求人広告「奇声をあげて威嚇するだけの簡単なお仕事です」
|
Part2
44 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:43:45.02 ID:
9YZzFpZv0
?「なにいってるんですか? そんなの関係ないですよ」
ニ「! 美少女!? なんでここに?」
美「なんでじゃないですよもー。人の誘い断っといて一人で飲んでるなんてずるいですよ」
ニ「いやだって、銀座の店なんて高くていけないよ。それに…」
美少女「それに?」
ニ(美少女はイケメンと二人で行きたいのかと思ったんだよ…)
ニ「…なんでもない」
美「じゃあ、わたしも一緒していいですか?」
ニ「あ、え、うん」
店長「なんだい兄ちゃん、すみにおけねぇな」
そして飲み始める二人
美「…そうですか。そんなことがあったんですか…」
ニ「うん、それでつい会議で怒鳴っちゃってさ」
美「ニートくんは間違ってないと思います」
ニ「でも…俺みたいな下っ端のパン職が」
美「なにいってるんですか? そんなの関係ないですよ。わたしわかるんです。ニートさんには悪の素質があります。
変身前を攻撃したり、ライダーの身元調べて奇襲するなんて、信じられないくらい卑怯な上に人間として小さいですよ!
みんな思いついていても普通できません。ひどすぎます」
45 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:44:18.00 ID:
9YZzFpZv0
ニ「…そうかな」
美「そうです! 会議でいったんですよね「俺たちは悪の組織だ、悪いことして何が悪い」って。すごくかっこいいです」
ニ「え? かっこいいって…?」
美「あ、…違います。その、あの、同僚として尊敬してるってことです!」
ニ「ああ、そうだよね」
美(でも…それだけじゃn…)
ニ「美少女は仕事どう?」
美少女「うーん。結構大変ですよ。社員の各種申請の確認とか。広報部なんていっつも「破壊費」でたくさん落とすんですよ。領収書もなしでですよ!? 確認が大変なんですから!」
ニ「ははは。そういえば、美少女はなんでショッカーに入ったの? たしか面接のときは仮面ライダーを倒したいっていってたよね?」
美「…はい。実は…私のお母さん、仮面ライダーに殺されたんです…」
ニ「!?」
美「私のお母さんは、オルフェノクだったんです。優しくて料理上手なお母さんでした。炒め物をつくるときは、中華鍋が重いからって、怪人に変身してくれました」
ニ「…」
美「あるとき、外でくしゃみした拍子に、怪人体になってしまって。たまたま近くにいた仮面ライダーアマゾンに見つかって…それで…」
ニ「…そっか。ごめん。つらいこと聞いて」
46 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:44:53.73 ID:
9YZzFpZv0
美少女「いいんです。仇をうちたいって気持ちはもちろんあります。でも、今はそれだけじゃなくて…世界を征服して、新しい世界を作りたいって思ってます」
ニ「うん。じゃあ、俺たちもがんばらないとな」
美「はい! そうですね! ニートくんには悪の才能があります! いっしょにがんばりましょう!」
ニ「あ、遅くなっちゃったな。帰ろうか」
美少女「えー? もう少しいいじゃないですかー?」
ニ「終電でちゃうよ」
美少女「…はーい」
ニ「美少女は家どこなの?」
美『代官山です」
ニ「そっか。俺は蒲田。じゃあ駅までは一緒に」
美「はい!」
47 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:45:25.05 ID:
9YZzFpZv0
翌日
会議室。ニートとイケメン
イケメン「だから! そんな悪いこと出来ないって言ってるだろ!」
ニート「奇襲がベストだっていってるだろ? 深夜に一気に突入して決めちまえばいいんだ!」
イケメン「そもそも、怪人3体を遠隔制御してそんな細かい作戦が出来るわけがない。庶務課の連中には怪人を指揮する権限は与えられてないんだぞ
ニート「与えりゃりゃいいだろ」
イケメン「そんな簡単にいくか。規則は規則だ」
ニート「くだらねぇ。じゃあ企画部のお前が現場にでて指揮すりゃいいだろ」
イケメン「バカいうな。俺は本社の総合職だぞ? そんな危険な現場に出るわけにはいかない。ほかにも仕事はたくさんあるんだ」
ニート「わかったよ…」
イケメン「やっとわかったか。では作戦は俺の…」
ニート「俺が現場に行って、指揮をとる」
イケメン「なに? 諜報部が戦闘現場に行くなんて聞いたこともないぞ!?」
ニート「諜報部は『有事の際には怪人指揮権を与える』って社則がある。問題はないはずだ。それに俺はもともと現場上がりの人間だ。」
イケメン「しかし…。いや、それならいい。勝手にしろ(こいつが怪我をしようと俺には関係ない。
それにこれは合同プロジェクトだ。もし成功したら俺の功績にすればいい…いやまて、それよりも…」
48 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:45:51.65 ID:
9YZzFpZv0
後日。
風見(仮面ライダーV3)宅前
ニート「作戦は以上です。質問はありますか?」
戦闘員A「あの…」
ニ「ん?」
戦闘員A「どうして…今回は本社の方が任務に参加されているんですか?」
ニート「作戦の成功率をあげて、こちらの被害を少なくするためです。戦闘員だって、できれば一人も失いたくない」
一同、ざわつく
戦闘員B「今まで、そんなこと言ってくれる人は…ぶわっ」
戦闘員G「変わった人だな…あんたは」
ニート「僕はもともと現場の人間です。みなさんの気持ちはわかるつもりです。全員必ず生きて帰りましょう。作戦が終わったら打ち上げです。社費で落としますよ!!」
怪人「この人…」
ニート「では、作戦開始です。行くぜお前ら!! 俺に続けぇ!!」
一同「イーッ!!」
49 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:46:22.23 ID:
9YZzFpZv0
風見宅内
戦闘員C「なに!? 風見が…いない!?」
ニート「なんだと!? くっ、馬鹿な。下調べは完璧だったはず」
??「とうっ!!」
突如、天井を突き破り、V3が現れた!!
V3「ふん…奇襲とはな、お前ららしい薄汚いやり口だ…!!」
ニート「何故だ! 何故こちらの動きがわかった」
V3「きさまらのようなゴミに言ってもせん無きこと…。む、キサマ、邪悪な顔だな」
ニート「…光栄だな」
戦闘員一同「ぶ、V3…しかも変身済…ダメだ…。殺される…みんな殺される…(ガタガタ)」
V3「くくく…後悔しても遅い、虫けらのように殺してやるぞ」
ニート「怯むなぁ!! 俺たちはショッカーだ!! 誇り高き悪の組織!!」
一同はニートの覇気を受け、持ち直した。
V3「ほう…。この俺を前にして吼えるとは…」
ニート「おいV3。てめぇがよく行く喫茶店。いい店だよなぁ…?」
V3「!? なぜそれを」
ニート「あの店のおやっさん。いい人そうだな。今頃すやすや眠ってるだろうぜ。家に爆弾が仕掛けられてるとも知らずによ」
V3「きさま…」
50 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:47:46.23 ID:
9YZzFpZv0
ニート「誰かさんが変身を解除しねーと、もしかしたら大変なことになるかもしれねぇぜ?」
V3「この…。薄汚い男め…」
ニ「うるせぇ。さぁ、どうする。5秒だけ待ってやるぜ。ウーノッ! ドゥーエ!」
V3「おのれ…」
ニ「クアットロ!」
V3「…かまわん。やれ」
ニ「なにっ!? おやっさんがどうなってもいいのか!?」
V3「これも正義のために必要な犠牲だ」
ニ「あんないい人を見殺しに…てめぇの血は何色だぁあああ!? 怪人さん! 戦闘員の皆さん! かかれー!!」
一同「うおりゃああああ!!」
ずかっ、バキッ、どくちゃっ、パタッ…
52 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:50:09.51 ID:
9YZzFpZv0
ニート「…はあ、はあ…くたばったか…、まあ3体も怪人使ってるしな。味方の被害は…?」
戦闘員C「軽症者多数! 死傷者は0です!!」
ニ「へへ。よかった…。本当によかった…(中年さん…俺は…やりましたよ…)」
A「信じられねぇ…。俺たち生きてる…!」
B「ライダーを…倒した…」
C「社会のダニみてぇな俺たちが…」
D「田舎の母さん、俺やったよ」
E「ニートさん! あなたのおかげだ!!」
F「こんな俺たちを、男にしてくれた!!」
G「やったな本社さんよ? なにっ?、ひどい怪我だ! 気絶してやがる! この人は…誰よりも前に立って闘っていたんだ!…この人は…本物だぜ!」
ニート・臨時ボーナス 22万円
53 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:51:12.54 ID:
9YZzFpZv0
むむ。支援がわりとあってうれしい。
数週間後
美少女「あ! ニートくん! 怪我はもういいんですか?」
ニ「あ、うん。なんとかね。ごめんね。労災の申請書類、不備がいくつかあったみたいで」
美少女「そんなのいいんです! ニートさんが元気になってくれれば…わたし…心配で…うう」
ニ「なんで美少女が泣くの。ほらほらハンカチ」
美少女「…すいません」
ニ「あ、そういえばイケメンは? 企画部にいなかったんだけど、合同プロジェクトだったから、報告しないと…」
美「ニートさん、知らないんですか? イケメンさんは異動になりましたよ」
ニ「え?」
美「V3を倒した功績が評価されて、グローバルマネージメント部の課長になりました。20代の課長は社が始まって依頼とのことです」
ニ「へぇ…。よかったじゃん」
美少女「ニートくんは人がよすぎます…! イケメンさんは今度の作戦を全部自分の手柄みたいにいってましたよ!」
一週間前、会議室
イケメン「と、言うわけで、今回の作戦は見事成功しました。防衛大時代に、学んだ戦略が役立ちましたよ。ニートくんも、
私の補佐として、まぁ、「一応は」がんばってくれました。怪我をしたのは私の作戦をきちんと理解していなかったからです。本人の責任ですが…私にもまったく非がないとはいえません…」
ニート「ふーん」
54 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:51:37.82 ID:
9YZzFpZv0
美「ふーんって」
ニ「いいよ別に手柄がどうとか。今俺は仕事が楽しくなってきたところなんだ。だけど…」
美「どうしたんですか?」
ニ「実は今日、人事課に呼ばれてるんだ。ひょっとしたらクビかもしれない。怪我しちゃったし」
美「そんな!」
ニ「はは、じゃあ行ってくるよ」
人事課
ニ「私にお話とは…?」
人事部長「内示だよ。諜報部にきて日が浅いのはわかってるけど、別のフィールドで活躍してほしい」
ニ「と、いうことは、私はクビでは…?」
部長「なにを言ってるんだ。君をクビにする理由などないよ」
ニ「は、はい! ありがとうございます!」
部長「さて、君の次の仕事場は、ゴルゴムだ」
ニ「は…?」
57 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:53:37.16 ID:
9YZzFpZv0
部長「このたび、ウチとゴルゴムはジョイントベンチャーをはじめることになった。簡単にいけば業務提携だな。
その一環として、君にはゴルゴムへの出向を命じる。おもな業務内容は仮面ライダーブラックの討伐および、キングストーンの回収にかかわる諸業務だ」
ニ「はい」
部長「不満かね?」
ニ「いえ、自分は会社員ですから」
部長「そうか。ああ、そうそう。君はゴルゴムでは係長扱いになるから、ウチから部下も一緒に出向になる」
ニ「部下、ですか?」
部長「そうだ。ついに君も兵隊持ちだな。一般職としてはきわめて異例で、君で二人目になる。さあ君たち、入ってきたきたまえ」
60 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:54:27.11 ID:
9YZzFpZv0
戦闘員G「お久しぶりです。係長」
ニート「君はたしか…戦闘員G! なぜ君が」
戦闘員G「これからは懐刀と呼んでください。自分で志願しました。
俺は、あんたに惚れたんですよ。そのまっすぐな悪に。あんたについていきますよ。俺は」
ニート「でも…ゴルゴムは、激務だって聞くけど…」
懐刀「あんたと一緒なら、悪くねぇさ…」
部長「懐刀はもともとイタリアンマフィアでかなり鳴らした猛者中の猛者だ。
ヘッドハンティングでウチにきてもらったんだが、用意した経営部のポストを蹴ってまで庶務課にいた変わり者だがね。それにあと二人。新人くんと」
新人「ちはーっす。新人です。いちおー総合職っす。研修は終わってますけどー。実務は経験ないっすー。あ、大学はいちおー慶応でしたー。よろしくでーす」
部長「…彼は、まぁ、まだまだ経験は不足しているが、入社試験のIQテストでトップ成績をとっている。それから、スイーツOL君」
スイーツ「こんにちは(ヤダ! 懐刀さん、オトナの魅力! 年下男子の新人くんも可愛いし…、
私の女子力でゲットしちゃおっ。あーあ、でもイケメンさんのいる部署に行きたかったなぁー、今日はモンブランを食べてがんばった自分にご褒美あげなきゃ!
ニート係長は、なんだか気弱そう…ひょっとしてロールキャベツ男子? あ、今日7時からスマートブレイン社の人たちと合コンだった! 早くプライベートモードにならなくちゃ☆)
部長「彼女は、グローバルマネージメント部のゾル大佐専務の娘さんだ。その辺を…わかるね?」
ニート「わかります。では失礼します」
61 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:56:30.60 ID:
9YZzFpZv0
総務部
美少女「ニートくん! …どうっだったの?」
ニ「ああ、クビはさけられたみたい」
美少女「…よかったぁ! 心配したよー」
ニ「ああ、ゴルゴムに出向だってさ」
美「!ゴルゴム…。じゃあブラックを?」
ニ「倒せってさ。まあやるだけやってみるよ」
美「ブラックはなんでもかんでもゴルゴムの仕業にしてしまう狂人ですよ!
この前なんて恐竜が絶滅したのもの郵便ポストが赤いのもゴルゴムのせいだっていって…」
ニ「大丈夫さ」
美「え?」
ニ「俺、最近、自分に自信が出てきたんだ。初めて部下も出来るし、泣き言はいってられないよ」
美「ニートくん…」
スイーツ「やだー。係長、かっこいー。ステキ上司☆」
ニ「はは。まあがんばってみるよ。あ、こちらスイーツさん、今度俺と一緒にゴルゴムに出向なんだ」
美「う、うん(…もう会社ではニート君にあえない…あの人…はずっと一緒なんだ…)
そういえばみんなゴルゴムとかスマートブレインとか知ってるのだろうか。
俺は仮面ライダーが好きなんだが…
62 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:58:14.42 ID:
9YZzFpZv0
ニ「じゃ。あ、そうだ。出向チームで今日飲みに行かないか? 俺がおごるよ」
懐刀「おともします」
新人「え? あー、俺、仕事とプライベートはわけたいんで。サーセン」
スイーツ「わたしもー、今日はちょっとお母さんと食事の予定があってー」
美少女「わたし! 行きたいです!!」
ニ「…? あ、じゃあ懐刀、美少女、行こうか。二人はまたいつか付き合ってよ」
懐刀(へ…いい女に惚れられてるじゃないですか、係長)
ニート:本社総務人事部付け ゴルゴム出向 係長 月収18万8千円
ちなみに部下の給料
新人→70万円
スイーツ→14万(ただし親からのお小遣い月100万)
懐刀→78万円
63 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:59:13.67 ID:
9YZzFpZv0
後日
ゴルゴム本社ビル
ニ「以上、ショッカーから出向で参りましたニート以下3名、お世話になります」
拍手
ダラム社長「よくきてくれたね。今日は駅前の居酒屋で歓迎会だ」
ニ「はい。ありがとうございます」
新人「えー? 俺ちょっと用事あるんすけど…」
後日
ダラム「君たちに任せたい仕事があるんだ」
ダラムからまかされた仕事は、仮面ライダーブラックの打倒とキングストーンの奪還だった。
懐刀「ふ、いきなりタフな仕事を任されましたね」
新人「無理っしょ。ふつーに考えて、適当に闘って報告書だけだしましょう」
スイーツ「ブラックってイケメンなの?」
ニート「ダラム社長。これまではどんな作戦で攻めてたんですか?」
ダラム「え? あー、怪人送って、腹に手突っ込んでこう…」
ニート「無理やりですか?」
ダラム「え? うん、まあ、だって、アレってもともとわしらのだし」
ニート「みんな、会議だ。A会議室に集合してくれ」
64 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 21:00:02.93 ID:
9YZzFpZv0
会議室
ニート「無理だと思うから無理なんだ。俺はブラックを倒す」
新人「いやいやいや!!無理っしょ。係長がV3を倒したのは知ってますよ? だけどブラックとV3じゃスペック差どんだけっつーか」
懐刀「俺は、あんたの命令に従うだけです」
ニート「要するに、南光太郎ってやつの腹にキングストーンって石が入ってて、その作用で変身できるんだろ? 人間の姿のときに拉致して、麻酔かけて外科手術でとっちまおう」
部下一同「!?」
ニート「どうしたんだみんな?」
新人(この人…なんて悪いこと考えるんだ。誰でも思いつくけど、いくらなんでもひどすぎるし空気とかあるから、やらなかったことを…)
スイーツ(極悪系男子ってやつ? やだ…かっこいいかも)
懐刀(ふ…さすが、俺の見込んだ男だぜ…)
懐刀「異論はありません。見事な計画です」
65 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 21:00:32.18 ID:
9YZzFpZv0
ニート「そうか。じゃあ分担する仕事を、スイーツは変身前の南光太郎に接近、油断させて仲良くなって、食事にいったさいに、食事に大型動物用の睡眠薬をもれ」
スイーツ「は、はい(極悪…恋愛感情を逆手にとってはめるなんてまさに非道!)」
ニート「新人。お前はショッカーのデータバンクにある都内の医者の不正行為のデータを使って、外科医をゆすれ、手術させるんだ」
新人「りょ、了解っす(しかも普通に医者に頼むんじゃなくてゆすり…これが、これが庶務課から這い上がってきた男の悪!)
懐刀「ボス、まさか俺が留守番とはいいませんよね?」
ニ「おそらく南光太郎は睡眠薬では完全にはおちない。そこで弱ったところを俺と懐刀の二人がかりでヤツを半殺しにする。危険な役割だが…やってくれるか?」
懐刀「ふ、いいんですよ。ボス。俺はあんたに命を預けた身だ。ただ一言、やれ、といってくれればそれで」
ニ「そうか。では頼む。まかせたぞ」
懐「承知」
新人「しかし…いいんですか…? この作戦。あまりにも悪すぎやしませんか?」
ニ「悪いことしてなにが悪い。俺たちはショッカーだぜ」
66 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 21:01:00.95 ID:whNiTL2x0
ゴルスマートなんとか知らんです。よかったら3行でオナシャス!
67 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 21:04:17.03 ID:
9YZzFpZv0
ゴルゴム
秘密結社
宗教団体くさくてホラーな雰囲気
仮面ライダーブラックに脱走されて敵対後、あらゆることを自分たちのせいにされるかわいそうな人たち
スマートブレイン
大企業
でもホントは裏で魔物つくったりしてる
人類絶滅させようとしてる。
ざっくりいうとこう
69 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 21:06:03.11 ID:whNiTL2x0
>>67なるほど!サンクス
68 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 21:04:43.76 ID:
9YZzFpZv0
後日
スイーツ「あっ! ふらっ」
南「どうしました!?」
スイーツ「少し…めまいが…」
南「おのれ、それはゴルゴムの仕業です」
スイーツ「持病の癪が…少し休めばラクになります」
南「では、こちらに、ベンチがありますから」
さらに後日〜数ヵ月後
スイーツ「ふふ、南さんとデートするのも、もう5回目ですね。なんだか出会いって不思議☆」
南「いやあ、あはは」
スイーツ「さ、食べましょう。ここのガトークラシックは絶品のスイーツなのよ」
南「ああ、食べよう…うっ」
数時間後
南「きさまら、ゴルゴムか?」
ニート「さすがはライダー、あれは象でも一瞬で眠らせるほどの薬なんですけどね」
南「ゆるさん…ゆるさんぞ。たとえ弱っていても、貴様らのようなゲスに」
ニ「変身は出来ないでしょう? ならアナタに勝ち目はありませんよ。懐刀、やるぞ」
懐「承知」
ズカッ! バキャッ!
数時間後
新人「ほら、早くとっちゃってくださいよ」
医者「しかし…これは違法で…」
新人「あれれ〜。看護婦さんと不倫してた人がそんなこというのっておかしくないですか〜?」
70 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 21:06:08.29 ID:
9YZzFpZv0
後日
ニート「と、いうわけでブラックは倒しました」
ダラム「!? なんと!?」
ニ「これがキングストーンです」
こうして、ニートはV3に続き、ブラックを葬りさった。
祝賀会会場
ダラム社長「と、いうわけで、ブラックは倒した。これでウチの悪行成績はは前年比150%超え!! かんぱーい!」
一同「かんぱーい!」
祝賀会中盤
ダラム「なあ、ニートくん。よければ、このままゴルゴムにいる気はないか?
専務のイスを用意した。きみさえよければ、わたしからショッカーさんに。正直、今のままショッカーにいるよりも君にとっていいと思うが」
ニート「ありがとうございます。でも、俺はショッカーをやめるつもりはありません」
ダラム「どうして? 給料だって倍は出すよ」
ニート「世話になった先輩と、約束したんです。俺はショッカーで最後まで闘うって」
ダラム「そうか…。なら、せめて君の評価を最高で報告して、本社に戻れるように掛け合おう」
ニート「そんな…」
ダラム「いいんだ。君のような悪いやつは、やはりショッカーにいるべきなんだよ」
ニ「ダラム社長…ありがとうございます」
71 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 21:07:08.41 ID:
9YZzFpZv0
祝賀会終盤
スイーツ「あのぉ…係長ってぇ、グローバルマネージメント部のイケメンさんと同期入社ってホントですかぁ?」
ニ「ん? あ、うん。そうだよ。ま、同期っていってもあっちは総合職で本社の課長、こっちは一般職で出向の係長だから、ぜんぜん…」
スイーツ「でも係長だって、もうライダーを2人も倒してるしー、出世コースなんじゃないですか?(係長って経験なさそうだし、未来のだんな様としてもいけるかも…きゃ☆私ってクーガー女子!)」
祝賀会後
ニート「スイーツくん、飲みすぎたかい? 大丈夫?」
スイーツ「えぇ〜。少し休めば、大丈夫ですよ〜。あっ! あそこにホテルが。いきましょいきましょ」
ニート「えぇ?」
ニート(気分が悪いといっているから、ホテルに入る。これは自然な流れだ。いわば緊急避難だ。島耕作だってそういってる)
72 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 21:08:00.88 ID:
9YZzFpZv0
後日
ニート「本日を持ちまして、人事部に異動になりました。ニートです。現場を離れるのは初めてで、
また課長という任も初めてなので不安もありますが、早く戦力になれるよう勤めます。部下3名ともども、よろしくお願いします」
人事部長「ニートくんは出向先にゴルゴムで、大変優秀な成績をおさめ、今回の異例の抜擢となった。彼にはおもに社員の研修と優秀な人材の引き抜きを行ってもらう」
拍手
ニート:
人事部:課長 月収22万2890円
懐刀:
人事部:係長
新人・スイーツ:ヒラ
ニート「さて、と」
懐「まずはなにから?」
ニート「そうだな。まずは今やってる社員研修を確認しよう。それから改善案を出す。スイーツと新人は、ドーパントやオルフェノクみたいな、一般人の怪人の調査、可能なら引き抜きを頼む」
新人「えー? そんなの無理っすよー。だいたいドーパントとか怖いじゃないですかー」
ニート「まぁ、そういうなよ。お前は俺なんかよりずっと頭がいいんだから、なにか考えてくれ」
73 :
名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 21:08:38.68 ID:
9YZzFpZv0
ニート「さて、と」
懐「まずはなにから?」
ニート「そうだな。まずは今やってる社員研修を確認しよう。それから改善案を出す。スイーツと新人は、ドーパントやオルフェノクみたいな、一般人の怪人の調査、可能なら引き抜きを頼む」
新人「えー? そんなの無理っすよー。だいたいドーパントとか怖いじゃないですかー」
ニート「まぁ、そういうなよ。お前は俺なんかよりずっと頭がいいんだから、なにか考えてくれ」
後日
ニート「思ったより、無駄な研修が多いな。特に「モチベーションアップ研修」だの「上司に好かれる!女性社員のための接遇マナー」だの、
まったくいらん。全部廃止を提案しよう。変わりになにか…。懐刀。提案はないか?」
懐「そうですね…各ライダーの特徴を学ぶ研修や、悪の発想術、みたいな講座はどうでしょう? とくに後者はボス自らが講師を担当してもいい」
ニート「え? 俺が…? うーん。そんなえらそうなのは苦手なんだよな…」
懐「ボス。ボスはすでに見事な功績を上げています。資格は十分にあるはずです」
ニート「検討してみるよ」