Part10
208:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)18:56:11 ID:
c8W
彡(゚)(゚)「着陸に向けて高度下げるやで」
(´・ω・`)(ほんとはもっと遠くから高度下げるんだけど、大丈夫かな)
(*^○^*)「2,900ftまで降下するんだ!」
彡(゚)(゚)「了解」
(´・ω・`)(高度高いな…)
(*^○^*)「計器着陸装置 (ILS)に乗ったら報告するんだ」
彡(゚)(゚)「着陸装置下ろしてスピードブレーキ作動」
(´・ω・`)(なんか急降下してる)
彡(゚)(゚)「着陸チェックリスト完了」
彡(゚)(゚)「自動操縦解除や」
(´・ω・`)「着陸復行しますか?」
彡(゚)(゚)「間違ったロー…ローカライザー…グライドパス」
(´・ω・`)「着陸復行しますか?」
彡(゚)(゚)「不安定だ」
彡(゚)(゚)「降下率増加」
地上接近警報「墜落します!」
(*^○^*)「着陸を許可するんだ」
(´・ω・`)(やっぱり普通の着陸より高度高いしスピードも出すぎてる)
(´・ω・`)「着陸復行、機長…滑走路が足りない」
彡(゚)(゚)「着陸やで」
彡(゚)(゚)「…やっぱあかんな、着陸復行や」
( ω )(もう遅い)
(続く)
209:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)18:56:24 ID:
c8W
彡(゚)(゚)「着陸に向けて高度下げるやで」
(´・ω・`)(ほんとはもっと遠くから高度下げるんだけど、大丈夫かな)
(*^○^*)「2,900ftまで降下するんだ!」
彡(゚)(゚)「了解」
(´・ω・`)(高度高いな…)
(*^○^*)「計器着陸装置 (ILS)に乗ったら報告するんだ」
彡(゚)(゚)「着陸装置下ろしてスピードブレーキ作動」
(´・ω・`)(なんか急降下してる)
彡(゚)(゚)「着陸チェックリスト完了」
彡(゚)(゚)「自動操縦解除や」
(´・ω・`)「着陸復行しますか?」
彡(゚)(゚)「間違ったロー…ローカライザー…グライドパス」
(´・ω・`)「着陸復行しますか?」
彡(゚)(゚)「不安定だ」
彡(゚)(゚)「降下率増加」
地上接近警報「墜落します!」
(*^○^*)「着陸を許可するんだ」
(´・ω・`)(やっぱり普通の着陸より高度高いしスピードも出すぎてる)
(´・ω・`)「着陸復行、機長…滑走路が足りない」
彡(゚)(゚)「着陸やで」
彡(゚)(゚)「…やっぱあかんな、着陸復行や」
( ω )(もう遅い)
(続く)
210:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)18:57:50 ID:
c8W
彡(゚)(゚)「今日は危険物をこっそり積んでるんや」
彡(゚)(゚)「No.1空調が停止。リセットや」
火災警報「火災発生!」
彡(゚)(゚)「緊急機体宣言!火災が発生したからドバイに戻って緊急着陸したいんや」
(*^○^*)「了解なんだ!ドバイ国際空港の滑走路12Lに直行するんだ!」
彡(゚)(゚)「減圧して火を消すで!…消えん!」
彡(゚)(゚)「消火装置で火を消すで!…消えん!」
彡(゚)(゚)「空調装置N0.2とNo3もシャットダウンしたからスイッチOFFや」
彡(゚)(゚)「煙がコックピットに入ってきて計器が見えん!」
彡(゚)(゚)「煙排出ハンドル…効果が無い!」
彡()()「酸素…マスク…」
UPS航空6便墜落事故
2010年9月3日、
不適切な貨物による火災で酸欠か有害物質に巻かれたため操縦できずに墜落。乗員2名が死亡した。
UPS航空6便が離陸後しばらくたって三つのうち一つの空調装置(No.1)が停止したため副操縦士がリセットした。
離陸してから22分後、火災警報が作動。火元はリチウムバッテリーだった。
リチウムバッテリーは本来危険物で積載する際には申請をしないとならないが、この時搭載の申告はされていなかった。
乗務員は緊急事態を宣言。しかし電波障害により最初は交信できなかった。その後「火災が発生したので緊急着陸したい」と管制に報告。
クルーはドバイに引き返すことを決定し緊急事態宣言を行った。
管制は6便にドバイ国際空港の滑走路12Lに直行することを助言した。
クルーはチェックリストに従いメインデッキを減圧したが、減圧で火を消すにはに少なくとも20000ft以上で行わなくては効果が出ず、
既に10,000ftまで降下していたため火は消えなかった。
消火装置を作動させたが、飛行機に搭載されていたブロモトリフルオロメタン消火剤は
リチウム電池の消火に適していなかったため消火されなかった。
減圧に伴いNo.2とNo.3の空調装置もシャットダウンされたのでスイッチを切った。
このことで貨物室で発生した煙がコックピットに流れ込んできてしまい、計器を見るのが困難になった。煙排出ハンドルも試したが効果はなかった。
そのため6便はドバイ管制にレーダー誘導を要請。ドバイ国際空港付近まで来たものの、高度が高く速度も速かったため、空港を4500ftで通過。
その後6便は近くのシャールジャ国際空港に緊急着陸すると報告した。6便はオートパイロットを解除し空港に向けて旋回を開始したが、
195度に旋回して対地接近警報装置が作動。ドバイ国際空港の南16.7kmの地点に墜落。
機体は大破炎上し、途中、機長の酸素マスクの酸素が不足したため、
2階キャビンにある携帯酸素マスクを取りに行くこととなり席を立つが、その後CVRに機長の声は録音されておらず、
機長は有毒ガスに巻かれて窒息死したものしたものと考えられる。
そして最後は副操縦士も酸欠状態、もしくは有毒ガスを吸い込み墜落したと考えられている。
211:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)18:59:45 ID:
c8W
彡(゚)(゚)「なんか爆発したで」
(´・ω・`)「第2エンジンみたい。停止します」
彡(゚)(゚)「破片で燃料漏れて操縦系統が一部損傷…」
(´・ω・`)「今日の便には操縦士が5人、しかもベテランばっかり」
彡(゚)(゚)「せや、何とか立て直しちゃる」
(´・ω・`)「なんかエラーメッセージいっぱい出たんだけど」
彡(゚)(゚)「エラーメッセージの処理頼むわ。ワイは操縦に専念する」
彡(゚)(゚)「旋回して…着陸や!」
(´・ω・`)「やったね!全エンジン停止!」
彡(゚)(゚)「第1エンジン止まらんのやけど」
(´・ω・`)「しょうがないから地上の消防隊に消火液かけてもらいましょう」
彡(゚)(゚)「せやな。全員無事でよかったよかった」
(続く)
212:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)18:59:56 ID:
c8W
カンタス航空32便エンジン爆発事故
2010年11月4日、
製造ミスのあったエンジンが爆発し、その破片で機体が傷つけられるも、空港に着陸成功。死者
は出なかった。
カンタス32便がチャンギ空港を離陸して数分後、突然に第2エンジンが爆発した。
第2エンジンの破片の一部が主翼を貫通し、燃料が漏れ出ていた。
また、他にも胴体下部に衝突、ないしは穴を開けていた。
32便はバタム島の上空を飛行中であり、第2エンジンの破片やエンジンカバーがバタム島やその近辺に落下した。
この破片が見つかったとき、カンタス航空のA380が墜落したと速報が流れたが、その時の当該機は墜落しておらず、
クルー達は即座に第2エンジンを停止させて消火した。操縦こそ鈍くなってしまったものの、
運行搭乗員たちが互いに協力し合ったことで、機体を安定させることができた。
だが、この時に副操縦士のコンソールのモニター上に、膨大な数のエラーメッセージが表示された。
航空機関士が客室から被害状況を確認したところ、油圧などの
操縦系統や配線の一部が破損しており、さらに悪いことに、燃料を捨てて機体を軽くすることが出来なくなっていた。
副操縦士が50項目を超えるエラーメッセージの処理に追われる羽目になった一方、機長は操縦に専念し、
32便はゆっくり旋回をしながらチャンギ空港へと引き返した。
前述の経緯により燃料を投棄できなかった32便だったが、滑走路をギリギリオーバーランせず着地に成功。
そして、クルー達は全エンジンを停止したはずだったが、前述の操縦系統の破損によって第1エンジンが自力で停止できない状態になっていた。
また、燃料が漏れ出ていたこともあり、乗客は着陸してから3時間以上も機内に足止めされた。
結局、駆けつけた消防隊が消火液をエンジンに吹き付けることで、どうにか第1エンジンを停止させ、乗客と乗員をタラップで降ろすことにした。
偶然にもこの時、32便の機長は定期的な試験を受けている最中にあり、
その試験官を勤める別機長と交代の副操縦士を含めてコックピットクルーは5人おり、全員がベテランだったことが幸いし、
32便をその後安全に着陸させるための手順を迅速に行なうことができた。
乗員乗客469名全員が無事だった。なお、本事故でのエンジンの爆発は、エンジン部品の製造ミスが原因だった。
213:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)19:02:09 ID:
c8W
(´・ω・`)「この機体はまだ慣れないな…」
(´・ω・`)「教官、ご指導よろしくお願いします」
彡(゚)(゚)「ワイ、20日前に教官資格取って、今日が初めての教官の仕事やねん」
(´・ω・`)「えー、なんかちょっと不安ですねー」
〜〜〜〜
(´・ω・`)「着陸のための降下、と」
交代要員「下降率!(急すぎ!)」
(´・ω・`)「下げすぎた!上昇!(機首上げ)」
彡(゚)(゚)「加速加速!」
失速警報「失速してます!」
彡(゚)(゚)「着陸復行するんや!」
(´・ω・`)「あー、上がりきらないぶつかっちゃう」
アシアナ航空214便着陸失敗事故
2013年7月6日、
不慣れな操縦士の操縦ミスにより急降下ののち機首上げで失速、滑走路手前の護岸に接触、炎上。乗員乗客307名中3名が死亡した。
214便がへの着陸アプローチをしていたサンフランシスコ国際空港28L滑走路では、
当時改修のため6グライドスロープ(計器着陸装置(ILS)の地上設備の一部)の運用が停止していた。
そのため、通常の有視界進入による着陸となった。
着陸3分前までは何らかの理由で高度が高く、その後降下率を上げてつんのめる形で最終進入体制に入った。
交代要員の副機長は、地面衝突54秒前に下降率が大きすぎると判断し「下降率」と何度か叫んで指摘したという。
滑走路を目前にして高度が下がりすぎていると認識して機首を上げたと思われるため降下率が大きくなり、
地面衝突7秒前に加速が必要との訴えがあり、地面衝突4秒前に失速警報が作動。地面衝突1.5秒前に着陸復行の指示が出ている。
しかし尾部が滑走路の通常の着地地点から数百ft手前の護岸に接触・炎上した。
このときの衝撃で垂直尾翼および水平尾翼が胴体から破断した。車輪も接地時の衝撃により破壊され散乱した。
乗客は天井にぶつかり荷物が落下し負傷者が発生した。
胴体着陸となって滑走路を外れ水平にスピンしながら滑って止まった後、煙が立ち込め、10〜20分前後で胴体内部が炎上した。
操縦桿を握っていた副操縦士はボーイング777型機については飛行時間はまだ43時間、離着陸は9回目(同型機で同空港への着陸経験なし)で、
同型機の機長の資格を得るための慣熟訓練中だった。
副操縦士の慣熟訓練の教官として搭乗した機長も、事故発生のわずか20日前に教官としての資格を取得したばかりであり、
事故便が機長の初の教官としての搭乗であった。
214:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)19:02:53 ID:
c8W
彡(゚)(゚)「…ドアロック」
彡(゚)(゚)「…オートスロットル停止」
彡(゚)(゚)「…減速用スポイラー展開」
彡(゚)(゚)「…自動操縦装置の高度変更」
彡(゚)(゚)「…自動操縦装置の高度変更」
彡(゚)(゚)「…自動操縦装置の高度変更。地表より低い高さ設定」
彡()()
LAMモザンビーク航空470便墜落事故
2013年11月29日、
副操縦士が席をはずした間に機長がドアをロックし、自機を墜落させた。乗員乗客33名全員が死
亡した。
LAMモザンビーク航空470便がボツワナの空域を巡航高度38,000ftで飛行中、突然毎秒100ftの降下を始め、
その後機体は高度3,000ftでレーダーから消失した。
到着時刻になっても機体が到着しなかったため捜索が始まり、
11月30日にブワブワタ国立公園の湿地帯で焼け焦げた機体の残骸と乗員乗客の遺体が発見された。
当時、機長はコックピットのドアをロックして閉じこもり、オートスロットルを切ってエンジン推力を手動で調節し、
減速用のスポイラーを展開するとともに、自動操縦装置の飛行高度を3回にわたり変更していた。
最後の変更では地表より低い高度である592ftにまで下げられていた。
機長には墜落の直前まで各種の警報音が鳴り響き、
副操縦士のドアを開けろという声と繰り返しドアを叩く音が聞こえていた。
機長がなぜこのような行動をとったかは現在不明である。
215:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)19:04:37 ID:
c8W
彡(゚)(゚)「…しにたい」
彡(゚)(゚)「…ドアロック」
彡(゚)(゚)「…急降下」
(´・ω・`)「なにしてるの?!僕だよ、機長だよ!あけて!」
彡(゚)(゚)「…」
(´・ω・`)「あけて!あけろ!」
彡(゚)(゚)「…」
彡()()
ジャーマンウイングス9525便墜落事故
2015年3月24日、
機長がトイレに立った後、副操縦士がドアをロックし機長を締め出し、飛行機を急降下、墜落さ
せた。
乗員乗客150名全員が死亡した。
ジャーマンウイングス9525便は、離陸した後フランスのヴァール県上空において急に降下を開始
し、
高度6,000ft付近で管制レーダーから機影が消失し、
アルプ=ド=オート=プロヴァンス県プラド=オート=ブレオーヌのアルプス山中に墜落した。
墜落までの間に、緊急事態宣言など一切の交信がなかった。
急降下前に機長が離席し室外に出て、戻ったところ暗証番号ではドアが開かず、
何度ドアを叩いてもインターフォンで呼びかけても操縦席から反応がなく、しまいにはドアを破壊しようとしていた。
音声記録によると、ドア施錠後から墜落に至るまで会話や発声が一切なかった。
ドイツ検察の発表によると、容疑者は医師の診察を受けて「乗務禁止」を幾度も診断されながらもこれを隠していたことが明らかになり、
それが明記された事故当日の診断書も見つかった。
ドイツ紙は容疑者が失恋に悩んでいたことも報じている。
恋人へのインタビューでは、薄給の割に仕事へのプレッシャーが多いことへの不満を漏らし、精神科の受診を受けていることを告白され、
実際に精神不安定な面があったと言い、
「そのために機長への夢を絶たれたと悲観したのではないか」と告白している。
副操縦士の知人の1人は、本人が訓練中に休養した時期の様子について
「燃え尽き症候群のようで相当落ち込んでいた」と証言している。
また、網膜剥離の視力低下により治療していたことも判明し、これも職務続行困難の要因となり、犯行動機となった可能性があるという。
またフランスの大手無料紙によると、
容疑者は幾度も墜落現場の近隣、ディーニュから北西20kmにあるシストロンにレジャーで訪れていたと言い、
レジャークラブの職員は、わざわざこちらへ墜落しにきたのではないかと記者に語った。
副操縦士は、最後まで正常な意識がある状態であり、飛行機を破壊したいと考えていた可能性が高い、としたが、
テロではなく、自殺だと考えられている。
副操縦士は機体が下降姿勢に移ったあとも幾度も加速を繰り返していた。
また、機長がトイレにいくよう仕向けるために飲み物に薬物を混入した可能性が捜査によって浮上している。
217:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)19:06:26 ID:
c8W
ここまでです!
みんな付き合ってくれてありがとございました!
マシントラブルとヒューマンエラーの航空機事故はとても面白いので
興味があったら調べてみてな!
218:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)19:07:19 ID:lc4
>>217
長時間ホンマに乙やで!
219:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)19:07:35 ID:5n6
追いついたで
サンキューイッチ
おつかれイッチ
222:
名無しさん@おーぷん:2015/11/18(水)19:12:00 ID:7JI
>>1乙!
楽しませてもらったやで!
227:
名無しさん@おーぷん:2015/11/19(木)02:45:41 ID:pcC
航空機事故・・・当事者にとってはつらいものですねえ・・・
230:
名無しさん@おーぷん:2015/11/19(木)10:16:34 ID:suM
不謹慎だが確かに面白い
車運転するのも色々気をつけなアカンな