テマリ「当たったんだよ、一泊二日のペアチケット!」
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Part4
115 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 02:00:59.33 ID:
SwH3Zc6Z0
***
シカマル「ハッ!?」
30分後、シカマルは目を覚ました。
気絶していたらしい。
いつの間にか布団まで敷いてある。
シカマル「おお……腰が痛え……」
テマリ「だ、大丈夫か……? ///」
シカマル「……ん?」
チラリと見ると、テマリの布団がすぐ横に来ていた。
布団の上にテマリがゆでだこみたいな顔で正座している。
116 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 02:31:40.81 ID:
SwH3Zc6Z0
シカマル「あ、ああ……大丈夫だ……」
テマリ「そそそッそうかッ! ま、まあアレごときで腰痛めてるようじゃ中忍として失格って言うか、男としてだだだ、ダメっていうか! /////」
シカマル「はあ?」
やけにテンパりまくるテマリ。
シカマルはその様子が気になる。
シカマル「ま、よく分かんねーけど……。それより顔真っ赤だけどお前こそ大丈夫か?」
テマリ「だだだ、だいじょぶだいじょぶ!! きょ、今日はやけに暑いなー!! ////」
テマリは自分の巨大な鉄扇でゴウンゴウンと仰ぎだす。
全くシカマルに眼を合わせない。
シカマル「……」
しばらくの沈黙。
何となく気まずい空気が流れる。
テマリ「……その……できそうか……? /////////」
シカマル「はあ?」
テマリ「いや、だからその……持ってきてるんだろ……? ///////////」
シカマル「何を?」
テマリ「……ここ、こ、コンドーム……//////////」
シカマル「お、おう一応な……」
シカマル「ふぁッ!? ////////////////////////」
117 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 02:32:34.08 ID:xZJ9en2D0
デイダラさん出番です
118 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 02:48:25.31 ID:
SwH3Zc6Z0
突然の誘いに、シカマルの思考回路がショートする。
シカマル「ちょちょ、ちょッ! ちょっと待てッ! なんだイキナリッ!? ///////」
テマリ「い、いや、お前がやりたかったんだろ!? さっきゴム持ってきてるから大丈夫って! /////」
シカマル「あ、あれはお前を元気づけるためにジョークのつもりで……/////」
テマリ「じょ、ジョークッ!? ///////」
クリムゾン・レッドの顔でシカマルをキッと睨む。
シカマル「あ、嘘嘘! すごいやりたかったです! いや、ほんとマジで! ///////」
119 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 03:14:25.69 ID:
SwH3Zc6Z0
凄い剣幕に気圧されるシカマル。
テマリからフーッフーッと物凄い鼻息の音が聞こえる。
テマリ「い、いつもうやむやになるから今日こそは言うぞッ!! ////」
シカマル「お、おう……/////」
テマリは少し呼吸を整えた。
テマリ「私はお前のことが好きだッ! /////////」
シカマル「!」
テマリ「凄く好きだッ!! だからお前と一つになりたいッ!! /////」
シカマル「て、テマリ……///////」
テマリ「……お前は……どうだ……? /////////」
やべえ……超嬉しい……
思わずポロポロと涙がこぼれた。
最も愛する人に好きだと言われた……。
最も愛しい人に一つになりたいって言われた……。
世界は残酷なのか甘美なのか、もう全然わかんねえよ……。
俺はどうか?
訊くまでもない。
答えはとっくの昔に決まっている……。
シカマル「お前、ビョーキ持ってそうだから、ダーメじゃーん……」
テマリ「」
ーー世界は残酷だった。
120 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 03:26:23.73 ID:
SwH3Zc6Z0
シカマルの口元に繋がるチャクラの糸。
それが壁を隔てて隣の部屋に続いていた。
シカマル(かかッ! かッ! オナロウッ、この野郎ッ!!!!!!!!!!!)
テマリ「……びょ、びょーき……?」
シカマル「ああ、てめーみてーなクソビッチにぶち込んだら、ゴムが溶けてビョーキになるぜ」
顔面蒼白のシカマルがやたら挑発的な暴言を吐く。
テマリは口をパクパクとさせる。
121 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 03:31:30.45 ID:BDcW9oNCO
オwwwwwwwwwwwwナwwwwwwwwwwwwロwwwwwwwwwwwwウwwwwwwwwwwww
122 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 03:38:59.31 ID:
SwH3Zc6Z0
くっそぉ! 同じ手を使いやがって!!
シカマルはカンクロウがいる部屋を睨む。
まさかこの隣の部屋に、アイツら全員が入ってたとは……ッ!!
テマリ「はは……ははははは……」
テマリの乾いた笑いが響く。
もう意識が持ってかれそうだった。
どうにかしてこれがカンクロウの仕業だと気づかせなければならねえが、体はほとんど自由がきかねえ……。
かろうじて印が組める程度になら動くが、どうしたもんか……。
123 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 03:56:35.50 ID:
SwH3Zc6Z0
***
カンクロウ「ククク……大ダメージじゃん……」
隣の部屋ではカンクロウが隈取をぐにゃりと曲げながら必死に笑いを堪えていた。
リー「どうして二人を邪魔するんですかッ!」
キバ「無粋だぜッ!」
今まで散々邪魔をしてきたリーとキバがカンクロウを睨む。
別に2人の未来を祝福したかったからではない。
下半身丸出しで正座している彼らには、今晩のおかずが必要だったのだ。
ナルト「サクラちゃん……///」
股間を擦るナルト。
さっきまでのシカマルとテマリを脳内で勝手に置き換えて妄想にふけっていた。
ネジ「お前はヒナタ様以外で自慰行為をするな、ナルトッ!!」
ナルト「な、なんでそこでヒナタが出てくるってばよ……」
シノ「いい加減、アイツの気持ちに気づいてやれ……。いじらしい」
ナルトをたしなめるネジとシノ。
下半身が丸出しのせいで全く威厳がない。
チョウジ「うおおおおおおおおおおお!!!!!! 僕の性欲はさっきの100倍強いッ!!!」
右手で高速ピストンをするチョウジ。
今パンツを履いているのはカンクロウただ一人だった。
124 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 04:09:40.58 ID:wZ+CT8uIo
オナロウがオナってないだと……
125 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 04:11:59.32 ID:
SwH3Zc6Z0
***
なんだか既視感のあるこの状況。
だがもう何も考えていられなかった。
そ、そうかーー……
シカマルには私はクソビッチに見えるのかーー……
あは……あははははっはははっはははははは……。
あ、やばいかも……。
ホントに涙出てきちゃった……。
涙だけでなく鼻水も垂れていたのだが、今のテマリにはそんなことはどうでもいい。
本当に今日はサイテーな一日だったな……。
チラリとシカマルを見た。
シカマルの目線が床を指している。
床?
テマリが視線を床に落としてみる。
突如、黒い影が一筆書きを始めた……。
128 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 04:21:08.89 ID:CO+EH9Aeo
幽白の城戸かよww
129 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 04:24:26.35 ID:
SwH3Zc6Z0
シカマル「あとお前、実の弟を邪魔者扱いしたりするクズじゃん。カンクロウに謝れ!」
シカマルの罵倒を聞きながら、テマリは一筆書きを読み取っていく。
テマリ「……と……な……り……の……と……と……ろ……う……?」
シカマル(ちげえよ!)
影で大きくバッテンをつくるシカマル。
テマリ「……と……な……り……に……お……な……ろ……う……?」
シカマル(それだッ!)
影で花丸を書く。
テマリはハッと気づいた。
途端に般若のような顔になった。
130 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 04:39:34.94 ID:
SwH3Zc6Z0
***
ナルト「悪かったってばよ……」
キバ「すまねえ……」
リー「すみませんでした……」
チョウジ「ごめん……」
シノ「股間が冷えてきた……」
ネジ「風邪ひく……」
カンクロウ「死にゅ……」
上は着てるのに下は真っ裸の少年が6人、ずらりと正座で並ぶ様子はあまりに見苦しかった。
一人は例のごとく、思い切り殴られ蹴られ、鉄塊で叩かれ、山道にたまにいる、車に引かれた狸のようになっていた。
戦力的には明らかにカンクロウ側が勝っていたのだが、テマリがカンクロウを見せしめにした途端、みんなパンツも履かずに正座したのだった。
131 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 04:50:20.93 ID:
SwH3Zc6Z0
テマリ「ガキのくせに人の情事を盗み聞きしようとしやがって……恥を知れ恥をッ!!」
テマリの叱責にシュンとなる6人。
ネジとキバの息子に描かれたヒナタも反省しているのか、小さくシュンとなっていた。
132 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 04:57:38.67 ID:
SwH3Zc6Z0
テマリ「……。まぁ初犯だからな……。大人しく家に帰るってんなら許してやる。どうする?」
7人は一斉に頷く。
もうしません!
家に帰ります!
許してください!
ありがとう姉ちゃん!
テマリ「おい……今『ありがとう姉ちゃん!』って言った奴……。お前は初犯じゃないから我愛羅のもとに送るからな」
低い声でカンクロウを睨みつけるテマリ。
カンクロウは自分の余命が幾ばくもないことを悟った。
133 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 05:10:16.84 ID:
SwH3Zc6Z0
***
シカマル「まさかアンタが許してやるとは思わなかったぜ」
窓から下半身丸出しで逃げてゆく6人を見ながら、シカマルが呟く。
旅館の外にはカンクロウを閉じ込めて、申し訳程度の空気穴をあけたドラム缶が置いてある。
テマリ「別に私も人を虐めたいわけじゃない。ただ二度とこんな思いは御免だッてことだ」
シカマル「あいつらが反省するかねえ……」
テマリ「するさ……。人は学習して大きくなっていくものだからね」
そう言いながらテマリはドラム缶に向かって唾を吐いた。
もうカンクロウを人としては認めないという姿勢が伝わってくる。
134 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 05:19:01.26 ID:
SwH3Zc6Z0
テマリ「……それにな……////」
シカマル「……それに?」
テマリは頬を赤らめながらシカマルを見つめた。
テマリ「今は楽しい思い出が出来ればそれでいい……!! ///」
ガッ!!!!!!!!!!!
シカマル「ちょッ! /////」
タックルをかまされ、布団の上に押し倒されたシカマルにはもう、抵抗する術はなかった。
135 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 05:42:13.46 ID:
SwH3Zc6Z0
※EDテーマ『Wind』
フォンフォンフォン……
タッタカタッタッタ!
トゥートゥルルーー……
トゥートゥトゥーー……
トゥートゥルルーー……
トゥートゥトゥーー……
カールティベィティア ハンガビィ フォーユー アイディアライズッ!
モーティベーティア アンガートゥ メイク ・ ゼン リアライズッ!
クライヴィンザ マーンテーン ン ネヴァ カミ ダン?
ブレーキィン トゥ ザ コンテンッ ン ネヴァ フォリ ダン
136 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 05:58:11.87 ID:
SwH3Zc6Z0
トゥートゥルルーー……
トゥートゥトゥーー……
ニィーーッスィティル シェイキンッ ・ ラカイワズトゥエーッル
スニィーキナウッ ザ クラッスーム バィザバックドゥー
モゥリライミッ トゥアイソゥッ バッディドゥケァー
ウェイティギンザ ウェイスティンッ フォピポ ライミー
138 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 06:09:02.56 ID:
SwH3Zc6Z0
ドォンットゥラーイッ トゥ ライッ ソォーウワイッ!
ドォンックラーイッ コズ ヨゥ ソォーウワイッ!
ドォンッドゥラーイッ ウィ フェイクソォーウフィッ!
コゥジュウィッ へイチュア セルッフィンッズィエンッ!
139 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 06:13:58.68 ID:
SwH3Zc6Z0
トゥートゥルルーー……
トゥートゥトゥーー……
タッタカタッタッタ!
ドォンットゥラーイッ トゥ ライッ ソォーウワイッ!
ドォンックラーイッ コズ ヨゥ ソォーウワイッ!
ドォンッドゥラーイッ ウィ フェイクソォーウフィッ!
コゥジュウィッ へイチュア セルッフィンッズィエンッ!
140 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 06:16:01.57 ID:
SwH3Zc6Z0
ドォンットゥラーイッ トゥ ライッ ソォーウワイッ!
ドォンックラーイッ コズ ヨゥ ソォーウワイッ!
ドォンッドゥラーイッ……
141 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 06:21:11.83 ID:
SwH3Zc6Z0
***
シカマル「い、今帰ったぜ……」フラフラ
ヨシノ「あら、お帰り。温泉旅行はどうだった? 疲れは取れた?」
シカマル「あー……腰イッテェ……」
ヨシノ「?」
シカク「?」
142 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 06:21:37.51 ID:
SwH3Zc6Z0
終劇
143 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 06:29:53.03 ID:3ILXJAaDO
乙
肝心の腰が痛くなるシーンがキンクリされてて、ちょっと卑劣だとおもいました
144 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 06:30:15.12 ID:xZJ9en2D0
乙
145 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 06:46:24.96 ID:eqy1RPxBo
プロレスごっこかな?
146 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 07:52:27.06 ID:kcmhk2QnO
ネジのキャラがおかしい
147 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/24(月) 08:10:40.77 ID:waC35mMz0
おかしいのネジだけじゃないだろwww
148 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 09:05:29.69 ID:ld3RlWg5O
オナロウ多分死んだから次回作は無いのかな…
149 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 09:12:23.63 ID:1FmeHsFJO
乙乙
相変わらずテーマソングを文章にするの上手いなwwwwww
150 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 09:18:15.89 ID:b/wrLexw0
毎回面白いな
止めさせるためにオナロウにも相手を見繕ってやろうぜ
159 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 15:58:21.74 ID:jgx+7kCHo
クソワロタwwwwwwwwww
乙wwwwwwwwww