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ニンジャスレイヤー「ドーモ、にこ=サン」 にこ「何よ!あんた!」
Part8


306 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 20:14:54.07 ID:HX5Nwk+A0
少し考えて、にこは喋る。「確かにそのことはムカついたけど許すわ、情状酌量。
それに未熟な者を指導するのも部長の役目だから」笑顔をボタンに向けながら
話を続ける。「にこの姿を見て学びなさい!そしてアンタがアイドルとしての心
構えが備わったら私の身体を使って歌わしてあげる。でもちゃんと返してよ」
「アイドル失格のアタイがまた歌っていいの?「ええ」「アタイはまた仲間とユ
ニットを組めるの」「そうよ」ボタンはまた泣いた。大声で泣いた。にこはボタ
ンを優しく抱きしめながらボタンが泣きやむのを待った。
それから暫くして、「大丈夫……もう泣き止んだから……」ボタンはにこの胸か
ら自分の頭を離した。「にこ=サン、アンタをμ'sに誘ってくれてありがとう。
でもインガオホー。にこ=サンの仲間を傷つけようとしたし、ニンジャの力で
μ'sのメンバーの心も傷つけた。アタイにそんな資格はない……だから消える」

307 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 20:23:23.92 ID:HX5Nwk+A0
「消えるって?」「にこ=サンに溶け込んで自我が無くなるわ」ボタンは安らか
な顔でにこに告げる。「そこまでしなくても別にいいのよ」「今意識があること
事態がロスタイム、そのロスタイムで何でアイドルになりたかったかを思い出
せただけで充分。それに……」「それに?」
「μ'sはにこ=サンのユニット。アタイのユニットはアンコ=サン、ヨウカン
=サン、アラレ=サン、オカキ=サンの五人だから」ボタンは今まで一番の笑
顔をにこに見せる。「そう」にこはボタンの意志は固いと感じそれ以上引き止め
なかった。
「じゃあこれでアタイは消えるわね。サヨナラ……いやユウジョウ」「ユウジョ
ウ」にこは言葉の意味が分からなかったが自然とユウジョウと言っていた。ボ
タンの身体は粒子状になり、にこの身体に溶け込む。

308 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 20:23:58.45 ID:HX5Nwk+A0
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309 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 20:29:04.15 ID:HX5Nwk+A0
「イヤーッ!」にこは倒れた状態からネックスプリングで跳ね起きる。ニンジ
ャスレイヤーはいつでもカイシャクできるように油断なくジュー・ジツを構え
る。「みんな心配かけたわね、もう大丈夫」にこがそう言うと八人は雪崩めいた
勢いでにこに抱き着いた。
「もう心配かけないでよ!」「にこちゃん、あの時はゴメンね!」それぞれ思い
思いの言葉をにこにかける。しかし八人はニンジャスレイヤーのことを忘れて
いた!「ニンジャスレイヤー=サン」にこは構えを取る。八人も赤黒の殺戮者
に敵意をぶつける。場は恐ろしいほどの緊張のアトモスフィアが満ちていた。
ニンジャスレイヤーはジュー・ジツを解き、にこ達に背を向け非常口のほうに
歩きは始める。「にこを殺さなくていいの?ニンジャスレイヤー=サン」にこは
構えながら問う。「ニンジャを殺すことは私のエゴ、殺すのを決めるのも私のエ
ゴだ。にこ=サンは邪悪なニンジャではないと判断した」

310 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 20:35:15.63 ID:HX5Nwk+A0
その瞬間μ'sのメンバーの心が緩む。「ただし。モータルを虐げるような行動を
取ったら殺す。必ず殺す」この発言を聞いてにこを含め全員が心臓を手で握ら
れたような錯覚に陥る。「肝に銘じておくわ……」にこは冷や汗をかきながら
答える。
「アンタのインストラクション聞こえたわよ、ニンジャスレイヤー=サン、い
やイチロー・モリタさん」ニンジャスレイヤーは驚いた表情になる。「にこのニ
ンジャ音感を舐めないでよ、声を聞いてすぐにモリタだって分ったわ」にこは
少し自慢げに答えた。「モリタって確か用務員の?」ことりは聞き返す。
「そう」にこは返事を返す。「というかこのニンジャスレイヤー?とか、にこ
ちゃんがアイドルニンジャとか名乗っていたのはなん…」真姫はにこに質問し
ようとしたその時!

311 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 20:37:19.48 ID:HX5Nwk+A0
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312 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 20:41:43.54 ID:HX5Nwk+A0
ステージの上に突如人影の形をした光が出現した。ニンジャスレイヤーと
、にこは構えを取る!μ'sのメンバーもステージ上の人影を凝視していた。その
人影はピンク色のニンジャ装束、顔は未知の金属で作られたメンポで覆い尽くし
ていた。「ふ〜ミーミーから逃げ切ったぞ。よしゲームでもするか!」
その正体不明のニンジャは辺りを見渡すと「うん?ニンジャスレイヤー=サン
か?ここはネオサイタマ……ではないか、そこの小さい女性もニンジャか?
ドーモ、ザ・ヴァーティゴです」「ドーモ、ザ・ヴァーティゴ=サン、ニンジャス
レイヤーです」

313 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 20:47:20.41 ID:HX5Nwk+A0
ニンジャスレイヤーはこのニンジャに見覚えがあった。以前会った時と同じく
敵意は感じない。「ドーモ、ザ・ヴァーティゴ=サン……アイドルニンジャです」
にこは何と名乗ろうかと悩んだがアイドルニンジャと名乗ることにした。この
名前がボタンとの唯一の繋がりのような気がしたからだ。
「なんですか…あの変態は……もう何が何だか分からなくて眩暈がします穂乃果」
「海未ちゃんしっかりして!」「そこの女の子達オレは変態じゃない!」「そん
な格好しているのはヘンタイしかいないよ!」凛がザ・ヴァーティゴに反論した
後にあることに気付く「あれ?今回言葉が通じている」
ザ・ヴァーティゴは振り返りニンジャスレイヤーを見た。「なんでニンジャスレ
イヤー=サンはここに居るんだ?」どのように答えるか悩むが正直に答えるこ
とにした。「ネオサイタマでパンクラス=サンというニンジャを爆発四散させた
らここに居た」

314 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 20:52:39.41 ID:HX5Nwk+A0
ザ・ヴァーティゴは手を叩いて答える。「あ〜それはアイツのジツが原因だよ。
どんなジツかは忘れたけど」「あやつを知っているのか?そしてネオサイタマに
帰るすべはあるのか?」ニンジャスレイヤーの問いにザ・ヴァーティゴは少し
考え込んだ後「ある。オレと一緒に次元を突破していればいずれたどり着く」
「ただ、ネオサイタマにたどり着くのはすぐかもしれないし、体感時間で何万
年後になるかもしれない。そうなったら発狂しちまうぜニンジャスレイヤー=
サン、天空の城で戦ったりとイベントはより取り見取りだがな」ニンジャスレ
イヤーはあまりにも突拍子のない答えに衝撃を受ける。しかし
「だがこのままでは一生ネオサイタマに帰れぬのだろう」「まあそうだな」「な
らば行く」ニンジャスレイヤーは決断的に答えた。「ネオサイタマにニンジャス
レイヤー=サンが居ないのは困るからな」ザ・ヴァーティゴは手をかざすと空
間に穴が開いた。ニンジャスレイヤーはその穴に飛び込もうとするが。

315 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 20:59:50.11 ID:HX5Nwk+A0
「待ちなさい!」にこが大声でニンジャスレイヤーを呼び止める。「アンタ、ア
イドルを児戯と言っていたわよね!アイドルを侮辱することは許さないわ!」
ニンジャスレイヤー足を止めて振り返った。確かにアイドルニンジャと対峙し
た時に児戯と言ったことは覚えていた。
「μ'sのライブを見せてあげる!そしたら児戯だなんて口が裂けても言えなく
なるわ!」児戯と言う言葉はアイドル、そしてボタンを侮辱されたような気が
して何としてでも訂正させたかった。
「ヴァーティゴ=サンもそれまで待ちなさい」名前を間違えるとはなんという
シツレイ!だがザ・ヴァーティゴは寛容なニンジャなので咎めない。「わかった
よ、ニンジャスレイヤー=サンもいいよな」そう言うと空間の穴は閉じる。仕
方ないのでニンジャスレイヤーはライブを見ることにした。

316 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:05:41.77 ID:HX5Nwk+A0
「もしかして今……ここで?……」花陽はまさかと思いながら尋ねる。「そうよ」
にこは即答。「衣装とか放送器具はあるからできることはできるけど……にこち
ゃん……身体の方は大丈夫なの?」「あ」その瞬間にこは膝をついて苦しそうな
様子を見せる。
不完全とはいえニンジャスレイヤーのボディチェックを受けたのだ、無傷なわ
けはない!「にこちゃん無理だよ……その体じゃ……」花陽は心配そうにして
駆け寄る。「大丈夫よ……ウッ」にこは立ち上がろうとするが再び膝をつく。「に
こ……その状態じゃ無理よ……ライブは止めましょう……」
「ダメよ!ライブはやるわ!お願い!やらせて……」にこは絵里に懇願する。
「みんなライブしようよ!にこちゃんの頼みを聞いたあげようよ!」「穂乃果…
…」絵里は周りを見渡すとみんなは絵里に対して頷いた。「いいじゃない、にこ
ちゃんのわがままを聞いてあげても」「たまには部長をたてないとね」

317 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:11:34.70 ID:HX5Nwk+A0
周りの意見を聞いた後、絵里は観念したように呟く。「わかったわ……でも歌う
のは一曲。怪我の影響でパフォーマンスが少しでもダメだったら即刻中止。そ
れでいいわね?」「ありがとう絵里」「じゃあ皆準備を始めようよ!」穂乃果の
号令でメンバーはライブの準備を始めた。
「体がもてばいいけど……」にこは必死に体調を整えていたが体の様々な場所
が悲鳴をあげている。座り込んでいるにこの前にニンジャスレイヤーが声をか
ける。「その傷では動くのは無理だ、大人しくフートンで寝ておれ」ニンジャ観
察力で見てもにこの身体は限界だった。
「いやよ」「何故そこまでする」ニンジャスレイヤーにはライブをすることがこ
こまで無理をしてでもやることだとは思えなかった。「アンタにライブを見せて、
アイドルの素晴らしさを分からせる。ただそれだけ。これはワタシのエゴよ」
その言葉を聞いてニンジャスレイヤーは納得する。

318 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:20:36.63 ID:HX5Nwk+A0
「ならばアグラの姿勢を取って目を閉じて精神を集中させよ。スシとチャを持
ってくる」ニンジャスレイヤーはにこから背を向けるとシンカンセンめいたス
プリントであっという間に講堂から姿を消した。(((にこ=サンは只エゴを貫き
たいだけなのか、では私と同じだな)))
一分後 ニンジャスレイヤーはにこにスシとチャを渡した。「これを食べよ。
ニンジャ回復力が増幅される」にこはスシとチャを摂取してアグラの姿勢を維持
する。「あの時と逆の立場ね」「気にするな」にこは目を閉じる。スシ、チャ、
アグラの相乗効果か体力が急速に回復しているのをにこが感じていた。
「にこちゃん」にこが目を開けると真姫がステージ衣装を着て目の前に立って
いる。どうやら準備は終わったようだ。「準備ありがとう真姫ちゃん」「身体の
方は大丈夫なの?」にこはアグラを解いて立ち上がる。節々が痛みニンジャと
の戦闘は無理だが一曲ぐらいは踊れそうだ「うん。大丈夫」
ステージ上にはμ'sのメンバー九人全員が立っていた。にこがマイクを手に持
って喋る。「ニンジャスレイヤー=サン、今日はあなただけの為に歌います、聞
いてください『Snow halation』」

319 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:24:22.75 ID:HX5Nwk+A0
『Snow halation』 https://www.youtube.com/watch?v=tg-seM7TVGU

320 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:29:17.64 ID:HX5Nwk+A0
9人は全身全霊で歌い切る。にこも怪我の影響を微塵も感じさせないパフォー
マンスを見せた。「どう?感想は?」にこは壇上からニンジャスレイヤーに感想
を求める。「私は実際音楽に疎い……ただオヌシ達の想いなどは伝わってきた。
あの時は児戯と言ってすまなかった」
「そう。分かればいいのよ」にこは嬉しそうな顔をしながら答えた。「ではザ・
ヴァーティゴ=サン頼む」「アイアイ」ザ・ヴァーティゴは手をかざすと空間に
穴が開く。「にこ=サン、色々と世話になった。センセイの教えをゆめゆめ忘れ
ぬように」「ええ、こっちもアンタには本当に世話になったわ……」
路地裏で自分と兄妹を。そしてソウルに呑みこまれて仲間を殺しそうだった自
分を助けてくれた。にこは感謝の気持ちで胸が一杯だった。「サヨナラ」そう言
うと二人のニンジャはしめやかにこの空間から消えていた。

321 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:31:28.30 ID:HX5Nwk+A0
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322 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:35:35.73 ID:HX5Nwk+A0
「みんな、いよいよだね……」「ええ……」「凄く緊張しているよぉ……」μ's
のメンバーは自分たちの出番を待っている。ここはラブライブ東京最終予選会
場。彼女たちは身震いしていた。それは緊張か、寒さか、それとも武者震いな
のかは分からない。
「しかしここまで色々なことがあったよね」「そうですね穂乃果」「ええ本当に
……」μ'sのメンバー其々が今までの出来事を振り返っていた。「私はにこちゃ
んがニンジャになったことが印象的ね、ニンジャって」真姫は笑いながら喋る。
「しょうがないでしょ実際にニンジャになっちゃったんだから」
あの日の講堂での出来事の後、にこは自分に起きた出来事をすべて話した。ニ
ンジャ、ニンジャソウル、ネオサイタマ、最初はにこの気が狂ってしまったの
かと思っていたが、結局信じるしかなかった。あの豹変、人間離れしたカラテ
などそれでしか説明できないことが多すぎる。

323 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:39:05.74 ID:HX5Nwk+A0
「まああれ以降はいつものにこっちやし、いいやん」その後はにこのニンジャ
の邪悪性は消え失せ一年生達とのにこのわだかまりも解けていた。「でも……あ
の時は生きた心地がしなかったわね……」「ほんとうだよ……」絵里と花陽は身
震いしていた。「悪かったわよ……」にこはバツが悪そうにしている。
「凛はあのニンジャスレイヤー?って人のほうが怖かったな。オニってああい
うのを言うんだろうね……」全員はそのオニめいた姿を思い出したのかさらに
身震いしていた。
「μ'sのみなさん準備お願いします〜」係員の呼び出しを聞いたメンバーはス
イッチを切り替えたように真剣な表情になった。「みんな今日は最高のステージ
にしようね」穂乃果の掛け声にメンバーは頷く。そんな中でにこは自分のニン
ジャソウル、いやボタンと今後について考えていた。

324 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:43:33.26 ID:HX5Nwk+A0
彼女はネオサイタマ社会とニンジャソウルのせいによって彼女が目指したかっ
たアイドルになれなかった。私は自分がなりたいアイドルを目指せている。な
んて幸せなことだろうか。そしてにこは高校を卒業してもアイドルを目指そうと
心に決めていた。
自分はμ'sという枠を飛び出したら通用しないのではという不安がある。しか
しアイドルを目指せない人が居るのにそんな理由でアイドルをやらないのはボ
タン達への冒涜と捉えており、ボタン達の分までアイドル活動をしなければと
いう思いがあった。
何よりあんなマッポーの地でも夢や希望を与えられるアイドルという存在が本
当に好きだから。そしてアイドルがやりたいから!「じゃあみんな円陣を組も
うよ」穂乃果の呼びかけとともにメンバーはそれぞれピースのサインを作り、
その指が重なり合い円になっていた。「μ'sミュージックスタート!」

325 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:48:23.85 ID:HX5Nwk+A0
その掛け声とともに円陣が解かれる。みんなテンションが高まり最高の状態で
臨めそうだ。「待って」にこが皆を呼び止める。「何、にこちゃん?」この提案
を言おうか迷っていた。しかしにこは言うことにした。「もう一回円陣をしたい
の、この掛け声で」皆の耳にその掛け声を伝える。
「ええ〜」「にこちゃんそれはちょっと……」「ダサいにゃ」予想していたがや
はり否定的な意見が多い。しかし「私は良いけどな、その掛け声」真姫は賛成
した。「真姫ちゃん正気?」「真姫が賛成するなんて意外です」海未と凛が意外
そうな顔をしている。
「しょっ正気って何よ!ただあの時……あの言葉を聞いて後から自分を奮い立
たせることが出来たの……だからアイツの前に立つことが出来た気がするの…
…」真姫は少し恥ずかしそうに呟く。「私も実は……」絵里しめやかに挙手をし
て賛成の意を示す。

326 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:53:17.46 ID:HX5Nwk+A0
「私がロシアに居た時、日本人は困難に立ち向かう時はこの言葉を言うと聞い
ていたわ、私もあの時以降時々一人で言っているわ……」絵里に続いて希も手
をあげる。「ウチもこの言葉には相当なスピリチュアルパワーが宿っていると
前々から思っていたの」
残りのメンバーは立て続けに三人が賛成したのを見て論調が変わる。「そんなに
言うなら」「ワタシもこの掛け声いいかもって思えてきた……」穂乃果は手を伸
ばしてピースサインを作る。「じゃあその掛け声で円陣しようよ」それがきっか
けでメンバーはピースサインを作り、その指で円を作る。
にこは思っていた。アイドルをやろうと決めたが芸能界はスクールアイドルと
は比べ物にならないほど厳しいだろう。もし私が挫けそうになったらあのエゴ
と意志に満ち溢れていた赤黒のニンジャのカラテを思い出そう。そしてこの言
葉で自分を鼓舞して困難に立ち向かっていこうと。

327 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:56:38.07 ID:HX5Nwk+A0
「「「「「「「「「μ's〜」」」」」」」」」そして深呼吸した後に、にこはその言葉を発した。
ネオサイタマに届かんばかりの大声で。
           「「「「「「「「「WASSHOI!!」」」」」」」」」
ニンジャ&アイドル・ミート・ワン・ナイト・スタンド 終
現在ツイッターで連載中の「ニンジャスレイヤー」のアカウント
https://twitter.com/NJSLYR
ニンジャスレイヤーの公式ホームページ
http://ninjaslayer.jp/

328 : ◆718.HTMzJjwd :2014/06/26(木) 21:59:30.33 ID:HX5Nwk+A0
以上でこの話は終わりです。
この話を見てくれた方、レスをくれた方、誤字を指摘してくれた方、ありがとうございました。
思いつきで考えたクロスSSですが、何とか完結させることができてよかったです。

329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/26(木) 22:01:22.92 ID:4xXtz6Lfo
凄く面白かったしニンジャスレイヤーを読むきっかけにもなった乙

330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/26(木) 22:07:43.11 ID:3QhYrqJC0
オツカレサマドスエ!ユウジョウ!
ラブライブに限らず忍殺とのクロスSSはもっと増えてもいいと思うんだけどなぁ…

331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/26(木) 22:16:31.43 ID:VL769C4m0
ゴウランガ・・・おおゴウランガ!
ボタン=サン・・・音楽とユウジョウに包まれてあれ

332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/26(木) 22:17:56.96 ID:CLr8YmKs0
オツカレサマドスエ!
実際面白かった
>>1=サンの次回作に期待してます

333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/26(木) 22:23:20.54 ID:0a1OWERnO
オツカレサマドスエ!
そして続きはよ(キャバァーン!キャバァーン!)

334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/26(木) 22:25:20.90 ID:5C/UdIPV0
オツカレサマドスエ!
まさかピンクじゃないメンポ=サンが来るとは……

335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/26(木) 22:42:50.05 ID:66SxHhQWo
オツカレサマドスエ!
ただただ最高でした
オレ読み切ったらニンジャスレイヤー読むって決めてたんだ
友人アイドルの危機にニンジャパワー炸裂させるにこっち想像しながら読んでくる

336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/26(木) 23:35:26.78 ID:foCEfabJ0
面白い。乙。

337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/27(金) 00:35:03.87 ID:mNg3gHlso
このSSは名作だ。俺は詳しいんだ。