彡(゚)(゚)あれ?ワイは確かにマリアナ沖で零戦と共に墜とされたはずやで・・・・・?
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Part6
349 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:20:48 ID:
Lqv
彡(゚)(゚)「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん方!なんでワイがそんな・・・
・・オカン!これは何かの間違いやから!」
J( 'ー`)し「憲兵さん!どうぞどうぞ厳しく拷問してあげてください。息子も
お国の為に死ねれば本望でしょう(そんな!私の息子は潔白です!離してください!)」
350 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:22:29 ID:gfc
※349
ってオイオイオーイ!wwwwwww
逆ゥー!心の中と言ってることが逆ゥー!wwwwwww
351 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:22:47 ID:LHw
>>349
ゥー!
352 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:23:02 ID:
Lqv
東京憲兵司令部 独房内
彡(゚)(゚)(なんでこんなことになったんや意味が分からん・・・わざわざ帝都の方にまで・・・)
彡(゚)(゚)(と、とりあえず糞でもして落ち着こう)ブリイイイリリリリリリリリ
「南慈英、出ろ!面会だ・・・・ってくっせー!貴様あ!!」
バキベキッ!!
353 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:25:04 ID:
Lqv
取調室に通されると・・・そこには。
彡(゚)(゚)「お、小沢長官!?」
「申し訳ない!南慈英くん。我々海軍が君の内地帰還と同時に身柄保護すべきだったが・・・
帰省休暇明けにと気を回してしまったのが仇になった。どこから漏れたのか、どうも
陸軍の上層部に、“未来を予知する不可思議な男”の噂が流れ、憲兵が動いてしまったようだ。」
彡(゚)(゚)「は、はあ・・・・」
「むろん、ここからはすぐに出すよう手配した・・・・が・・・一緒に来てもらいたいのだ。続きは車の中で話そう」
彡(゚)(゚)「は、はあ・・・・」
354 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:27:56 ID:
Lqv
尊大な憲兵たちだが、さすがに辞去する小沢らに対しては最敬礼で見送る。
車に乗り込む一行。
「君の身柄を返すよう陸軍に掛け合った際、交換条件として、
君の持つ情報の共有をさせるよう、連中は要求してきた。
当面君の情報は、海軍中枢のみの機密にしておきたかったが・・・・こうなっては仕方ない。
陸軍参謀本部、海軍軍令部・・・さらにその上に、すべてを話してもらうしかない。」
355 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:29:30 ID:
Lqv
彡(゚)(゚)「は、はあ・・・・・」
彡(゚)(゚)「?・・・・・へ?その上・・・・って」
「着いた。降りよう。ここだ」
そこは・・・・皇居であった。
「大本営政府連絡会議 ここですべてを話してもらう!」
「ヒェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwww」
全力で脱糞・・・・・・は回避した!
356 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:31:16 ID:
Lqv
宮城内の奥の間に通される
嶋田繁太郎 海相兼軍令部総長
豊田副武 連合艦隊司令長官
木戸幸一 内大臣
そして、東條英機 内閣総理大臣兼陸相兼陸軍参謀総長
・・・・・大日本帝国の中枢そのものが、この空間に凝縮されている。
彡(゚)(゚)(て、展開早すぎてついていけへん・・・・・ワイは夢を見てるんじゃないやろか・・・)
彡(゚)(゚)(い、いや、アカンアカン。ワイは国を、歴史を変えるためにここにいるんや!)
彡(゚)(゚)(気合を入れろ!シャキッとするんや!)
357 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:32:21 ID:gfc
漏らすな(確信)
358 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:33:04 ID:
Lqv
彡(゚)(゚)「か、海軍少尉 南慈英 やきうと申します!このたびは・・・・」
「辞儀合いはよろしい。小沢提督から一通りの話は聞いておる。本日はそれ以外の・・
・・そう、マリアナ戦以降の貴君が知る情報を聞かせてもらいたい。」
すこしオクターブの高い声で、東條は切り出した。
「フン!未来ねえ・・・まあ本官なぞは、まーだ誇大妄想なんじゃないかと疑っておりますがね・・・・・」
そうチクリと嫌味の針を刺したのは、豊田連合艦隊司令長官であった。
359 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:36:08 ID:
Lqv
彡(゚)(゚)「は、はい。では・・・・・(アカン、ケツの20mmが・・・耐えろ!)」
彡(゚)(゚)「申し上げます・・・・・」
50分後・・・・・
一同は、鉛のような重苦しい沈黙に包まれていた。
戯言だ、妄想だと一蹴するには、あまりにも克明かつ苛烈な、“真実”であった。
360 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:37:19 ID:LHw
ケツからションベン弾出すのか(困惑)
361 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:38:00 ID:
Lqv
この帝国がどう崩壊していくか。
連合艦隊の壊滅 本土空襲 原子爆弾 ソ連の背信 そして敗戦。占領
裁かれる「戦争犯罪人」
新たなる国家体制 新憲法
“戦後”の世界・・・・・
震える手でメモを取っていた東條が、声を絞り出した。
「なるほど・・・・しかしいずれにせよ“お上”は護られるわけだな。この私が命を惜しまねば。」
俯いていた一同が、ふっと東條を顧みる。
362 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:39:21 ID:
Lqv
「少尉。ご苦労・・・・。ところで、海軍としては彼の処遇をどう考えておりますか?」
「そうですな・・・・なにか適当な肩書を与え、連合艦隊司令部付としたらどうかね?」
そう嶋田に振られた豊田が、露骨に顔をしかめた。
「専門の参謀でもない彼を入れても・・・軍令部の方では預かれんですか?」
「いやあウチでは・・・・・」
彡(゚)(゚)(・・・・・・・・・・・・)
363 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:43:07 ID:
Lqv
「どうかね、引き続き小沢君の艦隊で預かってもらうというのは?」
彡(゚)(゚)(な、内府様の助け舟や!)
木戸の言葉に、小沢は大きく頷く
「さようでございますな!彼の持つ細かな情報や助言は、その都度戦局に応じ、
本官の意見具申という形で中央に上げさせていただきます。」
嶋田、豊田も渋々といった感じで頷く。
364 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:44:14 ID:
Lqv
「なるほど。その方が少尉も何かとやりやすかろう。むろん、情報は陸海軍それぞれの部署で精査するし、
内地にいる間は警護および監視の憲兵はつけるがね。・・・・・少尉 下がってよろしい」
367 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:45:28 ID:
Lqv
回廊に出て、小沢をまつ
彡(゚)(゚)(はえ~終わった。生きた心地がせんかったぜ)
彡(゚)(゚)(まあ、歴史を変えるにはどうしても避けて通れん道やからな・・・・)
彡(゚)(゚)(前線の実戦部隊だけが歴史を知っていても、できる事には限界があるさね)
彡(゚)(゚)(はーちょっと緊張がとけた)プリックチュッ
368 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:49:02 ID:
Lqv
「お待たせした。」
しばし会議室に残って談判していた小沢が、通路に出てきた。
彡(゚)(゚)「小沢長官!本日はありがとうございました!」
「礼を言うのはこちらの方さ・・・・それより、先刻大本営から情報が入った。
やはり、敵のマリアナ再侵攻が早まるかもしれん。早速私と来てほしい。横須賀で連絡機に乗り、沖合の大鳳に降りる。」
彡(゚)(゚)「はい!」
369 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:50:54 ID:
Lqv
空母 大鳳内 第一機動艦隊司令部
「先刻の会議の際、南慈英君がいくつか出した意見書のうち、マリアナへの新規兵力・物資の輸送作戦が採用された。例の、わが艦隊の載せる飛行機のない
軽空母を活用し、低速の貨物船に替えて活用するというやつだな。」
彡(゚)(゚)「はっ!20ノット台後半で巡航可能な艦を揃えれば、少なくとも送り出す度敵潜水艦に沈められるような状況からは脱却できます。」
「うむ・・・・現在の燃料事情、航空兵力の不足ぶりでは、もう一度連合艦隊をマリアナへ全力出撃させる余力はないからな・・
・・すこしでも多くの兵員物資を、サイパンに送ってやり、守備隊に耐え抜いてもらうしかない・・・・・」
370 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:52:13 ID:
Lqv
彡(゚)(゚)「それと、帰路には・・・・」
「判っている。極力避難民を収容して疎開させられるよう、東條閣下にもお願いしてある。」
彡(゚)(゚)「ありがとうございます・・・・」
彡(゚)(゚)(なんとか、サイパン住民が集団自決するような悲劇は避けたいやで・・・・)
371 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:53:22 ID:
Lqv
マリアナへの補給、内地への疎開作戦は3次にわたって行われ・・・・・守備隊は5万にまで増強され、
重装備もある程度補充された。
その一方で第一次往路で「隼鷹」 また第三次帰路で「瑞鳳」が犠牲となり、兵員や疎開民にいたましい犠牲が出たのである・・・・
372 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:55:04 ID:Ppm
サイパンのバンザイクリフは(アカン)
373 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)20:57:26 ID:
Lqv
そして8月1日
メジェロ環礁
戦艦ニュージャージー艦上
「キル ザ ジャアアアアップ!」
・・・・・見事な機動部隊が、仕上がりつつあった
375 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:05:07 ID:
Lqv
「このハルゼー様が第三艦隊に来たからにはァ!!マリアナのジャップなどグシャーよ!!」
上空をデモンストレーションするF6Fの群れを、葉巻をくゆらせつつ満足げにウィリアム・ハルゼー提督は見上げる。
「新造空母も加え、前回を上回る1,200機オーバーの作戦機よ!野郎ども!2週間でサイパンを落とすぞ!」
「イェッサー!キルザジャップ!」
水兵たちが気勢を上げる。
376 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:05:59 ID:BUI
ハルゼー来たか・・・
377 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:07:19 ID:gfc
でもこの戦いに勝ってしもたら、あのキチガイ国家のままやねんなぁ…悲しいけど
378 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:07:25 ID:Ppm
1200機に勝てるわけないだろ!
379 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:07:34 ID:
Lqv
参謀の一人が、追従の笑みを浮かべた。
「さすが、閣下が指揮なさると同じ艦隊でも全く闘志の乗りが違いますなァ・・・・
航空兵力削られただけで逃げ出したチキンなレイモンド・スプルーアンスとは大違いであります。」
380 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:09:55 ID:
Lqv
次の瞬間 ハルゼーの表情が一変した
「は?(威圧)」
「・・・・・!」
おべんちゃらを言った参謀の喉を分厚い手で掴む。
「いいか?今こうして貴様がアホ面晒していられるのは、レイが賢明な判断であの時艦隊を温存してくれたからだ!
次にレイを誹謗したら、貴様のソーセージ切り取ってトージョーのケツにぶっこむぞ!」
「ひぎっ・・・・おおゆるしを・・・・」
「閣下!落ち着いてください!」
「頸動脈閉まってます!」
381 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:11:12 ID:
Lqv
ようやく手を放したハルゼー、周囲を見回し、高らかに言い放つ。
「2時間後に全艦出撃だ!猿どもを挽肉にするぞ!!」
「イエッサー!」
382 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:11:19 ID:BUI
そら(親友を馬鹿にされたら)そう(頸動脈〆られる)よ。
383 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:11:55 ID:Ppm
味方を馬鹿にする奴のソーセージをケツに突っ込まれるトージョーもたまったもんじゃねぇな
384 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:13:42 ID:
Lqv
8月4日 サイパン島タポチョ山中
「敵、輸送船団、および支援艦隊多数!沿岸部が砲爆撃にさらされています。」
「うむ・・・・・。腰を据えてかかるぞ。」
守備隊指揮官 斉藤義次陸軍中将は軍刀を握りしめつつ、報告に対し深々とうなずく。
「各部隊に再度徹底。軽挙せず長期持久の方針を厳守せよと。敵が水際にいるうちは、けして一発も撃ってはならん。」
「はっ!」
「さて・・・どれだけ引っ張れるか・・・・・」
385 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:15:16 ID:
Lqv
すまんな。今宵はここまでといたすやで。
ますます過酷になりますが、またお付き合いいただければ幸いやでー
386 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:16:23 ID:Q7e
イッチGJ
387 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:17:24 ID:Ru6
サンガツ
明日も楽しみにしてるで
388 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)21:17:24 ID:BUI
乙やで〜〜
418 :
こんばんはやで :2015/03/16(月)20:33:57 ID:
4LH
サイパン南西部沿岸
「HAHAHA!ジャップも怖気づいたかー?」
「事前砲撃で粉々になったんじゃね?過去最大級の規模だしよーw」
「奴らの頭蓋骨でフットボールしてやろーぜ!」
ある種、虚勢交じりの荒々しい言葉を口々に放ちつつ、海岸線を一歩一歩踏みしめるアメリカ海兵隊員たち。
やがて、夕方には彼らは島南西のアスリート飛行場へと到達する。
419 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/16(月)20:35:35 ID:
4LH
鉄くずと化した日本機の残骸が点在する滑走路を進む。
日本兵の姿はない。
一個連隊ほどが滑走路に足を踏み入れ、
連隊長が通信兵を呼び、飛行場確保の報告をさせようとした瞬間。
立て続けに大爆発が起きた。
「ぐおおおおおおお!?」
つぎつぎとなぎ倒され、身体ごと消し飛んでいく海兵隊員。
421 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/16(月)20:36:59 ID:
4LH
「Fuck! 砲撃か!?」
「どこからだ!?」
「ちがう・・・これは・・・」
埋伏地雷・・・・というより多分坑道爆破用のTNTを滑走路の地中数メートルに埋め込んで・・・・
再び爆発の連鎖。
時限式か、あるいは有線起爆でも単純な仕掛けで可能な罠・・・・・
あまりに原始的過ぎて、考えもしなかった・・・・・。
上陸用舟艇から双眼鏡で惨状を目にし、歯ぎしりするターナー上陸部隊司令官。
その耳に、耳をつんざくような別の轟音。
422 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/16(月)20:40:13 ID:
4LH
「・・・・・・・!!」
橋頭堡を築いたばかりの上陸部隊のど真ん中に数十本の炎の筋が叩きつけられ、悲鳴が上がる。
「ジャップ・・・・山からロケット砲か!ガッデーム!!・・・
・・艦隊に伝達、前方3500の山岳部に砲撃要請!」
「よっしゃ、ひゃっほう!ざまあ見やがれ・・・・さて砲撃来るぞ!防空壕に退避!」
神戸砲兵中尉、はしゃぎつつも冷静な指示を下す。
この四式40センチ噴進砲、簡易な木製発射台があればどこからでも発射可能であり、
しかも使用後は速やかに壕などに避退が可能である。
威力も航空爆弾並みであり、前回の米軍襲来以降の準備期間で突貫工事で掘り進められた山中の地下陣地と
相まって、今次防御戦闘において大いに米軍を苦しめることとなる。
423 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/16(月)20:40:57 ID:
4LH
最初の一日で、2500人を超える犠牲を出すこととなってしまったアメリカ軍。
双方にとっての地獄は、まだまだ始まったばかりである。
426 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/16(月)20:47:36 ID:
4LH
「われわれも、なにもしないというわけにもいかぬでな。」
軽巡洋艦「大淀」艦内
小沢は海図上のサイパン島を腕組みしつつ、凝視していた。
427 :
名無しさん@おーぷん :2015/03/16(月)20:48:45 ID:
4LH
「3日後、大西中将が指揮する 第一航空艦隊が、硫黄島を発進基地とし、
新型爆撃機「銀河」をはじめとする攻撃隊でサイパンの米軍に夜間空爆をかける。
それに呼応して、わが第一機動艦隊も動く!
・・・・・といっても、空母は瑞鶴のみを基幹とし、護衛として駆逐艦8隻をつけた小艦隊・・・
・・・・現状それが、動かせるぎりぎりの兵力だ。
艦載機の行動半径ギリギリから戦爆連合50機を、銀河隊の到達時間に併せて放つ・・・・。
いわばアウトレンジからの、機動艦隊のゲリラ戦だな」
参謀たちは大きく頷く。