夏休みに田舎に行ったら麦わら帽子に白ワンピの女の子と仲良くなって「また遊びに来るからね!」って別れたら
Part2


24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 01:46:00.102 ID:ZJve1rDnp
少年「……」
少女「撮れた?」
少年「分かんね」
少女「私も入っていい?」
少年「ハイ、チーズ」
少女「わっ」
少年「撮ったから終わりな」
少女「何それー! アンコール、アンコール!」
少年「充電切れそうだし今日の分は終わり」
少女「ふーん、じゃあ明日はどこ行く?」
少年「他はどんなとこあるんだよ?」
少女「昔作った秘密基地、はーもう壊れてるかな。また川行こ!」
少年「何時?」
少女「今日といっしょ、お昼のサイレン鳴ったら! 駄菓子屋さんの前ね!」
少年「ん。じゃあな」
少女「うん、また明日!」
少年「また明日」

25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 01:47:07.313 ID:ZJve1rDnp
爺「ん」
婆「はい、おかわりどうぞ。あんたは?」
少年「ちょっとだけちょうだい」
婆「いっぱい食べなきゃ大きくなれないよ。はい、おかわりどうぞ」
少年「……」
爺「しっかり食え」
少年「んー」

26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 01:48:40.542 ID:RIs0d9DB0
なにこれおもしろい

27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 01:50:00.535 ID:ZJve1rDnp
少年「ねえ、アイスないの?」
爺「なかったらない」
婆「あそこの駄菓子屋行って買ってきな、あの田んぼ沿いの」
少年「そこ、昨日も今日も閉まってた」
婆「あら……でもそうねぇ、考えてみれば歳だもんねえ」
爺「明日買ってきてやる、何がいい」
少年「ガリガリソーダ」
爺「ん」

28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 01:51:53.928 ID:ZJve1rDnp
少年「雨……」
婆「今日は遊びに行かないのかい?」
少年「んー、んー……ちょっとだけ。行ってきます」
婆「足元には気を付けなよ、行ってらっしゃい」

29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 01:53:36.724 ID:Ew2Gz9Ym0
好きな感じの話だなー

30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 01:54:05.059 ID:ZJve1rDnp
少年「また閉まってる」
少年「……」
少年「……」
少年「……今日は、来ないかな。雨だし」
少年「……」
少年「んー」
少年「……また川って、言ってたっけ」
少年「……」

31 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 01:59:50.705 ID:ZJve1rDnp
少女「あ、やっほ。あはは、来ると思ってなかった」
少年「バカ! ずぶ濡れじゃん、風邪引くぞ!」
少女「へーきへーき、死にはしないって」
少年「だからバカ!! いいからこれ使え!」
少女「キミの傘を私が借りちゃったらキミはどうするのさ」
少年「走って帰る。お前もさっさと帰って風呂入って寝ろよ、ちゃんと髪乾かせよ!」
少女「いいよいいよ、大丈夫だから」
少年「よくない! 大丈夫じゃない! 風邪から肺炎になったりするんだぞ!!」
少女「あっ、今またスケスケ見つめてた?」
少年「っ、勝手にしろバカ!!」
少女「ちょ、ホントに走って帰るのー!? これ、キミの傘どうすんのさー!?」
少年「知らねー!」

32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:01:56.250 ID:ZJve1rDnp
婆「何してんだい」
少年「……転んで傘なくした」
婆「ふんっ」
少年「いっ……てぇ!!」
婆「風呂入ってきな、しっかり髪も乾かすんだよ」
少年「ん……」
婆「返事は!」
少年「ひゃ! は、はい!」

33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:04:56.672 ID:U+4bZy1R0
バッドエンド嫌だぞ

36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:10:19.612 ID:ZJve1rDnp
少年「あいつ、ちゃんと帰ったのかな……」
婆「電話ー、パパからだよー」
少年「んー。しょっ……もしもし」
父「もしもし、楽しくやってるか?」
少年「別に。何?」
父「いや、元気にしてるならそれでいいんだ。声が聴きたくなってな」
少年「ふーん。今忙しいからもういい?」
父「ああ、すまんな。ちゃんとおじいちゃんとおばあちゃんの言うこと聞くんだぞ」
少年「分かってるって……もういい?」
父「ん、またな」
少年「ん」

37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:17:06.667 ID:ZJve1rDnp
婆「なんだって?」
少年「おじいちゃんおばあちゃんの言うことちゃんと聞きなさいって」
婆「あれま、それだけ?」
少年「……ん。あと元気にしてるかって」
婆「うんうん、そうかい」
少年「あと、今度サッカーの試合連れて行ってくれるとか、ディズニー行こうとかそんな話した。帰ったらお寿司食べに行こうとか」
婆「そうかい、そりゃあ良かったね」
少年「ん。まぁ、ね」

38 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:21:34.673 ID:ZJve1rDnp
爺「ただいま」
少年「おかえり」
婆「はい、おかえりなさい。ありゃこっちも濡れ鼠だ。転んで傘なくしたかね?」
爺「バカ言え。車からちょいと歩く内にこんなだ。ああそうだ、ほれ」
少年「わ、アイス」
爺「これで良かったな?」
少年「あ、あずきバー……!」
爺「なんだ、違ったか?」
少年「ん……これでいい。ありがと」
爺「ん」

39 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:27:56.771 ID:ZJve1rDnp
爺「ん」
婆「はい、おかわりどうぞ。あんたは?」
少年「ちょうだい。明日って晴れ?」
爺「晴れたら晴れる」
少年「なにそれ?」
婆「どうだったかねぇ。天気予報は雨なんて言ってなかった気がするけど……はい、おかわりどうぞ」
少年「ありがと」

40 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:32:12.239 ID:ZJve1rDnp
少年「あ」
少女「あ」
少年「……」
少女「昨日は傘ありがとね。助かっちゃった」
少年「いい、別に」
少女「えへへ、ありがと! 今日はどこ行く?」
少年「昨日も濡れたし、今日は山にしようぜ」
少女「うん♪」

41 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:36:33.805 ID:ZJve1rDnp
少年「くっ……くく、う」
少女「キミ、ホントハズレばっかり引くよねー。わざと?」
少年「わざろりゃらいっ!」
少女「舌回ってない、ぷぷ」
少年「うるへ!」
少女「はい、あーん」
少年「!?」
少女「? あーん、だってば」
少年「あ、あー……」
少女「ぽいっと。甘くて美味しい?」
少年「……」
少女「んー?」
少年「甘くて、美味しい……」
少女「よろしい♪」

42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:45:58.158 ID:ZJve1rDnp
少女「ね、今度遅くまで遊べない?」
少年「なんで?」
少女「ここから見るお祭りの花火、ホンットにキレイなんだ! 誰かに見て欲しくって」
少年「ん。それっていつ?」
少女「そうだなぁ、大体来週くらい……だったかな?」
少年「ん、分かった。お祭りは」
少女「あー私人混みニガテで。そっちはパス、ごめん! 花火だけって、だめ?」
少年「別に」
少女「えへ。っとと、今日も結構遅くなっちゃったね、そろそろ帰……」
少年「? あっ」

43 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:50:16.371 ID:ZJve1rDnp
少女「……」
少年「わ、わわ……」
少女「花火だ」
少年「……すげえ、すっげーキレイだ……な!これ、すっげーな!?」
少女「う、ん。キレイ……花火、キレイだね!」
少年「なー! すげー、すっげー……」
少女「えへへ、そんなに喜んでくれると私も嬉しい、かな」
少年「なぁ、そこ立てよ。花火と一緒に撮ってやるから」
少女「あはは、壊れてるんでしょ?」
少年「撮れてるかも知れないから。ほら、早く!」
少女「えへへ、こんな感じ?」
少年「ああ、キレイだ」
少女「ななっ」

44 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 02:56:16.352 ID:ZJve1rDnp
少年「七?」
少女「何を恥ずかし、わ、わー! やっぱ撮るのなし、なしなーし!」
少年「なんだよ、そんなに嫌がんなよ……まぁいいけど」
少女「はー、もう暑……キミ、急にそういうのズル」
少年「にしてもホントキレイな花火だな、村の特産?」
少女「おい」
少年「ん?」
少女「おい私も撮れ」
少年「は? いや、今撮るなって」
少女「撮れー! 私も花火といっしょにキレイに撮れー! かわいい私を撮れー!!」
少年「なんなんだよ意味分かんねー! っていうかジッとしろよ、ブレる!」

45 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 03:00:06.538 ID:ZJve1rDnp
爺「ん」
婆「はい、おかわりどうぞ。あんたは?」
少年「ちょうだい」
婆「はい、おかわりどうぞ」
少年「ありがと」
爺「明日迎えに来るそうだ」
少年「んー。え?」
婆「急ねぇ」
爺「昼間は別にいいが夕方には家にいろ」
少年「……」
婆「返事は!」
少年「……ん、分かった」

46 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 03:04:39.212 ID:ZJve1rDnp
少女「お待たせー! んー、今日も閉まってるね」
少年「もう慣れた」
少女「ここのお婆ちゃんが作ってるお団子がすっごく美味しいんだよねー、是非ご賞味頂きたい!」
少年「でも閉まってるし」
少女「そうなんだよねー、まあきっと明日こそ開くでしょ」
少年「明日は……」
少女「明日は?」
少年「開いてると、いいな」
少女「ねー。えへへ」

47 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 03:08:23.247 ID:n5RVJ5dUa
はよ

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