お嬢様「お手洗いで食べるご飯がこんなに美味しかったなんて!」
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Part11
473 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:31:34 ID:
WXjwtAew
御曹司「・・・」
御曹司「言葉にするのは、簡単なことだ。大事なのは・・・」
お嬢様「そうです」
お嬢様「きっと・・・そうなのかもしれません」
お嬢様「でも、わたしが欲しかったのは、そんな簡単なことで・・・」
お嬢様「あの人は、わたしにそれをくれたんです」
御曹司「・・・オレではダメだと? そんなにオレは、魅力がないか・・・?」
お嬢様「御曹司様は・・・たとえ『御曹司様』でなくても・・・とても、魅力的です」
474 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:32:28 ID:
WXjwtAew
御曹司「・・・」
お嬢様「ただ・・・」
お嬢様「わたしでなくても、平気な人なんです」
御曹司「・・・っ」
お嬢様「少なくともあの人・・・っ」ポロッ
お嬢様「男さんは、私でないとダメだって言ってくれたんです!」
お嬢様「言葉だけじゃなくて・・・っ、心から・・・!」ポロポロ
475 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:33:10 ID:
WXjwtAew
御曹司「あなたは・・・!」
お嬢様「御曹司様が、ダメなのではありません」
お嬢様「きっと、他の誰でも・・・」
お嬢様「男さんでないと、ダメなんです」
御曹司「く・・・っ」フイッ
お嬢様「・・・」グスッ
476 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:34:38 ID:
WXjwtAew
・・・・・・
グランドスタッフ「こんにちわ、お客様」
男「あの、十二時発の、トルコ行きの便なんですけど」
グランドスタッフ「トルコ航空の、イスタンブール行き直行便でしょうか?」
男「はい、それです」
グランドスタッフ「そちらは、すでに最終搭乗受付時間が過ぎておりまして・・・」
男「まだ、出発はしてないんですよね?」
グランドスタッフ「え? ええ、そうですが・・・」
477 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:35:17 ID:
WXjwtAew
男「知り合いがその飛行機に乗っているんですが、忘れ物をしてしまったようで・・・」
男「とても、大事な物なんです」
男「会って、渡すことはできませんか?」
グランドスタッフ「・・・それは・・・」
グランドスタッフ「問い合わせてみますので、少しお待ちいただけますか?」
478 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:35:36 ID:
WXjwtAew
男「・・・わかりました」
男「ちなみに、搭乗口ってどっちですか?」
グランドスタッフ「四階の、第三サテライト31番の、ゲートラウンジからになっております」
男「そうですか・・・」
グランドスタッフ「・・・もしもし、北口チェックインカウンターです」
グランドスタッフ「トルコ航空のTK51便なのですが、いま、乗客の方に荷物を届けにきたというお客様が・・・――!?」
479 :
推奨BGM 00 gundam:2012/08/17(金) 10:37:47 ID:
WXjwtAew
ttp://www.youtube.com/watch?v=DnWtyvwgOzU
男「ッ・・・!!」ダッ
グランドスタッフ「お、お客様、どちらへ!?」
男「階段は・・・あっちか!」
グランドスタッフ「! だっ、誰か止めてッ!!」
空港係員A「なんだ!?」
空港係員B「不審者だ、各階へ連絡しろ!」
男「く、さすがに・・・ッ」
480 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:38:12 ID:
WXjwtAew
黒服A「なんだ? ――・・・アイツは・・・!?」
黒服B「!? あの野郎・・・!!」
男「なんとか四階へ・・・!」
黒服A「アイツ、まさかお嬢様のところへ!?」
黒服B「クソが、行かせッかァ!!」ダッ
黒服C「おい!?」
黒服D「ボケッとするな、俺たちも追うぞ!」
男「! あの人たちは・・・!」
481 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:38:53 ID:
WXjwtAew
空港係員A「そこの男、止まれッ!」
男「止まれといわれて、止まれるわけは!」
空港係員C「階段から移動するぞ、そっちに回れ!」
空港係員D「左右から・・・! エントランスの前にも何人か待機させるんだろ!」
男「!? くッ、あっという間に囲まれて!」
空港係員B「そのまま、壁際に追い詰めろ・・・そうだ!」
男「ここまで来たのに・・・! もう少しで届くのに・・・!」
空港係員D「こちらはもういい! 念のため、TK51便の機長に連絡を!」
482 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:39:29 ID:
WXjwtAew
男「彼女が、あそこにいるのに・・・ッ」
黒服A「おまえ、どういうつもりで・・・」
男「決めたんだ、もう何も零さないって・・・」ギュッ
黒服B「てめえは、あれだけやられてまだ理解できねえのかッ!」
男「父さん、母さん・・・僕はもう、過去には縛られないよ」
483 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:40:01 ID:
WXjwtAew
空港係員C「よし、警察署には連絡したんだな!?」
男「前を見て、生きていくんだ・・・変わってゆく、これからも・・・彼女と!」
黒服B「何をブツブツとッ・・・! 今度はその程度じゃ済まさねェぞ!!」
黒服A「なんだと、おまえ、どういう・・・!?」
男「だから、そこを退いてくれ・・・ここは――」
484 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:40:58 ID:
WXjwtAew
男「僕の道だぁぁァッッ!!!」
485 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:41:43 ID:
WXjwtAew
黒服B「――ッ!?」ゾクッ
空港係員A「・・・はっ、挟みこんで取り押さえろッ!」
黒服A「待ってくれ! 手荒な真似は・・・――なんだッ!?」
ガシャアアアアアン!!!
「「「!!!!????」」」
黒服A「な・・・ッ!?」
空港係員D「ま、窓から・・・!!」
空港係員B「乗用車が突っ込んで!?」
486 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:42:17 ID:
WXjwtAew
男(友―――!?)
友(―――男ッ・・・)
友「行っ、けぇぇぇッ!!」
男「ッ・・・!!」ダッ
空港係員A「滑走路へ出て行ったぞ!?」
空港係員C「ま・・・ッ、すぐに追いかけ・・・!」
ギャリギャリッ!!
黒服C・D「うおぉッ!?」
友(行かせねえよッ)
487 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:43:00 ID:
WXjwtAew
黒服B「うがあ゛あ゛あぁッ!!」ダッ
ギャキキキッ!!
黒服B「!?」
友「あいつの・・・俺の弟分の邪魔は、誰にもさせねえッ」
友(男・・・)
友(これが、俺がおまえにしてやれる、最後のことだ)
友「あとは、おまえ次第だからな・・・!」
488 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:43:57 ID:
WXjwtAew
・・・・・・
御曹司「・・・そろそろ、離陸時間だな」
お嬢様「・・・」
機内アナウンス「ご搭乗のお客様に、ご案内申し上げます」
機内アナウンス「当機、トルコ・イスタンブール行きTK51便は・・・」
機内アナウンス「ただいま、アクシデントが発生したために、離陸時間が遅れる見込みです」
機内アナウンス「設備トラブル等ではございませんので、ご安心ください」
機内アナウンス「離陸可能の目処が付きましたら、こちらのアナウンスにて、改めてご案内いたします・・・」
489 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:44:35 ID:
WXjwtAew
機内アナウンス「ご搭乗、お急ぎのお客様には、大変ご迷惑を・・・」
お嬢様「・・・?」
御曹司「トラブルだと? 一体なんの・・・」
お嬢様「・・・――うそ・・・」
お嬢様「っ!!」バンッ!
御曹司「な、どうしたんだ・・・?」
お嬢様「・・・きた・・・ぁっ・・・!」
490 :
BGM A letter:2012/08/17(金) 10:48:27 ID:
WXjwtAew
ttp://www.youtube.com/watch?v=NLIBrZIPG5Y
・・・・・・
ザアァァァ・・・
男「ぜっ、ぜぇっ、・・・はっ、はぁ・・・はっ」
男「・・・・・・っ!」ゴクッ
男「(スゥー・・・)」
男「お嬢様ぁぁぁーーーっ!!」
491 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:49:32 ID:
WXjwtAew
男「きたよッ! 僕は・・・ここまで、キミに会いに来たんだ!!」
男「キミに、どうしても伝えたいことがあったから!」
男「僕はもう、諦めることはしないよ!」
男「生きることも、キミと一緒にいることも!!」
男「寂しいんだ! キミが僕の隣にいないと、苦しいんだよ!」
男「僕には、お嬢様が必要なんだ! お嬢様じゃないと、ダメなんだ!」
492 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:50:08 ID:
WXjwtAew
男「お金も、名誉も、才能もないけれど! キミの一番は、誰にも譲らない!!」
男「だからもう一度、今度は・・・! 今度も、心からの僕の気持ちを・・・」
男「僕だけの言葉で、お嬢様に届けるからッ!」
男「キミが僕の手をひいて連れてくれた、外の世界(ここ)で!!」
男「どうか、聞いて欲しいーッ!」
男「・・・僕の・・・っ、」
493 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:50:48 ID:
WXjwtAew
男「家族になってくれぇーーーっ!!!」
494 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:51:08 ID:
WXjwtAew
男「キミのことが好きだッ! 愛してるんだ!!」
男「誓うよ! キミのことを、世界の誰よりも好きな自分に、約束する!」
男「世界の誰よりも、僕がキミのことを幸せにするんだって!」
男「もう、涙は流させないから!」
男「笑わせ続ける・・・僕が、キミをずっと笑顔にするからッ!」
男「だから・・・!」
男「『さようなら』なんて、言わないでくれぇぇっ!」
495 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:51:41 ID:
WXjwtAew
男「・・・はぁ、っ、はぁ、はぁッ・・・」
男「お嬢様・・・」
男「僕の言葉が聞こえたなら、返事をしてほしいーーッ!」
男「それでここに・・・! 僕の・・・ッ、傍へきてくれ!」
男「この手を取って・・・! 僕のことを――」
男「抱きしめてくれえぇぇぇッ!!」
ザァァ・・・・・・
・・・ポツ、ポツ・・・
496 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:52:22 ID:
WXjwtAew
・・・・・・
お嬢様「ぅ、・・・っ、ぁ」ポロポロ
お嬢様「! っ・・・!」バッ
御曹司「・・・」
お嬢様「・・・ぁ・・・」チラ
御曹司「行くといいさ」
お嬢様「え・・・」
497 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:52:48 ID:
WXjwtAew
御曹司「・・・まさか、本当に来るなんてなぁ・・・」
御曹司「あの男にはあって、オレにはないものか・・・」
御曹司「そんなもの、あるわけないだろうと思っていたのにな」
御曹司「・・・あんな風に誰かのために、雨に打たれながら、好きだと叫び続ける・・・」
御曹司「ハハ・・・オレには、真似出来そうにない」
御曹司「・・・苦労なら、人一倍してきたつもりだが・・・」
御曹司「なまじ万能感なんて覚えてしまうから、小さくても大事なことへ目を向けられなくなってしまうんだな」
498 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:53:27 ID:
WXjwtAew
御曹司「・・・こんな気持ちは、初めてだ・・・」
お嬢様「・・・」
御曹司「あの男と、あなたを取り合う勇気は、オレにはとても持てそうにない」
御曹司「・・・・・・A-29、か」
御曹司「この席は、あなたには少し窮屈だったようだ」クス
お嬢様「・・・」
御曹司「行けよ」フイッ
499 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:53:47 ID:
WXjwtAew
お嬢様「御曹司様・・・」
御曹司「あなたの家の使用人に、伝えておいてほしい」
御曹司「・・・・・・賭けは、キミの勝ちだと」
お嬢様「・・・はい」コクリ
御曹司「『さようなら』、だ」
お嬢様「・・・」
お嬢様「さようなら、御曹司様」
500 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:54:14 ID:
WXjwtAew
・・・・・・
男「はっ、はぁ、はぁ・・・」
男(あ・・・足が・・・)ガクガク
男(でも、まだだ、まだ倒れるわけには・・・)
男(彼女は必ず来る、だから、その瞬間までは!)
男(男は、辛い時にこそ・・・)
男(・・・父さん、そうでしょう・・・?)
男「・・・ん?」
男「・・・あ・・・」
501 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:54:39 ID:
WXjwtAew
・・・・・・
友「! 雨が・・・」
友「って、いってぇ! もう何もしねえってば!」ドサッ
・・・・・・
メイド「! 大旦那様、外を・・・!」
大旦那「雨が止んで、雲が・・・」
502 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:54:59 ID:
WXjwtAew
・・・・・・
ビュウッ!
男(急に吹いた強い風に乗って、懐かしい匂いが鼻を掠める・・・)
男「・・・・・・かあさん?」
男「ぁ・・・っ」
男(急に雲が切れて、合間から光が・・・)
男「! まぶ、し・・・」
503 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:55:23 ID:
WXjwtAew
・・・・・・
お嬢様「どいてください! どいて! 道を空けてぇ!」
―走る。乗客を掻き分けて
お嬢様「あの人が・・・彼がそこにいるの! わたしを待っているの!」
―彼が何を言っていたかは、聞き取れなかった
お嬢様「だからお願いです! 通して! わたしを・・・っ」
―でも、わたしを求めてくれているのは分かった
お嬢様「彼のところへ行かせてぇっ!!」
504 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:56:21 ID:
WXjwtAew
―・・・運命だと、誰かがそう言うのなら、
―だからどうした、と。
―わたしの運命なんだ、わたしが決めてやらないでどうする。
―彼の横で、彼と一緒にずっと生きてゆく、
―もうずっと前に、そう、決めた。
―いつか、彼を愛するわたしにそう、誓ったのだから。
お嬢様「男様っ・・・男さんっ!」
男「! お嬢様さん!」
505 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:56:51 ID:
WXjwtAew
お嬢様「男さん、男さんッ・・・! おとこぉーー!」バッ
男「ッ・・・!」ダキッ
お嬢様「ぅ、ぐすっ、・・・おとこ、さん・・・!」
男「ごめんね。少し、遅くなっちゃった」
お嬢様「・・・」フルフル
お嬢様「顔・・・こんなにして・・・無茶ばっかり・・・!」
男「なんてことないよ」ニコ
お嬢様「もう・・・仕方のない人・・・なんだからぁ・・・」
506 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:57:41 ID:
WXjwtAew
男「好きだ」
お嬢様「・・・わたしも」
男「結婚しよう」
男「僕たち、本当の家族になろう」
お嬢様「はい・・・」
お嬢様「わたしを、もらってくれる?」
507 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:57:59 ID:
WXjwtAew
男「ずっと、そばにいてほしい」
お嬢様「ずっと、離さないでね?」
男「これからは僕が、キミの手をひいて歩くよ」
お嬢様「わたしも、あなたの手をひいて歩くから・・・」
男「二人、ずっと」
お嬢様「手を繋いで、一緒に」
男・お嬢様「「歩いていこう」」
508 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:58:22 ID:
WXjwtAew
お嬢様「・・・ぅ、っ・・・」グスッ
男「もう、泣かせないって決めたのになぁ・・・」
お嬢様「嬉しくて流す涙は、いいのよ・・・ふふっ」コシコシ
お嬢様「ねえ、あの時の、やり直し・・・」
お嬢様「してくれるでしょう?」
男「・・・うん」
お嬢様「・・・」
男「・・・ん」チュッ
509 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 10:59:53 ID:
WXjwtAew
男(空を厚く覆っていた雲に切れ目が入って、地上に太陽の光が差し込む)
男(長い滑走路が次々と陽光に照らされ、幻想的な光の道が、眼前に遼く伸びる)
男(僕には、その光景が二人の未来を示唆しているように、素直に感じられた)
男(口付けをおえた彼女がゆっくりと目を開けると、口元には柔らかな笑み)
お嬢様「わたし、いまとても幸せ」
男「・・・僕もだよ」
男(そう答えると、彼女は向日葵のような笑顔を浮かべ、それからまた静かに目を閉じた)
男「ふふっ・・・」クス
510 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 11:06:08 ID:
WXjwtAew
男(彼女もきっといま、僕と同じことを考えているのだろう)
男(僕は彼女の温もりをしっかりと胸に抱き寄せると、そっと彼女に唇を寄せた)
男「ありがとう」
男「キミに出会えて、よかった」
男「キミを好きになって、よかった」
男(太陽のアーチが僕らを包み、言祝ぐ)
511 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 11:08:59 ID:
WXjwtAew
お嬢様「わたしも、ありがとう」
お嬢様「あなたを愛して、よかった」
お嬢様「あなたに愛してもらえて、よかった」
男(そうして笑いあうと、僕たちは再び口付けを交わした)
いつまでも、
―・・・いつまでも、二人、一緒に。
Fin
518 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 11:49:57 ID:b.kuCgqo
全米が泣いた
520 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 12:49:11 ID:EC13RCAg
感動した ありがとう
524 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/17(金) 20:20:17 ID:m1ZrAZAI
乙
ちょっとトイレでメシ食ってくる
530 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2012/08/21(火) 00:08:34 ID:LBm9p5Qg
乙
泣いたわ
感動をありがとう