Part3
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/15(金) 18:12:11.10 ID:
woIJblB10
再不斬「残念だったなぁ。俺は生きてるぜ」
カカシ「ぐっ…!」バシャッ
カカシ(なんだこの水は…やけに重いぞ…!)
再不斬「水牢の術」
カカシ「!!」
ザバババ
カカシ「……!」ギロッ
再不斬「脱出不可能のスペシャル牢獄だ。テメェまでしゃしゃり出てきやがって」
カカシ「この…!動けねぇ…!」
再不斬「大人しくジジイを渡せばいいものを…」
カカシ「……ククク」
再不斬「…何がおかしい」
カカシ「すっかり勝った気でいるんだろうがな…。俺様が簡単にくたばる訳ねぇだろ」
再不斬「……!」
ーーーー
バキッ
再不斬「ぐっ…!」ズザザッ
ワンワン! ガブガブッ!
再不斬「このクソ犬っ…!!離せ!」
カカシ「……」シュバババ
再不斬「テメェ…幻術をかけやがったな!」
カカシ「数秒で破るとはね…大した奴だ」
再不斬「こんな子供騙し…!」
カカシ「だが、その数秒でお前は終わりだ」バチバチッ
再不斬「!!」
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/15(金) 18:18:24.99 ID:
woIJblB10
白(まずい、再不斬さんが!)スッ
白「氷遁、魔境氷…!」シュバババ
ナルト「カカカカカカカッ!」
白「はっ!?」クルッ
ナルト「ダカバアアアアッッ!!」
バゴッ!
白「ぐはっ!!」ズザザッ
再不斬「白!」
カカシ「……」ピタッ
ナルト「ラアッ!!」バギッドゴッ
白「ぐっ…ぎゃっ…!!」
再不斬「キサマらァ……!!」
カカシ「…助けたいか?」
再不斬「なに…?」
カカシ「もう、タズナさんや俺達に手を出さないって約束するなら離してやるよ」
再不斬「テメェ……!」
ナルト「アハハハハハハハハハハ!!」メシャッバギョッ
白「ぎっ……ぐぎゃっ…!」
再不斬「くっ…………!分かった……」
カカシ「……ご苦労さま。パックン以外は帰っていいよ」
忍犬「いいのか?」
カカシ「ああ、助かったよ」
ボボボンッ
再不斬「……!白!」ダダッ
カカシ「…じゃあパックン、伝言頼んだよ」
パックン「分かった」タタッ
カカシ「……」タタッ
ナルト「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」ガスッグシャッ
白「ざっ…ぶざっ…さんっ…!!」
再不斬「このクソガキ!離れろ!!」ガシッ
ナルト「ギッ!!ギダガダナッ!!」ジタバタ
再不斬「カカシ!こいつを何とかしろ!!」
カカシ「ナルト、もういい。やめろ」ガシッ
ナルト「ダアァァアァアアアアア!!」ジタバタ
白「ぐふっ……!」
再不斬「白!!クソッ!」のし
シュタッ
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/15(金) 18:19:45.29 ID:
woIJblB10
カカシ「……ふー、終わったか…」
ナルト「ギダバビッ!!ギババラカナッダ!!」ジタバタ
カカシ「サスケ、二度と無茶な真似はするなよ」
サスケ「……」
カカシ「それと、ナルト」スッ
ナルト「ヒッ!!」ビクッ
カカシ「よくやったな。偉いぞ」ポンポン
ナルト「……!?マ゛!ビガラ゛ッ!!!」バシッ
カカシ「くっ……」フラッ
タズナ「お、おい大丈夫か?」
カカシ「えぇ…。ま、倒れたりはしませんよ…」
タズナ(……)
タズナ「…………お前ら」
三人「?」
タズナ「さっきは超すまんかったな……。特にそこのガキんちょ、ありがとよ」
サスケ「……」
タズナ「後はワシ一人でも何とかなるじゃろ…。じゃあな」
スタスタ
カカシ「……さて、俺達も帰るか」
サクラ「タズナさん……」
カカシ「……知り合いの暗部に護衛するよう頼んどいたよ。間に合えば大丈夫だろ」
サクラ「……!」
ナルト「ザル゛エ゛ぇぇぇええええアアア!!!」ガバッ
サスケ「この…!」
カカシ「ナルト…サスケから離れろ」
ナルト「ギャッゴッッ!ジュダァァアァ!!」ギュ-
カカシ「……」ドスッ
ナルト「くはっ…」
カカシ「ハァ……さ、行くぞ」のし
サスケ「…待て」
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/15(金) 18:21:20.60 ID:
woIJblB10
カカシ「……何?お前から話しかけてくるなんて珍しいね」
サスケ「さっき、写輪眼のカカシって言ってたな……どういう事だ」
カカシ「……」
サクラ「サスケ君…!」
サスケ「奪ったんだろ…うちは一族から…!」
カカシ「……」
サスケ「なんとか言いやがれ!!」
カカシ「………………ああ、その通りだよ」
サスケ「……!!」
カカシ「もう日が傾き始めてる…。行くぞ」
サスケ「…待てっつってんだろうが!!」
サクラ「サスケ君!」ガシッ
サスケ「離せ!」バシッ
サクラ「きゃっ!」
サスケ「テメェふざけんなよ!何が写輪眼のカカシだ!うちは一族の物じゃねぇか!どういう事か説明しやがれクズヤロー!!」
ドスッ
サスケ「ぐっ……!」
サクラ「きゃあああ!サスケ君!!」
カカシ「……」のし
二人「」
サクラ「アンタ…アンタなんなのよ!都合が悪いとそうやって力業に頼るの!?」
カカシ「そうだよ。お前も眠らせようか?」
サクラ「ひっ…!」
カカシ「分かったらさっさとついてこい。日が暮れるぞ」
スタスタ
サクラ「……うっ……うぅ……」ぐすっ
…スタスタ
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/15(金) 18:23:25.52 ID:dI7OG7jSO
中々に面白いな
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/15(金) 18:25:47.63 ID:8CkQ21vAO
ナルトがこんなんだと我愛羅はもっと酷い事になってそうだな
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/15(金) 18:28:46.13 ID:
woIJblB10
サスケ「う……」
カカシ「やっと気がついたか」
サスケ「……テメェ!」
カカシ「向かってきても良いけどね、結果は変わらないぞ。力の差は分かってるだろ」
サスケ「くっ……!」
サクラ「サスケ君…」
カカシ「俺をやりたいんなら、突っかかって来るより修行でもしろ。写輪眼の使い方だって、教えて欲しいならいくらでも教えてやるよ」
サスケ「ふざけやがって……!」
カカシ「ま、開眼もしてないような落ちこぼれじゃ、俺の居る意味ないかもしれないけどな」
サスケ「……!!」プチンッ
シュバババ
カカシ「……!」
サスケ(火遁、豪火球の術!)
ボゴォォオオ!!
サクラ「え…ウソ…!?」
サスケ「ハァ…ハァ…!」
モクモク…
サスケ(……いない!?どこだ!!)
カカシ「下だ」ガシッ
サスケ「なっ…!!」
カカシ「土遁、心中斬首の術」
ズガガガガ!
サスケ「うわああああああ!!」
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/15(金) 18:30:16.99 ID:
woIJblB10
ヒュンッ
カカシ「ハァ……ガキが」スタッ
サスケ「コノヤロー…!!」
カカシ「言ったよな?二度と無茶するなって。お前みたいに、すぐ頭に血が上る奴は忍者に向いてないんだよ」ゲシッ
サスケ「クソッ…!」
サクラ「サスケ君…!アンタなんて事すんのよ!足どけなさいよ!」
カカシ「あぁ?」ギロッ
サクラ「ヒッ…!」ゾクッ
カカシ「お前ら忍者なめてんのか?サスケは身の程知らずの個人プレイ、サクラは口だけ達者で頭はサスケの事ばかり。今一番役に立ってるのは、お前らが疎ましく思ってるナルトだろうが」
サスケ「……!」
サクラ「……」
カカシ「任務は班で行うもんだ。いくら望んでない編成だろうと、俺達で任務をこなしていかなきゃならないんだよ。チームワークを乱す行為は仲間を危機に陥れ、殺す事になる……例えば」
チャキッ
カカシ「サクラ、自殺しろ。でないと、サスケが死ぬぞ」
サクラ「えっ……!?」
サスケ「……!」
カカシ「いいのか?早くしないとサスケが頭だけになるぞ」
サクラ「えっ…えっ…!?」
カカシ「……」スッ
ザシュッ …ドサッ
サクラ「!!!!!!」
ゴロゴロ
サスケ「」
サクラ「いやああああああああああ!!」
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/15(金) 18:32:09.42 ID:
woIJblB10
サクラ「」バタッ
サスケ「……サクラに何しやがった」
カカシ「幻術をかけただけだよ。お前が死んだってだけでこの騒ぎだ」ガシッ
ズボッ ガラガラ
サスケ「……!」スタッ
カカシ「これで分かっただろ。お前らは弱いんだよ。相手によっては逃げないといけないし、仲間と協力する事だって必要だ。一人で突っ走るな、サスケ」
サスケ「……」
カカシ「……とまぁ説教はこのくらいにして、結局日も暮れちゃった訳だし、野宿の準備でもしますか。サクラを連れてきてくれ」
サスケ「……」
スタスタ
サスケ「……」のし
サクラ「うーん……サスケ君……」
サスケ「…………」
スタスタ
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/15(金) 18:34:18.26 ID:
woIJblB10
サクラ「うーん……」
サスケ「……」
ナルト「ダバグジャッキュッッ!!ズルノ!!」
サクラ「……はっ!!」パチッ
サスケ「サクラ……」
サクラ「サスケ君……サスケ君!?無事だったのね!!」ガバッ
サスケ「おい、離れろ…。邪魔だ…」
カカシ「さーて、テントも張れた事だしお前らはさっさと寝ろ」
サクラ「…こいつ……!」
サスケ「やめろ、俺は生きてるだろ」
サクラ「……!」
サスケ「もしかしたら…な」
カカシ「なにごちゃごちゃ言ってんの。今日は俺が見張りをやるから、気にしないで寝ていいぞ」
ナルト「あーぁあ!!ダバラッダバラッ!!」
カカシ「なに、お前も見張りをやりたいの?」
ナルト「ガギギギギギギギギ!!」ガバッ
サクラ「ギャッ!」
カカシ「ハァ……サクラから離れないなら気絶させるぞ」
ナルト「うぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!」ギュ-
サクラ「………………やめてよ!」
パシンッ
ナルト「ダッ!?……ドゥバラ…!」
サクラ「ヒッ…!!」
カカシ「……」ドスッ
ナルト「ぐふっ……」
カカシ「……」のし
スタスタ ドサッ
サクラ「……」
サスケ「……」
カカシ「お前らも、早く寝ろ」
ーーーー
カカシ(これは…睡眠薬か…!)フラッ
バタッ
サクラ「サスケくーん……」すやすや
サスケ「ぐー」
ナルト「……おい、起きろ」