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マリオ「ピーチ姫の桃色天然水…マンマンミーアミーア…」
Part9


475 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 22:32:05.39 ID:vbw6cNSZO
ある朝カレンダーを見てみた。いつからだったっけ。カレンダーを見なくなったの。
そんな事はどうでも良かったが今日は12月23日だった。
もうすぐクリスマスイブだ、それに雪が積ってる、俺は外へ向かった。
マリオ「イイイヤッフウ!!!雪だ雪!!!!」
マリオ「テンション上がるぜわっしょいわっしょい!!!」
子供みたいにはしゃいでは町を駆け回った。
町を歩く人目なんて知らないフリをした。それはなんと楽しかった事か。
マリオ「イヤッフゥ!!!マンマミーアアア!!!」
パタパタ帽子でも被った時のように俺は有頂天になっていた。
全部無くすと意外と清々しいものだ。

478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 22:39:29.80 ID:vbw6cNSZO
ドスッ!俺は何かにぶつかった。
キノピオ「いって!!!マリオかてめぇ!まだ生きてんのかよ屑野郎!」
マリオ「す…すまない…。」
マリオ「お前…その体?」
キノピオはかつては白いキノコだった筈が
すっかり黒くなっているしなんだか痩せこけている。
キノコ「ジロジロみんなよおっさん!!!」
マリオ「オ"ォウ!」
マリオ「ウググ…まさか…薬物を使ったのか…」
キノピオ「うっせえっつってんだろが!!!」
バクシ!
マリオ「フォオ"ウ!」
ダメだキノピオよ。それは間違っているぞ。
その時雪に埋もれていたマリオの中の正義に火が付いた。

482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 22:47:44.00 ID:vbw6cNSZO
マリオ「やめるんだ!」
バクシ!
キノピオ「っつ!」
キノピオ「殴りやがったな粕!」
マリオは胸倉を掴まれた。
マリオ「やめるんだ…薬物は悪魔の薬…お前の体を蝕むぞ!」
キノピオ「全部てめぇのせいだろが!!!!」
キノピオ「俺があの事件のあとどんだけ苦労したかわかってんのか!!!」
マリオ「!?」
キノピオ「あの時のゲームで俺は副主役だった!
 初の主役級だなのにあのゲームは打ち切りになった!!!
 俺はあんたと交流する機会が増えたからあんたの仲間だと思われたんだよ!!!」
バクシ!
マリオ「オ"ォウ!!…すまない。」
キノピオ「今更おせんだよ!!!」
キノピオは何度もマリオを殴った。

486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 22:52:49.36 ID:vbw6cNSZO
キノピオ「死ねよ!!死ねよ!!」
マリオ「オォオ…マンマミーア…」
キノピオ「粕がww粕がwwwヒャハハハハwwww」
グキッ!と何かが壊れる音がした。
マリオ「ぉああああああ"!」
キノピオ「一生悶えてろ。」
キノピオは薬を吸いながらどこかへ消えた。
胸の当たりが尋常でなく痛い。
やばい、これはやばいと感じた俺は胸を押さえながら家に帰り、
ピーチの財布にあった少ない金をもって病院へ向かった。

488 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 22:59:35.44 ID:vbw6cNSZO
医者「肋骨にヒビが入っています。早く手術をしたほうがいい。」
そう言われたが診察費と痛み止めの薬だけで所持金は空になった。
俺は雪の上を苦しみながら家に帰った。
マリオ「フォウ…フォウ…」
ヨッシー「でってぃう。」
マリオ「心配するな…大丈夫だ。」
マリオ「そうだ明日はクリスマスイブだ。
ヨッシー、久し振りに散歩に行こう。夜のパレードは楽しいぞ。」
ヨッシー「でってぃう!」
マリオ「嬉しいか、俺も明日はファイアフラワーでも町で売ってみるかな。
それで金が入ったらお前にご馳走してやる。約束だ。」
もう最後かもしれないから。

491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:03:20.69 ID:vbw6cNSZO
マリオ「ぉああああ"!マンマミーアアアアアアア!!!!」
その夜は痛みで何度も起きた。
その度に痛み止めを飲んで痛みを紛らわせた。
体が悲鳴をあげている。いつ崩れてもおかしくない状態だ。
頼む明日の夜までは持ってくれ。

492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:07:56.43 ID:qhfzyTQn0
マリオ・・・

495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:09:56.33 ID:7RpSnydcO
マリオ……(;ω;)ぶわっ

496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:10:10.64 ID:vbw6cNSZO
ルイージ「明日の21:00からは我が社のゲーム産業部門の開業セレモニーだ。
皆よくここまで頑張ってくれた、心から礼を言う。乾杯。」
前夜祭の会場を飛び交う社員の喜びの声。
明日はこの国の歴史が動く日なのだ。
ルイージ「テレビ局の生中継で全世界へ放送される。一堂明日は楽しんでくれ。」
会場からは声援が沸き起こった。
ルイージは明日は人生最高クリスマスになることだろうと思っている。

498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:13:44.14 ID:vbw6cNSZO
キノピオ「お前らは…」
DQNキノコ1「へへ、遂に見つけたぜw」
キノピオ「まて…やめろ…」
DQNキノコ1「かかれええ!!!」
DQNキノコ2〜50「ぅおおおおおお!!!」
キノピオ「ああ…あ…あぁあ…!」
キノピオの悲鳴が夜空に響いた。

500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:22:49.80 ID:vbw6cNSZO
翌朝マリオは作りかけのマフラーを首に巻きポケットに写真を入れ、
ファイアフラワーをいくつか持ってヨッシーと共に家を出た。
ファイアフラワーは衝撃を加えると発火するので危ないのだが、
普段はとても暖かくこの時期には何気に需要が高い。
小遣い程度にはなるだろうと思い売る事にしたのだ。
マリオ「いくぞヨッシー。」
ヨッシー「でってぃう。」

501 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:24:14.35 ID:gC4C/WWN0
ここからどう幸せになるっていうのか・・・

502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:24:50.33 ID:vbw6cNSZO
さっそく町で小さなお婆さんを見つけた。
マリオ「ファイアフラワーいりませんか?」
キノコ婆さん「ああ…ありがとね…でもお金が無くてねぇ…これでもええかえ?」
お婆さんは朝買ったと思われる骨付き肉をくれた。
マリオ「いいんですか?」
キノコ婆さん「こんなに寒いとは思うとらんかったでの…
  家に帰る方が先決じゃわい…ちょうど暖かい物が欲しかったんじゃ。」
マリオ「そうでしたか、ありがとうございます!」
ヨッシー「でってぃう!」
お婆さんはにこやかな表情でその場を去った。
良い事をすると気持ちが良い。冬の風の中でも温もりはしっかりある。
それは何より大事な温もりなのかもしれない。

508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:31:22.48 ID:vbw6cNSZO
出会いとは突然訪れるものだ。
邂逅といったところか、次に会ったのはまさかのクッパだった。
クッパ「マリオか…」
おかしい、元気がない。以前のあいつなら俺に殴りかかってくるはずだ。
彼は今の俺と同じ目をしていた。
クッパ「はは、何も無くなっちまった。」
マリオ「俺もだ。」
俺達は公園のベンチに座って話していた。
ゲームの中で宿敵であり、現実では天敵であった二人が今は同じ境遇にある。
運命とは不思議なカラクリでできているみたいだ。
懐かしい話やゲームの話を沢山した。
ただあの事件だけには触れなかった。
彼なりの思いやりだろうか。

517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:39:18.12 ID:vbw6cNSZO
ヨッシー「でってぃう。」
クッパ「おめえはでかくなったなぁ。俺様程じゃないがな。」
マリオ「その内超えるさ。ははは。」
そんなつまらない話が今は楽しい。真剣な話なんてしたくない。
クッパ「ぐぅう…」
マリオ「腹が減ったのか。」
俺はキノコ婆さんにもらった肉をあげるとクッパは一口で食った。
その後彼は手を差し延べてきた。俺が手を握ると彼は手を大きく振って握手をした。
クッパ「おめえは今日から親友だぜ相棒。」
マリオ「ははは、悪くない。昔のファンがいたら度肝を抜かすだろうな。
マリオRPGみたいだってな。」
クッパ「そんなゲームもあったな、ガハハハ。」
俺達は少しだけ大きくなった気分で町を歩いた。

521 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:44:42.97 ID:meysNZByO
あの肉クッパが食ったのか…
埃食わされてたヨッシーにやってくれよw

523 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:47:45.80 ID:vbw6cNSZO
クッパ「そういや、ピーチを見て無いか。」
唐突な質問は心臓に悪かった。ビクッとしたがなんとか誤魔化した。
マリオ「え?あぁ…どうしたんだ…俺は見て無いなぁ…。」
俺はつい首に巻いているマフラーを竦めそうになった。白状したら確実に殺されるだろう。
世渡りの為の口実を作る嘘を付いた。
一番いけない事なのだが、俺はこれ以上彼が弱る姿を見たくない。
クッパ「そうか…いや、なんでもないのだ。気にしないでくれ。」
クッパ「俺様達は今でもラブラブやっているぞ、ガハハハハハ。羨ましいか。」
今更哀れみたくは無いがあまりに可哀相だった。
白状すれば楽になれる、しかし言ってはならないのだ。
知っているより知らない方がいいことは沢山ある。
俺もそうだった。

532 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 23:58:43.42 ID:vbw6cNSZO
俺達は昼頃まで時々休んでは歩き続けた。
途中公園で冬の木の実をみつけたりするとヨッシーに食べさせた。
ヨッシーはまだまだ食べ足りない様子だ。
その時公園のフェンスに何か人影をみつけた。
ワルイージ「こんな所で寝てたのね…キノピオ君。
 そろそろ薬も染みて来た頃だし出荷にはいいころかな。」
キノピオが倒れていた。誰かがキノピオの手をひっぱって連れて行こうとしている。
悪い奴だと言う事は直感的に分かった。
クッパ「あの野郎はワルイージだ!
あいつに連れて行かれたら最後、死ぬまで薬漬けにされて売りとばされる。」
マリオ「そうはさせない!」
俺は奴の方へ走った。
ワルイージ「!?まずい…とんずらするぞ!」
マリオ「クッパとヨッシーは奴を捕まえてくれ!俺はキノピオを!」
クッパ「分かったぜ!」
ヨッシー「でってぃう!」
俺達は冬風を切って走り出した。

537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:03:04.07 ID:Y8UzPYptO
ワルイージ「ぅわわわわ!」
クッパ「逃がさねぇ!突出ろボボン!」
ワルイージ「あぁあ!"」
ヨッシー「クルリンハー!クルリンハー!」
ワルイージ「オオオ…」
クッパ「トドメだ!ドリルクロー!」
ワルイージ「ノォオオオオ!!!」
クッパ「俺様はこいつを警察に連れていく。マリオに伝えといてくれ。」
ヨッシー「でってぃう!」

542 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:09:05.43 ID:Y8UzPYptO
マリオ「キノピオ!キノピオ!」
キノピオ「…」
マリオ「大変だ…体が冷たい…」
俺はキノピオにいくつもファイアフラワーをくっつけた。
そして風に当たりにくい静かな影に彼の身を隠した。
生きててくれ。
ヨッシー「でってぃう!」
マリオ「そうか…クッパは警察署か、暫くかかりそうだな。」
俺は夕方までクッパを待ったが結局帰ってこなかった。
やはり事情聴取が長引いているのだろう。
先に行くと張り紙を残して俺は町中へ向かった。

551 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:17:13.93 ID:Y8UzPYptO
夜になって町にポツポツと灯が燈り始めた。
この一つ一つに命があり、この一つ一つに幸せがあるのだと、俺は考えるのだった。
町に来た理由はクリスマスに発売されるゲームを一通り確認したかったからだ。
俺は少しレトロな感じの木製のゲームショップへ入って行った。
店内は装飾されクリスマスソングが流れていかにもと言った感じだ。
やはり自分のゲームはカートの中で眠っていた。
クリスマスセールで100円になってさえ売れない現状をみると、
過去の栄光に浸る気にもなれない。

556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:22:54.83 ID:Y8UzPYptO
マリオ「あの娘は…」
PS5のゲーム売り場で小さなキノコが家族連れの客を見る度におどおどしている。
マリオ「家族とはぐれたんだろうか。」
俺がその子に話しかけようとしたとき、店内から叫び声が聞こえた。
店員「泥棒!誰か捕まえて!」
ドボロー「へっへん!オレッチが捕まるわけねぇよ!」
ドスッ!という音がして泥棒は俺にぶつかった。
その直後ファイアフラワーが火を放ち、店は炎上した。
ドボロー「ひいい!し、知らねえぞ、オレは知らねえぞ!」ヒヒューン!
泥棒はものすごい逃げ足で逃げた。
火が店内に広がる、俺とヨッシーもすぐさま店から逃げたした。

566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:29:41.24 ID:b5eIWnkK0
ドボローってあのワニか

558 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:24:33.28 ID:nEr0c+hxO
ちょっwww

559 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:25:45.88 ID:RZWHv1Md0
( Д)  ゚  ゚

565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:29:09.33 ID:Y8UzPYptO
店を出ると何故かルイージがいた。
ルイージ「最後の息抜きに町を歩いて見たらこの有り様だ…放火犯はお前か。」
マリオ「違う…泥棒が俺にぶつかって…」
ルイージ「そのファイアフラワーはなんだ。あまりふざけるな、重罪だぞ。」
マリオ「…すまない。」
母キノコ「きゃあああ!ウチの娘がまだ中に!」
マリオ「!」
出来過ぎたような事件が起こってしまった。
しかしどう目を逸らそうが現実はいつもそこにある。俺は何度も学んできた。
マリオ「ルイージ!行くぞ!」
ルイージ「何を言ってる犯人。もう無理だ諦めろ。」
バシッ!と音がした。マリオはルイージを殴っていた。

575 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:38:57.04 ID:Y8UzPYptO
マリオ「何諦めてんだ!でっかいもん見すぎて大切な物まで忘れたのか!」
ルイージ「何をいっている。」
マリオ「今命を救えるのは俺達しかいないんだぞ!」
ルイージ「何億人の一人だ、たかが一人に危険を払う事はない。」
マリオ「たかがだと…。子供が泣いてるんだぞ。俺は耐えられない。
頼む!力を貸してくれ…!この通りだ!」
マリオは雪に土下座をした。金を借りたあの日とは全く違う熱意や説得力があった。
紛れもない正義だ。目の前の炎より熱い情熱。
ルイージは深い感銘を受けたのだ、かつて尊敬して止まなかった兄の姿だ。
兄さんが帰ってきた。
ルイージ「兄さん…。」
何年かぶりにルイージはその言葉を口にした。
ルイージ「いいだろう。一夜限りのマリオブラザーズの復活だ!」

577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:40:22.51 ID:y44WfMJLO
一夜限りのマリオブラザーズ・・・

580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:41:32.41 ID:o5EGIuoY0
なんか悪い方向ばっかり考えてしまう俺がいる

581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:49:09.60 ID:y/1G5EIL0
>>580
奇遇だな。俺もだ

582 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:49:19.07 ID:Y8UzPYptO
二人は店内を走り抜けた。
目指すは二階PS5コーナーだ。
マリオ「フォッ!」
ルイージ「ヤッフゥウウ!」
さすがにジャンプは厳しかったが、走る事は出来る。
俺は力の限り走った。彼女は必ず助け出す。
マリオ「オォウ!」
階段に差し掛かった時足場が崩れ落下しそうになった、
すぐさまルイージが手を握って助けてくれた。
ルイージは親指を立た。俺は少し笑顔になった。炎を潜り潜りその先に彼女はいた。
幼女キノコ「ふぇええん!ママァアア!」
マリオ「捕まれ。」
幼女キノコ「うん…グシュン。」
ルイージが得意のトルネード火を払いマリオは幼女キノコを抱えて店内から駆け出した。
その姿は誇り高く勇敢な勇者達を彷彿とさせ店の外からは拍手が沸き起こった。

583 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:50:12.35 ID:nEr0c+hxO
まさか・・・・・・

584 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:50:46.50 ID:dNlYLUgSO
こーゆう展開好きだわ

585 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:51:46.43 ID:y44WfMJLO
昔の仲間が集まるのはいいことだがピーチ・・・

588 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 00:59:59.36 ID:Y8UzPYptO
拍手雨の中から国王が出て来た。
クリスマスの事件とはここまで大事になるものなのかと驚く気持ちが大きかった。
国王「マリオという者はおるか。」
マリオ「あ…はい。」
国王「そなたがマリオか。自分のやった事は分かっておるな。そなたには懲役…」
幼女キノコ「まって!そのおじさんは悪くないの!あたしを助けてくれたの…。」
マリオ「…!」
幼女キノコ「だからお願い…許してあげて…」
母キノコ「こら!何言ってるの!すみませんねウチの娘が変な事言っちゃって。」
国王「いや…その娘に甘んじて罪を軽くはしてやろう。
しかしマリオよ、貴様にはこの町を出て行ってもらう。良いな?」
マリオ「…。」
ルイージ(マリオ……)
マリオは全てを受け入れた。何故か彼は満足そうな目をしていた。
マリオ「仕方ない。行くぞヨッシー。」
ルイージ「兄さん!」
マリオは振り向かなかった。

595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 01:09:18.35 ID:Y8UzPYptO
ああ、この町とも自分の家ともお別れか、
長い間世話になったな、これからどうしよう。俺に何がある。
幼女キノコ「待って!」
町を出ようと決意した時あの娘が走ってきた。
マリオ「どうしたんだい?」
幼女キノコ「おじさん行っちゃうの…?」
マリオ「すまないね。おじさんはもう行かなきゃならないんだ。」
幼女キノコ「やだ行かないで…あたし寂しいよぉ…。」
どうしても不可思議だった。俺には何が寂しいのか分からなかった。
やはり歳の差だろうか。
いろいろ迷った結果彼女を撫でる事にした。そうだそれがいい。
マリオ「よしよし。君が大きくなったらまた会いに来てあげるよ。
それまで何があっても諦めない事、いいね?」
幼女キノコ「分かった…グシュン」
マリオ「キノコの神様はね。
最後まで諦めなかった娘に幸せをくれるんだよ。
忘れないでくれ。」

596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 01:11:46.77 ID:IyotcepJ0
なんだか泣けてくる…