2chまとめサイトモバイル
サスケ「うぅ……皆に会いてぇ……」
Part6


317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/07(日) 23:10:52.14 ID:ECgGbpGR0
自来也「口寄せの術ッ!!」
ボフンッ!!!!!!!
カカシ「!?」
突然後ろの方で巻き起こる巨大な煙。
その煙とともに登場したのは馬鹿でかいガマガエルだった。
自来也「逃げろカンクロウッ!!! ここはワシが抑えるッ!!!!!」
仙人モードの自来也。
ここで死力を振り絞るつもりなのだろう。
カンクロウ「で、でもッ!!」
自来也「早く行けッ!!!!!」
ガマブン太「おどれら、まとめてぶち殺したるけんッ!!」
ガマブン太が思い切り地面を殴りつける。
カカシたちは飛んでくる岩石を避けながら、攻撃を自来也に集中した。
カカシ「神威使ってもいいかな……」
ガイ「いや……さすがに自来也さまに使うのはマズいんじゃ……」
カカシとガイは見事なコンビネーションで文太の後ろ脚を駆け昇って行く。
カンクロウ(と、とにかく俺は門を目指……)
アスマ「逃がすかッ!」
鋭い一閃。
風遁を纏ったチャクラ刀が、屈んだカンクロウのすぐ上を通りすぎた。

318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/07(日) 23:39:49.23 ID:ECgGbpGR0
カンクロウ「螺旋丸ッ!!」
キィーーーーーーーーーーンッ!!!!!!
即座に片手で練った螺旋丸をアスマに向かって放つ。
ヒュッ!
アスマはそれを体さばきでかわした。
アスマ「火遁……!!」
印を組むアスマ。
範囲の広い火遁系の術で一気に焼き払うつもりだ。
カンクロウ「ちゃんと周りも確認しとかないと……ダメじゃん?」
アスマ「!?」
アスマが避けた螺旋丸が向かう先……。
そこにはチャクラの糸で縛られた紅がいた。
アスマ「紅ッ!!!」

320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/07(日) 23:40:54.25 ID:ECgGbpGR0
火遁はマズい。
一緒に攻撃してしまう。
アスマは咄嗟にチャクラ刀をカンクロウ目がけて投げつけようとする。
カンクロウ「危ないじゃん」
カンクロウは紅を糸で引っ張り、アスマに向かって飛ばした。
盾にするつもりだろう。
アスマは投げるのをやめ、紅を受け止める。
アスマ「紅!」
紅「」カタカタカタカタカタカタカタ
アスマ「!?」
紅のコーティングが剥げ、姿を現した黒蟻。
それがアスマの体をガッシリと捕まえた。
カンクロウ「螺旋丸ッ!!!!!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!
アスマ「ぬッほおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!! ///////////////////」
アスマの股間に直撃する螺旋丸。
アスマは越えてはならない一線を越えてしまった。

321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/07(日) 23:43:05.35 ID:IUJSf3vFo
オナ影つよいwww

323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/07(日) 23:53:47.65 ID:ECgGbpGR0
イビキ「おらあッ!!」
アンコ「潜影蛇手ッ!!!」
続くイビキとアンコの猛攻。
イビキのフックをかわしながら、アンコの袖口から伸びる蛇を片手のチャクラ糸で絡め取る。
カンクロウ「山椒魚ッ!!」
イビキ「!!」
地中に潜り込ませていた第三の傀儡、山椒魚をイビキの真下から引っ張り出す。
イビキ「ぐあッ!!!」 
突如出現した巨大な傀儡に、イビキは吹き飛ばさた。

325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 00:02:43.41 ID:DbaZt3/B0
アンコ「ふんッ!!!」
ビュンッ!!!!
間髪入れずにアンコの右ストレートがカンクロウの左頬を襲う。
パンッ!!
片手でそれを受け止め、蹴りで顎を狙うカンクロウ。
アンコはバック転で間一髪、蹴りをかわした。
アンコ「グッ!?」
直後、右腕がカンクロウのもとにグイッと引き寄せられる。
見るとカンクロウの手から伸びるチャクラ糸が右の拳に付着していた。
カンクロウ「女にやっても螺旋丸はの良さは分かんないじゃんッ!」
垂直に突き上げた肘。
バキッ!!
それがアンコの顎にクリーンヒットする。
アンコ「があッ!!」
アンコは後方へ大きく飛ばされた。

326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 00:05:59.01 ID:0lRd55yFO
オナロウ普通に強いじゃん?

327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 00:07:48.24 ID:DbaZt3/B0
***
カンクロウ「はぁッ! はぁッ!! も、もうすぐ里の外じゃん……ッ!!」
走り抜けるカンクロウ。
先ほど三人を倒した。
今頃は自来也が俺を逃がすためにカカシ、ガイ、紅と戦っているのだろう。
「あ・ん」と書かれた巨大な門がすぐそばまで来ていた。
あとちょっとだ! 
あと少しで……ッ!!!

328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 00:11:22.61 ID:DbaZt3/B0
***
ガシャンッ!!!!!!!
カンクロウ「!?」
目の前に広がっていたのは血の臭いがする拷問部屋だった。
カンクロウ「ど、どういうことじゃんッ!!!!!!!」
取り乱すカンクロウ。
まるで訳が分からない。
さっきまで確かに俺は里の門を……。
サスケ「幻術だ……」
目の前に自分と同じ格好をしたサスケが立っていた。

332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 00:26:14.58 ID:DbaZt3/B0
カンクロウ「な……何でお前が……」
サスケ「昨晩のナルトをサクラが殴った跡に、木片が残っていた。それにナルトが話しかけてきたときにうっすら見えたチャクラ糸。写輪眼を舐めすぎたな……」
カンクロウ「だ、だがお前もあの上忍どもに協力する以上、身元を明かさなければならないはずだッ!!!! そんなことお前にできるわけがねえッ!!!!!!!!!!!」
取り乱すカンクロウ。
さっきから喚きつつも脱出経路を考えているのだが、全く思いつかない。
サスケ「別にあいつらと共闘していたわけじゃない。お前と自来也に幻術をかけ、カカシ達と戦っているように錯覚させていただけだ。お前らがリアルタイムでチェックしていたサクラの家のトイレの隠しカメラ……。一瞬俺の写輪眼が映っていたはずだ」
カンクロウ「」

333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 00:32:36.26 ID:CxhKQsKao
なんだこれは?また幻術なのか・・・!?

334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 00:33:14.30 ID:DbaZt3/B0
サスケ「このまま俺は里を出るとする。……ここでしばらく頭を冷やすんだな」
カンクロウ「あッ!! 待つじゃんッ!!」
サスケはそう言って壁をぐにゃりと捻じ曲げ、消えてしまった。
消えた場所を必死に探すが、またただの壁に戻っている。
また幻術を使ったのだろう……。
カンクロウ「ひいっ!! ひいっ!!!!」
カンクロウは頭をかきむしりながら精神の崩壊の瀬戸際に立っていた……。

337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 00:37:25.42 ID:7Cds0KAQ0
オナロウ捕縛の功績だけで木の葉の英雄だろこれ

338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 00:47:47.18 ID:DbaZt3/B0
***
木の葉の里の門前で、サスケとサクラは抱きしめあっていた。
明るい月が二人を照らす。
サスケ「片をつけてきた……。ここでお前ともさよならだ」
サクラ「……会えて嬉しかった」
寂しそうに微笑むサクラ。
また遠くへ行ってしまうのが、耐えられないくらい切なかった。
サスケ「俺もだ……。……また今度な」
トン……。
サクラの額を軽くつつく。
サクラ「……また今度////」
クルリと背を向け、サスケは離れていく。
サクラ「『ザグラぁ〜……』」
サスケ「忘れろッ!!! それはもう忘れろッ!!!! /////」
サクラ「ふふ……////」
サスケは門の向こうへ行ってしまった。

340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 00:58:03.96 ID:DbaZt3/B0
***
イビキ「何でわざわざ拷問部屋に来てくれたのかは知らねえが、コイツは好都合だな……」
カカシ「俺は120発くらいサクラに殴られちゃったからね。手加減しなーいよ」
ガイ「よし、またオナニー対決だッ!!」
アンコ「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す……」
アスマ「呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪……」
紅「血血血血血血血血血血血血血血血血……」
カンクロウ「嫌じゃんダメじゃんもう痛いのは勘弁じゃん俺悪くないじゃんじゃんじゃんじゃんじゃんじゃんじゃんじゃん……おぶぶぶぶ……」
精一杯、精神崩壊を待つカンクロウ。
しかし残酷な運命はそれを許さなかった。
図太く雑草のような彼の逞しい精神は、まだ彼に生きろと告げていた。
苦しみぬいて生きろと……。

341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 01:07:56.64 ID:DbaZt3/B0
シズネ「あ、皆さん差し入れのおにぎりですよ〜……って、あひぃッ! どうしたんですかそんな怖い顔して……」
拷問部屋に入ってきたシズネ。
しかしその部屋のメンバーの形相に思わずちびりそうになる。
カンクロウ「姉ちゃん助けてッ!!!!!」
カンクロウはシズネに泣きながらすがりついた。
鼻水と涙でずるずるの顔だ。
シズネ「か、カンクロウくん……」
イビキ「シズネ……そいつを引き渡せ」
カカシ「早くしないと一緒に雷切で貫いちゃうよ?」
アンコ「殺」
アスマ「呪」
紅「血」
ガイ「今度は負けたら2000回射精するという自分ルールを俺に課すッ!!!」

342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 01:16:50.25 ID:DbaZt3/B0
カンクロウ「うぅ……本当に反省してるじゃん……! だから痛いのだけは……うぐぅ……! ひっく! うぎぃい……」
ウルウルと泣くカンクロウ。
シズネはカンクロウのことをかわいそうに思った。
シズネ「皆さん、カンクロウくんは反省していますよッ! 詳しい事情は知りませんが、悪いことして反省している子どもを許してあげるくらいの度量が上忍・特別上忍には……」
カンクロウ「うぅ……ちなみに俺も上忍じゃん……」
シズネ「あひィッ! ホントですかッ!? で、でもやっぱりまだ子どもだから……」
イビキ「これを読んでみろ……」
シズネ「はい……?」
イビキに手渡されたのは白い手紙だった。

343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 01:24:40.07 ID:DbaZt3/B0
シズネ「ええと……忍者アカデミー生の職場見学協力の依頼 ……?」
手紙を読み進めるシズネ。
段々と顔が能面のようになっていく。
カンクロウ「うぅ……姉ちゃんはホントに優しい人じゃん……。……トイレットペーパーのまわしで相撲をとるだけの変な人かと思ってたけど、ホントに心優しオゲェッ!!!!」
シズネ「コイツ新薬の被検体に使うんで、お借りしますね?」
カンクロウの首を掴んで、ずるずると引きずっていくシズネ。
その迫力に、周りはすっかり押し黙ってしまった。

344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 01:25:17.34 ID:22Olu2UtO
真のオナ影はガイ先生なのでは

345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 01:30:55.00 ID:ZpomqHLDO
ウスラトンカチな理屈でいくと、オナ影に化けたサスケが一番悪いことになるんだがな…

346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 01:33:59.05 ID:DbaZt3/B0
***
ギイイイイッ……
バタンッ!!!
サスケ「!」
水月「///」
重吾「///」
香燐「///」
サスケが門を閉じると、すぐそこに水月、重吾、香燐が待っていた。
皆何故かニヤニヤしている。
サスケ「ど、どうしたお前ら? 気持ち悪い顔しやがって……」
水月「『ザグラぁ〜……』」
重吾「『ザグラぁ〜……』」
香燐「『ザグラぁ〜……』」
サスケ「!!!! ///////////////////////////////////」
サスケの赤く染まった顔から冷たい夜空に蒸気が立上ったーー。

347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 01:38:06.85 ID:RRYBLx8Wo
こいつら居たの忘れてたわw

348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 01:40:04.21 ID:DB+Bh3bGo
ずっと見てたのかwwww

349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 02:04:55.24 ID:DbaZt3/B0
※EDテーマ『ハルモニア』
♪ねぇ、きーこえーますかー?  チャンッチャンッチャチャチャーンッ・・・・・・
ッツドンットントン……
そーらはーー……      ドンッツドンドンッツ
はてーしぃなくー 青く澄んでぇいてーーーー……    
チャラランッチャチャンッ……チャンッチャチャンッ……
うーみはーー……      ドンッツドンドンッツ
かぎーりぃなくー こーうだいでぇいてーーーー……   
チャラランッチャチャンッ……チャンッチャチャンッ…… 
きーみはーー……      ドンッツドンドンッツ
い・つぅまぁでもー えーがおぉでぇいてーぇえ……
チャラランッチャチャンッ……チャンッチャチャンッ……
じゃないとーー……     ドンッツドンドンッツ
泣いちゃーうーぅからー

350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 02:19:00.35 ID:DbaZt3/B0
・周りをー見回さぁなぁくぅてもー……   トゥルルルルルルルルルルルル
もぅ……いーいん だよ……      トゥントゥン   トゥルルルルルルルルルルルル
こぉの手のぉ中にぃはみんーながぁーー……    トゥルルルルルルルルルルルル
いーーるぅーからぁあー!     ダンダンダンダンッ!!!

351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 02:27:42.57 ID:DbaZt3/B0
なーきぃー たくなぁってぇ……         フィーーーー……
  
にぃげ たくなぁってぇ……          ティリリリーーーー……
しぃあわせを わ すれてッ
しまあッたら……
みぃな うたあ〜あ〜あ〜あぁぇえ〜……

352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 02:38:07.59 ID:DbaZt3/B0
ひーかー りがうーまれ……
やぁみぃがぁうーまぁれたー……
ふぅたつはひぃとつぅーー……
ハルモニィアーーーーあぁああ〜……
テェレパァシィーーーーーいぃいぃいぃい〜……
ドンッツドンドンッ……
ねぇ、きーこえーますかー?

353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/08(月) 02:43:20.92 ID:DbaZt3/B0
***
シズネ「はーい、じゃあ次はこの薬行ってみようか、カンクロウくん」
カンクロウ「おぶぉえっ!!! もうむぎッ! じぬじゃんッぶぉえッ!!」
シズネ「カンクロウくん、口からこぼれてるこぼれてる」グイグイッ
カンクロウ「いぎぃッ!! あぎぎぃッ!!!!!!!」
イビキ「はぁはぁ……/////////」

354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 02:43:47.96 ID:DbaZt3/B0
終劇

357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 03:07:42.01 ID:Lo07XxHQo
乙です
今回も面白かった
次回も楽しみに待ってる

358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 03:15:36.54 ID:ZpomqHLDO
この過酷な試練のおかげで、オナ影は毒薬の効かないチート体質に…なれてたらいいな
てゆうか、どうか死なないでいてくれよオナロウ…

359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 03:31:05.30 ID:D4LKndEZo
定例オナ会をしてる暁メンバーがめっちゃ気になる

362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 07:55:11.42 ID:jhAjqeJnO
面白過ぎ乙、
サスケという最強のイジラレキャラが誕生したな