男「10月に彼女がいないとクリスマス一人なのはほぼ確定らしい」
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Part1
男「10月に彼女がいないとクリスマス一人なのはほぼ確定らしい」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1508066864/
1 :
名無しさん@おーぷん:2017/10/15(日)20:27:44 ID:
n8K
男「そんなわけで助けてください女友さん」
女友「え?わたし?」
男「エロゲとかだとやたら情報持ってる友人っているじゃん」
女友「あ、わたしそういう設定にされてるんだ・・・」
2 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:28:39 ID:
n8K
女友「まぁわたしを頼るってことは・・・あれだよね?女狙いってこと?」
男「え?何で知ってるの?恥ずかしい・・・」ポッ
女友「・・・君、授業中とか結構女のこと凝視してるよね?」
男「えー?それを知ってるってことは女友さんは俺を見てるってことだよね?うわぁ困るなぁ俺は女さんが好きなんだよ」
女友(うぜぇなこいつ)
3 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:29:40 ID:
n8K
男「そんなわけでクリスマスを女さんと過ごすために女友さんにご協力いただきたいわけですよ」
女友「それわたしにメリットなくない?」
男「君の親友である女さんが幸せになれるんだよ?それ以上のメリットなんか無いだろう!」
女友(やべぇなこいつ
4 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:30:57 ID:
n8K
女友「んで女のどこを好きになったの?」
男「いやぁ前から可愛い子だとは思ってたんだよ」
女友「ほうほう」
男「でも決定打になったのはこの間の文化祭の時だな」
女友「あ・・・そういえば他校の男子にナンパされてた女を身を挺して助けてたよね?」
男「そう!まさにその時!」
女友「ほうほう」
男「震える女さんが俺の後ろに隠れてそっと触れたとき俺は気付いたんだ!」
女友「なるほどなるほど」
男「その時・・・触れてたんだよ・・・」
女友「触れてた?」
男「女さんの胸が俺の背中にね・・・」
女友(童貞だなこいつ)
5 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:32:36 ID:
n8K
女友「んで巨乳好きで授業中女を凝視するのが日課の男君はクリスマスまでに女を落としたいと・・・」
男「そのためにも女友さんに是非ご協力をば」
女友「今までの話を聞いてると、変態に親友を売り渡すことになるんだよなぁ・・・」
男「そこを何とか!」
女友「・・・・・・」ウーン
女友「男君はさ・・・」
女友「文化祭の時みたいに・・・・・・あの子をこれからも守ってあげてくれる?」
男「え?」
男「あたりまえじゃん!」
男「その守る権利を得るために協力してください!!」
女友「そら今のまんまじゃただのストーカーだもんねぇ・・・」
6 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:34:08 ID:
n8K
女友「んでどうしよっか?男君が女と喋ってるの見たこと無いけど・・・」
男「うん、そら友達でもないただのクラスメイトだし」
女友「じゃあまずはそこからか・・・」
男「ほほう、何か妙案がおありで?」
女友「とりあえずは一緒に遊んでお友達になることがベターかと」
男「女さんを遊びに誘うとかハードル高いッス」
女友「なんか難しく考えすぎじゃない?」
男「ほうほう」
女友「遊ぶって言ってもさ、最初は何か食べてお喋りするだけで良いもんだよ」
男「ハードルの高さが2cmくらい下がっただけじゃねーか!」
女友「男君が誘う必要ないじゃん」
女友「おーい!女!!」
男「」
7 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:35:45 ID:
n8K
女「なぁに?呼んだ?」ニコ
女友「放課後に男君と駅前に新しく出来たパン屋の調査に行くんだけど一緒に行かない?」
女「え!面白そう!行く行く」
男「」
女友「男君も良いよね?」
男「」
女「私が行っちゃダメかな?」
女友(へんじがないただのしかばねのようだ)
8 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:37:27 ID:
n8K
男「・・・はっ!?」
女友「お?正気に戻ったか」
男「何だろう・・・女さんと遊びに行く話しがまとまるようなそうでなかったような・・・」
女「私も一緒に行っていいかな?」
男「あれ?夢じゃなかったんだ・・・」
女友「ごめんね女、男君はこうやって度々意識を失うの・・・許してあげて?」
女「そうなんだ・・・ごめんね気付かなくて・・・」
男「変な設定加えるのやめてもらえる?」
9 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:38:50 ID:
n8K
女友「んで放課後校門前集合で会計は男君持ちでOK?」
女「え?そんな男君に悪いよぅ・・・」
男「大丈夫だよ女さん、君の為なら財布になる事だってやぶさかではないよ」
女友「だんだん調子出てきたじゃんうざいけど」
女「女友は男君と仲良いんだねびっくりしちゃった」
男&女友「は?そんなわけないじゃん」
10 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:40:44 ID:
n8K
ーー放課後ーー
男「そんな訳で女友さんのアシストにより、女さんと放課後トゥギャザーすることに成功したのだった」
女友「え?何それ誰に説明してるの?」
男「いや、自分自身に状況の説明をしておりました次第ですはい」
女「やっほー待った?」
女友「全然、んじゃ行こっか?」
男「先週出来た駅前のパン屋だよな?女さんは行ったことある?」
女「私も初めてだから楽しみー」
女友(あれ?こいつら普通に喋ってんじゃん)
11 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:42:30 ID:
n8K
ーーパン屋ーー
女友「イートインがあるんだね」
男「ライ麦パンを使ったサンドイッチと本格的なコーヒーがでます(ぐる○びコメント)」
女友「スマホ見ながら言うんじゃねえよ」
女「美味しそうだねー、ライ麦パンって健康に良さそう」
男「ライ麦パンは食物繊維やビタミン類が豊富で近年は健康食品としても注目を集めています」
女友「スマホ見ながら言うんじゃねえよ」
女「男君って何でも知ってるんだねー」
12 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:44:20 ID:
n8K
女「おしゃれなお店だねーサンドイッチも美味しいし」
男「『ナイン・ストーリーズ』っていう店の名前もお洒落な感じするわー」
女友「あぁ、それでライ麦パンなんだ」
女「え?どうして?」
女友「サリンジャー繋がりだよ」
男「何で急に小型拳銃の話するんだ?俺のハートはもう女さんに撃ち抜かれてるのに」
女友(サリンジャー知らないのにデリンジャーは知ってるのかよ)
13 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:46:08 ID:
n8K
女「あ・・・あのね男君」モジモジ
男「なんだい女さん?」
女「その・・・文化祭の時私のこと助けてくれたでしょ?その時のお礼を言ってなかったから・・・」
男「あぁ・・・そんなこと・・・10回あれと同じ状況になれば10回同じ対応をしますよ、当然のことです」
女「男君・・・ありがとう」トゥクン
女友(これ、とっくにフラグ建ってんじゃねぇの?)
14 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:47:47 ID:
n8K
女友「ねぇ男君」ヒソヒソ
男「何だい?僕の恋のキューピッド女友さん」
女友(うぜえ)
女友「女の連絡先とか交換しときなよ」
男「それはちょっと俺にはハードルが高いというか何というか・・・」ゴニョゴニョ
女友「ねえ女、男君新しいスマホ買って連絡先を一から集め直してるんだってー女も教えてあげなよ」
女「うん分かったー、はい男君」
男「」
15 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:49:10 ID:
n8K
男「女友さんも教えてよ」
女友「あっ、わたし携帯持ってないから」
女「不便なんだよー女友に連絡するときお家に電話しなきゃいけないんだから」
女友「正直、家電で十分じゃない?」
男「SNSとかできないじゃん」
女友「え?男君SNSやってフォロワーとかいるの?」
男「」
女「私フォローするよ?」ニコ
16 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:50:59 ID:
n8K
ーー次の日ーー
男「そんな訳で女友さん昨日はありがとうございました」
女友「うむ、それで連絡先も交換したんだし進展は?」
男「何とか来月、隣町の遊園地に遊びに行く約束を取りつけました」
女友「本当は?」
男「女さんから文化祭の時のお礼がしたいと提案されタダ券があるから行かないかと誘われました」
女友「うん、それもうデートだよね」
男「着ていく服が無い・・・」シクシク
女友「ユニクロでいいじゃん」
男「ユニクロに着ていく服が無い・・・」シクシク
女友(うぜえ)
17 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:52:48 ID:
n8K
女「ねえ女友」
女友「どうしたの?男君に胸でも触られた?」
女「え?いや違くて・・・うん・・・でも男君のことなんだけど・・・」
女友「???」
女「実は来月、一緒に遊びに行くことになって・・・」
女友「ああ遊園地だっけ?」
女「それで・・・」
女「着ていく服が無いの!」
女友(これ、もう付き合えばよくね?)
18 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:53:26 ID:Qta
いいじゃん
19 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:54:29 ID:
n8K
女友「zozoで買えばよくね?」
20 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:56:17 ID:
n8K
男「ねんがんのきるふくをてにいれたぞ!」
女友「殺してでも奪い取られたいの?」
男「それはご勘弁を・・・」
女友「結構仲良くやってるみたいじゃない、あの子男君の話ばかりしてるよ」
男「えへへ」テレテレ
女友(うぜえ)
男「でもほんと女友さんのおかげだよ、本当にありがとう」
女友「いや何もしてない気もするけど・・・」
男「それでも女友さんのアシストが無けりゃ俺は女さんに話しかけることすら出来なかったしね」
男「本当にありがとう」
女友「ゴール決めてから言えよ」
21 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)20:58:34 ID:
n8K
女友「んで遊園地で告白するの?」
男「そ・・・その予定です」
女友「まぁそもそもの到達目標がクリスマスに彼女と一緒に過ごす為に行動にでたんだもんねぇ・・・」
男「そうだね、でも今考えるとクリスマスなんて来年も再来年もあるんだけどね」
女友「確かに・・・まぁ焦らなくても男君と女はいつか付き合うことになってた気がする」
男「またまた、それは無いよ」ハハハ
女友「お前、ラノベ主人公並みに鈍感だな」
22 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)21:00:11 ID:
n8K
女友「んでどうすんの?」
女「え?何が?」
女友「男君のこと・・・好きなんでしょう?」
女「」
女「エスパーなの?エスパー魔美なの?」
女友「エスパーじゃないし魔美とか古すぎて若者は分かんないよ!」
女友「・・・で」
女友「どうなの?」
23 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)21:01:33 ID:
n8K
女友「親友の好きな人ぐらいね、分かるもんだよ?」クスッ
女「・・・」
女「好きだよ・・・文化祭の時に助けてもらって・・・それからずっと」
女「ずっと・・・大好き」
女友「・・・おう分かった、任しときな」
24 :
名無しさん@おーぷん :2017/10/15(日)21:04:30 ID:
n8K
女友「んで・・・」
女友「いよいよ明日だね」
男「・・・おう」
女友「工程の確認を行う!」
男「はい!」
女友「まず集合場所!」
男「駅裏のスタバに10:00集合、俺はその20分前には待機完了し女さんを待ちます」
女友「うむ、当然だな」
男「しかし女友さん」
女友「なんだ?」
男「俺スタバで注文したことないんだけど呪文みたいなメニューなんでしょ?」
女友「普通にラテ頼んで『今日デートなんすよ』とか言えばカップにメッセージ書いてくれたりするよ」
男「マジかよ・・・リア充やべえ」