Part6
116 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:23:06.98 ID:G0Bbn00r0
魔王「今のお前ほどの魔力はなかった。俺はただの悪魔だったからな。魔力の暴走も、最初はひどい暴風程度だったんだ」
女勇者「それで…?」
魔王「……俺は、吹き荒れる風を見て さらに願ってしまったんだよ」
魔王「もっと、神にも匹敵するだけの… 全ての頂点に立てるほどの… 力を得ることを」
女勇者「魔力に… 目的を、持たせたの?」
魔王「…ああ。吹き荒れる風は、この地上に存在する全ての魔力を吸引し始めた」
女勇者「!!」
魔王「この国に、魔王がいても魔物が居ない理由はそのせいだ… 俺が、全てを吸い尽くしたからだ」
女勇者「も、もしかして… 先代魔王も…?」
魔王「流石に、魔王までは吸引しなかった。だが、怒り狂った魔王は攻めてきた」
女勇者「……」
魔王「……そうして、俺が魔王を継承したんだ。王の不在となったこの城も、この土地も」
魔王「俺は… この地の国で、神同然の力を、得ることができたんだ」
117 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:24:03.46 ID:G0Bbn00r0
女勇者「そん、な。そんなことで、力を得ても…」
魔王「ああ。誰もいない魔王城で、その玉座に腰掛けたときに、気づいたよ」
魔王「力があっても…仕方のないことなのだと。全てが終わった後で、一人気付いてしまったんだ」
女勇者「魔王……」
魔王「女神は神を大切にしている。…奪うだなんて、女神は望まない。だから、俺はここで…あいつの幸せを願うことにした」
女勇者「幸せを…?」
魔王「…迂闊なことを願う気にはなれなかった。幸せや穏やかな生活を望むくらいなら、万が一魔力の影響が出たとしても問題がないだろうから…そうしたんだ」
女勇者「でも…」
魔王「……だから… 迂闊に願わないように。想いの矛先を危険な矛先を、間違ってあいつに向けてしまわぬように…」
魔王「俺は 星を愛することにした」
118 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:24:55.71 ID:G0Bbn00r0
女勇者「…………そんなの… 女神様は…」
魔王「望むかどうかは問題ではない。見ただろう。俺の想いを知っても… あいつは、戸惑うしかないんだ」
魔王「そうして俺が帰れと言えば、やはり帰るんだ、女神は。神の元へ」
女勇者「……」
魔王「あいつは… 女神は、優しく目の前に現れても…すぐに消えていく」
魔王「あいつの後を追いかけようとしても、次に目の前に現れるのは神なんだ」
女勇者「あ…… 月と、太陽…」
魔王「……俺の前から消えないのは。堕ちても消えないでいてくれるのは。星空だけだ」
女勇者「……でも… だって。じゃあ、諦めるの?! 魔王なのに!」
魔王「……」
女勇者「魔王になるほどの力を望んでしまうほどの強い気持ちなのに!!」
女勇者「女神を奪いたくて、魔王にまでなってしまうほど愛しているのに!!!
魔王「……っ」
女勇者「諦めるの!?」
119 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:26:48.87 ID:G0Bbn00r0
魔王「だが 神を…倒すわけにはいかないだろう。当然のことだ」
女勇者「でも、もしかしたらどうにかすれば!」
魔王「どうしようもない」
女勇者「!」
魔王「だから、もう。愛するのはやめようと決めた。散々かんがえた結果なんだよ」
魔王「やりばのない想いは…星を代わりに愛することで処理していける。これでいいんだ」
女勇者「よくない!! そんなの逃げてるだけだよ! わかるけど…やっぱり、そんなのよくない!!」
魔王「ならどうしろというんだ!? 」
120 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:27:17.14 ID:G0Bbn00r0
魔王「神殺しをして、地の国だけでなく、空の国をも闇に沈めればいいのか!」
女勇者「ぐっ」
魔王「そうして無理矢理に女神を自分のものにしてしまえばいいのか!?」
女勇者「そ、それは」
魔王「……どうにかできるなら、とっくにそうしてる!」
魔王「星空魔王だなんて… あいつに、呼ばせてはいないさ…っ」グッ
女勇者「……魔王…」
魔王「……っ」
121 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:28:37.01 ID:G0Bbn00r0
:::::::::::::::
さらに、一日経って 翌朝
魔王城 食堂
女勇者「…おはよう 魔王。ごはん、できてるよ」
魔王「ああ。……いただこう」
カチャカチャ…
魔王「……」モクモク
女勇者「……」
女勇者「…あの、さ。…よく、眠れた?」
魔王「…・・・どうかな。さすがに星空を見る気にもなれなかった。その分。よく眠れたかもしれない」
女勇者「元気?」
魔王「……気遣ってるつもりか?」
女勇者「ううん… そう、じゃなくて」
122 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:29:17.58 ID:G0Bbn00r0
魔王「……いつぞやみたいに、私と恋をしようとか言い出すなよ」
女勇者「……言わないよ。 ……言えない、よ」
魔王「…そうか」
女勇者「……」
魔王「……」
女勇者「魔王……おかしな話をしてもいい?」
魔王「なんだ」
女勇者「魔王が我が儘に、欲望のままにいろんなものほしがってさ…」
女勇者「それで、そうしようとするのを止めてなんぼなんだよね、勇者って」
魔王「……ああ、まあ 俺の知る限り、勇者とはそういったイメージがあるな」
女勇者「でしょ?」
123 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:31:21.74 ID:G0Bbn00r0
魔王「……俺が魔王らしくないと言いたいのか」
女勇者「今更だけどね。ってゆーかさ、最初からずっとおもってたんだよね」
魔王「なにを…」
女勇者「勇者は勇者らしくないし、女神も女神らしくないし、魔王も魔王らしくない」
魔王「……それをいっちゃーおまえ…」
女勇者「違和感しかないんだ。頭では、イメージと実際の人物像が合致しないのはありふれたことだって考えてるのに」
魔王「何を…?」
女勇者「狂ってるんじゃないかな、歯車が… 世界のバランスを取るべき人物が、その役割を正しく演じていないことで。演じられなくなってる事で。世界の理が 狂ってる」
女勇者「ううん、世界の理を守るために、正しい役割を演じられないようになってる…?」
魔王「おい? 何を言っている?」
女勇者「んー。 なんてゆーかなー? だからさあ、つまり!」
魔王「?」
124 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:32:15.21 ID:G0Bbn00r0
女勇者「…やっちゃおうよ」
魔王「は? ……何をだ?」
女勇者「魔王らしく、やっちゃおうよ」
魔王「な」
女勇者「最初から諦めて、諦めきれなくて、何百年も女々しく星空を見上げてるなんておかしいよ」
女勇者「魔王だけ、ずっとずっと悲しいままなんて、やっぱりおかしい」
魔王「……」
女勇者「だから、おかしいのは全部 直していこう。おかしいってわかるところから…直してこうよ」
魔王「お前、何を…?」
125 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:33:24.11 ID:G0Bbn00r0
女勇者「魔王は、魔王らしく。思いきって略奪するくらいの気持ちで、女神にちゃんと攻撃しておいでってこと」
魔王「アタックといえ、アタックと。攻撃というと、まるで殺りにいくようではないか」
女勇者「いっそ、ヤってくればいいよ」
魔王「おまえは本当に女か!? さらにいえば、本当に女勇者なのか!?」
女勇者「勇者だよー?」
女勇者「私は…勇者だから。ちゃんと、ギリギリのとこで、魔王を止めてみせるから」
魔王「っ」
女勇者「だから、やっちゃえ。魔力だけじゃない、理性だって暴走なんかさせない。私が、魔王のブレーキになる。魔王が私にそうしてくれたみたいに」
魔王「女勇者…おまえ」
女勇者「やるだけやって。それから死になさい!!」
魔王「どこかで聞いたセリフだが」
女勇者「最悪、神殺ししそうになって、世界崩壊とかになったら魔王を殺すはめになるかもしれないしねっ」テヘ
126 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:34:12.74 ID:G0Bbn00r0
魔王「……魔力の使い方も知らないくせに?」
女勇者「うん。しらないけど…」
女勇者「知らないけど。神様が殺されて女神様が泣くのも、女神様が泣いて魔王が悔やむのも…絶対にいやだから」
女勇者「ちゃんと、止めるから」
女勇者「だからさ。ちゃんと、伝えておいでよ」
魔王「……」
女勇者「未練ひきずることもできないように打ちのめされておいでよ」
魔王「なんだその発言。おまえは魔王か、おい」
女勇者「ほんとだよね。魔王みたいな勇者にされそうだった。破壊神のような勇者になるところだった」
魔王「……ならなかったじゃないか」
女勇者「うん。魔王が止めてくれた。勇者みたいに優しい魔王が、この世界を破滅から守ろうとする魔王が、私を止めてくれた」
魔王「勇者みたい…? 俺が…?」
127 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:36:56.18 ID:G0Bbn00r0
女勇者「ごめんね、きっとそうなんだ。勇者の居なかったこの世界で…魔王は、勇者と魔王のふたつの役割を、押し付けられていた」
魔王「……誰にだ」
女勇者「きっと、運命。それが、世界の理」
女勇者「そうして歯車が乱れてしまったから…私も、勇者としてはっきりできないままなんだ。魔王みたいな勇者、勇者みたいな魔王。そんな風になっちゃうんだ」
魔王「……では、女神は?」
女勇者「救わなくてはならないのに、救えなくなってた」
女勇者「女神は… 勇者の助けになろうとはするけれど。勇者を救うことなんて、できないから」
女勇者「勇者みたいになってしまった魔王のことを 救えなくなってたんじゃないかな」
魔王「…妄言としか」
128 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:38:20.33 ID:G0Bbn00r0
女勇者「そうだね。ほんとに、感覚的に… ううん。血が流れるように、そんな考えが頭に流れて来るんだよ。だからそう思うってだけ、理屈の証拠なんかないよ」
魔王「……勇者の、感覚か。ちっ、どこまで馬鹿にできたものやら…」
女勇者「前にもさ 私、言ったよね。アレだって 考え方としては、きっとそう遠くなかったんだと今は思うよ」
魔王「何のことだ?」
女勇者「私と魔王で、恋をしようといったこと」
魔王「まだ、そんなことを…」
女勇者「うん。なんとなく、魔王と一緒になればいいのかなって思って。どうしてか、そう思ったんだ」
魔王「…・・・」
女勇者「それは、きっとね。太陽と月が対なように… 魔王と勇者も、対だからなんだとおもうよ」
魔王「魔王と・・・勇者が… 対?」
女勇者「そう。私と、あなたは 対」
129 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:39:34.88 ID:G0Bbn00r0
女勇者「だから… いままでの魔王にはできなかったことでも。私が居るなら、できることがあるんだよ」
女勇者「魔王が、魔王らしく 輝いて生きられるように なるんだよ」
女勇者「私が、あなたを照らしてあげる」
女勇者「あなたが、本当のあなたらしく生きられるように。苦しみの中で、孤独を纏い、闇におぼれてしまわないように」
女勇者「私が… 勇者が。 この世界の、歪んでしまった理ごと… 救ってあげるよ」
魔王「ふ… 少し前まで、ただの小娘だったくせに」
女勇者「魔王だって、ただの悪魔だったじゃない」
魔王「……まあな」
130 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:40:52.97 ID:G0Bbn00r0
魔王「……勇者、か」
女勇者「……」
魔王「略奪をけしかけるとはな」
女勇者「略奪なんかさせないよ。後悔しないように、挑んでみろって言ってるだけだよ」
魔王「本当に…お前はまるで魔王のような事をいうな」
女勇者「魔王が魔王らしくしないからだよ。私が、勇者だよ」
魔王「…本当に勇者なのか?」
女勇者「うん。勇者だよ…」
女勇者「あなたが魔王でいてくれるなら。私は、勇者でいられるよ」
131 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:42:21.84 ID:G0Bbn00r0
女勇者「みんながみんな… ちゃんと、自分らしく生きればいいんだよ」
女勇者「誰かが我慢しなきゃいけない世界。誰かが我慢して、それでようやく成り立ってる世界…やっぱり おかしいから」
女勇者「そんな世界だから…なにもかも 納得できないような、こんな変な世界になっちゃう」
女勇者「私は、勇者だから。万物を救って見せろって、言われてるから」
女勇者「だから… こんな変な世界。きちんと、直して見せるよ」
女勇者「うまくいかないこともあるかもしれない。でも、我慢じゃなくて、納得できる世界にしたい!!」
魔王「……」
女勇者「この世の理を。全ての存在のあり方を!! 私が、正して見せる!!」
魔王「勇者・・・」
132 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:46:54.15 ID:G0Bbn00r0
魔王「ならば…」
魔王「ならば、俺を止めてみせよ、勇者」
魔王「この魔王が 神を殺し、世界を闇に沈めてしまう前にな」ニヤ
女勇者「ええ。必ず、止めてみせる!」
魔王「ふっ、数百年間溜め続けた想い…やすやす止まるとは思うなよ」
女勇者「いいよ…そのくらいじゃなくちゃ、私が出る必要もなく 女神は奪えないだろうからね」クス
魔王「くく……」
女勇者「ふふふ」
133 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:47:33.32 ID:G0Bbn00r0
魔王「では… 仕切りなおしだ!!! 気合を入れて行け!!」
勇者「!」
…『普通は「気合を入れていこう!」とかだと思うけど、もう全部おかしいからいいや』…
勇者(違和感が… 消えた!!)
魔王「いざ、還らん! 空の国へ!!」
女勇者「うん! 行こう!!」
134 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:48:42.17 ID:G0Bbn00r0
中断。続きは深夜か、明日
135 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/23(火) 13:50:20.89 ID:G0Bbn00r0
>>133 訂正 ×勇者 ○女勇者
今日はどうも頭が寝ているので出直します
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/23(火) 14:16:20.92 ID:waKEirNBO
だいぶ意外な物語
面白い
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/23(火) 15:36:03.14 ID:HkSfljCxO
乙
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/23(火) 17:14:24.43 ID:AJ/Fmf0aO
乙
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/23(火) 20:27:55.57 ID:6e97dwiaO
乙
魔王がんばれー
140 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/24(水) 07:06:51.51 ID:nwDiYrNv0
::::::::::::::::::
空の国 大宮殿(神の住処)
ヒュンッ…
シュタッ、スタタッ
女勇者「ここが…空の国…?」キョロ…
モフ
女勇者「う、うひゃ!? 足元が… なにこれ、マシュマロ…?」
魔王「雲…と、氷の中間のようなものだ。大気中の水によって作られている」
女勇者「へぇ… なんかそういうの聞くと、空の国って感じがす
魔王「神よ! 出てこい!」パチンッ
ヒュゴッ… ドガァァァァァン!
141 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/24(水) 07:07:51.22 ID:nwDiYrNv0
女勇者「うわっ、いきなり派手に攻撃!? まだしゃべってる途中だよ!」
魔王「会話の最中だろうとなんだろうと、関係ないだろう。ここまできたのだ、やることを優先しなくてはな」
女勇者「だからっていきなり宮殿に魔法攻撃って! どんだけ鬱憤を溜めてたの!?」
魔王「自分でもわからん。 だが妙に身体が軽いんだ」
女勇者「あ、わかる。下道を2ndで走ってるのに気付いてdriveに入れ直した時みたいな軽さあるよね」ウンウン
魔王「すまない、本当にわからない。だが、今ならなんとも容易く大きな力を振るえそうなんだ」
女勇者「うんうん、24年前の軽トラから新車のBMW7に乗り換えた時みたいな、走り心地の重厚な快適さがあるある」ウンウン
魔王「だから、わからない。そうだな……だが、ヤマタノオロチ相手にあっちむいてほいで連勝した時みたいな高揚感はあるな!」ニヤリ
女勇者(なにそれ、わかんないけど超楽しそう)
142 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/24(水) 07:08:38.67 ID:nwDiYrNv0
ガチャンガチャンガチャン・・・
魔王「誰か駆けてくるぞ!」
ガチャンガチャン…
空の国の兵「なっ、なんだこれは、壁が…! 貴様らの仕業か! 何者だ!?」
魔王「地の国の 魔王だ!」
女勇者「同じく、勇者でっす!」
空の国の兵「魔王!? 勇者だとっ!?」
魔王「宮殿の兵士と見える! 今すぐに神を出せ! 世界のすべてを引き換えに、神より頂戴したいものがある!」
空の国の兵「何を…! いきなり不躾な…!」
ドガァァァァァン!
空の国の兵「!」
143 :
◆OkIOr5cb.o :2014/12/24(水) 07:09:24.20 ID:nwDiYrNv0
魔王「…出さぬというならばこの宮殿を壊し、中身を全てさらけ出して 奪い取るまでだが!」
空の国の兵「くっ、これは…」
魔王「本気だ…早くしろ、しないのであれば……!」
ブオッ・・・! ガガガガガガガガガガ!!
空の国の兵「!! 宮殿が!」
魔王「どうなっても、知らぬぞ」ニヤリ
空の国の兵「………っ!」ゾクリ
女勇者(だ、だいじょぶ! 正義のヒーロー・ウルト○マンだって、建物被害くらいは気にしないよね!)