Part9
464:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:12:54.86 ID:
ZRoJmPc0
客A「おい、やめとけよ、死んでしまうぞ」
客C「死なねぇよ!こいつよりチビのこなたちゃんだって出来るのによ? 百歩譲って人工肛門だろ」
客B「俺しらねぇ……」
つかさ「……………………やってみます」
客C「ほぅ、物わかりイイじゃねぇか、ほらさっさとケツ出せ」
つかさ「……………………はい」
客C「よし、力抜けよ」
客A「お前マジいい加減にしろって!」ゴツン
客C「いてぇ!何すんだよ?」
466:
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2008/11/09(日) 02:13:25.54 ID:GKs009Uo
Aは一体なんなんだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
483:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:17:52.78 ID:
ZRoJmPc0
客A「俺らフィストのオプション付けてないだろ?ルール破ってヤクザの店の娘ケガさせたらどうすんだよ?」
客C「……だからってどつくこたァねぇだろが! みんなやってるよこれくらい!」
つかさ「……………………」
客A「つかさちゃん、君の友達なら姉妹店の『M女専門店 Dドライヴ』で働いてる」
客A「店の連絡先と場所はこの紙に書いてあるから後は自分で何とかしてくれ……これ以上は俺らも協力できない」
つかさ「……………………ありがとうございます」
つかさ「……………………本当にありがとうございます」
客B「知らねぇぞ……」
500:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:24:22.70 ID:
ZRoJmPc0
ブロロロロロ…
店員さんが運転する帰りの車の中で…………私はずっと考えていました。
さっきのお客様が言っていた子がもしもこなちゃんなら…………。
どうしてこなちゃんはそのお店で働くようになったのでしょうか?
私と同じように連れてこられたのでしょうか?…………だとしたら誰に?…………まさかだいちゃん?
私がこなちゃんをだいちゃんに紹介したから?…………あの時から狂い始めていたの?
だとしたら私のせいだ…………なんとかしなきゃ…………なんとか…………。
こなちゃんを助けなきゃ…………でもどうやって?
店員「…………〜♪」
つかさ「…………」
つかさ「…………店員さん…………ちょっと聞いてもいいですか?」
店員「……うわっ!?びっくりした…………お前喋れるのかよ」
507:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:28:57.37 ID:
ZRoJmPc0
つかさ「あの、『M女専門店 Dドライヴ』って…………どんなお店なんですか?」
店員「あ〜ぁ、お前あの三名様から聞いたんだろ?あいつら常連らしいからな」
店員「うちの姉妹店のSMクラブだよ、ハードが売りのな、うちの店より繁盛してるらしいよ」
つかさ「あ、あの…………そこのお店で働くには…………どうすればいいんですか?」
店員「はあ、本気で言ってるのか?」
つかさ「…………はい」
店員「……やめといた方がいいぞ? 言っただろ、ハードが売りだって、めちゃくちゃさせられるぞ?」
店員「むこうの店でボロボロになった嬢がうちの店に流れて来るんだよ……だからみんな無口だろ?」
つかさ「…………ってことは…………私がそのお店へ移ることも可能ってことですよね?」
511:
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2008/11/09(日) 02:30:05.98 ID:s192dUDO
ついに動き出すのか
516:
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2008/11/09(日) 02:32:41.69 ID:FphO9eU0
こなたがどのくらい変貌してるかだよな
520:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:34:43.77 ID:
ZRoJmPc0
店員「なんでそんなに行きたいの? Dドライヴ」
つかさ「それは…………えっと………………………………」
つかさ「仕事で毎日痛いことされてるうちに…………その……楽しく感じるようになっちゃって」
店員「もっと強い刺激が欲しくなったってこと?」
つかさ「…………はい」
店員「……タフだなぁ、まぁいいんじゃない? 嬢の移動は良くあることだし、向うの店は嬢が足りてないって聞くし」
店員「店長に相談して見たら?」
つかさ「…………はい」
つかさ「…………ありがとうございます」
532:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:39:29.59 ID:
ZRoJmPc0
つかさ「あ……あの」
つかさ「…………トイレ行きたいんですけど、コンビニ寄ってもらっても良いですか?」
店員「もう少しで事務所に着くから我慢しろよ」
つかさ「…………お願いです…………もうもれそうで」
店員「仕方ないな、すぐに戻ってこいよ?逃げたりしたら俺が殺されるからな? 冗談だけど」
つかさ「…………ありがとうございます、すぐに戻ります」バタン
店員さんも万が一の事を考えていたのだろう……そこはコンビニというより田舎の小さなスーパーといった感じのお店でした。
周りは田んぼだらけ……野中に一軒ポツンと建ってました。
こんなところに駆け込んだところで助かるはずはない……周りには交番らしきところはないし、
客も一人もいない……レジにいるのはヨボヨボのお婆さんのみだ。
私はお店の中に入り、トイレには目もくれず、急いでレジのお婆さんに声をかけて電話を借りました。
…ジーコジーコジーコ …プルルルル…プルルルル
つかさ「(お願い誰か出てぇ!)」
536:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:43:50.68 ID:
ZRoJmPc0
電話『カチャッ……ただいま留守にしております……ピーと鳴りましたr』ガチャン
つかさ「(…………どうしよう、誰も出ない、みんなどこへいったの?)」
つかさ「(はやくしなきゃ車で待ってる店員さんに怪しまれる…………はやくなんとかしなきゃ)」
つかさ「(………………………………そうだ!)」
私は大急ぎでポケットの中を探りました…………。
あった!…………これだ!あきちゃんとの思い出のライター!
あきちゃんと離れたあとも…………ずっとお守りとして持っていたライター。
このライターにはあきちゃんの連絡先が書いてある…………こんなところで役に立つなんて……急いで電話しなきゃ!
544:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:47:40.35 ID:
ZRoJmPc0
電話『ただいま電話に出ることが出来ません……ピーと鳴りましたr』
つかさ「(うわあああ、しまった!この時間帯……あきちゃんは仕事中だったよ)」
つかさ「(ど、どうしよう…………)」
つかさ「(…………あれ?…………よく考えたら発信音の後にメッセージを残せば…………)」
つかさ「(そうだ、どうして気がつかなかったんだろう!まだ間に合う、メッセージを残さなきゃ!)」
ピーーッ
つかさ「も、もしもし!あきちゃん!私!つかさ!柊つかさ!」
つかさ「お願い助けて欲しいの!友達が『M女専門店 Dドライヴ』ってお店で働かされてて私も…」
ピーーッ
549:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:52:52.62 ID:
ZRoJmPc0
つかさ「(…………話し終わる前に切れちゃった……大丈夫かな……ちゃんと伝わるかな)」
つかさ「(そうだ……もう一度……家に電話して見よう……留守でも発信音の後にメッセージを残せば…)」
つかさ「(でも、何てメッセージを残せば……………………私、お姉ちゃんにあんなに酷いことを言っちゃったんだよ?)」
つかさ「(私、どんな顔してお姉ちゃんに助けを求めればいいの?…………のうのうと『お姉ちゃん助けて』って言えばいいの?)」
つかさ「(…………できないよ…………そんなこと…………)」
つかさ「(私は…………どうすればいいの?)」
店員「お前、トイレはどうしたんだ?」
つかさ「…………ひっ!?…………て、店員さん」
店員「遅いと思って来て見たらこれだよ、 あ、お婆さん電話ありがとうございました」ガチャン
つかさ「…………」
店員「車の中で話そうか」
つかさ「…………」
556:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:56:43.15 ID:
ZRoJmPc0
ブロロロロロ…
店員「…………」
つかさ「…………」
店員「どこへ掛けてたんだ?家か?警察か?」
つかさ「…………」
店員「俺は組の関係者じゃない……ただの雇われ運転手だ、だからあまり余計なことに口を挟みたくは無いが」
店員「変な気は起さないほうがいいぞ?別にうちの店は君らを監禁してる訳じゃないからな」
つかさ「…………えっ」
店員「監禁するにしては隙だらけだろう? 自由に出入りして良いんだよ、3ヶ月以上も勤めてて知らなかったのか?」
つかさ「…………じゃあどうして誰も部屋を出て行かないんですか?」
店員「ご褒美が貰えなくなるからに決まってるだろ」
つかさ「…………ぁ」ドクン…
一瞬シャブの感覚が私の首の後ろを走った。
558:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 02:58:50.58 ID:
ZRoJmPc0
店員「うちの店、嬢の9割以上がシャブ中の家出娘だ……君も実際そうだろ?」
つかさ「…………」
店員「どうなんだ?じゃあ君はあのアパートから逃げていいと分かったら出て行くのか?」
店員「帰る場所の無い家出娘がマタ開くだけで寝る場所も食事もシャブも用意してもらえるんだぞ?」
店員「君もどうせ本心では出て行く気なんてないんだろ?」
つかさ「…………」
560:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 03:02:41.88 ID:
ZRoJmPc0
店員「はぁ……」
店員「正直君らには同情するよ、若いのにシャブ漬けにされて春を売らされてるわけだもんな」
店員「ほんとなら今とか一番楽しい時期だろ、仲間と夜まで遊んだり、恋人といちゃついたり」
つかさ「…………」
店員「もう一年くらい運転手やってるから今はもう慣れたが……初めの頃は俺もキツかったよ」
つかさ「…………」
店員「君がコンビニ行ってる間に店長には連絡しといたから、君が姉妹店へ移動したいって話」
つかさ「……えっ」
店員「丁度人員不足だったらしくてな、大丈夫だってさ、よかったな、さっそく明日から配属だそうだ」
つかさ「…………あ、あ」
つかさ「…………ありがとうございます!」
564:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 03:06:18.67 ID:
ZRoJmPc0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
店長「というわけで今日からお前はこの店の嬢だ、新しいルールはこの店の店長に聞け」
店長B「『M女専門店 Dドライヴ』の店長Bだ、宜しく」
つかさ「柊つかさです、宜しくお願いします」
店長「じゃあ俺は戻るから、粗相のないようにな」
つかさ「はい、店長……今までありがとうございました」
店長「お疲れさん」バタン
店長B「まぁ、ルールは基本的に前の店とかわらないはずだ、奥の部屋で説明するから上がりな」
つかさ「はい」
570:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 03:13:25.92 ID:
ZRoJmPc0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
店長B「……とまぁ、ルールはこんなところだ、なんかわからないとこあるか?」
つかさ「……いえ」
店長B「プレイ内容は説明したとおりかなりハードになってると思うから、まぁその辺だけ注意しとけ」
つかさ「……はい」
部屋の大きさは以前働いていたお店のアパートと変わらない……六畳ほどの狭い部屋でした。
見回してみると14〜17歳くらいの年頃の女の子が3人、退屈そうに床でゴロゴロと寝転がっていました。
でもおかしいです……こなちゃんの姿が見えません……。
まさか……初めからこの店にはいなかった? 同じ名前の別人? 風俗店では源氏名を使うのは当たり前らしいし。
……どうしよう……こなちゃんはいったいどこに?
ガチャ
店員「こなたちゃんあがりました〜」
583:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 03:18:19.00 ID:
ZRoJmPc0
つかさ「…………ぁ…ぁ」
こなた「……はれ?……………………つかさと……よく似た子がいる…………」
つかさ「…………こなちゃん!?」
…………そこにいたのは紛れも無く…………私の大好きなこなちゃんでした…………
…………でも…………その姿は…………もう…………私の知っているこなちゃんではありませんでした…………
598:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 03:23:44.63 ID:
ZRoJmPc0
やせ細った身体…………両腕と両足首に無数の注射痕…………ボサボサな髪の毛に…………定まらない焦点…………
目には大きなクマがあり……まるで何十年も寝ていないかのよう…………頬もこけて……顔色も老人のような褐色でした。
私は変わり果てたこなちゃんを抱きしめました…………浮き出たこなちゃんの肋骨が…………私の肌にコツンと触れました。
みずみずしかった肌も…………まるで水分を失ったかのように…………カサカサと乾燥し…………
まるで…………古い木の皮を触っているような気がしました…………。
603:
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2008/11/09(日) 03:24:45.46 ID:GKs009Uo
うわああああああああああもういいいいいよ
可哀想だ・・・
628:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 03:28:35.20 ID:
ZRoJmPc0
つかさ「…………うっ…………ぐすっ…………」
こなた「……つかさぁ?」
つかさ「…………ごめんなさい…………ごめんなさい…………私のせいだ…………」
こなた「……どうしたのぉ?……どうして泣いてるのぉ?」
こなた「……何か悲しいことでもあったのぉ?」
つかさ「…………ごめんなさい…………ごめんなさい…………ごめんなさい…………ごめんなさい…………」
つかさ「…………ううっ…………えっぐ…………ひっく…………」
こなた「……よしよし」
640:
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2008/11/09(日) 03:31:01.23 ID:VqK6Xvgo
こなた・・・諦観の境地に・・・
646:
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2008/11/09(日) 03:33:34.74 ID:BPtBKso0
こんな、こなた見たらそうじろうマジで涙目だな;;
776:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 16:48:49.73 ID:
ZRoJmPc0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あきら「スパー…」
あきら「(あの六本木騒動から三月半…………)」
あきら「(ほとぼりも少し冷めたな……こうしてあたしが六本木の街をうろつけるのが何よりの証拠だ)」
あきら「(久しぶりに…………こうして外の空気も吸うのも…………)」
あきら「(…………ん?)」
『留守番メッセージ一件』
あきら「(仕事中に掛かって来てたのか…………誰からだ?)」ピッ
『も、もしもし!あきちゃん!私!つかさ!柊つかさ!』
『お願い助けて欲しいの!友達がM女専門店Dドライヴってお店で働かされてて私も………………………メッセージハ以上デス』
あきら「…………」
777:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 16:49:38.67 ID:
ZRoJmPc0
あきら「(……つかさか…………そういやそんな奴いたな)」
あきら「(…………あいつのおかげで随分と苦労させられたもんだ)」
あきら「(……………………)」
あきら「(……………………案の定…………小野の店に売られたか)」
あきら「(…………まぁしかたない…………自分でまいた種だ…………自分の尻は自分で拭え)」
あきら「(……………………あたしにはもう関係ない)」
かがみ「すみませーん!どなたでも結構ですー!この子に見覚えのある方はいませんかー?」
ただお「名前は柊つかさといいます、どんな些細な事でも結構です、知ってる方は情報提供お願いしますー!!」
あきら「……………………」
784:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 16:51:18.89 ID:
ZRoJmPc0
あきら「(あのツインテール………………あいつ身内だったのか)」
あきら「(……………ハハ……………これも何かの因果か?)」
あきら「(……………………まぁ…………そんなことはもうどうでもいい)」
あきら「(……………………あたしには関係ない)」
かがみ「あ! ま、まって!そこの女の子!!」
かがみ「き、きみ、パーティーの日にいたよね!? つかさと一緒に歩いてた子だよね!??」
あきら「……………………」
791:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 16:52:50.73 ID:
ZRoJmPc0
ただお「かがみ!知り合いなのか!?」
かがみ「…………つかさが消えた日にこの子が一緒に歩いてるのを見たの」
かがみ「…………お願い、教えて、つかさはどこにいるの? おしえてっ!!」
あきら「……あたしは関係ないだろ、自分の身内の事くらい自分らでなんとかしろよ」
ただお「頼む、何でもいい、知ってることを教えてくれないか?どんな些細な情報でもいいんだ!」
かがみ「お願い……助けて……あの子トロいから……きっと今頃……一人どこかで泣いてると思うの」
かがみ「私…………あの子に…………ぐすっ…………もしもの事が…………あったら…………」
ただお「つかさは私の大切な娘なんだ、頼む、協力してくれ! この通りだ!!」
あきら「……………………」
796:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 16:54:12.63 ID:
ZRoJmPc0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私がこなちゃんの働いている『姉妹店』に配属になってから数日が経ちました。
前のお店とタイムスケジュールはほとんど変わらず、指名が入れば朝から晩まで何人もの接客を行いました。
けれども、以前勤めていたお店の店員さんが言ったとおり……プレイ内容の過酷さは比較になりませんでした。
その内容は……………………私の口からは言いたくはありません……
……非道すぎて……おぞましすぎて……人間とはこれほどにも醜く怖ろしいことを思いつく生き物なのかと思いました。
接客をしては……ボロボロになって戻って来て……シャブを打たれて……次の指名に答える……
それも、年端も行かない少女達が………………………………もちろん……私も……こなちゃんも……
店長B「つかさ、こなた、新規のお客様から指名だ」
店長B「レズプレイコース300分だ、準備しろ」
つかさ「……はい」
こなた「……はい」
801:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 16:55:29.20 ID:
ZRoJmPc0
私達ふたりは車に乗せられ客と待ち合わせをしている場所へと向かいました。
今のお店に配属になってから……私は何度かこなちゃんとの脱走を考えていました。
就寝時間や……車での移動中を狙って…………
でも、そのどれもうまくいきませんでした。
実際に逃げようと思えば逃げれるのかもしれない……本気になれば、夜中こなちゃんの手を引いて
あのアパートを抜け出し……交番に駆け込めばいい。ホテルの電話で110番すればいい。
でも、私は、そんな行動を起す勇気がありませんでした……
たとえ脱走に成功しても……私達に帰る場所はあるのでしょうか?
もしも警察に救出されても……違法薬物使用者の私達は……きっと少年院か精神病院で過ごすことになる。
それに、何年もシャブと離れた生活をするなんて……………………今の私には考えられない。
やっぱりシャブは魅惑的だ……きっと、私もこなちゃんも……心の底では……この店から離れたくないと思ってる。
今日も仕事頑張ろう……一生懸命頑張って……ご褒美をもらおう。
……もうそれでいいや、ここが、私の望んだ世界だもん。
803:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 16:56:34.38 ID:
ZRoJmPc0
ブロロロロロ…
つかさ「…………」
こなた「…………」
つかさ「…………きょうはこなちゃんと一緒だね」
こなた「……だねぇ」
つかさ「…………えへへ、こなちゃんとするなんて…なんだか恥ずかしいなぁ」
こなた「……そうだねぇ」
つかさ「…………でも私、こなちゃんなら平気だよ」
こなた「……私もつかさとなら平気だよ」
つかさ「…………お仕事頑張ろうね」
こなた「……そうだねぇ」
805:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 16:57:48.81 ID:
ZRoJmPc0
店員「ご指名いただきましたつかさちゃんとこなたちゃんです〜」
店員「料金は前払い制となっております〜」
客「…………」
連れてこられたのはやはりひと気の無い場所。
今回のお客様はニット帽にサングラス、さらには黒いバンダナをマスクのように口に巻いて顔を隠していました。
それはまるで……アメリカ映画とかで見る強盗団のような風貌。
おそらくは違法な遊びをするために顔を見られる事を恐れているんだろう。
後ろにはスモークのかかった黒塗りのハイエースが止まっていました。
客「乗れ」
私達は男性の言われるがままにハイエースに乗り込みました。
暗くてよく分かりませんでしたが……車内には他に2名のお客様が乗っているようです……。
みんな黒服にサングラス、それにマスク……私達はこれからこの3人の相手を5時間もさせられるようです。
車のドアを閉めた瞬間、車は急発進しました。
…………私達は生きて帰れるのでしょうか?
809:
1 ◆wivGPSoRoE:2008/11/09(日) 16:59:32.46 ID:
ZRoJmPc0
ブロロロロロ…
つかさ「…………」
こなた「…………」
客2「……ねぇ、国道ってこっちの方向であってたかしら?」
つかさ「(えっ!?……声が…………女の人??)」
客1「ああ、このまま真っ直ぐだな、つーか、もうマスク外してもいいか? 暑苦しくてしかたねぇ」
客3「いいんじゃない? ……国道で覆面してたら逆に目立つでしょ?」
つかさ「(この声って…………まさか…………まさか)」