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お嬢様「お手洗いで食べるご飯がこんなに美味しかったなんて!」
Part9


379 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:50:11 ID:CP.7AEjs
男「・・・どちら様ですか?」
?「お嬢様の、屋敷のモンだ」
男「えっ・・・?」ガチャ
黒服B「いなけりゃ、帰ってくるまで張り付いてやるつもりだったが」
黒服B「ふん、学校はサボりか?」
男「あなたは・・・」

380 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:50:29 ID:CP.7AEjs
黒服B「・・・お嬢様が、お前に話があるそうだ」
男「! 彼女が来てるんですか!?」
黒服B「ここにはいねぇよ」
黒服B「大旦那様には内緒なんでな、後から来る。・・・お忍びってやつだ」
男「そう、ですか・・・」
黒服B「どうする?」
男「行きます」
男「僕も・・・彼女ともう一度、話がしたかったんです」

381 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:51:21 ID:CP.7AEjs
黒服B「・・・人気のない所に案内しろ」
男「え?」
黒服B「あまり、人に見られたくはないだろ?」
黒服B「そうだな。滅多に人の来ないところがいい」
男「僕の家じゃあダメなんですか?」
黒服B「あ?そうだな・・・。ここでやると、後処理が面倒くせぇからな」

382 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:51:38 ID:CP.7AEjs
男「処理?」
黒服B「・・・とにかく、外の方が都合がいいんだ」
男「わかりました。少し歩きますけど、いいですか?」
黒服「ああ、かまわねぇぜ」ニヤリ
・・・・・・
男「こっちです」
黒服B「・・・」

383 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:51:58 ID:CP.7AEjs
男「あの、聞いてもいいですか?」
黒服B「なんだ?」
男「お嬢様さん、変わった様子とか、ありませんか?」
黒服B「・・・さあな」
男「お父さんとは、仲直りしてましたか?」
黒服B「・・・さあな」
男「そういえば連絡って・・・彼女、携帯電話は持ってませんでしたよね?」

384 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:52:21 ID:CP.7AEjs
黒服B「まだか?」
男「あ・・・この、すぐ先です」
黒服B「ここはなんだ?」
男「養蚕工場、らしいです。元、ですけど・・・」
男「ここ、おれが小さい頃から廃工場で、友達とよく探検したり・・・って、関係ないですね」
男「今は、隅の一角を、粗大ゴミ集積場に使ってます」
男「とは言っても、予備ですから、ここへ持ち込む人はまずいません」
黒服B「ほぉ、ゴミ置き場か」

385 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:52:39 ID:CP.7AEjs
男「ここなら、人が来ることはないです」
黒服B「そいつぁ、都合がいい・・・」
男「え? 何が――」
ドガッ!!!
男「――・・・ッ!!?」ズシャッ
男(な、殴られた! 思いっきり・・・顔を!)

386 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:53:11 ID:CP.7AEjs
黒服B「・・・・・・てめえのせいだ」
バキッ!!!
男「ッ!?」
黒服B「てめえのせいで、お嬢様は!」
ドカッ、ドガッ!!
男「〜〜ッ!?」

387 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:53:30 ID:CP.7AEjs
黒服B「変わった様子は、だとぉ?」グイッ
男「・・・ッ・・・!」
男(倒れ伏す僕にのしかかり、髪を掴み上げてきた・・・)
黒服B「てめえと出会ってから、お嬢様は変わっちまったよ、なんもかんも!」
ガンッ!
黒服B「この俺が愛して病まない、儚く憂う表情はナリを潜め、夢だ恋だ乙女だの!?」
黒服B「あまつさえ、海外だァ!? ・・・俺の手の届かないところへ行っちまうだとォ!!」
ガンッ!!

388 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:54:04 ID:CP.7AEjs
黒服B「貴様のせいだ、このクズ野郎ッ!欠陥野郎がッ! 分不相応も甚だしい!」
黒服B「どこをとっても三流以下の、救いようのないゴミ人間が、この俺のお嬢様と五日も!?」
ガンッ!!!
黒服B「俺だけだ・・・! 世界中でお嬢様に触れることが、愛でることが許されるのは!」
黒服B「それをッ・・・!! 貴様は二度と、お嬢様の前に顔を出せないようなツラにしてやる!」
ドカッ、バキッ、ガンッ、グシャッ、ベキッ ・・・・・・・・!!

389 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:54:24 ID:CP.7AEjs
黒服B「はっ、はぁ、はぁっ」
男「・・・ぁ、・・・」
黒服B「ひ、ひひッ」
男「ぅ・・・っ」
黒服B「ひひひッ、どうだ思い知ったか!? 俺のモンに手を出すからだ!」
ドスッ!!
男「げェ、ッほ!」
男(お腹に・・・つま先を蹴り込まれた・・・)

390 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:54:46 ID:CP.7AEjs
黒服B「オラ、オラァ、オラァッ!!」
ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ!
男「ぅぐ、ォ゛・・・ッぅ゛ぇ・・・ッ」
黒服B「おいおい、汚ねぇなぁクズ! ところかまわず粗相とは、気品が知れるぞゴミ人間!」
黒服B「そら、こっちだ・・・!」
ズリズリ
黒服B「オイオイ、よかったなァ、すぐそこがゴミ捨て場で?」
ドサッ!!

391 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:55:07 ID:CP.7AEjs
黒服B「おーおー。ゴミはゴミらしく、そこにいるのがよく似合ってる、ぜッ!」ペッ!
男「・・・っ」ビチャッ
黒服B「ひゃッひゃッ、じゃあな。 そのまま、業者に夢の国まで運んでもらえや!」
男「っ・・・ぁ」
ポッ・・・ポツ・・・
男(滅茶苦茶に殴られた顔が、熱い)
男(しこたまお腹を蹴られたせいかな、気持ち悪い)

392 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:55:45 ID:CP.7AEjs
ポツ、ポツポツ・・・
男(右目・・・瞼が重くて、開けらんないや。・・・頭、チカチカする。意識が、飛びそうだ)
男(僕、なんでこんな目に遭ってるんだろう・・・)
ポツポツポツポツ・・・
男(こんなことって、あるんだなぁ・・・)
男(ごめんね、友。 せっかく、背中を押してもらったのに・・・)
男(・・・・・・)
男(・・・ごめんね、お嬢様さん・・・)
ザアァァァァァ・・・
男「・・・・・・」

393 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:56:25 ID:CP.7AEjs

ザアアアア・・・・
(いつの間にか本降りになった雨が、僕の全身を叩く・・・)
(冷たいはずなのに、なんにもかんじない・・・)
ザアアアァァァ・・・
(何も、見えない・・・真っ暗だ・・・)
(体は動かないし、なんだか気力も湧かない・・・)

394 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:57:14 ID:CP.7AEjs
(僕は結局、なんにもできないまま・・・変われなかった・・・)
(もう、いいや・・・)
(もう、疲れた・・・)
・・・このまま、寝かせて・・・
・・・
『・・・男』
・・・?
・・・僕を、呼ぶ声がする・・・
・・・誰だろう・・・?

395 :推奨BGM 翡翠の記憶:2012/08/13(月) 16:58:33 ID:CP.7AEjs
 ttp://www.youtube.com/watch?v=gBlq6pnWsdk
『・・・』
『どうした? なんで、泣いている?』
・・・父さん・・・?
『辛い時にこそ、男は笑うもんだぞ』ニコ
『そうでないと、傍にいる家族が、不安になっちゃうだろう?』

396 :推奨BGM 翡翠の記憶:2012/08/13(月) 16:58:59 ID:CP.7AEjs
・・・
『・・・父さん、また出かけるけど・・・母さんのこと、頼むな』
『俺がいない間は、男が父さんの代わりに、守ってやらないとな?』
『そんなに寂しそうな顔するなよ。なぁに、すぐに帰ってくるさ』
『いつだって、母さんと男のいるこの家が、父さんの帰る場所なんだから』ニコッ

397 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:59:25 ID:CP.7AEjs
・・・
『・・・男ちゃん、パパは必ず帰ってくるわ。ママは信じてる』
『だからそれまでは、ママが、男ちゃんとこの家を守るからね?』
『だってわたしは、男ちゃんのお母さんだもの、ふふっ』
・・・母さん
『男ちゃんは玉子焼きが好きなのね。じゃあ、ママが作り方を教えてあげるわ』
『いつか、男ちゃんが食べさせたい誰かに、美味しいって言ってもらえるようにね?』クスッ

398 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 16:59:58 ID:CP.7AEjs
・・・
『ごめんね、男ちゃん。ママ、忙しくって、授業参観にも運動会にも行けなくって』
『友くんのお母さんに、ビデオとってもらったから、後で一緒に見ようね?』
『ふふっ、だって親だもの。男ちゃんのことは、何でも知っておきたいの』
『運動会は、終わっちゃったけど・・・。ママに、男ちゃんのこと、応援させてね』ニコッ

399 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 17:00:38 ID:CP.7AEjs
・・・
『ごほっ、ごほっ。・・・ダメね、ママ。男ちゃんに迷惑ばっかりかけちゃって』
『・・・もう、泣いたらダメよ、男ちゃん。大丈夫、ママならすぐに元気になるから!』
『もうすぐご馳走の日でしょう? 男ちゃんの好きなもの、ママたくさん作ってあげるからね』ニコ
・・・
『どう? 男ちゃん、美味しい?』
『そう・・・。ふふふっ、よかったわ』ニコッ

400 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 17:01:07 ID:CP.7AEjs
・・・
ザアアアァァァァァ・・・
『ファースト・キスよ』
・・・あ・・・
『夢のような日々を、ありがとうございました』
『ずっと、愛しております』

401 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 17:01:21 ID:CP.7AEjs
・・・
『こうした方が、あったかいもの』
『あなたと、ずっと一緒にいれたらって思ってるの』
『わたしがあなたの家族になるわ』
・・・
『あなたはここにいる。わたしがしっかり抱いているもの』
 
『わたしが、あなたを暖めるから』
『そう、決めたからね?』

402 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 17:01:39 ID:CP.7AEjs
・・・
『ここ、座ってもいいかしら?』
『いいわ。わたしがそっちへ行くから』
『い、いいわよね?』
・・・
『わぁ、おいしいっ』
『玉子焼きって、こんなに甘くてとろ〜ってしてたのね』
『お手洗いで食べるご飯がこんなに美味しかったなんて!』

403 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/13(月) 17:03:28 ID:CP.7AEjs
・・・
―・・・『それとも、あなたと一緒だからかしら?』・・・―
ザアアアァァァァ・・・
男「・・・」
男「・・・うん」
男「きっと、僕も・・・」

413 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/15(水) 00:44:05 ID:hjhdeMUs
男の境遇が似てて泣いた
C

419 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:37:32 ID:WXjwtAew

お嬢様「お父様、いますか?」コンコン
大旦那「・・・」
ガチャ
お嬢様「・・・お父様」
お嬢様「・・・そろそろ、出発します」
大旦那「・・・そうか」

420 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:38:41 ID:WXjwtAew
お嬢様「・・・」
お嬢様「わたし、御曹司様と行きます」
お嬢様「お父様の、言う通りにします」
お嬢様「だから・・・最後のお願いです」
大旦那「おまえの最後の我侭なら、もう聞いてやった」
大旦那「おまえがどうしてもとせがむから、一般の学校へ転校することを許したのだ」
お嬢様「はい。だから、これはワガママではなくて、お願いです」
大旦那「・・・なら、私がそれを聞いてやる道理はないな?」

421 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:39:56 ID:WXjwtAew
お嬢様「彼のこと、お父様にお願いしてもいいですか?」
大旦那「・・・」
お嬢様「男さんのことを、どうかよろしくお願いします」ペコリ
大旦那「・・・あの男のことは、早く忘れるんだ」
お嬢様「忘れることなんて、できません」
お嬢様「人を、心から好きになるって、そういうことでしょう?」
お嬢様「お父様は・・・お母様のこと、忘れてしまったのですか?」
大旦那「・・・」

422 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:40:17 ID:WXjwtAew
お嬢様「落ち着いたら、メールしますね」
お嬢様「わたし、お父様に聞いて欲しいこと、たくさんあるんです」
お嬢様「ずっと・・・今までのことも、これからのこともです」
大旦那「・・・私は忙しい。ちゃんと目を通してやれる保証などできんぞ」
お嬢様「はい、もちろんわかってます。それでもいいんです」
お嬢様「わたしのことを、お父様に知って欲しいっていう、わたしのワガママですから」
大旦那「・・・」

423 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:40:36 ID:WXjwtAew
お嬢様「でも・・・」
お嬢様「お父様も、なにかあったらわたしに言ってくださいね」
お嬢様「他の人には言えないことでも・・・わたしには、遠慮しないでください」
お嬢様「わたしはお父様の娘で・・・」
大旦那「・・・」
お嬢様「お父様は、わたしのお父様なのですから」
大旦那「・・・」

424 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:41:23 ID:WXjwtAew
大旦那「御曹司殿を、待たせているのではないか・・・?」
お嬢様「・・・・・・はい」
お嬢様「あの、お父様、最後に一つだけ」
大旦那「・・・なんだ」
お嬢様「・・・これからは、二人きりの時は『パパ』って呼んでもいいですか?」
大旦那「なに?」
お嬢様「まだわたしが小さくて、お母様も元気だったあの頃のように・・・」
お嬢様「・・・本当は、ずっとそう呼んでいたかったんです」クス
大旦那「・・・」

425 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:41:45 ID:WXjwtAew
お嬢様「・・・それじゃあ・・・」
大旦那「・・・体には」
お嬢様「?」
大旦那「いや・・・」
お嬢様「・・・」
大旦那「・・・・・・・・・気をつけて行きなさい」
お嬢様「・・・っ」
お嬢様「はい、パパ」ニコッ

426 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:42:24 ID:WXjwtAew
・・・・・・
ザアアアァァ・・・
男「・・・運休・・・全線?」
構内アナウンス「・・・えー、繰り返し申し上げます」
構内アナウンス「ただいま○×線は、昨夜から続く雨の影響と」
構内アナウンス「××駅で起きました人身事故の影響により、現在、運転を見合わせております」
構内アナウンス「お急ぎのところ、お客様には大変後迷惑をおかけします。 振り替え輸送のご案内ですが・・・」

427 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:43:22 ID:WXjwtAew
男「あの、運転・・・再開の目処は、しばらく立ちそうにありませんか?」
駅員「ええ、そうですねぇ、今の所は・・・ひっ!?」ビクッ
男「・・・あ」
男「わかりました、どうも・・・っ」タタッ
男(いまの僕の顔、相当、酷いんだろうなぁ・・・)

428 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:43:42 ID:WXjwtAew
ザアアァァァァ・・・
男「・・・まいったな」
男「タクシーもバスも、待っている人でいっぱいだ」
男「それにこんな顔してたら、乗車拒否とかされちゃうかな・・・はは」
男「痛っ・・・! 笑うと、顔に響くや・・・」
男「・・・どうしよう・・・」

429 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:44:00 ID:WXjwtAew
ザアアァァァ・・・
男「・・・いや、行くんだ」
男「たとえ走っても、這ってでも、必ず・・・!」
男「・・・・・・必ず、行かないと」
ザアァァァァ・・・

430 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:44:36 ID:WXjwtAew
・・・・・・
ザアァァァァ・・・
お嬢様「では、行ってくるわね、メイド」
メイド「はい、お嬢様。・・・寂しくなります」
お嬢様「ふふっ、わたしもよ」
メイド「向こうは、こちらとは風土も環境も違います」
メイド「慣れないうちにあまり無理をして、お体を壊されないよう、お気をつけ下さい」
お嬢様「そうね、ありがとう」

431 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:45:57 ID:WXjwtAew
メイド「・・・」
お嬢様「・・・」
メイド「・・・お嬢様・・・」
メイド「わたくしの力が足りないばかりに、結局、このようなことになってしまって・・・」
メイド「本当に申し訳ありません、お嬢様」
お嬢様「謝らないで・・・? あなたは、十分助けてくれたもの」
お嬢様「もし、わたしにお姉様がいたら、あなたのような人だったらって思うわ」
お嬢様「・・・感謝しているのよ」

432 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 09:46:17 ID:WXjwtAew
メイド「そんな・・・わたくしには勿体無いお言葉です、お嬢様」
お嬢様「・・・お父様のこと、お願いね」
メイド「はい、お任せください」
メイド「お嬢様の分も、わたくしが大旦那様をしっかりとお支えしてゆきます」
お嬢様「・・・ありがとう」
お嬢様「・・・・・・それじゃあ、ね?」
メイド「・・・はい」