Part2
71 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 02:04:24.38 ID:
xVkXJ+wJ0
***
テマリ「だから砂の里にもボーリング場が欲しいって言ってるんだよ!」
我愛羅「くだらん……。遠くの標的を倒す巨大施設を作ってどうする。そんなもの、庭に的を置いておけばすむ話だ……」
テマリ「木の葉でカンクロウが白とやって楽しかったって聞いたんだ。なんかこうスカッとするんだってさッ!」
我愛羅「ボーリングというのも、どうせ自慰かなにかの隠語だろう。ボールとピン……。聞くからに卑猥だ」
一緒にダイニングで手巻きにかぶりつきながら、里のレジャー施設について議論する我愛羅とテマリ。
テマリはカンクロウが白とのデート(笑)の様子を聞くたびに、木の葉の里を羨ましく思っていた。
せっかく弟が風影なのだからとせがんでみたのだが、なかなか我愛羅はうんと言わない。
テマリ「だいたいこの里は砂ばっかでつまんないんだよ!」
我愛羅「……砂をバカにするな。砂はいい。凄くサラサラしている」
テマリ「だから何だってんだ!」
バンッ!!
バキ「我愛羅ッ! テマリッ!」
議論の最中に、血相を変えたバキが入ってきた。
72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 02:42:02.06 ID:
xVkXJ+wJ0
我愛羅「何事だ……?」
その様子に何かただならぬものを感じる。
バキ「木の葉が……壊滅した……」
我愛羅「!?」
テマリ「!?」
突然すぎる一言に、我愛羅とテマリは戸惑う。
テマリ「壊滅したって……そんなまさか……」
バキ「詳しくはコイツから直接聞いてくれ……」
バキの後ろからスッと何者かが前にでる。
フードにゴーグル、素顔が全く分からない変わった出で立ち。
腹部には大きな血のシミが出来ていた。
シノ「俺は木の葉の油女シノだ……。今木の葉はペインの攻撃を受けてほとんど死体の山になっている。用件を先に言おう……。早急に戦闘態勢を整えろ。なぜなら次は砂が狙われるからだ……」
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 05:22:11.16 ID:7UGrHdui0
ペイン空気読めよ……なに原作と同じノリで本気出してんの?
みんな戦争じゃなくてオナニーぐらいしかしてない平和な世界だったのに……
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 06:13:04.49 ID:ZDdSSgkwo
賢者タイムなんだろ
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 09:21:57.18 ID:K96FUlhb0
これは面白くなりそうだ
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 09:48:15.52 ID:U35GPeq3O
続きが楽しみでシコるのがやめられないんだが
96 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 19:07:07.55 ID:
xVkXJ+wJ0
我愛羅「何故砂が狙われると分かる……?」
シノ「奴の狙いは尾獣だ。おそらくナルトは尾獣を引き抜かれて死んだ。次は一尾のお前が狙われる……」
我愛羅「うずまきナルトが……死んだ……?」
我愛羅は目を見開いた。
まさかそんなことが……。
うぅ……。
胸が痛い……。
愛する者を失う痛みがまた甦って来た。
うずくまる我愛羅の後ろで立っているテマリの顔も凍り付いていた。
97 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:14:03.12 ID:BJXqHxofO
え、があらさんナルトの事どう思てましたん
98 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:22:56.02 ID:/D9TIFEWO
友達でしょ
99 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:24:01.13 ID:B/y5tuDJO
ナルトがヌかれて死んだ……!?
100 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 19:24:23.83 ID:
xVkXJ+wJ0
テマリ「……。あのリーってのは……?」
シノ「死んだ。戦闘中、腹を貫かれてな……」
テマリ「ネジとかいう白目は……?」
シノ「死んだ。ヒナタと共に殺された……」
テマリ「……ひっぐ……キバは……?」
シノ「死んだ。赤丸を惨殺されて激昂して突っ込んでいった……」
テマリ「……ぐすッ……ヂョウジとかいうデブは……?」
シノ「死んだ。頭を弾き飛ばされて死んだ……」
テマリ「……は、白は……?」
シノ「死んだ。アカデミー生を逃がすために囮になって死んだ……」
テマリ「……」
シノ「……」
シノ「……シカマルは……」
テマリ「言うなッ!!!!!! 絶対に信じないからなッ!!!!!」
シノ「……」
一番安否を知りたい奴がいるーー。
しかしテマリは怖くて聞けなかった。
101 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:29:25.70 ID:rjs5fdzxO
もうダメだ……おしまいだ……
102 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:40:15.27 ID:OPINir1So
なんだこの展開は
106 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 19:46:52.65 ID:
xVkXJ+wJ0
シノ「……シカマルは……」
テマリ「言うなぁあああああああああああああッ!!!!!!! ああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!! 嫌だあああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テマリはシノの胸ぐらを掴んで泣き叫ぶ。
涙があふれて止まらなかった。
シノ「……シカマルは……最期までお前を愛していた……」
辛そうに目を背けるシノ。
目を合わせることなんか到底できない。
テマリ「……」
テマリは泣きながら両膝から崩れ落ちた。
シノ「死の直前にこの言葉を託された……。『お前のことを心から愛している』と……」
テマリ「うあああああああああああああああああああああああああッ!!!! シカマルゥうううううううううううううううううううッ!!!!!!!!!!!! いやあああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!」
シノ「……」
ワンワンと大声で泣く様子をみて、シノの心はキュウッと痛んだ。
本当のことなんか可哀想すぎて到底言えない……。
シノ(クソ馬鹿野郎め……)
シノは心の中で、ペイン襲撃の前日に娼婦の腹の上で死んだシカマルを口汚く罵った……。
※知ってると思いますが一応「腹上死」とは
腹上死(ふくじょうし)または性交死(せいこうし)とは性交中に突然死することを指して言う言葉である。
腹上死の元の意味は男性が性交中に女性の腹の上、すなわち正常位の体勢で死に至る事を形容して使われた言葉。
107 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:49:17.68 ID:GRZHL8AO0
シコマル
108 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 19:50:01.20 ID:E/Nd103x0
シコマルェェ…
109 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:50:50.34 ID:CI5MOFpjo
これはひどい
これはひどい
110 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:51:17.03 ID:7VGwP0Xao
シコマル生きてるかと思ったら想像以上のクズだな
111 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:51:42.89 ID:6WDnnMbYO
シコマルェ
112 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:51:53.35 ID:hzaw9Zsv0
死ぬべくして死んだんだなシコマルは
113 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 19:53:30.87 ID:JmOokNTDO
なんで白が死んでるんだよ……
シコマルは本当にどうでもいいけど
120 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 20:21:15.30 ID:
xVkXJ+wJ0
シノ「……とにかくこのままでは砂の里も木の葉の二の舞になる……。早急に手を討て」
我愛羅「そ、そうだな……。今は悲しみに暮れるときではない……」
左胸を押さえながらヨロヨロと立ち上がる我愛羅。
自分は今、風影として民を守らなければならない。
かといってみすみす尾獣を差し出しては、これから後さらにひどいことになるだろう……。
我愛羅「砂の忍に召集をかける……。必ずペインを始末する」
我愛羅はテマリの肩にポン、と手を置いた。
テマリ「?」
我愛羅「……カンクロウが最後の希望だ。あいつさえ生き残れば、まだナルトやシカマルたちを生き返らせられる可能性が残る……」
テマリ「……う゛ん゛……」
テマリは涙を拭いて立ち上がった。
121 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 20:30:44.74 ID:
xVkXJ+wJ0
我愛羅「テマリは戦える者を屋敷の前に集めろ。……それからカンクロウにこのことを伝えなければ……」
シノ「それなら俺に任せろ……」
シノは袖の中から数匹の蟲を出現させた。
シノの指先に止まる蟲たちが羽音を響かせる。
シノ「コレは特定の匂いを遠距離から感知することが出来る。手紙を結べば連絡用にもなる。なにかカンクロウの匂いを発しているものはないか……? 出来るだけ強い匂いがいい」
テマリは我愛羅の部屋にあったゴミ箱を差し出した。
122 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 20:38:19.94 ID:OPINir1So
バレてんじゃねえかwwwwww
123 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 21:06:55.56 ID:ZM4Pc3Aa0
シリアスな展開のはずだったのにwww
124 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 21:37:46.27 ID:rjs5fdzxO
カンクロウの奴、そこまで考えてオナテッシュを……
125 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 21:41:59.67 ID:NQ24tB6r0
オナロウのティッシュが役に立ったwwwwww
128 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 23:23:37.62 ID:
xVkXJ+wJ0
***
カンクロウ「あれ、隈取が落ちねーじゃん……?」
目を覚ましたカンクロウは近くに沸いていた泉で顔を洗い、自身の隈取が取れないことに気づいた。
眠りながらシコり続けていたせいで、いつの間にやら仙人モードになっていたらしい。
体が自然と一体になっているのを感じる。
カンクロウは大量の巻物に100体の烏を封印しつつ、ときおり大地のすばらしさを賛美しながらシコッた。
129 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 23:35:00.65 ID:OAMP6JSB0
隈取りwwwwwwwwww
130 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/17(水) 23:56:55.80 ID:
xVkXJ+wJ0
***
ペイン天道「……」
ペイン餓鬼道「……」
ペイン地獄道「……」
ペイン修羅道「……」
ペイン畜生道「……」
ペイン人間道「……」
我愛羅「……」
テマリ「……」
砂の忍「……」
砂漠の真ん中で対峙し合う二組。
我愛羅「お前達か……ペインというのは……」
相手はたった6体だが圧倒的な力を感じる。
相手がどんな技を使ってくるのか、その情報もほとんどこちらにはない。
132 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/18(木) 01:00:45.40 ID:
5KjHuDNG0
ペイン天道「お前が一尾の人柱力、砂爆の我愛羅だな……。お前の尾獣をもらいに来た」
凄みのある輪廻眼で我愛羅を睨むペイン。
我愛羅「これ以上お前たちの好きにはさせん……」
我愛羅は腕を組んだまま呟いた。
我愛羅「テマリ」
テマリ「大カマイタチの術ッ!!!!!!!!!」
ビュオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!
砂漠の砂を巻き込んで、大気を切り裂くような風が吹き荒れる。
テマリの大カマイタチの術を皮切りに、両者の戦闘が始まった。
133 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/18(木) 01:24:18.72 ID:
5KjHuDNG0
ペイン天道(あの女は風遁使いか……)
ペイン餓鬼道「……」
餓鬼道が手をスッと前に出し、術を吸い取る。
テマリ「何ッ!?」
我愛羅(なるほど、前方に出ているのは防御役か……。とすると一番奥は大方回復役だろう……)
我愛羅「テマリ、もう一度だ」
テマリ「大カマイタチの術ッ!!!」
ビュオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!
再び刃物のような風を飛ばすテマリ。
ペイン餓鬼道「無駄だ」
餓鬼道がまた手を出して吸収しようとした。
ずぼッ!!!!!!!
ペイン餓鬼道「!?」
突然餓鬼道の足元から砂の手が現れ、足首を掴んで砂漠に引きずり込んだ。
我愛羅「この俺に砂漠で挑んだのは間違いだったな」
迫りくる風を飛んで避けようとするペインたち。
しかし全員の足首は既に砂に固定されていた。
テマリ「当たれェッ!!!」
ペイン天道「神羅天征」
今度は天道の力によって、テマリの大カマイタチは弾き飛ばされてしまった。
135 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/18(木) 01:42:57.24 ID:
5KjHuDNG0
ペイン畜生道「口寄せの術ッ!!」
間髪入れずに畜生道が巨大なサイやケルベロスを口寄せする。
ズドドドドドドッ!!!!!
猛突進をかけてくる彼らを見ながら我愛羅はテマリの鉄扇に飛び乗った。
テマリ「うおらああッ!!!」
テマリは思い切り鉄扇を振って、我愛羅を上空へ飛ばす。
我愛羅は空中に砂で足場を作り、口寄せ動物をかわしてペインらのもとへ向かって駆ける。
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!
空気を揺るがすような咆哮。
我愛羅とテマリの後ろに控えていた大勢の砂の忍達も、口寄せ動物に向かって一斉に駆けだした。
136 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/18(木) 01:53:27.40 ID:
5KjHuDNG0
我愛羅(あの短髪細身の男が厄介だな……)
我愛羅は走りながら天道を睨む。
向こうもこちらに最も注意を向けているようだ。
先ほどの神羅天征を見て、ただ忍術を吸収するだけではないことに気づいた。
斥力を扱うということは、その逆の引力も使ってくる可能性があるな……。
ペイン畜生道「口寄せの術ッ!!」
怪鳥「ぎゃあああああああああああああああッ!!!!」
空中を走る我愛羅に向かって、怪鳥が突っ込む。
我愛羅はすんでところでそれをかわした。
137 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/18(木) 02:06:29.81 ID:
5KjHuDNG0
我愛羅「ふんッ!」
すれ違いざまに怪鳥の口の中に大量の砂を流し込み、内部から爆散させる我愛羅。
先ほどから大きな足場を作って浮遊しないのは、持っている砂を攻撃用に残しておくためだった。
バシュウウウウウウウウウウッ!!!!!!!!!1
ペイン修羅道「……」
足首を掴んでいた砂の力が一瞬弱まったのを見逃さず、修羅道が足からジェットを噴射して飛び込んできた。
ズガンッ!!!
間一髪、我愛羅の砂の防御が間に合った。
目の前に突如現れた分厚い砂の壁に直撃し、修羅道は粉砕する。
我愛羅(あと五体……)
ペインらの真上に辿り着いた我愛羅は、そこから思い切りジャンプした。
138 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/18(木) 02:23:42.88 ID:
5KjHuDNG0
ビュンッ!!
飛びかかる我愛羅に向かって金属棒を飛ばす人間道。
餓鬼道はまだ砂の中でもがいているようだ。
我愛羅「!?」
ドスッ!
鈍い音を立てて我愛羅の腹に金属棒が突き刺さる。
天道(やったか……?)
天道(いや……まだか……)
我愛羅が徐々に砂の塊になっていく。
先ほど盾を作った時に、すでに砂分身も作り出していたのだ。
ズガガガガガッ!!!
崩れた砂が突然弾丸のように人間道に降り注ぐ。
人間道は血を吐いて吹き飛んだ。
139 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/18(木) 02:44:04.53 ID:
5KjHuDNG0
天道(……どこだ……本体は……)
辺りを見回す天道。
そう言えば、先ほど奴の砂分身が足場から飛んだときに一緒に落ちていく砂の塊があったな……。
天道が思い当たったと同時に、後ろに落ちていた砂の塊、もとい表面を砂でコーティングしていた我愛羅が姿を現した。
既に両手を畜生道と餓鬼道に向かって突き出している。
我愛羅「砂縛柩……砂瀑……葬送ッ!!」
バキャンッ!!!
我愛羅の砂が二人を潰して殺した。
畜生道が死ぬと同時に口寄せ動物たちも消えてなくなった。
140 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/18(木) 02:54:46.82 ID:/Q69pD3DO
とりあえずパンツ履いた