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テマリ「最近、我愛羅の部屋が臭い」
Part1

テマリ「最近、我愛羅の部屋が臭い」
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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/16(日) 23:57:48.22 ID:cznnYBjV0
夕食時、テマリは突然そう切り出した。我愛羅は箸を止め、顔を上げる。
我愛羅「気のせいだ、テマリ……。俺の部屋は臭くなんかない」
テマリ「いーや、なんかおかしな臭いがするね」
我愛羅「根拠のない誹謗中傷はやめろ」
疑り深く自分の弟を見つめる。しばらくしてテマリは口を開いた。
テマリ「……あんた、一体部屋で何してんだい?」
一瞬にして固まる茶の間。我愛羅の視線が宙を泳ぐ。

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 00:46:27.62 ID:kV3pX6kA0
数分後、長い沈黙を破ったのはカンクロウだった。
カンクロウ「ま、まあ人それぞれプライバシーってのがあってだな……」
テマリ「カンクロウは黙ってな。私は今、重大な話をしてんだ」
カンクロウ「……」
カンクロウは思ったーー。
オナティッシュのどこが重要なのだろうかとーー。
説明するまでもないが、オナティッシュとは自慰行為によって陰茎から射出された精液を拭いたティッシュペーパーのことである。
忍びの世界において指折りの傀儡師であるカンクロウは、自分のオナティッシュを弟・我愛羅のゴミ箱に捨てるのを常としていた。
自分の部屋が臭くなることと、ゴミ当番の姉に見つかることを恐れたのである。

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 00:47:22.09 ID:x0gdX0N5o
お前かよwww

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 00:57:58.19 ID:kV3pX6kA0
我愛羅「……自分の部屋で何をしようが、俺の勝手だろう」
相変わらず視線を合わせないまま、我愛羅は低く呟く。動揺しているのだろう。さっきから煮豆を上手く掴めていない。
テマリ「勝手じゃないね。……ずっと気になってたんだ。いつもご飯が終わったらすぐに部屋に籠ってせっせと何かしている。そして部屋に漂うツンと鼻を突くような臭い……」
我愛羅「……」
テマリ「こんなことは言いたかないけど、あんたもしかして……」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 01:07:41.26 ID:kV3pX6kA0
テマリが言いかけたそのとき、弟を守ってやりたいという気持ちがカンクロウを突き動かした。
カンクロウ「女には分からねえじゃん……」
我愛羅「!」
テマリ「黙ってなって言ったろ……」
ギロリとカンクロウを睨む瞳は、底冷えするような凄みを帯びていた。しかしカンクロウは構わず続ける。
カンクロウ「女には分からねえじゃん。この気持ちはよ……」
テマリ「私は男がどうとか、そんな話をしてるんじゃない」
カンクロウ「……確かに女だってやるときはやるかもしんねぇ。でもこのヤリたくてどうしようもない気持ちは女には分かんねぇよ」

11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 01:18:27.48 ID:kV3pX6kA0
ーー沈黙。カチカチと時計の音だけが大きく聞こえる。
テマリ「……そういうことに興味がある年頃だってのは、私だってよく分かってるつもりだ。だが我愛羅の事を大切に思うからこそ、そういことは絶対にやっちゃいけないんだ」
我愛羅「……何故、やっちゃいけないんだ……?」
黙っていた我愛羅が徐に口を開く。どこか震えるような声だった。
テマリ「分かんないかい?」
我愛羅「……ああ。分からん」
テマリは溜息を洩らす。
テマリ「……体に悪いからだよ」

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 01:28:32.31 ID:kV3pX6kA0
プッ! 突然カンクロウが吹き出した。
テマリ「な、なにがおかしい!」
カンクロウ「アハハハ! テマリ、それは典型的な誤った知識じゃん!」
テマリ「なんだと!」
カンクロウ「ヤリすぎは確かに問題かもしれねぇ。だが数回程度ならまるで問題ないんだぜ?」
テマリ「そんなことはない! 最初は誰だって軽い気持ちで始めるんだ! いつでもやめられるってね!」
テマリは顔を真っ赤にして叫ぶ。しかしカンクロウは生粋のオナニスト。どっしりと構えてテマリに質問する。
カンクロウ「じゃあ具体的に体のどこに良くないんだ?」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 01:35:05.28 ID:kV3pX6kA0
テマリ「色々と影響はあるが、やっぱり一番危険なのは脳だ。私はやりすぎで脳が委縮したという話をいくつも知っている」
堂々と答えるテマリ。自分の回答に絶対的な自信を持っているかのようだった。
カンクロウ「脳? 髪ってのは聞いたことあるが、脳に影響? ヘッ、そんなのあるわけないじゃん」

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 01:46:02.13 ID:kV3pX6kA0
テマリ「ほ、本当だ! それに伴っていつまでもつづく無気力状態。今まで築き上げた人生を台無しにするんだぞ!」
カンクロウ「そりゃ一時的に無気力状態にはなるが、別にたいしたことじゃない。最初に感じる罪悪感だってそのうち薄れてくものだ」
どこまでも続く平行線。
シンナーの恐ろしさを語るテマリと、オナニー直後の賢者タイムについて力説するカンクロウ。
我愛羅はどことなく、カンクロウの話がかみ合っていないと感じていた……。

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 01:57:31.54 ID:kV3pX6kA0
テマリ「……カンクロウ。お前さっきから、さもやったことがあるかのような口ぶりだが、まさか本当にやってんじゃないだろうな……?」
カンクロウ「なッ! ///」
姉に自分の自慰行為について語るのは、ありとあらゆるシングルプレイを網羅しているカンクロウとて恥ずかしかった。
テマリ「正直に答えろ。やってるのか、やってないのか……」
しかし、このまま我愛羅にだけつらい思いをさせるというのもカンクロウにはできなかった。
もう独りにはしないーー。いつも孤独だった我愛羅に寄り添ってくれたナルトのようになりたかった。
カンクロウ「ああ。やってるじゃん……。毎日欠かさずな……」

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 02:02:27.22 ID:kV3pX6kA0
パンッ!!
カンクロウ「!」
我愛羅「!」
……突然の平手打ちだった。
あまりのことに驚いたカンクロウが視線を前に戻すと、目の前には涙をハラハラとこぼすテマリがいた。

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 02:09:34.23 ID:TUhyB6l2O
あっ…そっちと勘違いしてるのか。テマリさんピュアっすね。
我愛羅はガンプラでも作ってたのかな? 塗装の時は換気しろよ。

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 02:19:03.70 ID:kV3pX6kA0
カンクロウ「な、何するじゃん……」
テマリ「……ホントにアンタは馬鹿だよ……」
とめどなくあふれる涙を拭こうともせず、テマリはカンクロウをギュッと胸の中に包んだ。
テマリ「……つらいことがあったんだろ? 姉ちゃん、わかるよ……」
カンクロウ「テマリ……」
テマリ「……でも自分を大事にしなきゃだめだ……。アンタは私の大切な大切な弟なんだから……」
そう言ってさらに強く抱擁する。
カンクロウはまさかオナニーごときで姉が泣いて自分を抱きしめるとは予想していなかったため、何を言えばいいのか分からなかった。

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 02:30:37.69 ID:kV3pX6kA0
テマリ「我愛羅もおいで。まったく、あんたら揃ってホントに……」
テマリは眼を赤く腫らしながら我愛羅を抱こうとした。
我愛羅は概ね事態が把握できて来た。
我愛羅「待て、テマリ。お前は多分勘違いをしている……」
テマリ「へ?」
我愛羅「もしかして俺がシンナーをやってると思っているんじゃないか?」
カンクロウ「?」
テマリ「ち、違うのかい……?」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 02:45:31.18 ID:kV3pX6kA0
***
ぎいいッ……。
テマリとカンクロウの2人を連れて、我愛羅は自分の部屋に入った。
ツンとシンナーの臭いが鼻をつく。
我愛羅「確かにシンナー臭かったかもしれないが、別にシンナーを吸ってるわけじゃない。模型を作っていただけだ」
そう言って部屋の隅を陣取っているシートを取り除ける我愛羅。
シートの下から出てきたのは木の葉の里のミニチュアだった。
カンクロウ「おお……すごいじゃん……」
テマリ「し、知らなかった……」
結構大きなその模型に思わず息を飲む。
我愛羅「この前うずまきナルトから貰ったんだ。せっかく貰っておいてそのままというのも悪いと思ってな……」

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 02:52:37.36 ID:kV3pX6kA0
我愛羅「俺はてっきり風影の仕事に集中してないことを窘められるのかと思ったが……」
テマリ「///」
カンクロウ「……弟がシンナー中毒だって勝手に大騒ぎして泣きながら抱きつくなんて、ダセぇじゃん」
テマリ「う、うるさいッ! ///」
さっきまでの自分の言動を思い出し、テマリは耳まで赤くなった。

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 03:04:22.92 ID:kV3pX6kA0
我愛羅「とにかく余計な心配をかけてしまったな……すまなかった」
テマリ「こ、こっちこそすまないね。ま、まぁ模型で良かった……///」
ホッと胸をなでおろす。
カンクロウはそれをニヤニヤしながら見ていた。
我愛羅「たいした難易度じゃないが、俺はあまり器用じゃなくてな……。完成まではもう少しかかりそうだ」
テマリ「なら私たちが手伝ってやるよ」
カンクロウ「傀儡師からすれば朝飯前じゃん」
我愛羅「……テマリ……カンクロウ……」
我愛羅は心の奥がじんわりと暖かくなっていくのを感じた。

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 03:09:57.89 ID:x0gdX0N5o
イイハナシカナー?

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 03:15:43.57 ID:kV3pX6kA0
***
カンクロウ「よーしできた!」
テマリ「おぉ! 壮観だね!!」
我愛羅「ふぅ……」
夜中の1時頃、遂に1/500[木の葉の里]が完成した。
三人は適度な疲労感を感じながら、同時に清々しい達成感を味わった。
カンクロウ「案外でかくて邪魔だな……」
正直な感想がカンクロウの口をついて出た。
カンクロウ「……捨てるか」
また出た。

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 03:19:37.62 ID:kV3pX6kA0
***
30分後、我愛羅とテマリは模型製作で出たゴミを片づけていた。
鉄扇で頭をはたかれたカンクロウは床にゴミのように横たわっていた。

28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 03:24:05.52 ID:kV3pX6kA0
テマリ「このプラスチックは燃えるから、あんたのゴミ箱にまとめて入れとくよ」
我愛羅「頼む」
テマリ「ふんふん、模型製作ってのも案外楽しかったね」
山のようなプラスチックの残骸を抱えながら、ゴミ箱に近づくテマリ。
そこでふと、異臭に気づく。

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 03:28:37.84 ID:kV3pX6kA0
テマリ「ぬわッ! 生臭いッ! ちょ、我愛羅ッ!」
我愛羅「どうした?」
鼻をつまむテマリに我愛羅は怪訝な顔をする。
テマリ「これはちょっと臭いがひどすぎだ! マスターベーションをするなとは言わないけど、せめて袋に入れて縛っときな!」
我愛羅「! ……この臭い、精液か……」

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 03:32:29.68 ID:kV3pX6kA0
テマリ「何冷静に言ってんだい。さっきまではシンナーで気づかなかったけど……うへぇ……」
我愛羅「変だな。俺は自慰などしないが……」

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 03:37:01.49 ID:kV3pX6kA0
テマリ「ん?」
我愛羅「……俺は自慰をしない。これは俺以外の誰かがティッシュに染み込ませた精液だろう」
2人の視線が、のびているカンクロウに集まる。

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 03:47:57.62 ID:T+WIGxTDO
自業自得だってばよ

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 12:42:31.48 ID:J8YiAlgpo
カンクロウは犠牲になったのだ、マスターベーションの犠牲にな…

34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 12:42:51.30 ID:kV3pX6kA0
***
1時間後、そこには仁王立ちをしているテマリと我愛羅、そして正座をしているカンクロウがいた。
テマリ「……」
我愛羅「……」
カンクロウ「……あの……すんません……」
テマリ「なんで我愛羅のゴミ箱に捨ててんだい……」
カンクロウ「いや、なんか我愛羅が捨ててくれって……」
我愛羅「殺すぞ」
カンクロウ「あ、すいません……間違えました……」

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 12:47:05.36 ID:kV3pX6kA0
テマリ「……自分がやったのを我愛羅になすりつけようとしてたんだろ」
カンクロウ「あ、それもあるんすが、やっぱオナティッシュって臭くて……」
我愛羅「殺すぞ」
カンクロウ「えと……すんません……」

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 12:56:32.82 ID:kV3pX6kA0
テマリ「別に私らはマスターベーションがいけないとは言ってない。そりゃカンクロウは男だ。やりたい日もあるだろう」
我愛羅「やりたい日というか、このティッシュ量、一日3回でも足りないと思うが……」
テマリ「……それでも私のかわいい弟のせいにするのはさすがに許せないね」
カンクロウ「俺もかわいい弟じゃん……」
テマリ「黙れ、オナロウ」
カンクロウ「お、オナロウ?」

37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 13:14:48.83 ID:kV3pX6kA0
我愛羅「オナロウ、お前の性欲が強いのも知っている。ついこの間も傀儡に……」
カンクロウ「ストォーーップ!! 我愛羅、ストップ!! ///」
テマリ「傀儡?」
我愛羅「ああ。女型の傀儡に……」
カンクロウ「やめてええッ! あれは黙っとくって言ったじゃんッ!! ///」
テマリ「オナロウ、一旦黙りな」
騒ぐカンクロウの口をギュッと抑える。
テマリ「……で?」
カンクロウ「もがああああああああッ///」
我愛羅「……女型の傀儡に向かって一生懸命腰を振っていたのだ。小一時間ばかり」
テマリ「嘘!? ホントかい!? クッ……プッ! アハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
カンクロウ「ああああああああ!!!!!! ///」
突如豪快に笑いだすテマリ。カンクロウは恥ずかしさと悔しさで、うっすら涙を浮かべた。

38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 13:26:29.08 ID:kV3pX6kA0
テマリ「ククク……。こいつの性欲は尋常じゃないからね。そう言えば我愛羅は小っちゃくて覚えてないだろうけど、オナロウの奴、一緒に風呂に入ったらいつも勃起してたしね」
我愛羅「クッ! ククク……」
カンクロウ「もうやめろよッ! ガキの頃の話じゃんッ!! ///」
テマリ「で、『ちょっとだけ触らせてほしいじゃん……』って」
カンクロウ「あー! あー! 聞こえない、聞こえない!! ///」
我愛羅「プクク……腹が痛い」

39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 13:36:48.87 ID:kV3pX6kA0
カンクロウ「お、お前らだってオナニーするし、性癖の一つや二つは持ってるだろ? ///」
テマリ「しない」
我愛羅「持ってない」
カンクロウ「あああああああああ!! もう!!! ///」

42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 14:48:47.63 ID:kV3pX6kA0
カンクロウ「そ、そうだッ! シカマルッ! お前もシカマルとエッチなことをしたりしてんだろ!? ///」
テマリ「は? ちょ、イキナリなんだい!? ///」
カンクロウ「知ってんだぞ! 最近やけにあいつと仲が良いみたいじゃん! ///」
テマリ「確かに仲は良いが……。別にそういうことを求め合ったりはしない。私もあいつも一緒にいればそれだけで幸せだ///」
カンクロウ「くそう! もっと求め合えよ! ///」

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 14:58:30.45 ID:kV3pX6kA0
カンクロウ「そ、それでも何かしらしたはずじゃんッ! 正直に言えよ!! ///」
テマリ「そ、そりゃあ手をつないだりは……って馬鹿! 恥ずかしいだろ!? ///」
カンクロウ「全然恥ずかしいエピソードじゃねえよ! どうなってんだよ! チュウぐらいしろよ!! ///」
我愛羅「その辺にしておけ、オナロウ。お前だって実の姉の情事を聞きたいわけじゃないだろう」
カンクロウ「別に興味はねえけど、俺ばっか恥ずかしいエピソードで笑われるのがいやなんだよッ!! ///」

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 15:08:51.28 ID:kV3pX6kA0
我愛羅「別に俺はテマリの恥ずかしい話で笑おうとは思わない。姉弟だからだ」
カンクロウ「くっ……」
テマリ「我愛羅……」
我愛羅「それより俺は、オナロウの赤面エピソードをもっと聞きたい」
カンクロウ「やめろッ! 俺だって兄弟じゃんッ!! ///」
テマリ「よしきたッ!」
カンクロウ「『よしきた』じゃねえッ!! ///」

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 15:15:00.15 ID:kV3pX6kA0
***
テマリ「私の着せ替え人形をいつも裸にしてまじまじと見てた」
カンクロウ「ち、ちがっ!! あれは駆動部がどうなってんのか傀儡の参考にと思って!! ///」
我愛羅「プクク……」

46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 15:19:26.93 ID:kV3pX6kA0
***
テマリ「塗り絵とかも女の子は髪の毛以外全部肌色で塗りつぶしてた」
カンクロウ「あの時大量に肌色のクレヨンが残ってただけッ!! 信じてッ!! ///」
我愛羅「ひぃひぃ……」

47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 15:23:42.42 ID:kV3pX6kA0
***
テマリ「親戚とかもいるのに布団の上でうつ伏せになってモゾモゾしてた」
カンクロウ「あ、ああ! 芋虫ごっこの話ね!? あの話ね!? ///」
我愛羅「くっくっく……床オナか……」

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 15:30:47.78 ID:kV3pX6kA0
***
テマリ「魔法少女アニメの変身シーンでコマ送りしてた」
カンクロウ「いやぁ〜風の国のアニメーションは作画が細かくてね!! 背景がよく動くんだこれが!! ///」
我愛羅「プフッ……」

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 15:38:47.89 ID:kV3pX6kA0
***
一時間後、まだまだテマリは幼少期のカンクロウについて語りたかったが、カンクロウが本格的に泣き出してしまったので止めにした。
カンクロウ「ひっく……おえっ……うっ……」
テマリ「もう泣き止めよ、オナロウ」
我愛羅「忍なら耐え忍べ、オナロウ」
カンクロウ「だ、だっで……ね゛え゛ぢゃんど我愛羅が……い゛じめ゛る゛……」
テマリ「とにかく鼻をかみな。見苦しいから」
我愛羅「残念ながらティッシュはすべてオナロウが使ってしまった」

50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 17:33:27.23 ID:MXfL40seo
オナロウキモすぎワロタwwwwwwwwwwwwwwww

53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/17(月) 18:00:58.70 ID:kV3pX6kA0
カンクロウ「お前らッ! がならず復讐じでやっがらな……ッ! おぼえとげッ!!」
涙と鼻水でぐじゃぐじゃになったカンクロウ。隈取は完全に流れ落ちてしまっていた。
テマリ「はいはい。覚えてたらね」
我愛羅「俺たちに弱点はない。いつでも来い」
カンクロウ「特にテマリぃッ! お前には最低な嫌がらせをじでやるじゃんッ!!」
こうしてカンクロウの復讐の火はメラメラと大きくなっていったのだった。

54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/17(月) 18:09:57.67 ID:kV3pX6kA0
***
それから自室に籠りっぱなしのカンクロウ。
復讐の作戦を練っているのか、自慰行為にふけっているのかは定かではないが、まぁ確実に言えることは自慰行為をしているということである。
テマリ「おーい! 飯だぞ! いい加減出てこい!」
ドンドンとドアを叩く。
しかし反応はない。
テマリ「はぁ……。ここに置いておくから、ちゃんと食べとけよ」
そう言って部屋の前にお盆を置いて立ち去ろうとしたテマリだが、ふと思い立って引き返す。
ほじほじ……。
テマリ(これでも喰らえ)
ピンッ!
拗ねてしまった弟への腹いせに、テマリは味噌汁の中に自分の鼻くそを飛ばしておいた。