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男娼「身請けしてくんない?」 少女「そんなお金ないですね」
Part24


557 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:18:52 ID:MEj
少女「…はぁ…」
男娼「もうちょっとあったはずなんだけどなぁ。やっぱ、着物とか売ればよかったかな」
少女「…もういいです」
男娼「ん?」
少女「配達行ってきます。せめて家を散らかさないよう、無害に生活してください」スタスタ
男娼「あら、お姉ちゃん怒っちゃったかなあ」
弟「うん…」
少女「…」
男娼「まあ、待ってよ少女」グイ
少女「ひ、っ。いきなり引っ張らないでください」
男娼「悪かったよ、家の都合も考えずだらけてしまって。怒らないで」ナデナデ
少女「さ、触らないで」
男娼「けど僕ね、色町から出たこともなかったし、何もできないんだよ」
男娼「…夜のことなら、なんでもできるけどねぇ」クス
少女「…っ」ブン
男娼「おっと。あはは、君の攻撃パターンも読めてきたな」
弟「お姉ちゃん、どうして顔真っ赤なの?」
少女「な、なんでもないっ。何でもないのっ」
男娼「あー、君本当面白い。もっとからかいたい」クスクス
少女「〜っ…」

558 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:20:52 ID:z5A
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

559 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:23:03 ID:l91
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

560 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:23:58 ID:MEj
少女「お、弟のいる前でそういうことしないでほしいんですけど」ヒソヒソ
男娼「ええ、どうして?いいじゃない」
少女「教育に悪いですし、その、ええと」
男娼「…」
男娼「いいじゃない、僕たち恋人同士なんだから」
少女「…そ、そこなんですけど」
男娼「うん」
少女「弟が…いる前では、本当に。だめです」
男娼「えええ…。生殺しだよねえ、それ」
少女「し、知らないです」
男娼「…んー」
弟「何、何話してるの?」
男娼「…じゃあ、分かった」
男娼「僕が真面目に働いたら、その規制、緩めてくれる?」
少女「はい?」
男娼「勿論、君の可愛い幼い弟の前でいかがわしいことはしない」
男娼「けど、彼が寝てたり、二人きりのときだったらしていい?」
少女「…」
男娼「僕そろそろ限界なんだけど」
少女「…い、いいですよ。ただし、条件があります」

561 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:25:19 ID:mxx
パンツ脱いでいい?

562 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:28:48 ID:MEj
男娼「条件?働くだけじゃだめ?」
少女「働くだけじゃ、だめです。…私の稼いだ額を上回るような仕事ができたら、いいでしょう」
男娼「ええー、何それぇ。厳しすぎるんじゃないの」
少女「今までダラけてた罰ですっ」
男娼「何なのさぁ、君そんなに僕と深い仲になりたくないの?もう本当、泣きたいんだけど」
少女「働かない奴が何言ったって聞きません!この条件下でしかだめ!」
男娼「…」
弟「男娼、だからさっきから何の話?」
男娼「いいよ」
少女「そう、いい…。えっ、いいの!?」
男娼「うん、やる」
少女(え、嘘嘘嘘!絶対面倒くさがると思ってたのに!)
男娼「その代り僕が勝ったら、」
少女(い、いやでも無理。きっとそんなのできっこないもん)
男娼「…少女、覚悟しててね?」ニコ
少女「…っ、う」
男娼「じゃあ、ちょっと出てくる」
バタン
少女「…ヤバい」
弟「だから、なにがー?」

564 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:32:13 ID:MEj
少女(いや、しかしさぁ)
少女(冷静に考えたら、無理に決まってるよね)
少女「…よし、この区域は完了、と」
少女(…最近、私も上手くいってるし)
少女(この額なんて、そうそう…)
少女「…うん、無理」ニヤ
少女(あはは、杞憂杞憂。…次は色町への配達だね)タタタ
=色町
青年「あらぁ、少女じゃない!」
少年「ああああっ、俺に会いにきてくれたのっ!?」
少女「いえ、配達です」
少年「冷たい…」
青年「諦め悪いわね、あんたも」ペシ

565 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:36:05 ID:MEj
少女「どうぞ、咳が出始めたら飲んでください」
青年「ありがとお。…ところでさ」
少女「は、はい?」
青年「あいつと、どこまで行ったのかしら?」
少年「あ、それ俺も気になってた」
少女「ん!??」
青年「ちゅーは流石にしてるわよねえ、じゃあ次はー」
少女「あ、あの!あの、何もないです!」
少年「ええええ!あれから結構経ってるのに!?」
少女「う、家は弟がいますし、部屋も別々ですしっ」カァ
青年「あら、そんな理由?それが無かったら、やってるの?」
少女「や、やらないですよ!!変なこと言わないでください!!」ダン
少年「うわ、君すごいね…。今時こんな硬い子いたんだ」
青年「…あいつもじゃあ、2週間はご無沙汰なのね。辛いわね」
少女「なにが!!?」

566 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:40:39 ID:MEj
青年「あいつ、結構元気なほうだったわよねぇ」
少年「あー、確かに」
青年「人気だったから休みもないし、ほぼ毎日の行為だったし」
青年「それがぷっつり無くなると…どうなのかしらねえ」
少女「止めましょう、この話。はい、やめやめ」
少年「えー、大事だよ」
青年「そうよ!あんた、飢えた男がどんな行動に出るか分かってるの!?」
少女「か、彼に限ってそんなことはありませんよっ」
青年「あんた本当お馬鹿さんね!男を分かってないわ!!」
少女「わ、わかんなくていい!もう、帰りますっ」
少年「気をつけてねー色んな意味で」
少女「しつこいっ!!」
バタン
少女(何なんだあいつらはぁああ!男娼ジョークにも程が或るぞ!)
少女(腰やれ!ぎっくり腰になってしまえ!)イライラ
少女「…うー」
少女(…できるわけない。それだけは、もう。…想像しらつかないし)カァ

568 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:44:15 ID:MEj
少女(あの人案外冷静だし、弟もいるって分別もあるから)
少女(…大丈夫、だよね)
少女(うん。大丈夫、きっと)
キャーキャー
少女「…ん?」
「こっち向いて、男娼さまぁ!」
「きゃぁあ!次私、次私ーー!」
少女「…」
少女(なんでしょう、この胸に湧き上がる暗い気持ちは)
少女(…ああ)
「はいはい、姉さんがた押さないでねぇ。ちゃんと順番守って」
少女「…」
少女「見間違いであってくれ…」
男娼「はい、ぎゅーっ」ギュウ
女「きゃぁあああー!」
男娼「毎度ありー。またよろしくねっ」
少女「男娼ぉおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

570 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:48:36 ID:MEj
男娼「…ん」チラ
少女「な、何やってんですか!あなたっ!!」
女「ちょっと、順番よ!割り込まないで!」
少女「あ、違…。そ、そうじゃなくて!男娼さん、何やってんですか!」
男娼「何って、…ねえ」
男娼「見て分かるでしょう?女の子を抱きしめてるだけだよ  有料で」
少女「クズ!!!そんな汚いお金、私は認めない!!」
男娼「はぁあ?何がクズさ、働くことに貴も賎もないだろう!?」
少女「ふざけないで!大体公道でこんなことしていいはずないでしょ!」
男娼「いいじゃん別に。ここは色町なんだから、ねえー?」
「はい…!」
少女「…んの野郎…」ギリ
男娼「僕結構稼いだと思うよ?どう?見てみて」ニコニコ
少女「!」
男娼「あれれぇー、どうしてそんなに顔が白いの?汗かいてる?」
少女(……こ、こいつっ…)バクバク

572 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)16:54:05 ID:MEj
少女「皆さんどうかしてますよ!こんな風紀に反することはやめましょう!」
少女「男娼、お金返してさしあげて!こんなの絶対駄目!」
男娼「ええー、やだ。もうやっちゃったし」
少女「いい加減にしろっ!私はあなたに普通に働いてほしいのっ!」
男娼「だってぇー、達成額が」
少女「うーっ…」
男娼「あ、もしかして」
男娼「嫉妬してる?」ニヤ
少女「…」
男娼「なんだなんだ、それならそうと言ってくれればいいのに。可愛いなあ」ツン
男娼「君にだったら勿論、何回だってするさ。それ以上のことだって、僕…」
少女「馬鹿」ベシ
男娼「あいた。何、素直になればいいのに」
少女「もう終了です、終わりっ!帰りますよ!」
男娼「えー、待って。あともう一人だけ。そしたら一桁増えるんだ」
少女「駄目!!」グイ
男娼「ああ、もう。ケチ!」
少女「うるさい!最低!」
男娼「ひどいじゃないか!僕、これでも真面目に働いてたのに!」
「…」
「帰りましょうか」
「そうねー」
少女「だいたいあなたはいつもいつも…」
男娼「君だって全然触らしてくれないしいい加減にし…」

573 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)17:00:32 ID:MEj
少女「…はい、これで全部」ジャラ
男娼「へえ、結構たくさんだね」
少女「当たり前です。汗水たらして稼いだお金が、こんな不埒なお金に負けません」
男娼「言うねぇ。じゃ、僕の番」
少女(…札が多い…。価格設定どうだったんだ)ドキドキ
男娼「ひーふーみーよー」
少女「…」ドキドキ
男娼「…あ、お札はこれくらいだ。君と一緒だね、…じゃあ、小銭か」ジャラ
少女(い、いける!見たところそんなに小銭は無かったし…)
男娼「ひーふーみー…」
少女(お願い神様、見捨てないで…!)ギュ
男娼「…あ」ジャラ
少女「!!お、終わり?」
男娼「…ちぇ。…あとこの硬貨一枚あれば勝てたのに」ムス
少女「やったぁあああああああ!神様ありがとぉおお!」ガタン
男娼「くそ…。あーあ、だから後もう一回やってれば」
少女「だから言ったんですよ、勝てるわけないって!今後その商売形式認めないですからね!」
男娼「…あ、待って」
チャリ
男娼「箱のすみっこにもう一枚あった」
少女「」

574 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)17:04:14 ID:MEj
男娼「僕の勝ち、ね?」クス
少女「…」
男娼「ねぇ、少女」
少女「…」
男娼「弟、元気になってよかったねえ」ジリ
少女「…」
男娼「近所の子どもと遊べるようになってさ、外にも出て…」ジリジリ
少女「…」
男娼「お陰で二人っきり、だもんね?」ニコリ
少女「あ、お洗濯しなきゃ」
男娼「…っ」グイ
少女「やぁああああああああ!!」ダッ
男娼「少女ぉ!約束はちゃんと守らないとね、だって君が言い出したんだもの」グイグイ
少女「ま、待って!私も数え間違えてたかもしれないんです!」
男娼「嘘だね。もう諦めて」
少女「…っ…」

575 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)17:07:46 ID:MEj
男娼「君の寝室、ベッド大きい?僕あんまり軋むやつ好きじゃないんだけど」
少女「む、無理」
男娼「だから、無理じゃないってば。…約束だもの」
少女「お願い。私、できな…」
男娼「そりゃ、誰だって最初はできないさ。僕が教えてあげるね」ナデ
少女「弟、やっ…。帰ってくる、からっ…」
男娼「さっき行ったばかりだよ」クスクス
少女「ほ、本当、に…」
男娼「よいしょ」ヒョイ
少女「…!」
男娼「いい子にしてれば、すぐ具合がよくなるから。ね?」
少女「…」
男娼「よっ」ボフン
少女「だ、駄目!絶対!しない、できないっ!」ジタバタ
男娼「うわあ、諦め悪いなあ」

576 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)17:12:30 ID:MEj
男娼「できないことないさ。僕なんか、君の半分以下の年齢からしてたし」ギシ
少女「無理!嫌!」
男娼「知ってるよ、そうやって一生懸命抵抗してるのも」ギシ
少女「お、降りて!おねが」
男娼「恥ずかしがってるだけなんだもんね。…本当は、興味あるくせに」ボソ
少女「…!」ゾワ
男娼「あは、…大人しくなった。君、耳に息かけると骨抜けちゃうよね」クス
少女「あ、…。男娼、お願い…」
男娼「…」
男娼「無理。もう、駄目だ。限界」グイ
少女「!やっ、…んっ!?」
男娼「はぁ、っ…しょうじょ…。んっ…」ギシ
少女「や、め。…っ…」
男娼「ずっと、…はぁ、こうしたかったのに。意地悪、しないでよ…っ」

578 :名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)22:23:49 ID:zLm
続編もっとほしい…

579 :名無しさん@おーぷん :2015/06/08(月)17:52:42 ID:TBE
続きはよおおおおおおお

580 :名無しさん@おーぷん :2015/06/08(月)18:20:43 ID:HOq
おおおぅ

626 :名無しさん@おーぷん :2015/06/27(土)09:17:02 ID:DIs
男娼「ん、…っ。ぁ」モゾ
少女「!ひ、っ」
男娼「…ふふ。ここ、柔らか…」ナデ
少女「…い」
少女「いや。…男娼」
男娼「…」
少女「…っ」
男娼「…はぁ」
男娼「なにさ。泣かなくてもいいじゃない」
少女「…」
男娼「ごめんって、ごめんごめん」
少女「…」
男娼「あー…。本当に冗談だから。ごめん、調子のりすぎた」
少女「…どいてください…」
男娼「うん」
少女「…」
男娼「少女、怒ってる?」
少女「…」
男娼「…少女?」