Part3
117 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)22:35:20 ID:
IUGt9Q5zh
母「あ、あんた相談乗ってあげなさいよ…いじめられっこのプロでしょ…」
男「プロってなんや…妹友ちゃんと妹仲良かったから何か原因があるんだよ多分。女のいざこざなんて日常茶飯事じゃん。ほっとけば?」
父「お前みたいに引きこもりになられたら困るなぁ…」
男「…」
母「大丈夫かしら…」
男「じゃあ俺が話し聞くから。それでいい?」
母「あんたが話しなんて聞けるの…?」
父「ますます悪くなるに一票」
男「…」
118 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)22:41:37 ID:
IUGt9Q5zh
コンコン
男「妹はいっていいかー?」
妹「いいよ…」
男「お母さんもお父さんも心配してたぞ。」
妹「そっか…」
男「いきなり言われたのか?妹友ちゃんに」
妹「うん…」
男「妹が何かしたとかじゃないのな?」
妹「うん…」
男「うーん。俺が引きこもった理由はいじめられてみたいのが大きかったんだけどサー。原因がDQNの嫉妬なんだよw」
妹「嫉妬…?」
121 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)22:45:55 ID:
IUGt9Q5zh
DQN「お前さなんで俺の彼女と話したりしてんの?」
男「え?」
DQN「お前幼馴染俺と付き合ってるの知らんの?」
男「知らんかったわ。で話しちゃダメなの?」
DQN「は?当たり前だろ。」
男「よくわからんわ。」
DQN「あ?」
男「あー。わかったよ。すまんすまん。」
122 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)22:55:26 ID:
IUGt9Q5zh
男「そういうことがあって色々発展してさクラス全体で俺無視したり靴隠されたりしたのよwまぁいまじゃわらえるけどなw」
妹「そんなことが…」
男「そうそう。妹にはそういうこともないんだろ?」
妹「うーん…あるかも…」
男「あるんか。」
妹「最近バスケ部の男の子に告白されたの…その告白してくれた子のことを妹友ちゃんが好きだったの…だからかな…?」
男「おっふ…それやんか…」
124 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)22:59:29 ID:
IUGt9Q5zh
男「お前の場合なんも悪くないからごめんねとか適当に謝れば解決すると思うぞ。」
妹「そうかなぁ…」
男「もしかしたら誤解してるかもしれないじゃん。ちゃんと話してみろよ。」
妹「うん…」
男「おん。まぁなんかあったら話くらいなら聞くぞ。俺はもう眠い。」
妹「ありがと。おやすみ。」
男「うい。おやすみ。お前も早く寝ろよ〜」
127 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)23:04:51 ID:
IUGt9Q5zh
男「ふぁぁ〜!朝だぁ〜」
母「あんたなにしてんの!はやくしたくしなさい!遅刻するわよ!」
男「妹起こしてくれてもいいじゃんか」
母「なにいってんの。妹は朝早く起きて学校行ったわよ。どうしたなかしら…」
男「ふーん。」
男「行ってきまーす。」
131 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)23:11:36 ID:
IUGt9Q5zh
男「おはよ〜友」
友「おぉ。今日はギリギリだな。」
男「俺にも色々あんのよ。」
友「ふーん。幸せ話ならしね。」
男「そんなんじゃないわ!」
友「ふーん。今日委員会あるらしいぞ。」
男「まじか〜俺図書委員会だわ」
友「俺保健だわ〜だる〜」
男「放課後だよなあんがとな。」
133 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)23:18:48 ID:
IUGt9Q5zh
男「はぁぁやっと六限終わったぁぁでも委員会あんのかよ…」
友「今日部活でなきゃならんから先帰っててな。」
男「おう!」
友「あ〜めんどくせぇ。俺のクラス保健委員1人なのに隣のクラス女3人なんだよな…苦手だなぁ…」
135 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)23:23:39 ID:
IUGt9Q5zh
ガラガラ
友「失礼します〜」
委員長「あっ友君。久しぶりだね。」
友「あっどうもです。」
委員長「2年生はまとまって座ってくれ」
友「わかりましたぁ〜。」(隣のクラスの三人とあとはオタクくんか。まぁいいか)
友「どうも〜」
女2「あっ〜友くんだ〜!」
女3「同じ委員会だったねぇ〜」
女1「忘れてたねw」
友「あはは〜^ ^」
友「オタクくん久しぶり〜」
オタク「アッハイ、ドウモデス」
友「最近面白いアニメない?^ ^」
オタク「エット、トクニ」
友「そ、そっか^ ^」(帰りてェ)
137 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)23:27:11 ID:
IUGt9Q5zh
女3「それより男にした罰ゲームどうだった?www」
友(ん?)
女1「べ、べつに〜」
女3「男喜んでたろwww」
女2「あ〜なんかきょどってるの想像できるわ〜www」
女1「別にやなやつじゃなかったよ」
女2「もしかして好きなの?wwww」
女1「ち、ちがうし。罰ゲームだから仕方なく話してるだけだし」
女3「だよね〜wwww」
女2「じゃあ次はLINE聞こうぜwwww」
女1「えー。まぁいいけどさ。」
139 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)23:32:11 ID:
IUGt9Q5zh
友(ひどいなぁ…)
友(男に言うべきかな…いやでも…うーん…)
女1(はぁ〜。罰ゲームとかやりたくないんだけどな…普通に仲良くなりたいの)
140 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)23:38:51 ID:
IUGt9Q5zh
男「やっと終わったぁぁぁ〜!帰ろ帰ろ。急いで帰ろ。」
ガッ
男「あっすみません…」
後輩「わざと何ですかね。何回も。」
男「後輩ちゃんが後ろに立ってるからじゃん…毎回…」
後輩「男さんは何の委員会なんですか。」
男「図書だよ〜」
後輩「もしかしてあの新聞とか書いてたりしますか?」
男「そうそう!オススメの本紹介してるよ〜壁新聞で!」
後輩「それで四畳半知ったんですよ。」
男「わぁ何それ嬉しい!」
後輩「ちょっと感心しました」
145 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)23:51:56 ID:
IUGt9Q5zh
女3「あれ男じゃね?後輩と話してんの?」
女2「えー。あの後輩ってイケメン君振った子じゃん!なんで!」
女1「へー。」
女2「女1さ!いきなよ!あそこに行ってLINE聞いてきなよ!」
女1「えー。まぁいいか。」
女1「あれ!男君じゃん!何してるの?」
男「あっ。女1さん。いま後輩ちゃんと話してたんだよ。」
後輩「…」
女1「へー!あ、前から思ってたんだけどLINE聞いてもいい?」
男「別にいいよー」
後輩「私はこれで…」
男「あっまたね!」
後輩「…」ぺこり
女1「よいしょ」ピコピコ
男「おっさんきゅ」ピコピコ
女1「ありがとね!恭友達と帰るからまたねぇ〜!」
男「また〜!」
147 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/15(月)23:59:39 ID:
IUGt9Q5zh
男(最近いいことばっかりだな〜)
男(とりあえずはやくかえろ〜)
男「ただいま〜。おっ妹帰ってるな」
妹「おかえり」ニコニコ
男「どうした。いいことあったか。」
妹「あのね昨日男に言われた通りにね今日2人で話したの。そしたらねバスケ部君が私に告白されたって嘘を妹友ちゃんについてたんだって!」ニコニコ
男「おぉ!誤解だったのか!」
妹「それでねバスケ部君も嘘ついてごめんって言ってねちゃんと仲直りできたの!それでね妹友ちゃんバスケ部くんと付き合うことになったの!」ニコニコ
男「おぉ…よ、よかったな!」(バスケ部君チャラっ!)
153 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)00:05:38 ID:
FHwhl8N5d
母「それで妹ちゃんのことは解決したの?」
男「したっぽいよ。帰ってきたらすごくニコニコして話してくれた。」
母「よかった…」ホッ
父「お前がなんか言ったのか?」
男「俺はなんもいってないよ」
父「ほぉ…」
母「それよりよかったわ…あの子には男と違って期待してるのよ…」
男「自殺するぞ」
母「中学の頃手首切って後処理めんどかったのよ!もうやめてよね!」
男「ひぃ…」
父「お前も随分兄らしくなったな。」
男「急にどうした。」
父「言ってみたかったんだよ。こういうセリフ。」
154 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)00:10:22 ID:
FHwhl8N5d
男「チッ妹に関しては過保護なくせに俺には全く無関心かよ。ん?机の上に紙が」ペラッ
『昨日ありがとね。お兄ちゃんのおかげで仲直りできたよ。思い出したくない話とかもしてくれてありがと。 妹より』
男「なんだよ。可愛いとこあるじゃん」ウルウル
妹「おーい!朝だよー!」
男「ん…あぁ〜朝か〜」
妹「したいってるからねーはやくね」
男「よ〜し今日も頑張るか!」
155 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)00:13:39 ID:
FHwhl8N5d
男「あっ後輩ちゃん!」
後輩「おはようございます。」
男「おはよ。いつもこのくらいの時間なの?」
後輩「そうですよ。だからって毎朝付け回さないでくださいね。」
男「やめてや聞こえ悪いじゃん」
後輩「ふん。昨日の女の人美人でしたね」
男「女1さんっていう人なの。趣味が合うんだよね〜」
後輩「へー。案外罰ゲームとかありますよ」
男「わぁ〜嫉妬してるの〜?」
後輩「は?」
男「いや…なんでもないです…」
156 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)00:20:49 ID:
FHwhl8N5d
男「友おはよ〜」
友「へーい。おはよ。」
男「昨日さ〜女1さんにさ〜」
友「LINE聞かれたんだろ」
男「えっ!?なんでしってんの!?」
友「いや。別に。」
男「なんだよそれ。」
友「いや。なんでもないよ。」
男「後輩ちゃんがさ〜罰ゲームですよとか言うんだよ〜」
友「…」
男「えっ?」
友「いや…」
男「もしかして罰ゲームなの?」
友「ごめん…そうらしいぞ…」
男「oh…」
157 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)00:32:51 ID:
FHwhl8N5d
男「あ、ありがとな…」
友「ご、ごめんな…」
男「はぁ…」
友「昼休みだ〜買いに行こうぜ!」
男「おん…」
友(どうしたらいいもんか…)
男「はぁ…」
ガッ
男「すみません…」
後輩「またですか…」
男「わぁ!ごめん…」
後輩「1日一回はぶつかりますね。」
男「ほんとごめんな…今日はどうしたの?」
後輩「最近毎日ここですよ」
男「へぇー。そうなんだ。焼きそばパン美味しいよねー…」
後輩「今日はいつになく腑抜けた顔をしてますね。どうされました?」
男「後輩ちゃんの言う通りだったよ…」
後輩「なにがですか?」
男「いやなんでもない…昼休み終わっちゃうからまたね…」
後輩「はぁ…」
167 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)02:33:45 ID:
FHwhl8N5d
男「よーし今日も学校終わった〜。女さんに会わないようにちょっと遅く帰ろう。そうだ。図書室に寄ろう。」
男(案外置いてるもんだなぁ〜。この本は中学の頃読んだなぁ。この作者はあまり好きじゃない。夏目漱石はまだてつけてないんだよな。借りようかな。)
後輩「何してるんですか」
男「ふぁぁっ!!」
後輩「何してるんですか?」
男「ひ、暇つぶしに…」
後輩「ふーん。何かあってここに来てるんじゃないんですか。」
男「まぁその通りですけど」
後輩「うじうじしてる男性は好きじゃないですね。言いたいなら言うべき。言いたくないなら教えないでいいじゃないですか。それを中途半端に情報を与えて。午後の授業集中できなかったのは誰のせいだと思ってるんですか。」
168 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)02:38:22 ID:
FHwhl8N5d
男「ごめんよ。話すからそう怒らないで?」
後輩「怒ってませんよ。ただ、少し腹が立って…」
男(それと怒ってるって何が違うんだろ…)
後輩「で?何があったんですか?」
男「それが〜かくかくしかじかなんだよ、」
後輩「ほぉ…罰ゲームで遊ばれてたと言う事実を知って落ち込んでいたと」
男「まぁそうだな。」
後輩「罰ゲームだと言う保証は?」
男「えっ?」
後輩「あの時の女1さんは罰ゲームで仕方なくやってるようには見えませんでしたよ。」
男「まじか…」
後輩「直接聞いてみたらいかがでしょうか。」
男「ふむ…」
170 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)02:42:19 ID:
FHwhl8N5d
後輩「ちょうどLINEもあるんですよね?ほらいまやればいいじゃないですか」
男「えぇいま…?」
後輩「じれったいですねぇ。それで悩んでるんじゃないんですか。解決したくないんですか。」
男「わ、わかったよ。いまやるよ!」
『今いいですか。』
男「最初はこんなんでいいかな。」
後輩「無難でいいですね。」
171 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)02:44:25 ID:
FHwhl8N5d
女1『なにー!(絵文字略』
男「返信早いな。」
後輩「男さんのタイピングが遅いだけですよ。」
男「…」
男『友から聞いたんだけど俺と仲良くしてたの罰ゲームだったの?』
後輩「友さんには悪いけどこの文章でいいと思います。」
女1既読
男「既読から5分…」
後輩「これは…」
172 :
◆16LG0n3zJs :2014/09/16(火)02:50:52 ID:
FHwhl8N5d
女1「どうしよ…男君に嫌われちゃう…
とりあえず謝ろうか…いやでも無理だ…
どうしよ……まぁでも嫌われてもいいか。」
女1『始めて話した時は確かに罰ゲームだったよ。あとLINE聞くのも。ごめんなさい』
男「だってよ…」
後輩「他の日に話したりしなかったんですか?」
男「えーっと最近一緒に帰った」
後輩「うっ…それは罰ゲームじゃなかったってことですよこれ。」
男「なるほど…全くわからん。」
後輩「だから罰ゲームとかじゃなく女1さんが個人的に話したかったってことですよ。」
男「ほぉ…」