・`)「その大気の下はどうなってるの?」
彡(゚)(゚)「直下にあるのは木製型惑星と同じ液体水素やけど、その下に分厚い氷の層があると考えられとるで。」
(´・ω・`)「その氷って、水の氷?」
彡(゚)(゚)「主に水・メタン・アンモニアの氷だっていうのが定説やな。」
(´‐ω‐)「なんだかハッキリしないんだね。」
彡(゚)(゚)「地球から遠いうえに大気に阻まれて内部の観測が難しいんや。まだまだ解明されてない部分が多いんやで。」

56 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)21:58:24 ID:czr
(´‐ω‐)「うーん・・・」
彡(゚)(゚)「どうしたんや?」
(´・ω・`)「それぞれの惑星の特徴はわかってきたんだけど、スケールがよくわからないや。」
彡(‐)(‐)「ワイらが生活で意識するスケールとは桁が違うからしゃーないやろな。」
彡(゚)(゚)「参考程度に、このサイト見てみるとええで。惑星間の距離の比率はなんとなーく分かるはずや。」
Solar System Planets Orbit Simulation
http://www.princess-tiara.biz/solarsystem/v2/
(´・ω・)「地球ってこんなに太陽に近いの?」
彡(゚)(゚)「分かりやすくするために天体の画像は拡大してあるんやろな。実際にはそれぞれの天体はもっと小さいで。」
(´・ω・`)「大きさも合わせるとどうなるの。」
彡(゚)(゚)「太陽〜地球までの縮尺を(無理やり)合わせるとこんな感じになるで。」
[写真を見る]
彡(゚)(゚)「『AU』は『天文単位』のことで、太陽から地球までの距離(約150,000,000km)が1AUや。太陽系の規模で距離を表すのには便利やな。」
彡(゚)(゚)「因みに、もし海王星まで表記する場合はこの画像が30枚必要になるで。」ブリュ
(;´‐ω‐)「とりあえず、スケールが大きいことは分かったよ・・・」
彡(゚)(゚)「デカイってことが分かればそれで十分や。正確なスケールを知ったところで専門家でもなきゃとくに役に立たんやろうしな。」

58 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)22:01:02 ID:QJz
宇宙ってほんまスッカスカなんやなぁ

60 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)22:03:52 ID:czr
彡(‐)(‐)「さて、次は・・・」
(´・ω・)∩「ハイ質問。」
彡(゚)(゚)「ん、なんや?」ブリュ
(´・ω・`)「どうして同じ太陽系の中に3種類の惑星があるの?それぞれ別の場所で生まれて太陽系に来たの?」
彡(^)(^)「ええ質問やな。」
彡(゚)(゚)「8個の惑星は全て太陽系で生まれたとされとるで。兄弟みたいなもんやな。」
(´・ω・`)「兄弟のわりに随分毛色が違うんだね。」
彡(‐)(‐)「そらぁ8人も兄弟がおればいろんな奴がおるやろ。」
彡(゚)(゚)「でも100%偶然の産物ではないんや。性質が異なるのにはちゃんと理由があるんやで。」
彡(゚)(゚)「これを理解するにはまず太陽系の起源を知る必要がありそうやな。ちょっと歴史の勉強や。」

61 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)22:06:30 ID:XWc
ふむふむ

62 :名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)22:07:26 ID:czr
彡(‐)(‐)「昔々のそのまた昔・・・・・・まあ大体46億年前や。」
彡(゚)(゚)「太陽系が生まれる前。、そこら中にガスや微粒子が散らばっとったんやが、全くの均一ではなくて『ゆらぎ』があったんや。」
(´・ω・`)「ゆらぎ?」
彡(゚)(゚)「場所によって濃淡に差があったってことやで。」
彡(゚)(゚)「砂漠をイメージしてみい。砂は真っ平らじゃなく高低差があるやろ?あんな感じやと思っとけばええ。」
(´‐ω‐)「なるほどね、それでそれで?」
彡(゚)(゚)「どんな小さな物質にも重力は働くから、ちょっとだけでも密度が高い場所があると物質はそこに集まりだすんや。」
彡(゚)(゚)「そうやって時間をかけてゆっくりガスが集まった状態。これが太陽系のタマゴや。」
(´・ω・`)「そっか、そのガスの集まりが太陽になるんだね。」
彡(^)(^)「せやで。集まったガスのほとんどは太陽になって、他の惑星はその残り物が集まってできたんや。」
彡(゚)(゚)「その経過を図にするとこんな感じやな。」
[写真を見る]