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件名『私メリー、あなたの後ろにいるの』 男「メール…だと!?」
Part2


16 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:16:54 ID:g4iXBibc
男「そういえば、『見える』って人が目を合わせたら取り付かれるっていいますもんね。」
ティロリーン
『それもお化けとして毎日見
 つけてくれるからだと思い
 ます…  (;´-∀-`)     』
男「僕もメリーさんを毎日見つければいいと?」
ティロリーン
『はい!
 ぜひお願いしたいのですが
 …?  (p*゚w゚*q)      』
男「具体的にはどうしたら?」
ティロリーン
『ただ認識してくれたら良い
 んです。
 ただ、眠ると全部夢だと思
 うかもしれないので。
 毎朝メールさせて下さいね
 (o^─^o)            』
男「はぁ。……まぁそれくらいなら。やれるだけやってみます。」

17 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:19:00 ID:g4iXBibc
 チュンチュン チチチ……
ティロリーン
男「ふぁあ〜、こんな朝から誰だよ……」
『おはようございます。
 私メリーさん、今あなたの
 お家の前にいるの。
 (。・∀・。)ノ           』
男「あぁ、そういやメリーさんがそんなこと言ってたっけ……えっと返信できるのかな?」
(ポチポチ)『すぐ支度して降りてくから少し待っててね』
男「お、送れた。」
ティロリーン
『わぁ!頭の中に文字が浮か
 びましたよ! ヽ(゚∀゚)ノ
 待ってますからゆっくり支
 度して下さいね。       』

18 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:19:53 ID:g4iXBibc
男「えっと、いるの……かな?」
ティロリーン
『私メリーさん、あなたの目
 の前にいるの。
 (*´∇`*)ノ          』
男「おはよーメリーさんwちょっと思ったんだけど、どうやって僕のアドレス知ったの?」
ティロリーン
『近くにある携帯に直接言葉
 が送れるんです。
 具体的なアドレスは分かり
 ません。  (;ω;)      』

19 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:20:44 ID:g4iXBibc
男「ふ〜ん……なんだ……(ってことは気になる女の子のアドレスとかはーー)」
ティロリーン
『たとえ分かっても教えてあ
 げませんよ ヾノ・`д・´) 』
男「ちょっ!?幽霊って考えてることも分かるの!?」
ティロリーン
『幽霊じゃなくても分かりま
 す! (( ̄ ^  ̄ )プィッ  』
男「そんな……。あれ?てことは近くにいないと僕にも送ってこれないの?」
ティロリーン
『あ、さっき返事くれた時に
 アドレス覚えたのでこれか
 らはいつでも送れる…のか
 な?              』
男「メリーさんにも圏外あったりするのかな?w」

20 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:21:20 ID:g4iXBibc
友「よう!男〜朝から元気いいな〜!なんか良い事でもあwっwたwのwかw?wwwwww」
男「おぅ。実は……いやいやw」
ティロリーン
男「おっと。友、ちょい待って。」
 
『お友達ですか? (*・∀・*)』
友「お?朝からメール!まさかついに男に彼女がっ!?wwwwww」
男「いや、その……(メリーさんとメールしてるなんて誰も信じないよなぁ……)」

21 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:22:11 ID:g4iXBibc
友「お前いつの間に彼女なんて作ったんだよ!?wwwwww」
男「そんなんじゃね〜よ。」
(ポチポチ)『こいつは友って言うんだ。メリーさんとメールしてるなんて言っても信じてもらえないから黙っておくねw』
ティロリーン
『分かりました!そのほうが
 都合がいいのでしたら。 』
友「即攻で返事がくるとはwwwお熱いこってwwwwww」
男「だから違うっつーの。」

22 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:22:59 ID:g4iXBibc
友「はっ!お前まさか、女ちゃんじゃないだろうな!!席替え隣だったろ?もうメアド聞いたのか!?俺にも教えろ!www」
男「女さんのアドレスなんて知らないよ。僕が知りたいくらいだって。」
ティロリーン
『絶っっっ対に教えてあげま
 せんからね! (#゚Д゚)  』
(ポチポチ)『そんな、トドメささなくても!』
友「ちくしょーせめて席代われよ!www」
男「お前だって一番後ろの特等席なんだから良いだろ!」
ティロリーン
『楽しい人ですね〜(〃゚艸゚)』
友「またかよ、ちくしょー。むしろ人w生w代wわwれwよw!wwwwww」
男「あぁもう〜!ごちゃごちゃするっ!!」

23 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:23:47 ID:g4iXBibc
 キーンコーン カーンコーン
先生『で、この醗とyは連立しているとあるからーー」
男「ふぁあ〜ぁ……」
ブブブ ブブブ
『ノート取らなくていいんで
 すか?           』
(ポチポチ)『数学は嫌いなの。それにテストは一夜漬けで公式覚えればなんとかなるし!メリーさんは数学とか得意だった?』
ブブブ ブブブ
『分かりません。
 というか、実は生前をあま
 り覚えていなくて…    』
(ポチポチ)『…そっか。』

24 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:24:23 ID:g4iXBibc
(ポチポチ)『…とにかく僕は長い記号やら数字の羅列を見るのが好きじゃないんだよね〜』
ブブブ ブブブ
『だからですか?男さんのア
 ドレス分かりやすいのは。
 (´ー`)             』
(ポチポチ)『いいでしょ?「the-otoko@」』
ブブブ ブブブ
『簡単に覚えられました! 』
ポチポチ『分かりやすいメアドにしてよかったよw』
 …… ……
男(ニヤニヤ)
女「……?」

25 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:26:43 ID:g4iXBibc
 キーンコーン カーンコーン
教師「そして、そのとき時の政府がとった政策がーー」
ブブブ ブブブ
『あ、そこの漢字間違ってま
 すよ。
 専は点なしで博は点がつき
 ます。              』
(ポチポチ)『そうなんだ。ずっと両方とも点なしで書いてた。メールだと漢字変換楽そうだねw』
ブブブ ブブブ
『楽ではないですよ。
 というか私が書ける字しか
 変換されてないみたいです
 し。  (。-д-。)        』

26 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:27:46 ID:g4iXBibc
(ポチポチ)『普通に漢字で来るからてっきりwてことは漢字得意なの?』
ブブブ ブブブ
『ほとんど困らずに変換でき
 るので生前から詳しかった
 んだと…            』
(ポチポチ)『なるほど…バラってかける?w』
ブブブ ブブブ
『薔薇? ((φ(・д・。)   』
(ポチポチ)『すごwじゃあ…ちみもうりょう』
ブブブ ブブブ
『魑魅魍魎 o(≧∇≦)o
 どうでしょう!?    』
(ポチポチ)『すげぇw そんけ |

27 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:28:46 ID:g4iXBibc
男(えっと、『すげぇw 尊敬しますw』……っと)
教師「こらー。男〜、授業中にメールすんな〜」
男「っ!ごめんなさい電源切っときます!」
 クスクス クスクス
 ーー
男(なんてねwサイレントモードにしてーーノートに……と)
(カキカキ)『おこられちゃった』
 …… ……
『なるほどコレなら内緒でお
 話しできますね!     』
(カキカキ)『だれにもバレないで会話できるっていいね』
 …… ……
『って、ちゃんと授業受けて
 くださいよ〜!
 (*´・з・`)           』

28 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:29:35 ID:g4iXBibc
(カキカキ)『ところで なんで漢字にくわしいとか覚えてる?』
 …… ……
『…なんとなく読書は好きだ
 った気がします。
 ずっと本ばかり読んでたよ
 うな。 (´・ω・`)
 
 ごめんなさい。あんまり覚
 えてません…。       』
(カキカキ)『あやらないで どんな人なのかなって気になっただけだから』
 …… ……
『自分の未練も思い出せない
 ようじゃ幽霊失格ですよね
 …                』
(カキカキ)『ちょっとずつ思い出せばいいよ ボクもできることは手伝うから』
 …… ……
『ありがとうございます。 』

29 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:30:29 ID:g4iXBibc
 キーンコーン カーンコーン
男(未練が思い出せない……か)
女「ねぇ男くん!相手だれなの?数学のときもずっとメールしてたみたいだしw」
男「え?いやw」
友「あぁ〜終わった終わった。男〜怒られてんじゃwねwぇwよwwwwww」
男「うるせぇ。」
友「こいつ朝からずっとこうなんだよ。彼女だぜwwwwww」
女「えぇっっ!そうなの!?」
男「だから!彼女なんていないってば!」
ティロリーン
『彼女ってことにしちゃえば
 いいんじゃないですか?
 (*゚∀゚)             』

30 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:32:16 ID:g4iXBibc
(ポチポチ)『いやそんなことしたらあとが大変にwていうかメリーさんはそれで良いの?』
ティロリーン
『私は全然良いですよ。
 って別に変な意味じゃない
 ですけど…
 あの…その…。(〃ノωノ)  』
男(ニヤニヤ)
友「もうデレデレだなコイツwむしろドロドロになれば良wいwのwにwwwwww」
女(彼女さん返事早いなぁ……)
友「ところで男、この後、帰りにどっか寄ってくか?www」
男「……いや、悪りぃ。今日ちょっと用事あるから」
友「そっか。じゃあまたなwwwwww」
男「おぅ。じゃあな。」
 ーーー
ティロリーン
『どこかに行くんですか? 』
男「言ったでしょ。僕も手伝うって。」

31 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:33:31 ID:g4iXBibc
ティロリーン
『ここ…図書館ですか?  』
男「そう、読書が好きって言ってたから何か思いだすかなって。」
ティロリーン
『私のためにありがとうござ
 います。  (。v_v。)     』
男「いいのいいの。コレくらいしか出来ること無いし。何か思い出せそう?」
ティロリーン
『いいえ…まだ…。     』
男「……中に入ってみればきっと思い出すよ。行ってみようか……」

32 :1 ◆6dFCXZUZXg:2012/02/24(金) 21:34:10 ID:g4iXBibc
男「ココに来るのも久しぶりだなぁ……」
ブブブ ブブブ
『私は始めて来たような気が
 します。            』
男「図書館自体に……ってこと?」
ブブブ ブブブ
『はい。
 なんだかとても遠いところ
 だって気がするんです。 』
男「この辺なら図書館なんてだいたいどこも近くにあるはずだけど……。遠い町なのかな……?」