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僕「浮気されたから復讐するンゴwwwwwwwwwwwwwww」
Part1

僕「浮気されたから復讐するンゴwwwwwwwwwwwwwww」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1412424323/

1 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:05:23 ID:LSClG9PHO
鬱注意、救いはないです。
フィクションです。

3 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:05:43 ID:LSClG9PHO
交際5年、結婚して5年、交際していた頃と変わらず、いや、それ以上に愛してきた。自分には勿体無い位によく出来た妻だった、器量もよく、家事も子育ても手を抜かず、空いた時間にはパートもして、家庭を支えてくれる。それに、お互いの両親ともうまくやれていた。それどころかお互いの両親すらも仲良くなって、大所帯での旅行なんて事もあった。
娘は妻に似て器量がよく、まだ小さくて碌に話せもしないけれど、手の掛からず、僕らふたりを思いやってくれる心優しい子で、たまにおどけたりなんかして、世界で一番可愛いくて、天使なんじゃないだろうかとよく嫁に問いかけてしまう。
自分は学もないし、人に自慢出来るような仕事もしてない、生活は決して裕福なわけではないけれど、それでも幸せだった。有り余る程に幸せだった。こんな幸せがあるものかと信じられない程に幸せだった。その幸せに呆けてしまわないように、いつの日もずっと、これからもずっと、今日よりもずっと、明日は幸せなんだろう。
そう思っていた。

4 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:05:46 ID:9TclHt2TS
なんカス死ね

6 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:06:51 ID:LSClG9PHO
ある日、迫る結婚記念日に向けて、普段なんか飲めないような高価なシャンパンと、シンプルだけれど記念日の誕生石をあしらったネックレスを買った帰り道。幸せを声高々に叫び、今にも踊り出しそうな身体を抑えて、どこに隠して置こうかと考えながら歩いていた。どこをどう通ったのかも覚えてないが、気付けばもう家が見えていた。ポストの中身を確認し、水道光熱費の料金表やらカード会社の明細やら封筒やらを手に取ってドアを開ける。
「ただいま」
いつもなら聞こえてくる妻と娘の元気いっぱいの「おかえりなさい」が聞こえなかった、何かあったのかと心配になって、靴も揃えずにリビングへと急ぐ。ソファで妻が泣いていた。娘は泣き疲れたのか妻の腕の中で目を腫らして眠っていた。
「ごめんなさい」

7 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:07:59 ID:LSClG9PHO
よく思い出せないので何を言っていたのかはわからないが、なんでも浮気をしていたそうだ。それが相手の奥さんに気付かれてしまったとの事だった、慰謝料を請求書するとかなんとか。そしてこれからカフェで話し合いをするとかなんとか。どうでもよいのだけれど、いつの間にか指をすり抜けた鞄が床に落ちていて、中でシャンパンが割れて、包装されたネックレスも書類も何もかもを濡らしていた。
その時だったか、僕の中で何か大事な物が壊れた気がした、汚れた気がした。きっとシャンパンの瓶と一緒に壊れて、包装されたネックレスと一緒に汚れてしまったのだろう。
もう夜も遅かったが、ファミリーレストランで集合した。相手夫婦を待っている間「そういえば付き合った頃はこのファミレスにもよく来ていたなあ」だとか「娘が季節限定のデザートが食べたくて泣いていたっけなあ」だとか、どうでもよい事を考えては笑っていた。
それを妻は不安そうな顔をして覗き見ていた、僕と目が合うと顔をくしゃくしゃにして泣き出してしまった。僕はそんな妻を見ながら「最初に泣いたのは初めて大きな喧嘩した時だったっけ」だとか「いや、デートで映画を観た時だったな」だとか「でも一番泣いたのはプロポーズだったなあ」だとか、またどうでもよい事を考えて笑っていた。隣で妻の泣き声がまた大きくなった気がした。

8 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:08:55 ID:LSClG9PHO
暫くして相手夫婦がやって来た、そういえば話し合いをしに来たんだったと思い出してまた笑う、奥さんは怪訝な顔をして無機質な挨拶と会釈を済ませると席へ着く。浮気相手さんも座るのかと思いきや、土下座をして謝り出した。少ない周囲の客や店員の視線が刺さる。とりあえず、僕はチキンステーキが食べたくて呼び出しボタンを押した。
「……はい、それではご注文お伺い致します」
一瞬、浮気相手さんに目を向けるも関わり合いになりたくないであろう状況を考えて、深夜のアルバイトらしい淡々とした接客を始めた。

9 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:09:34 ID:LSClG9PHO
「チキンステーキとドリンクバーをお願いします……あ、皆さんも何か頼んだりします?」
妻は俯いている、浮気相手さんは依然土下座をしている。
「はい、チキンステーキ、と、ドリンクバー、ですね……こちらソースがトマトソースとガー」
「ガーリックで」
「はい、ガーリックソースですね」
「じゃあ私もコーヒーを、ホットで」
「はい、こちらの商品ですが、ドリンクバーに含まれますが、単品でよろしかったでしょうか、2杯以上飲まれるのであればドリンクバーの方がお得になっております」
「単品で、お願いします」
「はい、かしこまりました、それではご注文繰り返させて頂きます、チキンステーキガーリックソースをおひとつ、オリジナルコーヒーをホットでおひとつ、ドリンクバーをおひとつ、以上でよろしかったでしょうか」
頷く。
「はい、それでは少々お待ち頂けますか、ドリンクバーはあちらになりますのでご自由にどうぞ」
沈黙。

10 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:11:38 ID:LSClG9PHO
「じゃあちょっと飲み物取って来ますね、すみませんね、なんか」
氷を注ぐ音がやけに響く、視線を感じて振り返ると何人かの客が目を逸らす。特別飲みたい物もなかったので、いつも飲んでいた野菜ジュースを選び、席に戻る。
いつの間にか奥さんにコーヒーが届いていて、ミルクと砂糖を入れて混ぜている所だった。
「……失礼ですが、ふたりの関係はどこまでご存知ですか?」
「えっ……ああ、浮気ですか?」
「はい」
「いや、全く、なんにも気付いてませんでした……本当、いや、もう全然、本当、わかってませんでした、妻の事、なんにもわかってませんでした……いや、なんですかね、本当、なんて言うんですかね、なんかよくわからないですね、すみませんなんか、本当、もっと僕がちゃんとしていたら、よかったんでしょうけど、なんか、本当、ね……なんですかね、浮気って、なんですかね」
奥さんが何度か口を挟みそうになるも、その度に僕は言葉を続けた。さっきの野菜ジュースじゃ取り戻せないくらいの涙を流して。こんな時になって「もしかしたら妻の嘘なんじゃないか」だとか「これはドッキリなんじゃないか」だとか考えてたのが、奥さんの言葉によって全て「現実ですよ」と、言われてしまう様な気がして。

11 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:12:24 ID:LSClG9PHO
何も言えなくなって、黙って泣いていると、奥さんが口を開いた。
「……お気持ちはわかります、私も最初は信じたくありませんでした」
そう言って大きな封筒を取り出す、どこか冷静な自分が「ああ、証拠写真だ」だとか「ホテルの出入りならまだしもキスとか最中だとかだったらどうしよう」だとか考えている。
最悪な写真だった。
自宅、相手自宅、ホテル、車、多目的トイレ、公園。
頭がどうにかなりそうだった、むしろどうにかなった、ていうかさっきの時点でなってたんだった。頭の中で「あの家でヤってたのか、ていうか子供はどうしてんだ、向こうは子供とかいるのか、まさか子供がいる時にヤってないよな、ていうか外って高校生かよ、盛りのついた高校生かよ、ていうか車のやつ浮気相手さんの尻めっちゃ白いな、この公園のやつはふたりでデートしてとこじゃんその時に買ったワンピースじゃん、なんだよこれなんだよマジで本当なんだよふざけんなよ糞がマジでもう本当マジでなんだよ意味わかんねなんだこれ合成とかじゃないよなふざけんなよなんだよなんなんだよ」ほんの一瞬、走馬灯の様に思考が流れて、吐いた。
盛大に吐いた。

12 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:13:43 ID:LSClG9PHO
記憶があやふやだけれど、結局チキンステーキは食べられず、野菜ジュースも飲まず、只管に謝ってお店を後にした。奥さんが僕を心配して「今日はこの辺にしましょう、体調も優れないようですし……念の為連絡先を交換しておきましょう、それぞれの意見の擦り合わせや事実確認に役立つでしょうから」と、僕は携帯を渡して地面に座り込んだ。妻が水を買って来たが、その手を振り払ってしまった。ペットボトルの水は車道へと転がり、トラックに踏まれて破裂した。4人でそれを眺めていた。そして奥さんは思い出したように連絡先を僕の携帯に打ち込んで、自分に空メールを送り、電話を掛けていた。
「……はい、登録しておきました、一応アドレス帳の確認……後でも構わないのでしておいて下さいね」
なんとか「ありがとうございます」と絞り出すと、奥さんは少しだけ微笑んで車へと乗り込んだ。それをぼんやりとみつめていた、隣で妻が小さく「ごめんなさい」と言ったが、聞こえない振りをして、その車が見えなくなるまで見送った。僕はそこから動けなかった。ファミレスにいた客だろうカップルが店から出て、ぎょっとしたように僕らを見る。黙って見ていると、気まずそうに目を逸らし、そそくさと車に乗ってどこかへ行ってしまった。

13 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:14:32 ID:LSClG9PHO
「……あー、帰ろっか」
「……ごめんね」
また、聞こえないふりをした。
妻の運転で家に帰り、玄関へと足を踏み入れると、最悪な写真を思い出してまた吐いてしまった。しかし、胃にはもうなにも残っておらず、胃液だけが出る。胃は痙攣し、鼻を突くような酸い臭いがする。妻がキッチンへと走り、常備してあるミネラルウォーターを取ってくる。やはりそれを振り払うと、自分の足で洗面台へと向かい、顔を洗って、また吐いて、顔を洗って、うがい用のコップで水を飲んで、また吐いて。
また、僕の頭は「ああ、明日あたり逆流性食道炎になりそうだなあ」だとか「そういえば娘はちゃんと寝ているからなあ、今ので起こしてしまっていないかなあ」だとかそんなくだらない事を。
「……娘、娘は……僕の子?」
後ろに妻がいるのはわかっていた、鏡越しに問い掛ける。妻はとても哀しそうな顔をして、俯く。
「……ねえ、娘は僕の子……?」
「……ごめんなさい、わかりません、ごめんなさい……」
絶望した、縋り付く藁すらもない。

14 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:15:06 ID:LSClG9PHO
「………………………今日はもう遅いから、寝よう……僕はリビングで眠るから、君はベッドで……」
「い、一緒に」
また吐き気がした。
「……嫌だ、あの人と寝たベッドなんて……ソファは、ソファでもヤったの……?」
「……ごめんなさい……」
吐いた。
「もういい、もういい、車で寝るから……お願いだから、もう放っておいて、本当、もういい……」
無言。
「…………………………後、話し合いたい事もあるし、明日はパート、休んで……僕も仕事休むから、それと娘も幼稚園休ませて……」
「……はい、ごめんなさい……」
「ああ、でも、一応、娘の、寝顔だけ、見て、おこう、かな」
無言。
自分の子ではないかもしれないけれど、やっぱり可愛かった。また泣きそうになったので、娘を起こしてしまう前に車へと戻る。背中で「ごめんなさい」と聞こえた気もしたが、やはり聞こえない振りをして、僕は歩みを進めた。

15 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:16:23 ID:LSClG9PHO
朝、会社に連絡した後、両親に電話を掛け、簡単な説明をして、娘を預かって欲しいと伝えると、母は途中で泣き出してしまい、途中で父へかわり「わかった、何かあったらまた連絡しなさい」と言って貰えた。また泣いた。妻の浮気が哀しいんだか、両親の優しさが嬉しいんだか、自分が情けないんだか、娘にこうしてやれない事を悔やむのか、それがなんなのかはわからないけれども。
お互いに必要な連絡を済ませ、リビングにて朝食を摂る。妻の作った料理は食べれなかったので、自分でパンを焼いた。娘は子供向けアニメのキャラクタープレートで、半分に切ったトーストとサラダ、娘の好きなマッシュルーム入りのスクランブルエッグ、これもまた子供向けアニメのキャラクタージュースとプリンを、そのアニメのBD録画を観ながら黙々と食べていた。ようやく食べ終わると、幼稚園を休んだ事と、夫婦で家にいるのを不思議に思ったのか「今日は、お出掛け、するの?」と、ニコニコしながら聞いてきた。
「うん、ジジとババのとこに行くんだよ、もしかしたらジジとババからプレゼントもあるかもしれないよ」
娘は言葉通り跳ねて喜んだ、自然と顔が綻ぶ。妻も微笑んでいた。平日だけれど、昨日より前の、日曜日のようだなあと、思った。そうならいいのに、そうならよかったのに。
車で1時間半、妻は助手席には座らせず、後部座席にてチャイルドシートの娘とポータブルプレイヤーでアニメを観ている。途中、娘は疲れて眠ってしまい、車の中に静寂が訪れる。僕はそれを気にするでもなく、ひさしぶりの地元の風景を眺めながらアクセルを踏む。

16 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:17:43 ID:LSClG9PHO
「よく来たね、よく来たね、また大きくなったんじゃないか?え?」
「本当、また大きくなってるわ、ほらほら、お菓子買ってあるからあっちに行きましょ、ね、ほらおいで」
母が娘を連れていってくれた、妻はそれをもう二度と会えないかの様に哀しそうにみつめている。父はそんな妻を、哀しそうにみつめている。
「……父さん、いきなりごめん、ありがとう……」
「構わないよ、ひさしぶりにあの子にも会えたからな……その、さっきの電話だが……」
「申し訳ありませんでした」
妻が土下座をした。
「そうか、本当なのか……なんて言ったらいいかはわからないが、落ち着いて、よく話し合うんだよ……あの子の事なら面倒は見ておくから、心配しなくていい」
「本当ありがとう、後これ……アニメの……とりあえずうちにあるの全部持ってきたから、ぐずったら、観せてあげて……」
「わかった、何かあったら連絡しなさい……幼稚園は」
「幼稚園は連絡した、数日休むっては伝えてある」
「そうか、ならいい……気を付けて帰るんだよ……その、なんだ」
「いいよ、わかってる、また連絡するよ……本当、ありがとう」
終始土下座していた嫁に声を掛け、車へ戻るように促す。ふと振り返ると、父さんがなんとも言えない表情で頭を掻いていた、そしてその手を軽く降ったので、僕も手を上げて返した。妻はまた深々と頭を下げていた。

17 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:18:22 ID:LSClG9PHO
帰り道。
「……ひさしぶりにさ、ふたりで、デートでもしよっか」
「……えっ?」
「……あのさ、最初のデート覚えてるかな……地元でさ、なんにもないからさ、電車乗ってさ、離れた駅のさ、ショッピングセンターにあるさ、映画館でさ、感動モノのさ、チケットをさ、カップル割で買ってさ、時間までウィンドウショッピングしてさ、フードコートでごはん食べてさ……ハンバーガーだっけ、ポテトはんぶんこしてさ、食べたばっかりなのにキャラメルとバターのハーフアンドハーフのポップコーン買ってさ……僕がカルピスで、君がアイスコーヒーだっけ、買ってさ、もちろんそれもカップル割でさ、映画観てさ、君ったら泣いちゃってさ、ポップコーン全然食べれないの、僕も釣られて泣いちゃってさ、君より泣くもんだから恥ずかしくてさ、映画終わってさ、広場で告白してさ、初めてキスしたんだよね……だからさ、やり直すって訳じゃないけど、またあそこ行こうよ、デートしようよ……」
妻はいつからか泣いていた、僕も泣いていた。車を停めてふたりで泣いた。

18 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:19:28 ID:LSClG9PHO
ショッピングセンターへ着いて、4時間先のチケットを買って、ウィンドウショッピングへと向かった。最初はお互いぎこちなかったが、何も考えず、妻の好きそうな可愛い物を見付けては報告したり、昔よく着ていたブランドの新作を合わせてみたり、ふたりで新しい家具を見ては「リビングに合いそう」「これ買うならこれも買おうよ」「うん、これあってのこれだね」「でもセットで買うならこっちかな」「あーでもこれなら前暮らしてたアパートのが合うと思う」「あ、なんか今そっちで考えちゃってた」「なんでよ」なんて、笑ったりした。まだふたりで笑えるんだなあ、なんてぼんやり考えていた。そしてフードコートでハンバーガーとテリヤキバーガー、ポテトのL、カルピスとアイスコーヒーを頼んだ。
「そろそろ始まるね、映画」
「当たりだといいね」
「でも映画館来るとさ、当たりハズレ交互に来てる気がするんだよね」
「そうかも、前回は?」
「だいぶ前だよ、三谷監督の」
「……待って、それかぐや姫の前じゃない?」
「あ、かぐや姫!」
「今日はハズレかなあ」
「高畑監督ってあんまり高評価ないけど、キャラクターの動きもいいし世界観も宮崎監督とは別方向で面白いよね」
「ね、宮崎Jrは論外だけど」
「でもコクリコの世界観っていうか、時代観っていうか、あの雰囲気はよかったと思うよ……ストーリーはあれだしごはんは美味しそうじゃないけど」
「ストーリーは元ネタがあれだから仕方ないよ……ていうか始まる始まる、ほら急いで、トレー重ねて……ポップコーンとか買ってくるから片付けお願いね」

19 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:20:44 ID:LSClG9PHO
自然と手を繋いだ。
映画はハズレだった。それでも僕らふたりは、妻が同じかどうかわからないけれど、僕はこのやり直しのデートに、なんだか、どう表現したらいいのかわからないけれど、涙を流した。
2時間の映画が終わり、全ての観客が出た後、僕らはゆっくりと立ち上がった。後少しでこのデートも終わってしまう。結局あまり食べなかったポップコーンを見て、こんな所まで再現しなくても、と笑った。
そして広場へと向かった、外は少し肌寒く、もう陽は落ちていた。

20 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:21:27 ID:LSClG9PHO
「ちょっと、この辺りにいて、忘れ物したから取って来る」
僕は急いで階段を駆け上がり、最上階の妻を見下ろせるレストランへと入った。
そこで、窓をこじ開け、身を乗り出した。
「愛してたよ」
そう叫んで、飛んだ。
僕の死を聞いた父さんは、心臓発作を起こし、葬式を上げる前に死んでしまった。
母さんは妻を責めて、全てを済ませてから後を追うように自殺した。
奥さんと離婚した浮気相手が、娘を自分の子だと主張するも、妻は僕の子だと言い張り、ストーカー紛いの行動の末、幼稚園へ迎えに行き警察へと捕まった。奥さんとの間には子供が出来なかったそうだ。
奥さんは今回の騒動で精神を病んでしまい、今はカウンセリングを受けながら実家で引きこもりのように暮らしているらしい。

21 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:21:58 ID:LSClG9PHO
妻は事情を知った全ての友人を失い、パートも事前申請していた休みを過ぎて無断欠勤して首になってしまった。娘を義両親に預け、家も売り払い、アルバイトを掛け持ちして娘の為に貯金をしていたようだが、身体を壊してしまって入院。極度のストレスと過労のせいか、見た目は義両親と同じくらいにまで老け込んでしまい、アルコールに溺れて脳が萎縮してしまい、若年性アルツハイマーを患う。孫を思ってか、義両親は妻を施設へと入居させた。しかしその後すぐに義母が倒れて、ふさぎ込んだ義父は娘に手を出して、娘は二度と子供を作れない身体になってしまう。義父は娘を病院に連れて行って逮捕され、義母はショックのあまり病院のベッドで首を釣った。
妻は、ベッドの上で、初デートで観た映画の主題歌を、楽しそうに歌っている。

22 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:24:19 ID:w9leHntGo
ひえぇ…

23 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:24:24 ID:LSClG9PHO
これがふたりが可哀想過ぎて復讐出来ないまま終わったラスト。
で、これから載せるのがガチ復讐のラスト、ちょろっとグロ表現があるので耐性がない人は読むのを辞めて下さい。
ちなみになんカスだとみんなが開いてくれると思ってあんなタイトルにしましたが僕はなんカスではありません。

27 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:27:34 ID:LSClG9PHO
終始土下座していた嫁に声を掛け、車へ戻るように促す。ふと振り返ると、父さんがなんとも言えない表情で頭を掻いていた、そしてその手を軽く降ったので、僕も手を上げて返した。妻はまた深々と頭を下げていた。
帰り道。
「ねえ、浮気相手さんの職場、教えてよ」
「……えっ?」
「教えてよ」
「あの……どうして、ですか?」
「君が嫌なら相手の奥さんに聞くまでだけど、そんな権利はないと思うな……でも、教えてくれたらその質問にも答えてあげるよ」
「…………………………○○、です」
「雑貨屋さんね、場所は?」
「……駅ビルの中です」
「ありがとう……興味があって話してみたいなって思ったからさ、許される事ではないけれど、同じ女性を好きになったなら、何かしら通ずるものもあるかなって……あ、もちろん今回の件について今後の方向性やら落とし所も話すけどね」
妻はあからさまに安堵の表情を浮かべていた、こちらに気付かれないように外を向いてはいたが、その顔はしっかりと窓に映っていた。

28 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:28:38 ID:LSClG9PHO
自宅前。
「じゃあ、こんな時に頼むのもなんだけど、ちょっとそのお店覗いてくるから家の事お願いね」
「……はい、あの……本当に、ごめんなさい……」
僕は何も答えず微笑み、ギアをドライブに入れて走り出す。目的地は雑貨屋ではなく、ホームセンター。
「あ、領収書お願いします」
「はい、領収書、ですね……えー宛名、但し書きは……」
「宛名は○○工科大学……○○学科、○○ゼミ……あ、そこはカタカナで大丈夫です……但し書きは、備品代で……はい、大丈夫です」
店員が判を押し、レシートを当て、ひらひらと領収書を振っている。
「はい、お待たせしました」
「すみません、これもお願いします、こっちはレシートだけで大丈夫なんで、すみません」
「はい……えーこちら一点で298円になります、テープでよろしかったでしょうか?」
「あ、こっちの袋にまとめちゃいますから大丈夫ですよ」

29 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:29:36 ID:LSClG9PHO
駅ビル。
「いらっしゃいませーどうぞーご利用ーご覧下さーい」
誰に言うでもなく、淡々と繰り返される呼び込みの反復。耳障りのよいインストに乗せて、季節の物を紹介する館内放送。友達、恋人、夫婦、家族の喧騒。それらに包まれてフロア案内を見る、雑貨屋は地下にあるようだ。
「いらっしゃいませー」
店内整理をしながら、気配に応じて声を出すボブカットの店員。その子に声を掛けると。
「すみません、こちらに……」
浮気相手が奥の棚から姿を見せた、向こうもこちらに気付いたようでバツの悪い顔をしていた。
「……大丈夫です、見付けました」
「はい、どうぞどうぞ、ゆっくり見ていって下さいね、またなんかお探しの物があれば気軽にお声掛け下さい」
その砕けたような丁寧語のような接客を通り過ぎながら聞き流す。
「……すみません、お時間よろしいですか?」
「……10分程度なら、外に喫煙所もあるのでそこで……」
「いえ、出来れば……まあ、そうですね、とりあえず喫煙所へ行きましょうか」
喫煙所。
「すみません、昨日の今日で私が言うのもなんですが……妻が不安定になってしまって、よければうちに来て頂けないかと……不安であれば奥さんを呼んで頂いても結構です、突然、すみません……」
「あー、いえ……出来る事ならなんでもします、とりあえずバイトの子達にシフトの相談をしてくるのでまた少し店に戻ります……荷物もありますし」
「……本当、すみません……」
浮気に関してはよくないが、基本的には筋の通った人なんだろう。開き直りもせず、とても申し訳なさそうに小さくなっている。エスカレーターから遠目に見た印象では、バイトにも慕われていて、爽やかで、センスもよく、服装は年相応ながらもコアなサブカルチャーファンといった、面白みのある人間だった。きっと身近にいたら、友達になっていたに違いない。

30 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:31:06 ID:LSClG9PHO
車内。
「迷惑掛けてすみません……奥さんは、大丈夫ですか?」
「迷惑だなんてそんな……元はと言えば、俺……私がいけないので、そんな……気にしないで下さい、こちらこそ本当に申し訳ないです……」
「あの、奥さんは、連絡しなくて大丈夫ですか?」
「あっはい、あー遅くなりそうなら連絡しますが、大丈夫です」
「一応、家に着いたら僕から連絡しておきますね」
「すみません……」
なんとなく、彼の事が知りたくて趣味について話し掛けてみた。最初こそ遠慮していたが、やはり似たような趣味で車内は盛り上がった。
「あさりさんの漫画で、女の子に宇宙人が寄生して戦闘になるとおしりから出てくるやつ、なんでしたっけ」「え、エマノン好きなんですか」「やっぱり、この流れってエヴァ繋がりじゃないですか」「ピューリツァー賞取れるよってなんでしたっけ」「あー女の穴の人もなんか絵面似てますよね」「田村マリオの世界観も好き」「群青の人の短編の下ネタには笑ったなー、ていうか群青ってどうなりました?」「アンダルシアってなんでまたアニメ化されたんですかね、なんかルパンっぽい絵面になってるし、食わず嫌いで観てないですけど」「フリクリからピロウズ入った奴はぶっとばす、自分の事なんですけどね」「えっ丸尾大越駕籠が好きってガチの人なんですか」「確かに早見は僕も駄目でした」「氏賀堀骨は、物によっては使えます」「あー確かに、グルメはなんか谷口さんが持ってった感がありますよね」「そうです、とりあえずカッコイイスキヤキ読めって事ですよね」「流れ的にズボラかと思ったらマコちゃんが来るんですね、いやいやいやLOは嗜みですよ」
友達になれていたらな、そんな事を改めて思った。

32 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:32:40 ID:LSClG9PHO
自宅前。
「……あ、荷物取ってから行くんで先に降りちゃって下さい」
「わかりました……」
家に着いた事で改めて現実を認識したのか、埋まったかのようにも思えたふたりの溝は、より深くなってしまった。これでいい。先程のホームセンターの袋からひとつ、荷物を取り出し、パンツの腰のあたりに差し込む。服越しに手で確認して、彼に声を掛ける。
「どうぞ」
無言で会釈をしたので僕もそれを返し、玄関のドアを開ける。
「ただいま、帰ったよ」
彼の背中越しに妻を呼ぶ。
「はーい、おかえりなさっ……」
妻は動きを止め、引き攣った顔で僕らを交互に見る。彼は気まずそうに妻を見ていた、そして沈黙に耐え切れず振り返った時には。
僕は腰からゴムハンマーを取り出して彼の頭を殴り付けた。

33 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:33:52 ID:LSClG9PHO
気絶したかどうかも確認せず、呆気に取られた妻に駆け寄る。振り向き、逃げ出そうとした妻の左足首を掴み、引き上げる。手をついたが間に合わず、顔を打ったようでパタタっと鼻血が床に水玉模様を作る。呻き声を上げる前に、ゴムハンマーは振り下ろされた。背後で唸っていた彼の髪を掴み、念の為もう一度ゴムハンマーで側頭部を叩き、車へと戻る。
ホームセンターの袋ごと持って玄関へ入り、靴棚の上で探る。ビニール紐で片方の手首のみを何重にも縛る、そして長い方の紐で腕の付け根に縛り付ける、同じように何重にも。それを両手に行うと、次は片方の足首と太腿の付け根を同じ要領で縛る。そして、四肢を独立した状態での拘束の完成。両手両足で縛るよりも色々するならばこちらの自由が効く上に、拘束を解くのは不可能に近い。
とりあえず声を出されても面倒なので、妻は男の靴下を片方口に入れ、その上から薄手のタオルで塞ぎ。男も同じように残った靴下を使い、口を塞ぐ。ベルトを胴に巻き、金具はホールに通さず余った部分を掴み、引き摺りながら寝室へと向かう。ふたりをベッドに寝かせる。

34 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:35:37 ID:LSClG9PHO
冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、キャップを外しながら奥さんへと電話を掛けた。
「…………………………あ、突然すみません、僕です……あ、はい……その、なんて言えばいいか……彼が突然うちに来まして、はい……それで、妻に合わせろ、と……はい、今はふたりで寝室に居ます……警察も考え、あっいえ……はい、僕も大事にはしたくなかったので……いえ、内々で解決できたらなによりかと思いまして……はい、すみません……よかったら、はい……場所は、あっわかりますか……よければ迎えに行きま、あーでもなんか……心配ですよね、知らない男の車って……あ、わかりました、じゃあ……はい、その辺にコンビニありましたよね、そこまで車で行きますので……いえいえ、大丈夫です、はい……失礼します、はい……」
ミネラルウォーターをコップに移して、キャップを閉めて冷蔵庫へと戻す。廊下に出て姿見で身嗜みを整える、よし行こうかと思った所で妻の血を発見。トイレットペーパーで拭き取り、トイレに流す。そしてホームセンターの袋を靴棚に隠し、車のキーを指で回しながら軽快に歩き出した。

35 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:36:59 ID:LSClG9PHO
コンビニ前。
「すみません、わざわざありがとうございます……」
「いえ、お互い様ですから……とりあえずうちに向かいましょう」
静かに車を走らせる、車内には沈黙が流れ、なんとも気まずい雰囲気だった。しかし、不意に笑みが漏れたのを奥さんに見られた気がした。なので、唇を噛み締め、泣くのを堪えようとしている振りをした。益々笑い出したくなり、肩が震えてしまったが、それらしいからよしとする。
「っ……んで、こんなっ……事、なったん……です、かね……ぐっ」
「なんで、ですかね」
奥さんは静かに泣いていた。
僕はわざとらしく鼻を啜って「今からこんなんじゃ駄目ですね」と、窓を開けて目を拭った。涙など、欠片も流れてはいないが。

36 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:38:10 ID:LSClG9PHO
自宅前
「どうぞ」
玄関を開けると、奥さんは入る前に彼の靴をみつめて立ち止まった。
「……入りましょう」
「そう、ですね……おじゃまします」
靴を脱いで、丁寧にも屈んで向きを揃えていた。胸元が緩み、淡いピンクのレースが付いたブラが見える。すぐに目を逸らし、僕も靴を脱いで揃え、ふたりで寝室へと向かった。
「……ねえ、いるんでしょ」
妻の呻き声が聞こえる、目を覚ましたか。彼は二発殴ったからまだ起きてないのか、まあいい。
「……声、聞こえません?」
奥さんがドアに耳をあてる、目が見開かれた。聞こえたか。
「ちょっと!何してるの!」
ドアノブに手を掛ける。
「……開いてる、みたい、ですね」
「……開けて、下さい」
開けると同時に奥さんが入る、もちろん中には緊縛されたふたりが転がってるだけだ。
「…………………………えっ」
後頭部にゴムハンマーの打ち付けられる鈍い音が響いた。妻が絶望の眼差しでこちらを見ている。

37 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:39:52 ID:LSClG9PHO
床に転がったふたりを尻目に、カメラをセットし、奥さんを脱がして縛り上げる。下着を鼻に当て、肺いっぱいに匂いを吸い込む。仄かに香る柔軟剤、そして汗と尿の混ざったような、スルメにもにた濃厚な香りが脳を満たす。肛門あたりは若干の便臭がする。そしてクロッチ部分を舐めると、上品なお吸い物のような塩みと微かな苦みが。それを堪能すると、奥さんの口にねじ込み、同じように薄手のタオルで塞ぐ。
冷蔵庫から先程のミネラルウォーターを取り出し、寝室へと戻る。そして彼の顔へ掛ける、何度かむせると目を覚ましたようだ。頭が痛むのか顔をしかめている。
「……起きたね、これだーれだ」
裸で縛られた奥さんを後ろから抱きかかえるようにして見せる。
不自由な手足をバタつかせて、何かを喚いているが、口も塞がれていてわからない。
「えっ?何?なんだって?」
録画ボタンを押す。
「パパでちゅよー」

38 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:41:03 ID:LSClG9PHO
はははと笑って、彼から目を離さずに奥さんの頬から耳をゆっくりと舐める。意識はないが、奥さんが声を漏らす。彼は顔を真っ赤にして何か抗議していたが、途中から泣き出してしまった。妻は呆然と僕を見ている。
「自分の大切な人を取られる気持ち、経験してみよっか……ね?」
リビングから椅子を持ってきて、ふたりを座らせる、もちろん落ちないようにベルトで固定した。彼は泣いていたが、観念したようにおとなしくなった。妻は相変わらず放心状態でなすがままだった。秘密道具はベッドにこっそり隠してある。
「よし、これでよく見えるね」
ベッドに戻り、服を脱ぎ、奥さんの顔を舐め回す。視線を送ると彼は目を逸らしていたので「見ていろ」と言うと、憎悪のこもった瞳で睨み付けた。
「……ねえ、自分に出来ることならなんでもするって言ってたよね、見る事くらい出来るでしょ……滅茶苦茶に犯されるのは奥さんなんだから、それもこれも浮気した自分のせいなんだからね?ちゃんと自覚してる?」

39 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:42:14 ID:LSClG9PHO
彼を煽り、奥さんへ向き直す。白く柔らかな肌に指を滑らせながら、耳を舌でなぞる。そして、首筋へと進み、キスマークを付けながら鎖骨へ。鎖骨を辿り、反対の耳も丹念に舐める。指で首筋、肩、二の腕、前腕、手の甲と撫で、折り返す。時折身体がひくひくと反応する。腕を上げ、脇の匂いを嗅ぐ、若干汗の匂いはするが、女性特有の甘い香りがした。そっと、優しく舌を這わせる。
肋骨に沿って舐め、乳房へと辿り着いた。若干くすんできたピンク色の頂点を中心に、円を描くように、その円を縮めながら、ゆっくりと舐め上げる。少し顔を上げて観察する、まだ頂点に達していないはずなのにそこは硬くなっていた。それどころか触れていない方すらも。
「敏感なのかな、触ってもいないのに乳首立ってるよ……さっき脱がせた時は立ってなかったし、寒いわけでもないから、そういう事だよね」
「んー!んぐ!んー!」
「何言ってるのか全然わかんない」
もう片方の頂点をつまむと身体をびくんと震わせた。笑い声が漏れる。左手でそれをこねくり回しながらさっきの続きとばかりに頂点てんを舐め回す、身体をびくびくと痙攣させる。体勢を変えて反対を舐める、右手は喉元から胸の間を通り、へその周囲を回り、腰の骨盤のあたりを優しく撫でる。骨盤から太腿の付け根を沿って薄い茂みへと到達する。少し膨らんだ恥丘を撫で、中心を押しながらゆっくりと這わせる。

40 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:43:29 ID:LSClG9PHO
小さな、コリコリとした感触を指先に感じた。その少し上を円を描くように弄る。縛られて不自由な足を擦り合わせながら、微かに声を漏らし始めた。下に移動し、足を開き、ふたりを少し見てからゆっくりと頭を埋めた。下着よりも濃厚な雌の香りがむわっと広がる。若干小○唇がはみ出てはいるが、綺麗なピンク色をしている。下から上へ、ゆっくりと舐め上げると、一段と激しく身体を震わせた。
一通り舐め、軽く絶頂すると、力が抜けて脱力してしまった。軽く腰を持ち上げ、肛門にも舌を触れる。ひくひくと収縮を繰り返すが、じっくり舐めているとピンク色の割れ目から少しだけ汁が溢れてきた。
僕の下半身もカ○パーで溢れ、限界だったが、楽しみはもう少し取っておきたい。立ち上がり、頭の方へ向かい、その滑らかな指通りの髪を自分のモノに巻き付け、擦る。綺麗な髪に、僕のその体液が混じり、なんとも言えない快感だった。
そして奥さんの下半身をふたりに向けて足を抱え、自分のモノを当てがった。ちょうどふたりの結合部が見えるだろう、快感で今にも射精しそうだ。しかし焦らず振り返る。

41 :名無しさん@おーぷん :2014/10/04(土)21:44:40 ID:LSClG9PHO
「ちゃんと見えるかなー?」
途中から放心状態だった彼も僕の行為に気付き、より一層喚いた。
「うるさいなーじゃあそれではなんの罪もないどころか旦那さんに浮気されたあげくその浮気相手の夫に殴られて縛られて好き放題されて可哀想な奥さんのマ○コにー?同じく浮気された可哀想な僕のチ○ポをー?生挿入したいと思いまーす!」
妻の号泣と、その浮気相手の怒号という最高のBGMに乗せて、ふたりの前で、子宮にキスをした。
その時になって、奥さんがようやく目を覚ました。
突然の事でパニックになってしまったようだが、拘束されて何も出来ないので足を押さえ付けて全力で腰を打ち付けた。