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彡(゜)(゜)でお勧めする角川ホラー小説大賞受賞作
Part1

彡(゜)(゜)でお勧めする角川ホラー小説大賞受賞作
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1447056646/

1 :名無しさん@おーぷん:2015/11/09(月)17:10:46 ID:ag4
指ポロニキ、乳しゃぶれバッバ「お金」
彡(゜)(゜)「なんやこいつら怪しいな……」
彡(^)(^)「せや!事の真実を調べ回ったろ!」
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黒い家 著:貴志佑介
第四回大賞受賞作品

大手生命保険会社の保険金の査定業務を担当する主人公若槻が、サイコパスに目をつけられ、戦慄の日々を送ることになる「人間が一番怖い」系ホラー小説。
「包丁を持った殺人鬼が一番怖い」という真実を描いているという点と新人とはとても思えないほどの圧倒的ディティールが評価された作品。
後半までは、あえてサイコパス野郎どもの恐怖を描かずにじくじくと煽るように蓄積させ、後半に怒涛の勢いで爆発させる。なますにしたるわー。
ホラーの名に恥じない本当に怖い小説。傑作中の傑作やと思う。

2 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:12:18 ID:FLQ
クリムゾンの迷宮の方が好き

4 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:13:54 ID:ag4
>>2
あれも面白いンゴねえ
人食いグールコンビに見つかったシーンとか最高杉内

3 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:12:33 ID:ag4
彡()()「ヨッメが死んだンゴ……悲しいンゴ……」
彡(^)(^)「せや!ヨッメの肝細胞を培養したろ!」
ミトコンドリア「やったぜ。」
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パラサイト・イヴ 著:瀬名秀明
第二回大賞受賞作品

主人公である生化学者永島の妻、聖美が事故で死亡した。彼女を愛していた永島は、ある狂気的な行為に手を染める。それは聖美の肝細胞をこっそり採取し、それを培養して愛でることだった。
一方、腎バンクに登録していた聖美の腎臓を移植された少女麻里子。彼女は、日々襲い来る悪夢に悩まされていた。
これらの全てが、細胞内のオルガネラ、ミトコンドリアの策略の内だった。
類いまれな発想とそれらを支える豊富で確かな知識。それでいて読む手を止めさせない文章能力はすごEの一言や。
この作品が出なかったらホラー小説大賞は自然消滅していたんじゃないかとすら言われているくらい。
ただ、ミトコンドリアが終始エロいことしか考えていない淫獣なので、人に勧めるときは注意や。逆レイプとか昏睡ロリレイプとかするし。

6 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:16:45 ID:ag4
彡()()「うう……なんか腕に噛み痕ついてるンゴ……痛いンゴ……」
彡(^)(^)「まあええわ。病院行けば治るやろ」
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ぼぎわんが、来る 著:澤村伊智
第二十二回最優秀賞受賞作品

幸せな家庭を築いていた会社員の田原秀樹の許へ、亡き祖父が恐れていた怪物「ぼぎわん」が現れる。
ぼぎわんは、恐るべき力で田原一家を追い詰めていく……はたして彼らは助かることができるのか。
エンターテイメント性の非常に高いホラー。怪物に狙われた主人公が奮闘するという王道の話やけど、これがまたうまい具合に調理されている。
三章構成で、それぞれで異なる人物が主体となる構成となっており、表しか見えていなかった事柄を裏から見るように描写されていたり、
ぼぎわんがだんだんとこちらに近づいてくるという様が丁寧に描写されていて、まるで読者自身がぼぎわんと戦っているかのような錯覚を覚えさせることに成功していたりと、読んでいて飽きが全く来ない。
オカ板の怖い話を、手練が本気で書いたらこうなるというような小説。
家族、不妊などのテーマも内包しており、考えさせられることも多い。
ラストのあれは寝言ですよね……

7 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:18:56 ID:ag4
彡(゜)(゜)「やきうの才能をクレメンス」
店員「代金は何を払う」
彡(^)(^)「原住民ちゃんをやるわ」
店員「いーらない」
彡()()

夜市 著:恒川光太郎
第十二回大賞受賞作品

異形の妖怪が奇妙なものを売る、夜市。過去に夜市で「野球選手の器」を購入した大学生の祐司は、高校時代の同級生のいずみを連れて夜市に出かける。
対価に差し出した弟を買い戻すために。
ホラーというより幻想小説と呼ぶ方がいいかも。すごく美しい小説。
目を閉じると幻想的な情景がありありと浮かんできて、この本自体が夜市の門なのではないかと思えてくる。
作中で出てくる老人の真実と境遇を考えると、胸が締め付けられて仕方がない。この話には、人攫い以外に悪人がいない。ただただ切ない。(怖くは)ないです。

22 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:33:20 ID:5bi
>>7
これはぐぅよかったんご

32 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:50:23 ID:SRq
>>7
夜市面白そうやんけ。よっしゃ買うたろ

8 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:20:54 ID:ag4
彡(゜)(゜)「なんやこの蟹」
蟹「うまンゴ」
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かにみそ 著:倉狩聡
第二十回優秀賞受賞作品

無職の主人公は、ある日海岸で小さな蟹を拾う。蟹は食欲が旺盛で、彼は蟹のために働くようになる。蟹はどんどん成長し、人間の言葉を話すようになる。
ある日、恋人を殺してしまった主人公は、蟹に人肉を食べさせて事なきを得る。しかし、これが切っ掛けとなり、蟹は変貌を遂げることになる。
短編集。表題作のかにみそは、寄生獣のミギーとシンイチを思い出す。
人食いのおっかねえ蟹なのに、それ以外はユーモラスでかわいらしくていい蟹というギャップがなんだかおかしい。
ラストは確かに切ないラストやった。本当にともだちは食べないんやなあ……
もう一つは百合の火葬。奇妙な百合と辛い過去を持つ青年の話。かにみそに似てるけど、こっちの方が、なんというか、気持ち悪い感じ。

11 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:22:58 ID:8iT
見てるで〜

12 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:23:10 ID:dum
ハヤカワSF文庫専のワイには興味深いスレ

14 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:25:46 ID:ag4
彡(^)(^)「ワイらの船出に乾杯や!」
(´・ω・`)「乾杯!」
(*^◯^*)「乾杯なんだ!」
(●▲●)「乾杯」
彡(^)(^)「ああ、ワイはなんて幸せなんやろう」

死呪の島 著:雪富千晶紀
第二十一回最優秀賞受賞作品

とある日本の島、須栄島が舞台。ある日、浜に沈没客船が漂着する。この事件を皮切りに、島では恐るべき事件が起こるようになる。
これらの事件には、主人公杜弥が思いを寄せる同級生、椰々子が関与していた……
モダンホラーの決定版。一つ一つのエピソードが骨太で、読んでいて圧倒される。
あらすじだけやと、日本の妖怪的なホラーっぽいけど、いろんなお国の怪談要素がごちゃ混ぜになっててお祭り感がある。
言いかえると、世界観が滅茶苦茶になってるともとれるけど、それを上回る面白さがあると思うで。
閉鎖的な島が舞台やけど、人間間のドロドロ感はあまり無くサワヤカなのでそういうのを期待しない方がいいかもしれん。
おさかな天国。

15 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:27:06 ID:sLj
Dブリッジテープ好き

16 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:27:43 ID:ag4
>>15
あれもええなあ。後味糞悪いけど

17 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:29:20 ID:ag4
彡(゜)(゜)「にしても汚い家やなあ」ガサゴソ
彡()()「なんか鰐とかおるし……いったん外に出よか」マドクグリー
彡(゜)(゜)「……ん?」

牛家 著:岩城 裕明
第二十一回優秀賞受賞作品

インポテンツに悩む主人公のコバは、特集清掃員である。
あるゴミ屋敷の清掃に訪れることになった彼は、そこで、自分の望みだった物を探そうとして、迷宮に迷い込んでしまう。
短編集。表題作の牛家はスプラッターSF奇憚ホラー。
読んでいてわけがわからなくなるようなお話なのに、読み終わってもずっと覚えているような強烈なインパクトがある。
落ちが消化不良感があるものの、作中で「牛」の反芻(食ったものを消化せず何度も噛むあれ)について描写されており、
この消化不良な落ち自体が「牛」家という奇妙な作品を彩るスパイスのように感じられる。
表題作だけでなく、瓶人というもう一つの収録作も面白い。こっちは、ユーモアホラーといった風情の作品。
ワイは大好きな本なんやが尼ではすこぶる評判が悪い。なんでや。

18 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:29:35 ID:xkZ
ホラー読まないワイ、ミトコンドリア小説に興味を持つ

19 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:31:22 ID:ag4
>>18
パラサイト・イヴはホンマにおすすめやから一度読んでみてクレメンス
映画?ゲーム?なんやそれは知らんな

21 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:32:42 ID:CW1
なんでや!パラサイトイヴのゲーム面白いやろ!
なお3作目

47 :■忍法帖【Lv=6,しびれあげは,9YQ】 :2015/11/09(月)18:09:07 ID:aOR
>>21
3作目はまだ出ていない、いいね?

20 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:32:12 ID:ag4
彡(゜)(゜)「ほーん、大学がテーマのホラー小説か」パラパラ
彡()()「ラノベやんけ!」
(´・ω・`)「表紙で気付こうよ」

ホーンテッド・キャンパス 著:櫛木理宇
第十九回読者賞受賞作品

主人公の大学生、八神は、霊は嫌いだけど霊感があり、視えてしまうことに悩まされていた。
そんな彼は、片思いしている美少女こよみのために、オカルトサークルに入ることになる。
個性的なサークル仲間と持ち込まれる怪奇現象にてんてこ舞いする。
問題作。あらすじから見ての通り、ラノベである。
今までの角川ホラー文庫の表紙は、無骨な変なCGとかが多かった中、燦然と輝く萌え絵表紙はワイの心を大いに惑わせた。
内容も、ホラーを扱うというだけで怖さは一切ない。なんやこれと思った。
でも嫌いではない。恋愛小説としては読めるし、つまらないわけでは決してない。
ゴリゴリのホラーは嫌。軽くて甘いホラーが読みたいという人にはうってつけやと思う。

23 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:33:24 ID:xkZ
なんやろ、ホーンテッドキャンパスの表紙見たことある気がするなあ

26 :名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)17:37:17 ID:ag4
>>23
調べてみたら結構有名な絵描きさんみたいやね