Part4
222 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 00:49:53.68 ID:
VQ/WPfMU0
白「でもおかげで今日はとっても楽しかったです。カンクロウくん、ホントにありがとう///」
カンクロウ「そ、そう言ってもらえるとこっちとしても嬉しいじゃん……///」
照れるカンクロウ。
へー……こいつもこんな顔するんだな……。
しかもかわいい彼女なんかゲットしやがって……。
いつもと違うカンクロウを見て、シカマルは少し新鮮だった。
シカマル「でもいーよな、風影のお兄様はよ……。金なんかいくらでもあるんだろ……?」
カンクロウ「そういうわけでもない。我愛羅の奴、質素倹約とか言って国から貰える手当をほとんどアカデミーやら孤児院やらに寄付しちまうからな。おかげで屋敷は豪華なのに飯はテマリの作るきんぴらごぼうとかヒジキばっかりじゃん」
シカマル「へえ……。分かんねーもんだな、他人ンちの事情ってよ……」
確かにあの我愛羅が豪遊してるとは思えないな……とシカマルは思った。
カンクロウ「だから今回もテマリの部屋の金庫から、あるもん全部貰って来た。もちろんこれはアイツには内緒じゃん?」
カンクロウがそう言い終わるのと、テマリがお茶を持ってふすまを開けたのはほぼ同時だった。
223 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 00:52:43.51 ID:DUVU/Rw8O
お約束をきっちり守る漢オナロウ
224 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 00:55:14.72 ID:Db8QBVC5O
王道を往くオナロウ
225 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 00:58:57.62 ID:
VQ/WPfMU0
テマリ「す、す、すす……」
カンクロウ「」
テマリ「すまなかったシカマルッ!!」
シカマル「おわッ!」
再不斬「わちゃあッ!!!」
泣きながらテマリがシカマルに抱きつく。
ひっくり返ったお茶をモロに被って再不斬はもんどりうった。
テマリ「うう……すまない……ぐすッ……てっきりお前が盗んだもんだとばかり……ひっく……ホントにすまない……」
シカマル「ま、まったくだぜ……///」
シカマルは少し照れながらも強気な態度で臨む。
まああれだけ好き放題やられちゃ、簡単に許すわけにもいかないだろう。
226 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 00:59:26.94 ID:97mN82+00
ちかたないね、オナロウだし
227 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 01:02:49.54 ID:tJ4Yh5Vc0
オナロウ、終了
228 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 01:16:44.30 ID:
VQ/WPfMU0
シカマル「あ、アンタ一体何発俺をビンタしたと思ってんだ」
テマリ「うぅ……108発だ……ぐすッ……ごめんなざい……ごめんなざい〜……うわあああああ……」
再不斬(おお、煩悩の数だ……)
白(怖い奥さんですね……)
顔をくちゃくちゃにして謝るテマリ。
本当に心から悪いと思ってるのだろう。
シカマルはこんなに泣くテマリを初めて見た。
シカマル「ったく……」
テマリ「ど、どうが私のごどを嫌いにならだいでぐれえ〜……。じがまるぅ……ぐすッ……うああああああああ……」
シカマル「……もういい」
ぷいッとシカマルは顔を背けた。
テマリ「じ、じがまる……?」
シカマル「許してやる。だからお前も俺が前に風俗行ったことは水に流してくれ……///」
テマリ「うん……ぐすッ……水に流す……」
テマリは泣きながら頷く。
シカマルはふぅと溜息をついた。
229 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 01:18:38.26 ID:7he7EYv4O
しかしなんだかんだナルトやシカマルとは良好な関係なんだな
230 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 01:25:00.80 ID:
VQ/WPfMU0
シカマル「それから……今後俺がそういうとこ行ったとしても笑って見逃してくれ……///」
テマリ「ぐすッ……ダメ……」
シカマル「チッ……」
シカマルは舌打ちをしながらも、まだ泣いているテマリの背中をポンポンと軽くたたいてやった。
再不斬「愛の力だな」
白「素敵ですね///」
しみじみとその様子を見つめる2人。
穏やかな表情だ。
カンクロウ「どうやら、一件落着のようじゃん……? どれ、お邪魔虫は退散するとするか……」
優しい目をしてクラウチングスタートのポーズをとるカンクロウ。
彼もまた穏やかな表情をしているが、体中から嫌な汗が噴き出ていた。
231 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 01:25:54.16 ID:YQ+Z1RkUO
ナルトはともかくシカマルと良好なのは不思議だな。
邪魔や身代わりにされてんのに
232 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 01:26:45.31 ID:O73qATJiO
今日は逃げ切れるか?
それとも風影様が捕縛お手伝いか?
それとも白か
233 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 01:28:53.81 ID:Db8QBVC5O
まだ逃げてなかったのか…
234 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 01:35:04.32 ID:
VQ/WPfMU0
オニュアマァーーク……
セッツ……
ジャンッ!!!!!!!
今までで最高のスタートであった……。
畳がほどよく摩擦を生み、カンクロウはまるで弾丸のように客間を飛び出した。
大丈夫……。
この速さならシカマルの影も追いつかねーし、テマリだってあの体勢からすぐに鉄扇を引っ張り出すことはできない……。
廊下を走り抜け、玄関目指して一直線。
こ、今回はなんとか……。
我愛羅「いい夜だな、カンクロウ……」
カンクロウ「放せええええええええええええ!!!!!!!!!! あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
玄関を越えた瞬間、巨大な砂の手に捕まった。
238 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 01:52:45.81 ID:
VQ/WPfMU0
***
我愛羅「テマリとカンクロウが迷惑をかけたな……。後日、お詫びの品を送ろう……」
テマリ「ホントにすまなかったッ!! シカマル、ゴメンッ!! ////」
頭をペコペコと下げるテマリ。
シカマルはわざとめんどくさそうに応じる。
シカマル「あーもう、分かった分かった。今回のことはこれまでとこれからの風俗の件でチャラだ」
テマリ「だからもう行っちゃダメだッつッてんだろ! 許さんからなッ! ////」
我愛羅「とにかく、俺たちはこれで帰る。テマリとの結婚資金のことは心配するな。俺が盛大に祝ってやる……」
シカマル「ど、どうも……」
我愛羅が言うと「呪ってやる」にしか聞こえないのだが、彼もまた姉のことを大切に想っているのだろう。
再不斬(良かった……首切り包丁を売らずにすんだ……)
我愛羅「では、失礼する……」
カンクロウの体を砂の手で優しく包み、そのまま運ぶ我愛羅。
これからどうせテマリに半殺しにされるのだから、せめて運ぶときくらいは痛くないようにしてやろうという彼の優しさであった。
カンクロウ「白ッ!!!!!!!!」
突如、カンクロウが叫んだ。
239 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 02:04:39.94 ID:
VQ/WPfMU0
白「カンクロウくん……」
カンクロウ「た、確かに俺はこんな風にいつも誰かに迷惑かけてるダメな人間だッ!! 友達もオナ友かエロ仙人くらいしかいねえッ!! きっとお前にも嫌われちまったと思うッ!」
カンクロウはここで大きく息を吸った。
カンクロウ「だけど、お前になんと思われてようがッ! 俺はお前のことが大好きじゃんッ!!!!!!!! ////////////////」
白「……」
長い沈黙だった。
カンクロウ「そ、それだけじゃん……」
我愛羅「……帰るぞ」
再び歩き出す我愛羅。
テマリもそれに続く。
白「ボクも……」
カンクロウ「!?」
白「ボクも……そんなダメ人間なカンクロウくんのことが大好きですよ? ///」
ニッコリと微笑む白の笑顔。
カンクロウは涙をポロポロとこぼした。
240 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 02:07:15.99 ID:+6afaLTF0
※ただし男です
241 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 02:09:19.98 ID:JMPZRiZ/O
あれ……おれもなんか涙が……
242 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 02:09:26.12 ID:aauciD+SO
え゛がった……え゛がったなぁオナロウ(感涙)
お前の想いは届いたぞっ!
だが、男だ
243 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 02:10:41.50 ID:KIBoqwtGO
もう男でもいいじゃん
244 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 02:11:36.01 ID:PbMmS0GZO
だが男だ
245 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 02:17:15.26 ID:
VQ/WPfMU0
***
再不斬「いい友達ができたじゃねーか……」
もう遠くにいる三姉弟を見つめながら、再不斬は言った。
白「ええ。ボクの大好きな友達です……。また会いたいな……」
白は少し寂しそうにそう呟く。
再不斬「会えるさ……きっと……」
シカマル「どうっすかねえ……。テマリに殺されなきゃの話でしょ、それ……」
シカマルはそう言ってぶたれまくった頬をなでた。
まだヒリヒリする。
白「テマリさん、怖そうな方でしたね……」
シカマル「怖えのなんの! ねーちゃんもあんな女になんねーよーに気をつけろよ?」
白「あ、ボクは男ですよ?」
シカマル「嘘、マジかよ……」
シカマルはあまりに白が美人だったので驚いた。
246 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 02:25:17.22 ID:xRsPPI8/o
オナロウがホモロウに
247 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 02:33:31.09 ID:
VQ/WPfMU0
***
カンクロウ「//////」ニヘラニヘラ
ガチャッ!
我愛羅「入るぞ」
カンクロウ「バッ! の、ノックぐらいしろよ! ////」
慌てふためくカンクロウ。
持っていたものをすぐさま机の引き出しに隠そうとしたが、砂の手で取り上げられてしまった。
カンクロウ「あッ! こらッ! 返すじゃんッ!!!」
我愛羅「ほお……部屋に籠ってまた自慰でもしてるかと思えば……。珍しいこともあるもんだな」
我愛羅は取り上げた白の写真を見ながら呟く。
我愛羅「この少年とはいい友達になれたようだな……」
カンクロウ「少年? ヘッ! それは美少女、またの名をカンクロウ夫人って呼ぶじゃん?」
我愛羅「?」
テマリ「カンクロウッ!! 今からアンタの血をぶちまけてやるから姉ちゃんの部屋に来なッ!!!!!!!」
カンクロウ「今行くじゃ〜ん! ……じゃ、行ってくるぜ」
人生に喜びを見出したカンクロウ。
もはやテマリの鉄扇なんか怖くもなんともない。
だってこんな自分を認めてくれる女性に出会えたのだから……。
カンクロウは鼻歌交じりに部屋を出た。
我愛羅「……やはりアイツのことはよく分からんな……」
そう言って我愛羅は写真をそっと机に置いた。
249 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 02:57:12.87 ID:py1ZBKaDO
知らぬが仏とはよく言ったものだ
250 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 03:01:17.43 ID:
VQ/WPfMU0
※EDテーマ『流星』
♪アイビリッビュアップローミスッ!
イットゥーハットギーブミッカーレジッ!
オールウェイズ、アイフィーリットゥ
ザ・プレッシャスタイム ウィッジュー……
・たちどぉまぁった…… かぁたにぃ〜 ……うぅん……
・明日へむかぁう風ェ…… を感じぃてぇたぁあ
街のォあかぁり、ほぉしくずみぃたいにぃ〜……
二人つぅつぅむうけどー!
251 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 03:06:44.77 ID:
VQ/WPfMU0
・それぞれぇにぃちぃがう、う〜……
・かがやきぃ〜がぁあ〜るとぉおぉ〜……
ッわらうきぃみがぁあ〜
いぃ〜ちぃ
ばぁ〜ん
まあぶしく見えるよぉお〜!
252 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 03:17:11.39 ID:
VQ/WPfMU0
♪・夢はッりゅうッせ・いのーよおぅに・い〜……
あ・めあがりぃーの虹ーのよにぃ〜……
こぉのッ! こぉッころに
ひぃ・かぁ・りぃを〜 つう・れぇ・てくるぅ〜
253 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 03:29:39.25 ID:
VQ/WPfMU0
♪・迷いつぅづけるーことがぁあ〜
ひ・とつの こぉッたぁえぇになるよぉお〜…… ッゴハーブンッゴハーブン
ごぉ〜まぁか〜したりぃい〜し・なぁいとぉー
ち・かぁうよぉお〜……
オールウェイズ、アイフィーリットゥ
ザ・プレッシャスタイム ウィッジュー……
254 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 03:39:20.50 ID:
VQ/WPfMU0
***
白「では卒業試験は魔鏡氷晶です。順番に試験室に入ってきてください」
生徒「できねえよそんなのッ!!」
白「そうやって駄々をこねる悪い子は、再不斬さんに食べられちゃいますよッ!!」
ウワー! ヤダー!!
イルカ「あの、白先生……それはちょっと厳しすぎやしませんか……」
白「まったく……イルカ先生は優しすぎるんですよ……」
イルカ(っていうかその術、血継限界なんだけどなぁ……)
255 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 03:39:58.58 ID:
VQ/WPfMU0
終劇
256 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 03:40:57.82 ID:gW+gx/Cd0
乙。
今回はオナロウにしてはピュアだったな
もっと調子に乗って再不斬に復讐代行を依頼したり、白に手コキぐらい強要したりするのかと思ってたが…
白の前では紳士でいたかったのかな、オナロウのくせに
257 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 03:57:34.31 ID:l5s+FfFcO
乙。
今回、被害者がテマリとシカマルだけという奇跡
258 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 04:07:25.29 ID:py1ZBKaDO
乙。このままピュアロウでいられればいいけど
世界はカンクロウに優しくないからなぁ
何より穢土転生なんて使える忍を暁が放っておくとは思えない
奴らもオナ忍みたいだし
259 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 04:17:20.52 ID:9YWXY1sto
乙
今回は割とみんなまともな部分もあるとわかってほっとした
260 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/14(日) 06:21:14.26 ID:MeZ2AHgc0
次回作が怖いな…
261 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 08:22:40.25 ID:Bx+cO+/iO
そろそろオナロウが尾獣(淫獣)に目覚めるか?
262 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 08:58:54.17 ID:elxkypKJo
乙
きれいなオナロウだったな
しかし、カカシもオナ忍だと師のミナトも怪しい気がしてきた
自慰也はあんなんで息子も変態だし
263 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/14(日) 09:42:27.43 ID:koGAnwuoo
乙
いつも通りのカオスを期待しつつ開いたら案外普通だった
でも面白かったぜ