Part5
214 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)04:40:41 ID:
FHwhl8N5d
男「俺の幼馴染とDQNが付き合ってたんだよ。でも幼馴染と俺すごく仲良くてさ学校でもよ話したりするんだけど中学生特有の付き合うと恥ずかしくて話せないみたいな感じだったらしいんだ。DQNと幼馴染は。」
後輩「なるほど。」
男「でも普通に幼馴染と話してる俺が憎かったんだろうな。それでDQNは俺に嫌がらせを始めた。靴を隠したり金盗んだり殴られたりも頻繁にあった。」
後輩「…」
男「でも幼馴染はずっと味方してくれた。それでDQNと別れたんだよ。男君にこんなひどいことする人とは付き合いたくないって。」
後輩「おぉ」
男「それでしばらくして幼馴染と付き合うことになった。当時は嬉しかったけど今考えるとバカだなって思うよ。DQNは俺に対する嫌がらせをもっとひどくしたんだ。それで俺は学校に行かなくなった。幼馴染とは卒業式の時あって以来顔も合わせてないんだ。」
後輩「なるほど…」
217 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)04:44:24 ID:
FHwhl8N5d
男「友から聞いた話だと俺が学校行かなくなってからDQNグループで幼馴染の悪口を言いふらして幼馴染にも嫌がらせしたんだと。だからさ。申し訳ない気持ちでいっぱいで。後輩と重なっちゃってさ…」
後輩「そうだったんですか。」
男「本当ごめんね。」
後輩「そうですね。女々しいからこうなるんですよ。」
男「ふぇっ?」
後輩「男さん普通にかっこいいですよ。
少し尊敬します。逃げるのはかっこわるいけと。」
男「…」
後輩「幼馴染さんに会いに行きましょう」
男「えっ」
後輩「まだ引きずってるんですよね?」
男「そうだけど…」
後輩「急がば回れです。さぉ」
223 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)10:14:03 ID:
G1lDcO0xj
後輩「ここが幼馴染のお家ですか」
男「うん…」
後輩「はやくピンポン押してくださいよ。」
男「俺だって緊張するんだよ!」
後輩「意気地がない。私が押しますよ。」
男「ちょちょ!俺押すから…」
男「よし…」
幼馴染「男くん…??」
男「あっ…」
後輩「…」
224 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)10:22:41 ID:
G1lDcO0xj
幼馴染「男くんだ…!!」ウルウル
男「お、お久しぶり…」
幼馴染「ちゃんと連絡したかったんだよ…」
男「おぉ…」
後輩「ほら言いたいこといいましょ」ヒソヒソ
男「わかってるって」ヒソヒソ
幼馴染「?今日は何のようできたの…?」
男「ちゃんと…謝りたくて…」
幼馴染「あやまる…?」
男「中学の頃俺が学校行かなくなってDQNとかに嫌がらせされたって聞いてさ。
本当にごめんなさい。」
幼馴染「そ、そんな…謝らなきゃなのは私だよ…」
225 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)10:37:45 ID:
G1lDcO0xj
男「え…?」
幼馴染「DQN君が怖くて男君に甘えちゃって…ごめんね…それであんなことに…」
男「俺が甘えてたんだよ…」
幼馴染「今…学校楽しい?」
男「あぁ。楽しいよ。幼馴染は?」
幼馴染「楽しいよ…!」
男「そっか。それ聞けただけで嬉しいや。今までありがと。」
幼馴染「なにそれwどっか遠くでもいっちゃうの?w」
男「そうじゃないけどw」
後輩「…」
幼馴染「気になってたけどそちらの子は?」
男「あっこの子は後輩ちゃんって言う子でなんていうか色々相談聞いてくれてさ。」
幼馴染「そうなんだ!男君もやるじゃん!」
男「そう言う関係じゃないって。なぁ?」
後輩「…はい。」
幼馴染「そうなんだwよかったらこれから中学の頃みたいに仲良くしてくれない…?」
男「いいの…?」
幼馴染「もちろん!あっそうだLINE交換しない?」
男「すまん…携帯持ってなくて…」
幼馴染「そうなんだ〜残念w」
男「おうすまんな。いいたいことも言えたし俺そろそろ帰るわ。」
幼馴染「うんwまた…きてね?」
男「…うん!じゃ」
226 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)10:45:48 ID:
G1lDcO0xj
後輩「なんでLINE教えなかったんですか」
男「なんでだろwまだ少しだけ好きなんだけどなwアホだよなwww」
後輩「声と顔が一致してませんよ。ブサイクの泣き顔はもっと、ブスになるだけです。」
男「泣いてる?wwなんでだろwwwくっそwww」
後輩「でも少しかっこいいなと思いました。幼馴染さんから言い寄られたんですよね。男さん優しすぎるんですよ。」
男「…」ポロポロ
後輩「ほら泣かないでくださいよ。」
男「ありがと…わぁ…このハンカチすごくいい匂いする…」ポロポロ
後輩「やっぱり返してください」
男「いやだ…」ポロポロ
後輩「…」
後輩「でもよかったじゃないですか。
これからも仲良くできますよ」
男「もう仲良くしない…だからLINEも教えなかったんだよ。もう終わり…」フキフキ
後輩「そうですか。今日は少しだけ男っぽいですよ。」
男「ありがとね…俺のためにこんなにしてくれて…」
後輩「いえいえ。帰りましょ」
男「そだね…送ってくよ…」
後輩「お願いします」
男「?う、うん」
後輩「なんですかそれ。送ってもいいっていいってるんですよ。喜んでください」
男「わ、わーい」
227 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)10:54:58 ID:
G1lDcO0xj
男「後輩の家でかっ」
後輩「そうですかね。普通ですよ。」
男「うわぁでかいよ…」
後輩「ふふw今日は送っていただきありがとうございます。」
男「いえいえ。俺こそ本当にありがとう。」
後輩「いいですよ。」
男「うむ。じゃあね」
後輩「さよなら。」
後輩「また…明日」
男「おう!」(かわいい…)
後輩「何みてるんですか。はやく帰ってください。」
男「は、はい」
228 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)11:01:18 ID:
G1lDcO0xj
男「今日はいい夢が見れそう〜!」
おばさん「わぁびっくりしたわぁ」
おばさん2「今時の子は唐突に叫んだりして怖いわぁ…」
男「///」
男「ただいまー!」
妹「おかえり!!」
男「妹ちゃ〜んアイス食べたいか〜!」
妹「おぉー!!」
男「買いにいきたいか〜!!」
妹「おぉー!」
男「着替えるの待ってくれるか〜!」
妹「おぉー!!」
男「よっし着替えてくる」タッタッタッ
妹「お母さん!お兄ちゃん元気になってる!ますますうざい!」
母「頭でも打ったのかしら…」
229 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)11:05:12 ID:
G1lDcO0xj
妹「そろそろテストはじまるー」
男「そういえば俺もだ」
妹「めんどい〜!」
男「まぁそう言わずに勉強頑張れよ」
父「学校行ってなかった割に点数はいいよなお前。」
男「勉強はしてたからな」
父「まぁ俺の子だもんな」
母「あなたいつも一桁じゃなかったかしら…」
父「ウウンッ!」咳払い
母「アラ失礼」
230 :
名無しさん@おーぷん :2014/09/16(火)11:08:08 ID:aOvNszDOF
家庭が明るくなっている
231 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)11:09:35 ID:
G1lDcO0xj
男「友おはよ!」
友「おはよ〜。お前最近明るくなったな。」
男「そうか?」
友「うん。前向きというか。雰囲気も少し変わったわ」
男「ほぉ。」
友「まぁいいか。」
男「昨日幼馴染にあってきたよ。」
友「えっあの?」
男「あの。ちゃんと謝ってきた。」
友「…よかったじゃん!」
男「うん。後輩ちゃんのおかげだわ。」
232 :
名無しさん@おーぷん :2014/09/16(火)11:16:09 ID:
G1lDcO0xj
男「ん〜2時間目終わりか。トイレ〜」
友「いってらー」
ガラガラ
男「あっ女さん!」
女1「あっ俺くん〜!この前オススメされたバンドすごくよかったよ!」
友「…」ジーッ
男「でしょ〜!今度CD貸すよ!」
女1「ありがとー!またね!」
男「おう!」
男「ふぅ〜スッキリ〜」
友「お前変わったな」
男「そうか?」
友「いや。戻った?」
男「?」
友「まぁ気にせんでくれ」
233 :
名無しさん@おーぷん :2014/09/16(火)11:19:30 ID:
G1lDcO0xj
男(夏休み明けて何日間かで大分俺の生活も変わったな…後輩のおかげ…?)
国語先生「おい!男!ぼけっとするな!次お前だぞ!」
男「あっえっと…何ページですか…」
クラス「クスクス」
隣「57ページだよ」ヒソヒソ
男「あっあった。ありがと」ヒソヒソ
国語先生「まったく。」
234 :
名無しさん@おーぷん :2014/09/16(火)11:23:02 ID:
G1lDcO0xj
男「お昼休みはウキウキウォッチングあっちこっちそっちこっち焼きそば〜パン!」
友「お前字余りしすぎw最後のリズムやんwww」
男「終わったしなぁ」
友「お前毎日録画してたのにな」
男「あぅ!」
友「なくななくな。よしよし」
男「焼きそばパン食べよう。」
友「復帰能力すごいなおい。」
後輩「毎日同じもので飽きないんですか。」
男「わぁっびっくり。」
後輩「どうも。」
友「どうも」
男「どうも」
236 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)11:39:53 ID:
G1lDcO0xj
男「友みてろよ…後輩ちゃんは焼きそばパンを買うぞ」
友「ほぉ…」
男「ほら!手にとった!次はコーヒー牛乳かうぞ!」
友「ほんとだ…お前すげぇな」
男「毎日同じの買ってるからな」
友「毎日みてるのかよ…きもっ…」
後輩「一応いっておきますね。全部聞こえてますし気持ち悪いですよ。」
男「すみません…」
後輩「では」
238 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)11:54:38 ID:
G1lDcO0xj
男「ふぅわぁぁ今日も終わったぁぁ〜」
友「おぉ。今日も部活ですわぁ」
男「あら。頑張ってな。」
友「あっそういえば来週祭りあるけど行く??」
男「あ〜あったな。毎年九月の半ばにやるんだよなぁ。なぜか。」
友「いくか?」
男「友は?」
友「まぁ行くかもしれんが家族とかなぁ」
男「ほぉ。まぁ考えとくわ。」
239 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)12:05:09 ID:
G1lDcO0xj
男「今日は本屋に寄ろっと。」
後輩「奇遇ですね。」
男「もうさぁ。俺のいるとこ全部にいない?」
後輩「そうですか?校門なんて誰でもとおりますよ。勘違い気持ち悪いですよ」
男「はぁ。本屋に後輩ちゃんもいくの?」
後輩「はい。今日は本を買いに行こうかと」
男「ふむ。何を買うの?」
後輩「今日は鴨川ホルモーと言う本を」
男「映画でみたことある」
後輩「ほぉ。」
男「主人公が〜」
後輩「これから読もうとしてる私にそれをいいますか。人格を疑います。」
240 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)12:15:21 ID:
G1lDcO0xj
男「ま、まぁ行こうか。どこの本屋いくの?」
後輩「おじさんのところです。」
男「ほぉ」
後輩「夏目漱石はどうでしたか。」
男「坊ちゃん読んだんだけど中々人情的な話って言えばいいのかな。割と面白かったわ」
後輩「あの作品は大衆向けに感じますね。吾輩は猫であるを読めばわかると思いますが作風が違うと感じるかなと。」
男「おぉぜひ読むわ」
242 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)12:24:29 ID:
G1lDcO0xj
店主「おぉ後輩ちゃん。いらっしゃい」
後輩「どうもです」
男「こんにちわ。」
店主「おぉー。よくきたね!」
後輩「あの注文した本届いてますか?」
店主「あぁ、今日ちょうど来たよ」
後輩「ありがとうございます。」
男「ここのお店本取り寄せてくれるんですか?」
店主「顔馴染みにはね。ふっふ後輩ちゃんのお友達ならサービスで取り寄せますよ」
男「本当ですか!森見登美彦さんの恋文の技術でしたっけ。それを取り寄せていただきたいのですが。」
店主「ほほぉ。いいよ〜。一週間くらいしたら来ると思うから楽しみにしててな」
後輩「ありがとうございました。またきますね。」
男「どうもでした。またきます」
店主「またね〜」
店主「若いっていいなぁ」
252 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)20:12:50 ID:
W8fEnlEG1
男「ふふw一週間が待ち通しい〜」
後輩「よかったですね。」
男「ふふwありがとねw」
後輩「いえいえ。すごい嬉しそうですね。」
男「結構探してたんだよ〜!だから嬉しい!」
後輩「よかったですね。」
男「ふふwあっそういえばお祭りあるじゃん?」
後輩「ありますねぇ」
男「行くの?」
後輩「どうしようか迷ってます。」
男「ふーん。」
後輩「行く相手でもいるんですか。」
男「いないから迷ってる。」
後輩「ふーん。」