ニンジャスレイヤー「ドーモ、にこ=サン」 にこ「何よ!あんた!」
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Part6
223 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 19:13:35.89 ID:EjSipQgB0
ダメージを受けたがカラテの実力はこちらが上、接近戦に持ち込んで次こそ爆
発四散させる!間合いを詰めるために脚に力を込めるニンジャスレイヤー!だ
が、「グアーッ!頭グワーッ!」突如の頭痛がニンジャスレイヤーを襲う!耳
から血を流して、膝をつく、何が起こったというのだ!?
これはアイドルニンジャのユニークジツのオト・ジツの一つ!特殊な発声法に
より超音波を放ちことにより相手の脳を揺さぶり、身体を内から破壊する恐ろ
しいジツ!マイコ・ニンジャはかつてこのジツで演技中に劇場に居るモータル
を皆殺しにしたこともある!サツバツ!
(((カラテはウジムシ以下だが、ジツは耳障りだったわ))今のジツは対ニンジ
ャ用の超音波でモータルにはダメージは無い。だがこのジツを受け続けるのは
実際マズイ!(((何か対処法はないのかナラク?)))(((耳障りであったの
で即縊り殺したがな)))
224 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 19:20:28.43 ID:EjSipQgB0
ニンジャスレイヤーの視界はぼやけ、アイドルニンジャが2人に見え始める。
構わず2人にスリケンを投げるがアイドルニンジャはスリケンを人差し指と中
指で掴み取る。「スリケンのキレがないな!ニンジャスレイヤー=サン!」
ニンジャスレイヤーの視界はぼやけ、アイドルニンジャが4人に見え始める。
構わず4人にスリケンを投げるがアイドルニンジャはスリケンを人差し指と中
指で掴み取る。「スリケンのキレがないな!ニンジャスレイヤー=サン!」
ニンジャスレイヤーの視界はぼやけ、アイドルニンジャが8人に見え始める。
構わず8人にスリケンを投げるがアイドルニンジャはスリケンを人差し指と中
指で掴み取る。「スリケンのキレがないな!ニンジャスレイヤー=サン!」
225 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 19:28:35.23 ID:EjSipQgB0
アイドルニンジャはさらにニンジャスレイヤーとの間合いをタタミ20枚分取
り椅子の上に立ちながら突然のカラテシャウト!「イヤーッ!」「グワーッ!」
バイオ水牛の全速力の体当たりめいた衝撃を受けニンジャスレイヤーの体は吹
き飛ばされる! 「グワーッ!」
今の攻撃を受けニンジャスレイヤーはかつて戦った相手、ソニックブームのソ
ニックカラテを思い出すが実際違う。これもアイドルニンジャのオト・ジツの
一つ!大音量のシャウトをニンジャ器用さによって一つに収束させ相手にぶつ
ける恐るべきジツ!
その威力はアイドルニンジャのカラテパンチを完全に上回っていた!「講堂
なだけあって実際音がよく響くわね」ただでさえ厄介なジツが講堂という閉鎖空
間によりその威力は何倍にも増している!
226 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/20(金) 19:37:18.06 ID:9eSFEaElO
本家めいた見事なコピペ・ジツ!ワザマエ!
227 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/20(金) 20:00:58.05 ID:BvnNF0iQO
だか>>222のクランがクラウンになっているという致命的なミス!
228 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 20:02:53.07 ID:EjSipQgB0
「イヤーッ!」「イヤーッ!」アイドルニンジャのカラテシャウト!「イヤーッ!」
「イヤーッ!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは衝撃波を避けるために側転
回避。だが超音波による影響か動きがニブイ!こうしているうちにニンジャス
レイヤーの視界はぼやけアイドルニンジャの姿が16人に増えていた。
アイドルニンジャは衝撃波を出しながら超音波攻撃を出すことが可能。さらに
客席の椅子の上を飛び回ることで的を絞らせないようにしている。今は何とか
避けているがこのまま受けに徹していてもいずれは動きが鈍り衝撃波を受けて
しまい爆発四散させられる。まさにジリー・プアー(徐々に不利)
「死ね!ニンジャスレイヤー=サン!ここがオブツダンだ!あんたを爆発四散
させたら追悼コンサートでも開催してやる!」勝利の予感を感じたかアイドル
ニンジャの攻撃はますます強まるニンジャスレイヤーもこのままではジリー・
プアー(徐々に不利)と感じていた。(((ならば攻撃に移るのみ!)))
229 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 20:07:54.58 ID:EjSipQgB0
だが視界がぼやけ16人に見えるアイドルニンジャのどれか本物か見分けがつ
かず、ニンジャソウルを検知するにも超音波により集中できない。ならヤバレ
カバレで16人の一人に向かって決断的にスプリントして接近戦に持ち込む
か?否!全力スプリントができる体力は限られている。
スプリントして向かった先が実体でなかった場合は衝撃波を回避する力すら残
らず、集中砲火を受ける。ならばスリケン!しかしスリケンのキレがなくアイ
ドルニンジャに易々と受け止められていた。どうする!?その時ニンジャスレ
イヤーにかつての師ドラゴン・ゲンドーソーの言葉が過った。
(((インストラクション・ワン!「百発のスリケンで倒せぬ相手だからといっ
て、一発の力に頼ってはならぬ。一千発のスリケンを投げるのだ」)))
230 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 20:11:25.07 ID:EjSipQgB0
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは視界がぼやけ32人に見えるアイドルニ
ンジャに32枚のスリケンを投げる!「バカが!スリケンが通じないのが分か
らないの」アイドルニンジャはスリケンを人差し指と中指で挟んで後ろに逸ら
す。
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは視界がぼやけ32人に見えるアイドルニ
ンジャに64枚のスリケンを投げる!「バカが!スリケンが通じないのが分か
らないの」アイドルニンジャはスリケンを人差し指と中指で挟んで後ろに逸ら
す。
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは視界がぼやけ32人に見えるアイドルニ
ンジャに96枚のスリケンを投げる!「バカが!スリケンが通じないのが分か
らないの!?」アイドルニンジャはスリケンを人差し指と中指で挟んで後ろに
逸らすがスリケンの一枚が二の腕を掠る!
231 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 20:16:41.46 ID:EjSipQgB0
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは両腕を殺人
ピッチングマシーンめいてスリケンを投げ続ける!側転などでスリケンを避け
続けるアイドルニンジャ、しかし(((これじゃ連続して超音波を放てない!)))
大量のスリケンの前に回避に比重を置かざるえないアイドルニンジャ!
超音波による攻撃は多大なニンジャ集中力を必要とする技であり、今の状態で
は出すことができない!ニンジャスレイヤーの視界のぼやけは軽減されており。
32人以上には映っていない!「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」ス
リケンはねずみ講めいて数が増える!
「イヤーッ!」アイドルニンジャはカラテシャウトによる衝撃波をぶつけるつ
もりだ!このまま衝撃波を受ければダメージでスリケンの投擲は強制中断!超
音波攻撃は再開され、あとはコンポシッド・ショウギ・プロブレムめいて追い
詰められて王が詰められる!王とはニンジャスレイヤーの命だ!
232 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 20:24:40.59 ID:EjSipQgB0
スリケンを弾き飛ばしながら飛んでくる衝撃波!どうするニンジャスレイヤ
ー!?「イイイヤアアアーッッッ!」ニンジャスレイヤーはジゴクめいた特大
カラテシャウトを出す!その声は大気を震わし、天井の照明ガラスを割るほど
だ!
「ヌウーッ!」ニンジャスレイヤーはダメージを受け唸り声をあげるが「イヤー
ッ!」スリケンの投擲は止まらない!((なんで?なんで?スリケン投げが止
まらないのよ!?))ニンジャスレイヤーは自分で特大カラテシャウトを放つこ
とにより、アイドルニンジャの衝撃波を弱めていた!
その前に弾幕めいたスリケンによっても衝撃波を弱めており、ダメージは受け
たがスリケン投げを中断するまでには至らなかった!ニンジャスレイヤーのぼ
やけた視界からアイドルニンジャの数は32人から16人から8人と徐々に減
っていき、スリケンの密度は増していく!
233 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 20:32:11.19 ID:EjSipQgB0
(((このままでは押し切られる!)))アイドルニンジャが的を絞らせないよう
にしていた移動を止め、地に足をつけ衝撃波での攻撃に専念する。この判断は
正しい。移動しながら衝撃波を放てばたちまちニンジャスレイヤーのスリケン
を防ぎきれずサボテンめいた姿になってしまうだろう!
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤ
ーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤ
ーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」
スリケンと衝撃波の攻防はお互いにダメージを与えられない!ゴジュッポ・ヒ
ャッポ!しかしこの攻防は徐々に崩れる。ニンジャスレイヤーのスリケンがど
んどん近づく!「クッ」アイドルニンジャに肌をスリケンが斬りつけた!スリ
ケンが届き始めたのだ!衝撃波でスリケンの弾幕を防ぐが防御に精一杯!
234 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/20(金) 20:33:30.69 ID:obDROk9+0
ニンジャスレイヤー=サンって雑魚相手だと1ツイートで爆発四散させたりしてるけど。
作中だと自分より少し弱いくらいの強敵が結構出てくるからわりと苦戦するんだよな。
235 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 20:39:24.29 ID:EjSipQgB0
(((スリケンでニンジャスレイヤーの姿が見にくい……)))突如ニンジャスレ
イヤーはドウグ社製の巻き上げ機構付きのフックロープを天井に投げる!「イ
ヤーッ!」そして跳んだ!巻き上げ機構とニンジャ脚力が重なり合ってロケッ
トめいた勢いで天井にたどり着くニンジャスレイヤー!
「イヤーッ!」フックロープをアイドルニンジャの後ろの放送席に投げて、そ
して天井から跳んだ!巻き上げ機構とニンジャ脚力が重なり合ってロケットめ
いた勢いで放送席に向かうニンジャスレイヤー!放送席にぶつかる直前にフ
ックロープを離し「イヤーッ!」後ろの壁を蹴る!
ニンジャスレイヤーの向かう先はアイドルニンジャの背後!このフックロープ
を使った多角的高速移動にアイドルニンジャは辛うじて目で追うことが出来て
も体が反応できない!その無防備な背中に「イイヤアアーッッ!」強烈な踏込
から繰り出される肩と背中を用いた体当たり!暗黒カラテボディチェック!
236 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 20:50:39.89 ID:EjSipQgB0
「ンンアアアーッッッ!」アイドルニンジャはピンポン球めいてステージ下ま
で吹き飛ばされる!「にこちゃん!」穂乃果達の悲痛な叫びが講堂にこだまし
た。(((ワタシのジツが敗れるなんて!)))一瞬視界が遮られたことを見越して
の多角的高速移動からのニンジャスレイヤーのカラテがさく裂した!
ニンジャの戦いにはこのような格言がある「ノーカラテ・ノーニンジャ」アイ
ドルニンジャのジツは確かに強力だった。しかしいくらジツが凄かろうがカラ
テを鍛えていないものは勝てない。これはニンジャの戦いにおいて真理であり、
この結果は当然である!
(((手応えが甘い…)))しかしニンジャスレイヤーも超音波と衝撃波によるダ
メージ、殺人ピッチングマシーンめいてスリケンを投げた疲労により完全なボ
ディチェックではなくアイドルニンジャも爆発四散していなかった!(((ならば
カイシャクするまでだ!)))
237 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 20:54:49.36 ID:EjSipQgB0
「スゥーッ!ハァーッ!」「スゥーッ!ハァーッ!」これは太古の暗殺拳チャド
ーの呼吸!この呼吸法によりニンジャ新陳代謝はさらに活発化!アイドルニン
ジャに無慈悲なカイシャクをする体力を完全に取り戻しつつある!
ニンジャスレイヤーのボディチェックを受けたアイドルニンジャの体は偶然に
もμ'sのメンバーの前に飛んできた。「にこちゃん!」「にこちゃん!」「にこっ
ち!」皆がアイドルニンジャの前の名前、矢沢にこの名前を呼ぶが返事はない。
その間にもニンジャスレイヤーは一歩ずつ確実にアイドルニンジャの元へ歩を
進めていた。無慈悲なカイシャクをおこなう為に!コワイ!「どうしよ……あの
人こっちにくる……」「こわいよ……」凛と花陽の二人は携帯電話のバイブレー
ションめいて震えていた。
238 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/20(金) 20:58:29.42 ID:rdlbu6oFO
矢澤にこ=サン
これはケジメ案件
239 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 21:00:56.33 ID:EjSipQgB0
「とりあえず!にこちゃんを外に運ぶんだよ!手当しないと」今にこを逃さな
いとあの死神めいたニンジャに殺されると穂乃果は本能的に悟っていた。「……
そうだねぇ」「そうやね」ことりと希も同様のアトモスフィアを感じ取り賛同し
た。にこを一歩でも遠くにあのニンジャから離さなければ!
「待って…私達も速く逃げないと殺さるわ……、にこを担いで逃げる暇はない
…」ナムアミダブツ!なんという非情なる決断!にこを見捨てようと考えてい
るのだ!「エリち!」希は絵里の真意に気付き語気を荒げる。しかしこの絵里
の判断を非難するのは酷と言えよう。
ニンジャスレイヤーはモータルを極力殺さないが、絵里にはそんなことは知る
由もない。ただ自分達を殺そうとするアクマめいたニンジャにしか見えずアイ
ドルニンジャをカイシャクした後は自分達を殺すと思い込んでしまっている!
240 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 21:06:29.16 ID:EjSipQgB0
「私も賛成です」「海未ちゃん!」「もうにこは死んでしまったのです!真姫を
見ている目を見ましたか!?あんな目をする人間がにこなわけありません!に
こは目を覚ましたら私達を殺すなら……いっそのことあの忍者に…」「海未ち
ゃん!にこちゃんはそんなことしないよ!」「そんな保証がどこにあるのですか!」
おお!ここがマッポーの世なのか!?先日まで幸せな生活を送っていたμ'sの
メンバーがこんな殺伐とした会話しなければならない!彼女たちが何をしたと
いうのか!?(((にこちゃんがワタシの…ワタシを殺そうとした…)))真姫は
ニンジャの暴力性を最も近くで感じ取りNRSに近い状態になっていた。
(((なんで?なんで?なんで?なんで?)))「うう」その時真姫はにこが寝言め
いて何か喋っているのを聞こえていた「穂乃果…小鳥…海未…希…絵里…凛…
花陽…真姫ちゃん…助けて」おお!ゴウランガ!ニンジャソウルに飲み込まれ
たはずの矢澤にこの意識が戻ったというのか!?
241 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 21:10:25.17 ID:EjSipQgB0
(((にこちゃん……そうだあの時!)))その時ニューロンから記憶を遡り思い
出したのだ。にこは真姫を殺そうとした時、確かに涙を流していたことを!
(((にこちゃんのまだ意識がある!でなきゃ涙なんて流すわけない!なら今
にこちゃんにあの赤黒の忍者を近づけさせてはダメ!)))
真姫は立ち上がった後、決断的に走りだし、あろうことか迫りくるニンジャ
スレイヤーの前に両手を広げて立ちふさがったのだ!「にこちゃんを殺させな
いわ化け物!」
ニンジャ&アイドル・ミーツ・ワン・ナイト・スタンド ♯5
最終セクション#6に続く
242 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/20(金) 21:16:49.33 ID:EjSipQgB0
今日はこれで終了です。
>>227=サン、>>238=サンの指摘通り、誤字がありました。
今後こんなことがないようにケジメしておきます。
次は24日までには投稿する予定してます。
243 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/20(金) 21:33:49.03 ID:t5eCOvtiO
グワーッ!なんというヒキ・ジツ!
244 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/20(金) 21:39:28.46 ID:hQDEG6cPo
オツカレサマドスエ
245 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/20(金) 22:26:41.53 ID:01li56Q5O
これは熱い展開
246 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/20(金) 23:22:05.97 ID:bmyttcmd0
本編めいた描写カラテ!ワザマエ!
252 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/24(火) 14:00:46.60 ID:L/FXjcwD0
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
253 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/24(火) 14:05:42.71 ID:L/FXjcwD0
ニンジャ&アイドル・ミーツ・ワン・ナイト・スタンド ♯6
254 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/24(火) 14:07:02.85 ID:jfNI/x5rO
ツヅキ! ヤッター!
255 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/24(火) 14:11:31.71 ID:L/FXjcwD0
「真姫ちゃん!」「何考えているの!?殺されるわよ」これは無謀!今のニンジ
ャスレイヤーの前に立ちふさがることは竜巻の前にモータルが立ちふさがるこ
とに等しい!まさにモスキート・ダイビング・トゥ・ベイルファイアだ!その
間にも赤黒の殺戮者は確実に、アイドルニンジャの元へ迫っている!
真姫も無謀は百も承知だった。しかしわずかでもにこが正気に戻る可能性があ
るならば守る!その決意が真姫を奮い立たせた。「にこちゃんは泣いていた……
私を殺そうとしていた時に涙を流していた……きっとまだにこちゃんの意識は
ある……だから……」真姫の身体は生まれたてのウマめいて震えていた。
凛と花陽もアイドルニンジャとニンジャスレイヤーの前に間に立ちふさがる。
「凛……花陽……」真姫は心底驚いた表情をしながら二人を見つめる。「凛達も
……」二人も後悔していた、あの時にこを見て逃げ出したことを、あの時逃げ
たからにこは傷ついて豹変してしまったのかもしれない。
256 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/24(火) 14:17:48.95 ID:L/FXjcwD0
何よりにこにあの時のことを謝ることもせずに見殺しにすることは一生後悔す
る!その思いが二人を立たせていた。「真姫!凛!花陽!早くそこから退きなさ
い!」絵里が叫ぶが三人はピクリとも動かない。その間にも穂乃果とことりも
立ちふさがっていた。
「絵里ちゃんと海未ちゃんと希ちゃんはにこちゃんを安全な場所に……」穂乃
果は震えていた。「どうして逃げないのですか!怖くないのですか!?」海未は
声を震わせながら叫ぶ。「だって真姫ちゃんがにこちゃんは正気に戻るって言っ
てるんだよ。それに穂乃果達がにこちゃんを信じなきゃ……」
穂乃果は必死に作り笑いをしながら絵里達に答えた。希はへたり込んでいる海
未と絵里の前に座りつぶやく。「エリちと海未ちゃんがウチ達の身を案じて逃げ
てと言っていることも怖いのもわかるよ……ウチだって怖い……でもにこっち
を失うのはもっと怖いから」
257 :
◆718.HTMzJjwd :2014/06/24(火) 14:23:56.36 ID:L/FXjcwD0
「ふ……にこが言っていたわね、『アイドルたるもの普段からアイドルらしい行
動を取れって……』」絵里はそう呟くとアイドルニンジャの前に立つ。「希と海
未でにこを少しでもあの忍者から離して……時間稼ぎは私達がするから」希は
絵里の表情を見てその覚悟を感じ取る。
仲間を見捨てるような人間の歌が人を感動させることはない。そんなのはアイ
ドルではない!その思いが絵里を奮い立たせた。希は海未の手をとってにこの
元へ向かった。少しでもあの忍者から離さなくては!しかし無情にもニンジャ
スレイヤーは真姫達の目の前に立っていた。「オヌシらそのニンジャから離れよ」
その声を聞いた瞬間全員は凍りつく。希もにこを運ぼうとしていたが体が動か
ない!椅子に座って見ていた時には気づかなかったが、相対して初めてわかる
この圧倒的なアトモスフィア!μ'sのメンバーは蛇に睨まれたカエルのように
固まっている。