ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」
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Part2
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 22:01:51.49 ID:bI/HX+V10
A「どうするんだよ!俺たちまたゾンビに逆戻りか!?」
B「逆戻りも何も、俺達は今でもゾンビだろ?」
A「それとも、あの少女が俺たちを襲いだして、俺達は理性を失った状態に感染させられるんじゃ」
いつの時代もネットの噂はくだらない風評ばっかだった
どんなに進化した世界にもかかわらず 情弱 という言葉はあり
ゾンビッターなるつぶやきを発信するサイトには、人々を不安にする噂がリツイートされていた
世界中が混乱している中
ついに少女が目を覚ました
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 22:09:24.02 ID:bI/HX+V10
「ううっ・・・ここは・・・」
病室の照明に眩しさを感じ 少女は目元を抑えながら ベットの中で寝返りを打った
その様子を別室のモニターで見ていた 医師たちと専門家や研究者
彼らの代表が マイクを使い 病室の少女に話しかける
「目が、覚めたようだね・・・あまり動かない方法が良い」
病室のスピーカーから医師の声が響くと 少女は突然叫びだした
「いやあああああああああ!!助けてくれ!たすけて!!」
医師たちは錯乱する少女をなだめるように
「落ち着いてくれ、君みは病院にいる。ここは安全だ、だからあまり暴れないでくれ」
ゆっくりとなだめるように医師はそう呼びつづけたが 少女はかえって恐怖に暴れまわった
それもそのはず、少女の耳には医師の優しい言葉は聞こえていなかった
少女に聞こえるのは 自分の家族を殺し 自分を食い殺すそうとしていた ゾンビの唸り声だったのだ
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 22:14:49.47 ID:bI/HX+V10
ゾンビたちの世界には戦争は起きなかった
軍隊はあるがあくまで趣味程度の漫画の読み過ぎで 宇宙人が来たときに
戦うための地球防衛軍は存在するが 国同士の戦争をする軍隊は存在しない
それはなぜかというと
ゾンビになったことでの言語統一により 意思の疎通が物凄くしやすくなったのだ
そしてゾンビ故 三大欲求もないので 国家単位での略奪も起きなかった
人種により差別はない なぜなら皆 醜いゾンビだったからだ
そんなこともあり長年平和を維持してきた
とりあえず、このままでは埒があかないので 医師たちはとりあえず数人で
少女の病室に入ることにした
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 22:20:21.47 ID:bI/HX+V10
少女を怖がらせてはいけないという配慮から 病室に入る医師は
皆、人間の姿に似た者だけで入ることにした
イカデビルのような姿の医師は 今回ばかりはホッとしたような残念なような気持ちだった
病室に入る 医師たちを見て 少女は毛布をつかみながら
医師たちを怯えるような目で見た
医者「こんにちは」
医者が挨拶をすると 少女は泣き叫び 病室の角に逃げた
少女「たすけてーーー ころされるうう・・・」
医者は何故 少女が怖がっているのか分からなかったが
病室の外で様子を見ていたイカデビルがあることに気づいた
「もしかして・・・言葉通じないんじゃないか?」
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 22:25:41.14 ID:bI/HX+V10
急遽、紙とペンを用意して こんにちわ を文字にして少女に見せた
しかし、英語で書いたため 少女はよく分からなかった
「この子、アジアの島国人っぽいから・・・ほら、あの、漫画に出てくる文字を使ったらいいんじゃないか?」
とりあえず日本語で こんにちわを書いたら 少女はようやく 目の前のゾンビみたいな声を出す医者は
自分を襲ってこないことを 理解した
医者「わたしたちわ あやしいものじゃない いしゃ です」
少女「お医者さんなの?なんでゾンビみたいな声なの?」
医者「それわ わたしたち ぞんび だから です」
少女「いやああああああああああああああああああああああああああ」
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 22:32:41.18 ID:bI/HX+V10
医者たちは少女が怖がる理由は 自分たちがゾンビだからという
すごく初歩的な問題に気がついた
「そう言えば、俺達って人間襲ってたんだよな・・・」
かつて自分が自分が逃げ惑う人々を 手を前にして 「おーーあーーー」と唸りながら
追い回していたことを思い出した
なんとも昔の懐かしい記憶だが
医者は特に少女に噛み付こうとか そんな気持ちにはならなかった
というのも、ゾンビ返りをを恐れた政府の人間により
歯は全部 人工の柔らかいスポンジのようなもの取り替えられ
顎にはリミッターがついており 一定の圧力しか出ないようになっており
全身をサイボーグ手術により、脳みそくらいしか 元のパーツがないくらい
徹底して 人工物に変えられていたのだ
例え間違いが起きても大丈夫なように
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 22:38:35.42 ID:bI/HX+V10
少女との接触(運搬するとき直接触れてる)やここでの会話で過去を思いだしたが
医師たちは特に、ゾンビに逆戻りという事はなかった
どうやら杞憂だったようだ
「あんしん して わたしたわ ぞんびですが あなたを おそわない」
少女にそう告げると 少女は怯えながら 医師たちの優しい笑顔を見て
とりあえず信じてみようという気になった
それから、少女は ゾンビ 地球連邦政府に迎え入れられることになった
最初はマスコミがこぞって来たが、少女のプライバシーを守るために報道規制がされ
少女は今どうなっているのかは徹底して守られた
いつしかしか、少女のことは世間から忘れ去られていくことになる
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 22:45:31.09 ID:bI/HX+V10
「私が 町長です」
少女「え?」
「あっ、失礼、大統領の キドと申します」
少女は政府の最高責任者と面会した
少女はここしばらくの生活で、世界がどうなったのかというのを勉強した
人間は皆ゾンビになり、人っ子ひとりいなくなってしまった事と
その事に気づき、ゾンビたちが新しく世界を再建したということを
少女「色々な本を見ました、この国の歴史など・・・」
少女は大統領と会話できていた
少女が、ゾンビになったからではない 大統領が人口声帯を取り付け 人間の言語を話せるようにしたのだ
大統領「色々と大変だったでしょう」
少女「はい、食事が大変でした・・・」
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 22:53:43.63 ID:bI/HX+V10
ゾンビの世界になってからという物 食文化は一気に衰退した
飯を食わなくてすむようになったので 飯を作る必要もなくなったのだ
そんな中、少女の食事をどうするかが問題になった
ここ何世紀も 自分の唾液くらいしか飲んだことのない(場合によっては唾液もない)
生活ばかりの人々だったので、食事を調達するということが物凄く困難だった
マンションはだいたい3LD としか表示されない
とりあえず、かつてはシェフだったという ブルドーザーにトランスフォームできる現場親方と
人工衛生の廃品を掃除する スペースバトルシップの艦長務める 料理研究家を呼び寄せ
動物園の バッファローや 植物園の キャベツなどを取り寄せ なんとか食事を作ったのだ
かつては栄養士をしていたことのある 人気漫画家などの意見を聞きながら少女の食事を作った
結果 物凄くまずいものができた
理由は 彼らに 味見ができなかったからだ
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 23:02:37.43 ID:bI/HX+V10
味付けをすることも出来ない状況だった 理由は食品業界が存在しないため
調味料各種を作ることができなかったのだ
少女の食事を作ることがここしばらくでもっとも大変だった
そして、医療技術は 成形技術や人工筋肉などに特化してても
医薬品の技術は止まったままであり、点滴一つ打つことすら出来ない状況
義手をあっというまにとりつけることができても、腕の血管に針を通すことができない医者ばかりだった
彼女の体調が心配されたが、水に関しては問題なかった
ゾンビたちは 人間が消滅した後の地球を 特に汚染しないように生活していたため
自然環境の保護には取り組んでいた 大方の理由は観光地を増やしたいというのもあったが
綺麗な 空気と緑 を大事にし、水の水質に関しては問題なかった
色々と試行錯誤の上 少女は生活してきた
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 23:06:26.34 ID:bI/HX+V10
大統領「なるほどね・・・」
少女「大統領、お聞きしたいのですが」
大統領「なんだね?」
少女「今後私は、どうなるのでしょうか?」
少女の疑問はもっともだ
食事を取ることさえままならず、水道は公園の花に水を上げるようのしか無いような世界で
少女が生きていくにはとても大変だった
少女「それに・・・、私は、やっぱり皆さんが怖いです」
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 23:11:11.77 ID:bI/HX+V10
少女は、ゾンビが地球に溢れ出したころからタイムスリップしてきた
夏休み前の事だった。新聞には謎の奇病により暴動が発生と書かれており
連日連夜テレビのニュースで報道されていた
少女は世界中が混乱しているというのは分かっていたが、それは一刻の物
自分が住む街には関係の無い物 と思っていた
しかし、その日学校に行くと様子がおかしかった
一人の子が体調不慮を訴えると 突然先生に噛み付いたのだ
先生は喉元を食いちぎられ 倒れたが、すぐに起き上がると
今度は生徒を襲いだした
学校は大混乱になり 少女は自分の家に逃げ帰った
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 23:16:56.11 ID:bI/HX+V10
家の近所まで来たときのこと ご近所さんの様子がおかしかった
悲鳴が方方から聞こえると、ガラスの割れる音と 「おおおーーおおおお」という唸り声
何かを食べる音などが聞こえた
家の鍵を開け自宅に入ると 窓が割られていた
恐る恐るリビングに入ると 血だらけカーペットの上に 口から血を流した
お母さんが立っていた
少女を見つけると お母さんは 寄生をあげながら少女を追い回した
2階の自室に立てこもり部活で使うスパイクを履き 2回の窓から飛び降りた
少女は 悲鳴が聞こえる街を走り続けた
やがて自衛隊に保護されるも わずか3日で自衛隊は壊滅 そして避難民は
またゾンビに襲われていた
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 23:22:12.98 ID:bI/HX+V10
火の手の上がる避難キャンプから逃げ出した少女は
自分の住む街に戻っていた
行くあてもない、何処に逃げてもゾンビだらけ
少女は、自分の家から少し離れた場所にある 父親の働く研究所に居た
研究所のガラスは割られ、中にはゾンビもいたが
外にいるゾンビと比べたら まだ数は少ない
少女は父親に会いたかった どうせ会ってもゾンビになっているだろうが
せめて 死ぬのなら、家族に・・・と思っていた
大統領「うううう、ごめんなぁ・・・ごめんなぁ・・・」
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 23:28:28.64 ID:bI/HX+V10
研究所の中のオフィスに父の写真を見つけた 家族の写真も飾ってあり
机の中の持ち物に書かれている名前から 父のものだとわかった
オフィスにはゾンビは居ない
父はここに居ないと思い オフィスを出ようとしたその時だった
不意に足を掴まれて 転倒した 少女は叫ぼうとしたが
口を抑えられた
必死に抵抗しようとしたが ゾンビは少女を襲わなかった
いや、ゾンビじゃなかった 父だった
「どうしてここに!?母さんは無事か!?」
久しぶりの父の声に少女は泣いた
「ここはあぶない、こっちに来るんだ」
父に連れられ、少女はオフィスの下の隠し通路を歩く
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 23:34:58.17 ID:bI/HX+V10
付いた先は よく分からないが 白いベットと
それを取り囲むように 何かの装置が取り付けられており 一見、なにに使うのかは分からなかった
「一か八かだ、お前に全てを託すぞ」
父は少女をベットに寝かせると 何かの装置を起動させた
「いいか、お前はこれから一人で生きて行くことになる。そこには世界を滅ぼした悪魔がいるかも知れない」
「だが、そこでお前は生きて行くんだ、生き残りがいるかも知れないし、居ないかもしれない」
「お前は、私にとっての希望だ・・・この私の、最愛の」
父はそこまで言うと 悲鳴を上げた
父の後ろから 排気口を通ってゾンビが侵入していた
「うわああああああああああ」
父の断末魔が聞こえなくなったあたりで 装置は大きな音を立てて 少女の周りに黒いガスを噴射した
そして 装置の爆発と共に 少女と少女を包む靄は 3世紀半の長い旅に出ることになった
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 23:40:28.46 ID:bI/HX+V10
大統領「君の父親は、本当にすごい人物だ・・・今の我々にすらそんな装置を作ることは出来ないだろう」
少女「・・・・・実は先日、新聞で私の友達を見ました」
大統領「なに!それは本当かね!」
少女「姿は昔のままでしたが、今では宇宙船の開拓員になっていました・・・」
大統領「そうか・・・ん、ということは、君の家族も」
少女「もし、できるのなら・・・会ってみたい・・・でも、・・・・・怖いんです・・・血だらけで私を追いかけてきた母に会うのが」
「父がこちらに居たとしても、父と母はあの時とは違うと思う・・・ うう、うわああああ・・・・」
少女は泣き崩れた
少女と大統領が対談をしていたとき とある施設の とある研究室で ついに長い間謎だったことが解明された
578 :
◆NrYa5rILyc :2011/07/12(火) 23:52:13.30 ID:bI/HX+V10
ゾンビA「こ、これだったのか・・・・これが!俺たちを!」
研究室で白衣を着た青年ゾンビ 彼は三世紀半前に 人間が居なくなったということを発見した最初のゾンビである
そして、今度はある事を発見した
ゾンビA「我々がゾンビになった原因は この細菌によるものだったんだ」
長年の謎である なぜゾンビが生まれたのか
この疑問は誰にも分からないだろうとされていたが、このゾンビは生前、軍でゾンビの対処法を研究していた
職員であり、3世紀半かけて、趣味のセパタクロウと兼用してゾンビの謎の解明をしていた
どうやら、彼の発見した細菌により、生物の突然変異で凶暴性が増し 人間はゾンビになったようだが
地球の 酸素と反応すると 再び突然変異を起こすらしく ゾンビが急に知性を持ち出すようになった
しかし、この知性をもつと一つだけ欠点があり、周りの目を気にしてしまうという心理状態になるという
その状態になると 周りが「うーうー」唸ってる状態で 人間の血肉を求めてさまよってると
なんか自分も 同じ事しなきゃいけないんじゃないかな?という気になり 大体50年くらい 周りと合わせちゃう
ようになるそうだ
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/12(火) 23:59:00.87 ID:bI/HX+V10
しかし、他の動物に寄生して突然変異を起こすのかというとどうやら違うみたいだ
どうも、人間の脳の部分にこの細菌が入ると、突然変異が起こるのだが、現段階では
人間の脳に入るの部分は分かっていない
あくまで神の視点で言うと 人間の脳に入ると変化が起きるが 動物の脳ではダメなのだ
しかし、それでも大発見だった
なぜこれを発見できたのかは偶然の産物であるが この謎が発見できただけでもゾンビにとって大きな進歩だった
さっそく、この事が大統領に報告された
少女もその話を聞き、複雑な気持ちになったが
あの惨劇の原因が分かっただけ 少し胸のつっかえが取れた
621 :
◆NrYa5rILyc :2011/07/13(水) 00:05:23.34 ID:HPnM9bVM0
大統領と少女の会談からしばらくして
少女の両親を探し出すことに成功したが
母親は見つかったものの、父親はどうやら少女の話を頼りに探した
研究施設跡のクレーターから 過去に相当大きな爆発があり
もし、少女がタイムスリップした時にできたものだとしたら、父親は爆発の衝撃で
消滅しているだろうと判断された
なお、少女には、父親は行方不明とだけ伝えた
少女と少女の母親が 今、3世紀半ぶりに再開する
少女は、母親と会うことに緊張と、恐怖と、期待とかが胸いっぱいに渦巻いていた
638 :
◆NrYa5rILyc :2011/07/13(水) 00:12:29.81 ID:HPnM9bVM0
「どうぞ、部屋にお入りください」
少女はドアノブを握り、ゆっくりと押した
部屋には仲介人の男性と イスに座った女性が居た
仲介人「我々、必死に探しました。あなたの情報を頼りに 必死で探しました そしたらね」
「お母さん 見つかりました」
生前はモノマネ界の天才と言われたゾンビも 今では人探しをしている
そしてそのおかげで、母親に会えたのだが 少女はコージーゾンビの「うーうー」という唸り声を無視して
生前の母親にそっくりな女性に抱きついた
「おかあさん・・・・」少女は泣きじゃくった
母ゾンビ「・・・まさか、あなたに会えるなんてね」 母親の喉には人口声帯が付けられており
少女との会話はできていた
650 :
◆NrYa5rILyc :2011/07/13(水) 00:19:32.12 ID:HPnM9bVM0
少女のとの会話の中で母親は色々と生前のことを思い出した
どれも懐かしい記憶で、自分の経験した記憶だった
ゾンビになったあの日、母親の人生は変わったのだ
どの人間にも言えることだが、ゾンビになったものは自分がゾンビと認識したあの日を境に
ある程度の知識はあるが 新しい自分になり、過去のしがらみから解放されて
漠然とただ、ぼーっとしたような感覚になり なんとなくで生きていくことになる
ただ、苦痛などはなく、退屈にさえ気がつかなければ ぼーっとしたまま生きて行くこともできる
そうして、あんまし過去のことを考えないで 生きてきたゾンビたちは
今いきている瞬間を大事にして 今体験していることを後世に残したいなと感じるようになる
なので、生前のことはゾンビニとってはどうでもいいことなのだが
今日は、久しぶりに自分の娘に会えたということに なんとも懐かしい 遠い日に亡くした
人としての もうひとつの自分の気持ちで 胸を満たした
母親「これからあなたはどうするの?」
母親としての子供を案ずる気持ちから出た言葉だった
658 :
◆NrYa5rILyc :2011/07/13(水) 00:23:50.43 ID:HPnM9bVM0
少女「もし、お母さんが・・・一緒に、暮らしてくれるのなら・・・」
少女はがそう言うと
母親「当たり前じゃない、一緒に暮らしましょう」
少女は母親の優しに安心し、母親の胸で泣いた
母親と少女を包むように 光が部屋を満たした
コージーはその光景に涙を拭ったが
やがて光と共に衝撃が走り 少女と、母親がいる部屋は 爆風によって吹き飛んだのだ
少女の居た街に 隕石が落ちた それは 作為的な物であると判明するのは 隕石落下から3時間後のことである