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彡(゚)(゚)と学ぶ武装親衛隊外国人義勇兵
Part2


30 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:31:28 ID:6SP
彡(゚)(゚)「取りあえず、市役所に入って防衛体制の立て直しや!」
ドカーン
彡(。)(;)「アカン!砲弾に足をやられた。焼ける様に熱い!」
軍医「幸いにも貫通していて、骨は砕けてない。」
彡(。)(;)「何とか歩けるようになったら、また戦闘に戻らなきゃ(使命感)」

31 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:31:48 ID:6SP
〜数時間後〜
彡(゚)(゚)「よし、ここで戦車を待ち伏せするんやで!」
T34「よろしくニキーww」
彡(゚)(゚)「T34や!攻撃準備!!」
ドカーーーーン
彡()()「なんや!T34が爆発したで!!」
キングタイガー「よろしくニキーww」
彡(゚)(゚)「T34からロシア兵が出てくるかもしれん!」
彡(゚)(゚)ハッチに照準を合わせておけ!!」

32 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:32:06 ID:6SP
T34 チーーン
彡(゚)(゚)「キングタイガーは恐ろしい戦車や」
彡(-)(-)「王虎に食われたT-34の乗員は誰一人として炎上する鉄の棺桶から出てこなかったんやで」
〜24時間後〜
彡(゚)(゚)「我々が鉄くずに変えた戦車は14台」
彡(゚)(゚)「殺したロシア兵は数えきれんで」
彡(゚)(゚)「でも奴らはアリの如くなんぼでも湧いてくるんや」
彡(゚)(゚)「逆にこっちはやられればやられるだけ兵士は減って行くんや」
彡(゚)(゚)「今日だけで200人近い戦友が死んでしもうたんやで」
彡(゚)(゚)「負傷した足を引きずりながら司令部を探しているが誰もわからん」
彡(゚)(゚)「司令部に行く車はガス欠で動かす事も出来ん」
彡(゚)(゚)「今は救護所のマットレスで少し休憩中や」

33 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:32:42 ID:6SP
(';,ω,')「痛い!熱い!助けてくれ!!」
彡()()「全身が焼けただれた戦車兵や・・・」
彡(゚)(゚)「戦車が焼かれた戦車兵は悲惨や」
彡(゚)(゚)「こいつももう助からんやろ」
彡(゚)(゚)「モルヒネは物資不足でないし、生き地獄やろなぁ」
(';,ω,')「Mutter!Mutter!」(母さん!母さん!)
(';,ω,')「俺の横に誰かいるんだろ!頼む殺してくれ!」
(';,ω,')「お願いだ!殺してくれ!俺の頭に一発撃ってくれ!頼む!」
彡(-)(-)「・・・」

34 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:33:09 ID:6SP
〜早朝〜
将校「作戦会議に行くぞ。車の手筈が整った」
彡(゚)(゚)「了解や。」
将校「砲撃で道はボロボロでここから先は車で行こう」
将校「君は何歳だね?」
彡(゚)(゚)「ワイは25歳やで」
将校「私は今年で50歳になる。ベルリンで生まれベルリンで育った」
将校「私にとってこの廃墟はまさに世界の終わりにしか見えない」
将校「再び平和な日々を見る事には私は年を取り過ぎた。」
将校「しかし、若い者達にはそれが可能だろう」

35 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:33:34 ID:6SP
ドカーーーーン
将校「クソ!砲撃だ。退避壕に走れ!!」
〜退避壕内〜
彡(゚)(゚)(この廃墟の山に降る無駄な砲弾の半分でもワイらにあったらなぁ)

36 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:33:52 ID:6SP
〜作戦会議後〜
彡(゚)(゚)「作戦会議はクソみたいに無意味や」
彡(゚)(゚)「部下は死んでいる貴重な時間を無駄にしただけやで」
彡(゚)(゚)「早く部下の元に帰らなきゃ(使命感)」
中尉「やあ。リフ隊長」
炎上しているT-34を指差して
中尉「良い眺めではありませんか?」
彡(-)(-)「ええ眺めや、ホンマに・・・」

37 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:34:16 ID:6SP
〜狙撃兵と激戦を繰り広げ日没後〜
彡(-)(-)「ここには夜も昼もない。ワイらに見えるのは空だけや」
彡(-)(-)「辺りは、まがまがしい焔に照り映える粉塵と爆煙の濃い帳に包まれとる」
彡(-)(-)「聞こえるのは砲爆撃の轟音、ばりばりという業火の響き、そして夜を通して、ひどく近くから聞こえる女性たちの悲鳴と絶叫。」
彡(-)(-)「これは爆発や、火災よりもワイらをぞっとさせた。」
彡(-)(-)「ベルリン市長エルンスト・ロイターによると、勝利に酔った赤軍兵に強姦された女性の数は9万名にものぼるんや」

38 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:34:33 ID:6SP
〜1945年4月29日〜
彡(゚)(゚)「凄まじい攻撃で陣地ごと生き埋めになりかけたけど何とか撤退できたで」
彡(゚)(゚)「ベルリン官庁街の図書館に移動してきたんや」
彡(゚)(゚)「ここは美しい美術本が沢山あり、地上の地獄を忘れさせてくれるええ場所や」
彡(゚)(゚)「でもこの美しい本達を酔っぱらったモンゴルソ連兵に焚火にされんか不安や」

39 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:34:58 ID:6SP
〜1945年4月30日〜
彡(-)(-)「不眠不休で戦ってもうしんどいんやで・・・」
ドイツ兵「ロシア捕虜を手に入れたぞ!」
彡(゚)(゚)「なんやて!共産主義者の顔身に行ったろ!!」
捕虜「私は共産主義者でもロシア人でもない」
捕虜「強制徴募されたウクライナ人だ!」
捕虜「ドイツが占領しているベルリンの区画は残り一つ」
捕虜「5月1日のメーデーに合わせて最終攻勢を発動する予定だ」

40 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:35:26 ID:6SP
ドイツ兵一同爆笑
ドイツ兵。「明日も俺たちはまだここにいるぞ、戦友。お前の仲間がここを通ろうとしたらいつも通りの歓迎を受けるだろうぜ」
捕虜「ソ連軍の戦車兵は無理やり配置に就かされているんだ!」
捕虜「先頭戦車の者は自分たちが二度と生きて戻って来れないことを知っているんだ!」
(赤軍将兵は自軍の先頭戦車が武装親衛隊の攻撃によって確実に撃破されることを覚悟していた)

41 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:36:02 ID:6SP
〜5月1日〜
彡(゚)(゚)「図書館はロシア兵の火炎放射器で焼き討ちにあった。」
彡(゚)(゚)「600人いた大隊は今や数十人にまで減ってしもうた」
彡(゚)(゚)「今日は国家保安本部の地下室で休息や」
〜1945年5月2日〜
彡(゚)(゚)「航空省の建物に空軍兵士が立てこもっとる」
彡(゚)(゚)「話はつけてあるから今から合流するんやで」
ドイツ兵「隊長!白旗掲げた自動車が近づいてきます!」
彡(゚)(゚)「なんやあれは?」

42 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:36:40 ID:6SP
彡(゚)(゚)「ファ!ドイツとソ連の将校が乗って話し合いしとるやんけ!」
彡(゚)(゚)「武器持ってないロシア兵もぎょうさん来たし」
彡(゚)(゚)「ドイツ兵と仲良くしゃべってるやんけ!」
彡(゚)(゚)「一体どうなっとんや?空軍少佐に報告や!」
空軍少佐「君がSSの指揮官か?」
彡(゚)(゚)「ハ!アンリ・ネフSS義勇大尉であります!」
空軍少佐「もう終わりだ・・・」
空軍少佐「ドイツは降伏文書に署名した。総統も自決なされた」
空軍少佐「私も降伏するつもりだ」
彡(○)(○)「なんやて・・・」
彡(○)(○)「ちょっと考えられてくれ・・・」

43 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:37:18 ID:6SP
彡(゚)(゚)「ドイツは降伏したらしいんや」
彡(゚)(゚)「ワイはそんなん信じられへん」
彡(゚)(゚)「まずは総統官邸に確認にいくで」
ロシア兵「SSよ。武器を捨てて降伏した方がええぞ」
彡(゚)(゚)「ロシア人よ。ワイらは自分の目で確認するで」
ロシア兵「そうか、さようなら」

44 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:37:44 ID:6SP
〜ベルリン市街〜
彡(゚)(゚)「静かや、砲弾、銃声の音が全くせえへん」
彡(゚)(゚)「それに降伏したドイツ兵と逃げ惑う避難民」
彡(-)(-)「負けたんやなぁ・・・」
〜総統官邸前〜
彡(○)(○)「・・・・」
彡(○)(○)「ドイツ兵は1人もおらん」
彡(-)(-)「共に戦った戦友たち」
彡(-)(-)「ドイツは負けた。」
彡(-)(-)「総統官邸はソ連に制圧されて総統は間違いなく死んだ」
この知らせを聞いた武装親衛隊フランス人義勇兵たちは静かにうなだれ、敗戦を悟った兵士は涙を流した

45 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:38:14 ID:6SP
〜ベルリン市街脱出作戦〜
彡(゚)(゚)「我々には二つ選択しがある」
彡(゚)(゚)「ここでロシア兵に降伏するか」
彡(゚)(゚)「それともベルリンを脱出してポツダムに向かうか」
フランス義勇兵「我々は全員ベルリン脱出に同意です!」
彡(゚)(゚)「最後の作戦や」
彡(゚)(゚)「ベルリン市街脱出作戦開始!!」

50 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:40:14 ID:6SP
彡(゚)(゚)「地下鉄を移動しながら逃げてたけど、路線が地上に出とる」
彡(゚)(゚)「これは危険や。闇夜に紛れて逃げるしかないな」
〜5月2日〜
彡(゚)(゚)「小グループに分かれて移動や!」
フランス義勇兵「ロシア兵だ隠れろ!」
彡(゚)(゚)「ふう、全員何とか隠れたな」

51 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:40:33 ID:6SP
彡()()「ファ!国民突撃隊までこっちに逃げて来よったで」
老人兵士 うろうろもたもた
ロシア兵「!」
彡(゚)(゚)「国民突撃隊の老人が隠れるんに手間取ってロシア兵に見つかってもたやんけ」
フランス義勇兵「Ne tirez pas ! Ne tirez pas !」
(撃つな! 撃つな!)

52 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:41:08 ID:6SP
ロシア兵「まだ周りにいるはずだ!徹底的に探せ!!」
彡(○)(○)「・・・・」
彡(○)(○)(仲間が次々に捕まえられている)
彡(○)(○)(心臓が飛び出そうな程の緊張感や)
ロシア兵目の前トコトコ〜
彡(○)(○)「・・・・」
ロシア兵目の前ガサガサ〜
彡(○)(○)「・・・・」
ロシア兵「よし、捕虜の人数を数えて出るぞ」

53 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:41:31 ID:6SP
彡(○)(○)(捜索が始まって1時間くらい)
彡(○)(○)(もう少し様子をみよか)
ドカドカドカ
ロシア兵「もう一度探せ!!」
ロシア兵目の前トコトコ〜
彡(○)(○)「・・・・」
ロシア兵目の前ガサガサ〜
彡(○)(○)「・・・・」
ロシア兵「徹底的探すんだぞ!!」
彡(○)(○)(まだ希望を捨てへんで!)

54 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:41:47 ID:6SP
ロシア兵「この籠をぶっ壊せ」
ロシア兵「おい!そこのドイツ兵出てこい!!」
彡(。)(;)「遂に見つかってしまったんや・・・」
彡(。)(;)「ソ連の捕虜になったらどんな目に遭わせられる事か・・・」

55 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:42:09 ID:6SP
〜捕虜〜
彡(。)(;)「地下鉄から地上に引きずり出されたけど、地上は勝利に浮かれるロシア兵ばっかりや・・・」
ロシア兵「итлер капут!」
(ヒトラーはくたばったぞ!)
フランス義勇兵「Ja, Hitler kaputt!」
(ああ、ヒトラーはくたばった!)
彡(。)(;)「戦闘で負傷した足が痛い」
彡(。)(;)「引きずりながらしか歩かれへんねんで・・・」
ロシア兵「お前らクソ野郎はシベリア送りだ!俺が保証してやる!!」
ロシア兵「おい!あのSS野郎足を引きずってやがる」
ロシア兵「同志があのクソSSを足しか痛めつけれなかったのは本当に残念だぜ」
ロシア兵「ぶっ殺して!殺せ!SSを殺せ!」
彡(。)(;)「凄まじいヤジと罵詈雑言が飛んでくるンゴ」

56 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:42:13 ID:3Pj
ワイ、ラストオブカンプグルッペを積んでたことを思い出す

57 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:43:23 ID:6SP
>>56
ええセンスやな
個人的には武装親衛隊全史もおススメやで
酔っ払いロシア兵「おい、クソSS野郎こっちにこい!」
フランス義勇兵「や、辞めてくれ!!」
護衛ロシア兵「おい!辞めろ!!」
酔っ払いロシア兵「残念だ」
フランス義勇兵「隊長、危機一髪でした」
彡(゚)(゚)「ああ、殺されなくて良かった」

58 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:43:42 ID:6SP
酔っ払いロシア兵「SS!!SS!!」
こめかみにピストル
フランス義勇兵「助け・
パーーン
ドサ
彡()()「・・・・」
護衛ロシア兵「おい!立ち止まるな!進め!!」

59 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:44:04 ID:6SP
〜病院〜
彡(゚)(゚)「捕虜収容所に送られたけど、足の怪我の為に病院に入院中や」
彡(゚)(゚)「でも退院したから捕虜収容所に帰るんやで」
ロシア住民「そこの兵隊さん」
ロシア住民「この服を着て逃げるんだ!」
彡(゚)(゚)「ファ!ワイみたいなSSを助けてくれるんか!」
彡(。)(;)「ロシア人を散々殺しておいてワイ見たいな人間を・・・」
彡(。)(;)「ありがとうな。この恩は忘れへんで」
アンリはロシア住民の手助けで捕虜収容所を脱走
フランス人の本国帰還グループに加わりフランスに帰国した。

60 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:44:40 ID:6SP
しかし、フランス兵士にSS特有の血液型の入れ墨を発見され逮捕される。
フランス兵「この文字は人殺しの、それも最も危険な人殺しの印だ」

61 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:44:53 ID:6SP
〜1946年 対独協力者裁判〜
検察官「君は自分でしたことを後悔しているかね?」
彡(゚)(゚)「戦争が別の結果に終わったとら、ワイが後悔していると言ったら、お前は信じるか?」
彡(゚)(゚)「今ここでワイが後悔していると言ったら、ワイは嘘つきか、腰抜けになってまうんやで」
裁判の結果死刑ではなく、懲役20年の判決を言い渡されたアンリ・ネフ
恩赦で1949年に釈放される。

62 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:45:22 ID:6SP
自動車関連部品を取り扱う小さな会社を設立し、引退するまで経営を続けた。
また、外国人義勇兵として戦った人々の為に様々な活動を行い、積極的にインタビューなどに応じた。
2002年9月14日にパリで死去した。満83歳であった。
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%8D

63 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:46:30 ID:6SP
今回は以上。
久しぶりで読みにくい所とかもあるかもしれんが許してや
長い間付き合ってくれてありがとうやで!
また、他の兵士も取り上げていきたいんやで!
感想は今後の制作の励みになるから頼むで!!

67 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)21:58:16 ID:CRv
分かりやすくて面白かったわ
近代史ってちょこっとしか授業でやった覚え無いから勉強になるで

68 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)22:10:41 ID:4lr
勉強になるなぁ

69 :名無しさん@おーぷん :2015/11/21(土)22:47:20 ID:v9d
イチ乙
武装SSの外国人義勇部隊ってほんまピンからキリまであるんやな