Part5
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 04:28:08.74 ID:
RIKR+RNG0
女「そうまでして気に入られたいんだ?」ボソ
少女「え? え……」
女「おてつだいしてぇー、あたし献身的な女ですぅってアピールしたいんでしょ」
少女「………いえ」
少女「………その、ご迷惑をおかけしてるので少しでもお返ししないとと思って」
少女「男さんにも、女さんにも、すごく、感謝してます……から………」
女「………ッ! そういうのがウザいって言ってんのよ! チラチラ チラチラ人の顔色伺って、男に媚売ってんじゃねーよ!いいかげん殺すぞテメェ!あぁ!?」
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 04:29:20.01 ID:+GiEsbeQ0
女こえぇ
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 04:32:05.88 ID:DFo/0vs00
>>531
おい誰かとめろ
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 04:38:03.86 ID:
RIKR+RNG0
男「!!」
男「ちょっと、女さん!どうしたんですか!?」
女「…! あ、ううんごめん、なんでもないの! ね、少女ちゃん」ニコ
少女「……………はい」
男「なんでもないって……なんでもないわけないじゃないですか。何があったんですか?」
女「ホントになんでもないから、男は気にしないで。あたし昼寝してくるねー」
女「………女ちゃん、大声あげちゃってごめんね? 許してくれる?」
少女「………はい」
女「そ。じゃあおやすみー」
バタン
男「………」
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 04:40:12.60 ID:QqIkpv/l0
第三の要因キター!
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 04:42:30.35 ID:VWEjvkcq0
コイツハオモシロクナッテキタ
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 04:46:24.03 ID:
RIKR+RNG0
少女「………」
男「………」
少女「………」
男「………ごめんな」
少女「………いえ」
男「………彼女も似てるんだ、君と。親に虐待されて育った」
少女「え……」
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 04:47:18.56 ID:6acmD3Ig0
おや?
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 04:47:20.22 ID:w84UShrd0
おい、これまさかの
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 04:53:21.82 ID:
RIKR+RNG0
男「彼女のうちは、ちょっと、普通とは違うレベルのお金持ちでね。暮らしは何不自由ないものだった」
男「彼女には兄弟姉妹がたくさんいるんだけど、彼女一人だけがなぜか両親から無視されて育ったんだ」
少女「………どうして、なんですか」
男「わからない。親にしか分からない理由があったのかもしれない」
男「家政婦さんがいたおかげで君とは違って衣食住は保障されていたけど、でも彼女の両親は、彼女にいっさい視線を向けず、話しかけず、空気のように扱った」
男「彼女の両親は彼女の一切は家政婦に丸投げしたんだ。ある意味で君以上にひどいネグレクトを受けて育ったとも言える」
少女「………」
男「目の前で無視され続けるくらいなら、いっそ両親から遠く離れたところで成長した方がはるかにマシだっただろうね」
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 05:00:06.04 ID:DFo/0vs00
悪意の渦は繰り返される
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 05:04:17.77 ID:
RIKR+RNG0
男「女さんは僕が大学1年のときのサークルの先輩でね。出会った頃は今みたいな感じじゃなくて、もっと暗くて無口だったよ」
少女「………」
男「で、だんだん話してるうちに打ち解けていって、仲良くなったんだ」
男「昨年の冬に僕の両親が自動車事故で死んでからは、特に経済的な面ですごくお世話になった。破格のバイト代がでるバイトを紹介してくれたり、格安でルームシェアを買って出てくれたり……」
男「彼女には感謝してもしきれない。返しきれないくらいの恩があるんだ」
少女「………」
少女「………お兄さんは、女さんが好きなんですか?」
男「………」
男「………うん。僕にとって、誰よりも大切な人だよ」
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 05:04:51.25 ID:gcY8Uuqq0
この状況で少女に対して女の過去を話しちゃうか
女にとって良い気分じゃねーな
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 05:13:39.01 ID:
RIKR+RNG0
男「もちろん女さんの僕に対する気持ちも知ってるよ」
男「まぁアプローチが分かりやすすぎるだけなんだけど」フフ
男「でも、今はその気持ちに応えられない」
少女「………どうして、ですか」
男「いまの僕が生活していけるのは彼女のおかげだからね。この状況で彼女とお付き合いするのは不誠実だと思うからだよ」
少女「………?」
男「あー、つまり、今彼女の気持ちに応えると、お金ほしさに彼女とつきあってるみたいじゃないか」
男「もっとも、彼女はそんなこと気にしないだろうけど……ね」
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 05:19:02.01 ID:
RIKR+RNG0
女『チラチラ チラチラ人の顔色伺って……!』
少女「女さんは……だから……」
男「うん。僕に対する嫉妬もあるけど、同時に、君を見ていると昔の自分を思い出して苛つくんじゃないかな」
男「いや……。昔、じゃなくて、いま現在の自分の姿を君に見ているのかもしれない」
少女「………」
男「話はこれだけ。彼女には彼女なりの事情があって苦しんでるんだ。だから、あまり彼女の言葉を真に受けないようにしてって言いたかった」
少女「……はい。わかりました」
男「あと、今の話は内緒にしてくれな」
少女「……はい」
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 05:24:12.33 ID:
RIKR+RNG0
ーー夜/自宅
男「女さーん、晩御飯なにがいいですかー?」
女「………」
男「女さん?」
女「………」モゾ
男「布団かぶってないで出てきて下さいよ」
女「………やだ」
男「なに拗ねてんですか。晩御飯作りたいんで要望を聞きに来たんですけど」
女「………やだもん」
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 05:31:12.25 ID:
RIKR+RNG0
男「『もん』とかいい大人がやめてください。いったいどうしたんですか」
女「………………………怒ってる?」
男「はぁ? なんで僕が怒るんですか」
女「うそ………怒ってるんでしょ。もう私のことなんか嫌いになったんでしょ」
男「怒ってませんから。少女も気にしてないって言ってました」
女「うそだもん。もういい。引きこもるから放っておいて。今日から布団人間になる。布団人間ベムだもん」
男「………はぁ。まったく」
男「………………」
男「今すぐ出てきたらキスしてあげても、いいかもしれませんが」ボソ
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 05:33:55.12 ID:MDwJP+370
そんなキスで釣られる........ん!...んちゅ
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 05:36:14.94 ID:
RIKR+RNG0
ガバァッ!!
女「出た!出たよ!ほらキス!いまキス!あそこにチュー!」
男「………す、すごい勢いですね」
女「嘘かもしれないと思っても全力で釣られるクマー!ほらキス!はやく!」
男「………じゃあ、目をつぶって下さいよ ///」
女「えっ!うそ本当にしてくれるの!はい目閉じたよ!さあばっちこいやぁ!」
男「薄目開けてるのバレバレですよ、もう」
男「………」チュッ
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 05:37:51.34 ID:
RIKR+RNG0
女「いやーご飯がおいすぃーわー!おかわり!」
男「昼にあれだけ食べたのにすごい食欲ですね」
少女「………」
女「このきゅうりの浅漬けもいい感じよん♪」
男「あー、……ちなみにそれは少女が作ったんです。な?」
少女「あ………はい………」ビク
女「そうなんだー、いい出来よこれ!明日もつくって!」
少女「あ……」
少女「は、はい!」ニコ
男(…………ふぅ)
ーーこうして穏やかな四日目の夜もまた、過ぎていった
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 08:39:58.45 ID:
RIKR+RNG0
女さんはあの日以来機嫌がよく、少女との仲も良好のようだ
少女もぎこちなさを残しつつ、しかし少しずつこの生活に慣れてきたようだった
そんな穏やかすぎる日が続いたせいだろうか
少女との1週間が終わったことに、8日目の朝、玄関からの呼出音ではじめて気がついた
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 08:44:54.13 ID:
RIKR+RNG0
婦人「おはようございます。少女はいます?」
男「………あ、あぁ。どうも」
男「少女なら奥にいます……けど………」
婦人「そう。出してもらえるかしら」
少女「………ママ」
婦人「あら、1週間見ないうちに随分血色がよくなったわね。こっちにいらっしゃい少女」グイッ
少女「あっ……」
婦人「それじゃお世話様でした。あなたのおかげで旅行が楽しめました。感謝しています。それでは」
男「………ッ」
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 08:50:42.47 ID:
RIKR+RNG0
男「あなたは」女「ふざけんじゃないわよあんた!!」
婦人「ッ!」
女「『旅行が楽しめました。感謝しています』ですって? その前に子どもを預かってもらったことに礼を言いなさいよ!」
婦人「……………ええ、そうね。失礼したわ。娘を預かってくれてありがとう。さ、行きましょう少女」
男「待って下さい」
婦人「……まだ何か?」
男「あなたは、娘さんを虐待していますよね」
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 08:51:29.02 ID:KDzPgRQM0
対決の時間
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 08:57:55.88 ID:
RIKR+RNG0
男「『児童虐待防止法』って知ってますか。18歳未満の子どもに保護者が行う虐待を防止するための法律です。あなたのお子さんへの振舞いは、明らかにこの法律に抵触するものですよ」
婦人「……それで?」
男「あなたが考えや振舞いを改めないというのであれば、しかるべき場所に訴え出させてもらいますが」
婦人「へぇ。でもこの娘はなんて言うかしら」
少女「……」
婦人「ねえ少女?わたし、あなたにひどいことしてる?」
少女「……」フルフル
婦人「そうよねぇ?じゃあ、私がお巡りさんに連れて行かれちゃってもいいと思う?」
少女「……」フルフル
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:04:24.61 ID:
RIKR+RNG0
女「ッ」ギリ
女「そんなの……てめぇにおびえてる奴がその本人の前で言えるわけねーだろうがこらぁ!」
男「少女がなんと言おうと、発育不良な身体や、身体中にみられる傷、これらはあなたが彼女を虐待している明らかな証拠です」
男「また少女本人の口から、着替えの服を他に一着も持っていないこと、毎日玄関で眠らされていること、食事は一日に一回少量しか与えられていないことなどを確認しています」
婦人「………へぇ。そう」チラ
少女「……ッ!」ビク
男「あなたや、あなたの娘さんが何を言おうと、しかるべき機関によって強制的にあなた達親子を切り離すことは可能です。そのことを──」
少女「やめてください!」
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:06:29.78 ID:3AxE6SEl0
女かっけぇな
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:09:58.69 ID:
RIKR+RNG0
男「!ッ」
男「……少女」
少女「わたし虐待なんてされてません。だからお母さんと離れ離れにしないでください」
婦人「………うふ、ふふふふ。うふふふふふふふふふふふ」
婦人「あーおかしい。ですってよ、うちの娘はこう言ってるけど?」
女「少女!あんた、このまま母親におびえて生きていくつもり?あんたが一言助けてって言えば全力で助けてあげられるのよ?」
少女「わたしは虐待なんてされてません。虐待なんてされてません。虐待なんて……」
男「少女……」
婦人「もういいわよね。それじゃ1週間ありがとうございました。また機会があったらお願いするわ」フフ
女「くッ」ギリリ…
男「……」
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:12:59.64 ID:K11wjCIv0
女支援…!
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:18:22.48 ID:
RIKR+RNG0
ーー自宅
女「どうするのよ、あれ……」
男「………」
女「私は、少女がなんて言おうと警察に届け出るべきだと思う」
男「………」
女「それにしてもあの糞女めちゃくちゃ腹がたったわ。目ん玉スプーンで繰り抜いてピラニアの餌にして高笑いしてやりたいくらい」
男「………」
女「………ねえ。男聞いている?ちょっと」
男「………え?あ、あぁすみません、少し考え事をしてました」
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:18:56.59 ID:tCIgu6oaO
少女の反応がリアルだ…
虐待されてるのに、何故か親から離れたがらない子っているよな
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:20:57.47 ID:drzk78AN0
だってその世界しか知らないし、助け求めるなんてどうなるか分からないし
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:21:35.65 ID:+yUK3k3x0
今の自分しか知らないから環境がかわるのが怖いんだよ
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:26:00.17 ID:
RIKR+RNG0
女「ちょっと、しっかりしてよ。」
男「いえ、少女はなんであんなに頑に虐待の事実を否定してたんだろうと思って……」
男「その……すみません、こんなことすごく聞きにくいんですが」
女「なに?」
男「その、女さんのときにはどうだったんだろうか、と思いまして」
女「……ああ。そうねー、でも私のは参考にならないわよ。さっきの母親と少女の関係を見たら明らかでしょ。明らかに恐怖で支配してる」
女「わたし、父親と母親に何とか振り向いて欲しくて媚を売ってたけど、恐怖は感じてなかったもの。感じてたのは………寂しさだけよ」
男「………そう、ですか。すみません言いにくいこと聞いちゃって」
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:33:50.57 ID:
RIKR+RNG0
男「いずれにせよ、ここで警察や児童相談所に電話するのは早計かもしれません」
女「はあ?なに悠長なこと言ってるのよ。あの娘、今日からまた虐待されつづけるのよ」
男「もちろんわかってます。いざと言うときには問答無用で110番しましょう」
男「ただ、この世には『良かれと思ってしたことが、最悪の結果を招く』こともありますから、もう少し慎重に動きたいんです」
男「それに非情なようですが、彼女は虐待を10数年間も受けてきたんでしょう。だったら彼女にとってそれはもう日常なんです」
女「………それは」
男「すぐにでも虐待を止めたいところですが、逆に、すぐに虐待を止めなくても彼女に命の危機が訪れるわけじゃありません」
男「急がないといけませんが、急ぎすぎては事を仕損じるかもしれません」
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:41:36.49 ID:
RIKR+RNG0
男「………はぁ、それにしてもここまで深入りしたくはなかったんですけど。でも、1週間彼女を自宅に泊めてしまったこと自体がもう泥沼の入り口ですよね」
女「赤の他人の問題に深入りしない男くんにしては、今回はずいぶん熱血入ってるよね?」
男「まったくです。きっかけは100円ぽっちのパンを気まぐれにあげちゃったことですよ?」
男「その責任をとるために1週間彼女を預かったはいいものの、1週間も一緒に過ごせばそりゃもう『赤の他人』じゃないですよね。そんなの……助けざるをえないじゃないですか」
女「ふふ。そんなことに今更気づくなんて意外と間が抜けてるのね」
男「むっ。そういう女さんこそ、一時の不機嫌が嘘なくらい少女に肩入れしてるじゃないですか」
女「そりゃあそうよ! 正直私は赤の他人はおろか、それが知り合いだとしても、苦しもうが死のうが知ったことじゃないわ。今回の件がなかったら隣人の虐待問題も無視し続けたでしょうし」
女「でも今やあの娘は特別! だって───彼女は私の恋のキューピッドだったんだから♪」
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:45:56.69 ID:iE9UbyCM0
彼女は私の恋のキューピッドだったんだから♪
〜FIN〜
でも不思議じゃないくらいにキレイに纏められるセリフだなw
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:47:24.30 ID:3AxE6SEl0
>>694
勝手に終わらすなww
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 09:48:45.04 ID:
RIKR+RNG0
ーー夜/自宅
隣室(…………オマエナンカシネ!!)
男「これは……」
隣室(…ガン!!……ガンガンガンガン!!!…イヤッ!!………ゴメンナサイッ…ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイッ……)
女「………あの……糞女ッ!」
男「行きましょう」
女「うん!」
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/06(金) 10:00:45.75 ID:
RIKR+RNG0
ピンポンピンポンピンポン
男「すいません!」コンコン!
女「出てこいクソ女!火ぃつけんぞオラ!」ガンガンガン!!!
ガチャ
婦人「………なんですか。近所迷惑じゃないですか」
女「どの口が言ってんだよコラ!てめぇのヒステリーがうちの部屋まで聞こえてくんだよおい!」
婦人「………あら、ごめんなさい。次からは声量を抑えるわね」
女「んなこと言ってんじゃ……!」
男「……どうしてですか」
婦人「え?」
男「なぜ、こんなことをするんですか?」