Part2
32:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)22:50:09 ID:
VOs
【臥薪】(臥薪嘗胆)
彡(;)(;)「パッパ死んじゃイヤだー!!」
闔閭「くそ越め…志半ばでこの世を去るのか…夫差よ…お前が跡を継げ」
彡(゚)(゚)「分かったでパッパ!」
闔閭「私がこうなったのは越のせいだ…必ず滅ぼすのだぞ…」
彡(\)(/)「うん!やってやるやで!」
闔閭「頼むぞ…うっ!・・・・・・」
死ーん
彡(;)(;)「パッパーーーーーーー!!!」
…
……
………
彡(゚)(゚)「パッパの仇は必ず果たしてやるわ!」
彡(゚)(゚)「恨みを忘れないために今日から布団の下に薪を置いたろ!この痛みで越への恨みを忘れないようにするんや!」
彡(゚)(゚)「ほなおやすみやでー!」
…
彡()()「痛っ!?寝にくすぎぃ!!?」
彡(゚)(゚)「こんなの続けられるわけないわ…先に体壊れるやろ…」
彡(゚)(゚)「まあこんなことせんでも恨み忘れないやろ!薪はポィーで」
彡(^)(^)「ほなおやすみやでー!」
〜数年後〜
34:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)22:51:35 ID:
VOs
【臥薪】(臥薪嘗胆)
呉王・夫差と越王・勾践(こうせん)の故事。
呉の王・闔閭は越との戦いの最中に負傷してしまい、その傷が元でこの世を去る。
跡を継ぐ夫差は闔閭の遺言により越への復讐を誓い、その恨み忘れないために寝床に薪を置いた。
上の彡(゚)(゚)と違い薪の上で寝てその痛みで恨みを忘れないよう心掛けた。
なお結果…
38:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)22:55:49 ID:
VOs
【嘗胆】(臥薪嘗胆)
彡(゚)(゚)「くそ…呉に負けて夫差の召し使いになってしまったンゴ…」
(☆…●)「ガハハ!おい勾践!酒足んないぞ!早く持ってこい!!」
彡(^)(^)「は、はい!今持ってきます!
(彡()()コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス)」
〜数年後〜
(☆…●)「あー勾践キミはもう国帰っていいよ」
彡(゚)(゚)「え!?本当すか!?」
(☆…●)「国帰ってもちゃんと呉への忠誠心忘れないでね?まあ歯向かっても呉に越なんて歯が立たないかw」
彡(^)(^)「いやいや夫差さまに逆らうなんてあり得ませんわ!
(彡()()コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス)」
…
……
………
彡(゚)(゚)「ふぅ…なんとか越に帰ってこれたわ…」
彡()()「夫差の野郎を必ずぶっ殺したる…」
彡(゚)(゚)「この恨みを忘れないために苦い肝を舐めるやで!」
彡(゚)(゚)「これを毎日舐めてればこの苦さで恨み忘れないわ!」
キモベロー
彡()()「苦っ!?マズっ!!?」
彡(゚)(<)「よ、予想以上にキツイけどこんなんでへこたれないで…」
〜翌日〜
彡(>)(○)「マズっ!!?」
〜また翌日〜
彡(゚)(゚)「あ!肝を舐める時間や…」
彡(/)(\)「きょ、今日はええか…」
〜一週間後〜
彡(゚)(゚)「そういえば最近肝なめてないな…」
彡(゚)(゚)「…まあええか!まだ少し呉はムカつくし!」
彡(^)(^)「準備整ってそのうち気が向いたら侵略したろ!」
〜ん十年後〜
41:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)22:56:52 ID:
VOs
【嘗胆】(臥薪嘗胆)
越王・勾践は呉の復讐を恐れ重臣の范蠡(はんれい)の諫めを聞かずに呉へ出撃する。
しかし呉は強く越は負け続け逆に追い詰められてしまう。
勾践は和睦の使者を送り呉に服従を誓うように伝える。
しかし伍子胥は強く反対する。
伍子胥「勾践を生かしていたら必ず災いになります。先王の遺言をお忘れですか?」
と諫言し夫差は和睦を断る。
しかし勾践の重臣である文種は夫差の重臣に賄賂を送り、和睦出来るよう工作した。
そして和睦の条件として夫差の下僕として仕えるようになった勾践は部屋に肝を吊るしそれを舐めることで上の彡(゚)(゚)と違い悔しさを忘れないように心掛けた。
これが【嘗胆】で【臥薪】と合わせ、復讐を心に誓って辛苦することまたは目的を遂げるために苦心し、努力を重ねることを【臥薪嘗胆】というようになった。
その後、呉王・夫差は越が完全に呉に服従してると油断しきって覇者となるため中原へ進出し始める。
そして幾多の遠征で国力が減っていきたびたび諫言する名臣の伍子胥を煙たくなり殺してしまう。
夫差は自滅の道を辿る。
その間に越は着々と富国強兵をしていきついに準備が整い呉へと侵略。
呉は滅亡し夫差は自害する。
伍子胥が好きだからこの結果は悲しいンゴ…
43:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)22:57:52 ID:
VOs
【吮疽の仁】(せんそのじん)
(´・ω・`)「聞きましたか?呉起将軍の話?」
J( 'ー`)し「さあ、なにかしら」
(´・ω・`)「いやぁ兵士に対しての扱いは他の将軍と
全然違いますねぇ」
J( 'ー`)し「へえそうなの?」
(´・ω・`)「聞いてないですか?お宅の息子さん彡(゚)(゚)の話」
J( 'ー`)し「あ…?」
(´・ω・`)「実は彡(゚)(゚)が怪我してその傷が膿みましてね?」
J( 'ー`)し「…(お?死んだか?)」
(´・ω・`)「呉起将軍が直接その看病にあたってくれてなんとその傷の膿を自らの口で吸いだしてくれたそうな」
J( 'ー`)し「…(ほっとけや…ゴッカス)」
(´・ω・`)「その光景を見て彡(゚)(゚)もその周りにいた兵士も感動して涙流したらしいですよ」
J( 'ー`)し「…(流した涙で地球汚れるわ)」
(´・ω・`)「い、いやぁあんな立派な将軍様にそんなことしてくれるなんて大変光栄じゃないですか」
J( 'ー`)し「…(トドメさせやゴッカス!)」
(´・ω・`)「あ、あの……?」
J( 'ー`)し「…(てかお前なんで家にいんねん?はよ帰れや)」
(´・ω・`)「…」
44:
楽【27】-阪【73】:16/11/04(金)23:01:43 ID:KLu
ぐう畜マッマ本当ひで
45:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)23:05:07 ID:
VOs
【吮疽の仁】(せんそのじん)
孫子の兵法書と並び有名な兵法書呉子に出てくる呉起の故事。
呉起は始め魯に仕えていたが、妻が斉の人であることで重用することを危ぶまれそれを晴らすために妻を殺してしまう。
(横山光輝版の史記では殺さず離婚したとなっている。まあそれがなぜか妻を殺したと噂されていくんだけど…)
しかしそれが余計に人格を疑われついに懲戒免職を申しつけられる。
失意のまま魯をあとにした呉起は魏へと旅立つ。
元々魏は春秋時代の大国・晋であり、そこから魏、趙、韓の三つに分裂した。
当時の魏はまだ正式な国として認められておらず、早く国として認められてもらうため名君と名高い文候が積極的に人材を集めていた。
呉起が仕官してきたと聞き文候は部下の李克(りこく)に相談をした。
46:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)23:05:35 ID:
VOs
すまんな
なんか一辺に投稿出来ないから分けるンゴ
47:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)23:06:43 ID:
VOs
【吮疽の仁】2
文候「呉起というものが仕官してきた。どのような人物か知っているか?」
李克「おお斉の大軍を打ち破った呉起が仕官してきたのですね?」
文候「斉軍を打ち破ったのか?ならば優秀な人物なのだな」
李克「しかし悪い評判も聞きます。人なりは貪欲で好色であるとか」
文候「そのような人物を果たして信用できるであろうか…」
李克「悪い評判も聞いてはいますが、軍事にかけては斉の名将・司馬穣苴も敵いません。登用を迷われてるのであればぜひ取るべきです。」
※司馬穣苴(しばじょうしょ)兵法書・司馬法で有名らしい…すまんな…名前しか知らんンゴ…
李克の助言を聞き入れ文候は呉起を迎え入れ将軍に任命し軍を任せることにした。
そしてさっそく敵国の城の攻略を命じる。
呉起は出陣の際、馬にも乗らず兵士と共に歩き行軍し兵士と同じ物を食べ、同じ所に寝て最下級の兵士の労苦を分かった。
魏軍の士気は凄まじく高まり周辺の国々を攻略、服従させ魏を列強の一国へとのしあげた。
48:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)23:07:25 ID:
VOs
【吮疽の仁】3
その快進撃の中、一人の若い兵士の倒れるところを呉起が目撃する。
呉起「どうした?負傷したのか?」
兵士「すみません…実は足の傷が腫れて膿んでしまいまして…」
呉起「見せてみよ……これはいかん。傷に膿が貯まっている。このままでは体に毒が回るぞ」
そう言うと呉起はその兵士の足に貯まっている膿を口で直接吸いだした。
兵士「将軍!?」
呉起「早く膿を出さねばならぬ…ほらこれで膿は取り出せた。あと傷口に薬を塗りしばっておくのだぞ」
兵士「…ありがとうございました…」
それを見た兵士達はみな涙を流し感動した。
それを伝え聞いた兵士の母は嘆き悲しんだ。
ある者が
「将軍さま直々にあのような行為をしてくださってるのになぜそんなに泣くのか?」
と聞くと母は
「あの子の父親は将軍様に膿を吸っていただいて、感激して命もいらずと敵に突撃し戦死しました。あの子もきっとそうなるだろうと嘆いていたのです」
と答えた。
このように兵士達は呉起へ信服し呉起のためなら命を惜しまぬという気持ちで士気が高まり軍は圧倒的な強さを誇った。
リーダーがメンバーを手厚くいたわることを【吮疽の仁】といわれる。
横山光輝版史記の呉起めっちゃ好きだけど、wikiだと人なりが【吮疽の仁】以外あまりないなぁ
やっぱりちゃんと呉起関連の本を読んだ方がいいわね
49:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)23:09:17 ID:
VOs
【まず隗より始めよ】(まずかいよりはじめよ)
彡(゚)(゚)「憎き斉を倒すには人材集めなきゃあかん」
彡(゚)(゚)「郭隗。人材を集めるにはどうすればええやろ?」
(´・ω・`)「燕王。人材を集めたいのであればまず私を優遇してください」
彡(゚)(゚)#「は?」
(゚)(゚)ミ -_なんでお前の話になってるんや!
彡(゚)(゚)「あほかな?人材ほしいって言ってるのになんで元々いるお前を厚遇するねん」
(´・ω・(#`)「い、いやそうではなくまず私を優遇すれば自然に人が集まります」
彡(゚)(゚)##「…」
(゚)(゚)ミ -_なんでそうなんねん!
彡(゚)(゚)「なんでお前みたいなハゲ無能を厚遇したら人材集まんねん!そんなこと言う暇あったら直接人材探せや!!」
(´・ω(#`)「で、ですから私のような無能でも厚遇してると噂が出れば他国の有能な者も燕に集まってきます…」
彡(゚)(゚)「…」
(゚)(゚)ミ -_結局お前を厚遇するんか!
彡(゚)(゚)「お前ワイが人材を求めてるのをいいことにそこへつけこんで旨い汁すすろうとするなんて最低やな…」
(#)´・ω(#(#`)「……」
50:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)23:10:14 ID:
VOs
【まず隗より始めよ】
燕の昭王の故事。
昭王の父である燕王噲(えんおうかい)は人のよいお坊っちゃん国王で王としての資質に欠けていた。
国政を宰相・子之に任せ自身はほぼ隠退同然の立場にあった。
そのため子之は絶大な権力を誇り、自身のなすがままに燕を支配し逆らうものは容赦なく処罰し、国内は乱れた。
国を憂えた太子・平(のちの昭王)は子之打倒の兵を挙げ、この内乱は長期化になり燕はさらに乱れていった。
その中、斉国から太子・平への援軍と称した軍が到着する。
平は歓喜するが、斉は援軍とは名ばかりで燕に侵略し燕王噲、子之は殺され燕は斉に服属することになる。
二年後、平は斉の従属国のまま燕王になり昭王と名乗る。
斉への復讐のため人材を集めるにはどうすればいいか郭隗に相談した。
昭王「斉は騙し討ちし燕は従属国になり父も殺された。この恨みをなんとか晴らしたい」
昭王「国を建て直すためには優れた人材が必要になる。人材を集めるいい方法はないものか?」
郭隗「それではまず私から始めてください」
昭王「どういうことだろう?」
郭隗「私次第で決まります。私程度でも優遇されるのだからより優秀なものはさらに優遇されると思うでしょう。そうして人材が集まってくるはずです」
上の彡(゚)(゚)と違い納得した昭王は郭隗に豪邸を作り師と仰ぎ厚遇した。
そして優れた人材が集まってきて中で春秋戦国時代屈指の名将・楽毅(がくき)も燕に仕官してきた。
こうして斉打倒のための準備が着々と進み趙、魏、韓、楚で連合軍を形成された。
これを率いた楽毅は斉の首都を落とすなど大活躍した。
このことから大事な事をなす時にまず手近からすることを【まず隗より始めよ】と言うようになる。
(しかし今は事を始めるには自分自身からという意味で使われる)
51:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)23:12:01 ID:
VOs
【鶏鳴狗盗】(けいめいくとう)
彡(゚)(゚)「うーん…斉に帰りたいのに屋敷前は秦の兵が包囲してて逃げ出すことも出来ないやんけ…」
部下「孟嘗君さま。このままでは命が危ないです。秦の昭襄王が溺愛している側室・幸姫に頼んで包囲を解いてもらいましょう」
彡(゚)(゚)「なるほど。さっそく使者を送るでー」
……
彡(゚)(゚)「う〜ん幸姫はワイの持ってた狐白裘をねだってきたか…けどあれは秦にきた際に昭襄王にあげて手元にないわ…」
※狐白裘(こはくきゅう)狐のワキ毛の白い部分で作られた毛皮のコートで一着作るのに数万匹の狐を必要とした…ファッ!?
彡(゚)(゚)「せや!確かワイの食客に盗みの名人がいたわ!そいつに盗ませて幸姫に渡そ…」
彡()()「…ってあかん…役に立たないと思って、斉に置いてきたんやった…」
…
……
………
彡(゚)(゚)「昭襄王のご機嫌取りまくって(意味深)なんとか包囲解いてもらったわ…」
部下「逃げ出すなら今ですね。このままでいたら昭襄王がまた気が変わり孟嘗君さまの命を狙うかもしれません」
彡(゚)(゚)「せやな。今日の夜にでも脱出するやでー!」
…
……
彡(゚)(゚)「う〜ん関所に着いたけどまだ真夜中やなぁ」
部下「鶏が鳴かないと門が開かないし外出れないですね…」
彡(゚)(゚)「せや!鶏の鳴き声の真似すればええやん!鳴き続ければそのうち他の鶏も鳴いて門番が扉開けるわ!」
部下「…上手くいきますかね…」
彡(゚)(゚)「物真似には自信あるんや!…コケコッコー!コケコッコー!コケコッコー!」
大松トリ「鳴くわけないぞ」
彡()()「……ダメや……こんなことなら物真似名人とか言ってた無駄飯食らいの食客連れてくればよかった…」
ドドド
J( 'ー`)し「おらぁーーーー孟嘗君テメェ昭襄王さまの許しもなく勝手に屋敷から出てんじゃねえ!!!殺す!!!!」
彡()()「ファッ!?」
53:
名無しさん@おーぷん:16/11/04(金)23:14:01 ID:
VOs
【鶏鳴狗盗】
戦国四君の一人・孟嘗君の故事。
斉国の人・孟嘗君は若いときから聡明で優れた人物として他国にも名が知れわたっていた。
孟嘗君に多くの人が訪ね一芸に長けた者であれば誰でも食客に迎え入れその数は三千人以上いたと言われている。
中には盗みの名人、物真似の名人、偽造の名人などもいた。
ある日、秦の昭襄王から使者が来て有名な孟嘗君と会いたいので秦に招きたいと言ってきた。
孟嘗君は食客を連れ秦へ赴き昭襄王は歓迎し迎えた。
昭襄王は孟嘗君を高く評価し秦の宰相にしたいと考えるが、昭襄王の配下たちは
「孟嘗君は一流の人物であるのは認めますが、所詮は斉の人物であり斉の益になることはしても秦の益になることはしないでしょう。秦にとって危険な人物となり得るので殺すべきです」
そういわれた昭襄王は孟嘗君が泊まっている屋敷を包囲するよう命じる。
それに気づいた孟嘗君は昭襄王が寵愛している側室・幸姫へ使者を送り包囲を解いてもらうよう王に口添えしてくれと頼んだ。
しかしその見返りに狐白裘を所望してきた。
孟嘗君はこれに困った。
狐白裘は秦に来て昭襄王に献上してしまっていて手元にはもうなかった。
そこで食客の一人で盗みの名人の者が狐白裘を盗みだしそれを幸姫に渡せばよいと進言する。
彡(゚)(゚)と違いちゃんと盗みの名人を連れてきていたため、見事に盗み出し幸姫に渡し包囲の解除に成功する。
しかしいつ王の気が変わるか分からない。
いつまでもここにいられないと判断し孟嘗君は包囲を解かれてすぐに屋敷を出て斉の帰路へとついた。
案の定昭襄王は気が変わって追っ手を向かわせていた。
孟嘗君一行は関所の函谷関に到着する。
しかし時間は真夜中で門は閉ざされていた。
当時、関所の門が開かれるのは鶏がときを告げたらというしきたりがあった。
そこで食客の一人の物真似名人が鶏の真似をすると進言して、さっそく実行させる。
上の彡(゚)(゚)と違い名人の鳴き声に周りの鶏たちも反応しだし門番はいやに早いと疑問に感じながらもしきたりなため門を開く。
こうして孟嘗君は秦から無事脱出することに成功した。
学者や武芸者などの他の食客は、盗みや物真似の芸しか持たないような者すら食客として受け入れていたことに不満だったが、このときばかり孟嘗君の先見の明に感心した。
ワイも何か特技ほしいンゴ…