Part6
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 21:46:27.11 ID:
8IAvbb1hO
女勇者「……死んでないよね。だって戦士くんだよ?」
女勇者「当然だよね。約束したんだから!私に後から追いつけって」
女勇者「……言ってたもんね…?」
女勇者「…私の今までの旅で、1番の仲間達なんだから」
女勇者「……床に血が…」
女勇者「……」
女勇者は戦士の剣を装備した。
女勇者 皮のドレス E
戦士の剣 E
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 22:01:56.44 ID:
8IAvbb1hO
女勇者「…待っててね、戦士くん」
タッタッタッタ
女勇者「僧侶ちゃん、魔法使いちゃん…!」
タッタッタッタ
女勇者「私が追い付くまで、どうか無事で…」
タッタッタッタ
女勇者「約束は、必ず守るからね!」
魔王の側近「残念ですが、約束は果たされません」
女勇者「!!」
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 22:03:18.35 ID:CXr5qSbzO
なん・・・だと・・・
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 22:19:23.47 ID:
8IAvbb1hO
魔王の側近「いや、まさかあの半魔を一人で倒してしまうとは。なかなかの腕前」
魔王の側近「それとも、やはり半人半魔など出来損ないに過ぎなかったのか」
女勇者「この外道…!あの子を魔物の道に逸れさせたのは…」
魔王の側近「その通り、私です」
女勇者「く…!戦士くん達は!?」
魔王の側近「言ったはずですよ。約束は果たされない。貴女は彼らに追い付く事はないと」
女勇者「……!!」ぎり…
魔王の側近「さて、貴女は選択する事が出来ます」
女勇者「…なに?」
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 22:31:38.15 ID:
8IAvbb1hO
魔王の側近「貴女達は確かに強い。私達魔物を脅かすパーティです」
魔王の側近「しかし所詮は人間の群れ。ばらばらになれば私達に敵う事はありません」ニヤニヤ
女勇者「まさか」
魔王の側近「くくく…」
女勇者「お前!!!」がばっ
魔王の側近「おっと。貴女にはまだ選択肢を与えていませんよ?」
魔王の側近「単刀直入に言いましょう。選びなさい。世界を取るか、お仲間を取るか」
女勇者「なに…言ってるの?」
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 22:44:17.10 ID:
JbGJm30H0
魔王の側近「貴女のお仲間は死んではいません。大切な人質ですからね」
女勇者「戦士くん達は生きてるの?!」
魔王の側近「ええ。そして……魔王様は今、この城にはおられません」
女勇者「え…」
魔王の側近「ようやくお気づきですか。そう、すべては貴女方をここに留まらせるための囮」
女勇者「そんな!じゃあ魔王は今どこにいるの!?」
魔王の側近「つい先ほど、魔王軍を引き連れて…人間共を滅ぼしに」
女勇者「くっ…!今すぐに追いついて倒せば…!」
魔王の側近「ほう?お仲間を見捨ててですか?」
女勇者「!」
453 :
1:2009/04/19(日) 22:55:44.58 ID:
JbGJm30H0
魔王の側近「貴女のお仲間は今この奥の部屋に拘束しております」
魔王の側近「それぞれ、別々の鍵を使ってね」
魔王の側近「そしてその鍵は…この広い城のどこかに」
女勇者「どこまで…私をバカにするの?」
魔王の側近「くくく…。選択権はあなたにあります。どちらを選ぶのも貴女しだい」
魔王の側近「ひとつの村よりも一人の小娘を助ける貴女が、仲間を見捨てて世界を救えるのならね!」
魔王の側近「はっはっはっはっは!!」
女勇者「とことん外道だね…。でも、おかげさまで」
魔王の側近「なに?」
女勇者「…私の正義を貫けるよ!!」
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:03:23.36 ID:
JbGJm30H0
魔王の側近「ほう。では、仲間を見捨てるというのですね」
女勇者「えへへ。どうやら、私の10回の冒険は無駄なんかじゃなかったみたい」
魔王の側近「は…?」
女勇者「なんにも迷うことなんかないじゃない!みんなを助けて、魔王を倒しに行く。順番どおり!」
魔王の側近「おやおや。窮地に立たされて現実逃避ですか」
女勇者「どうだろうねー?皆はこの奥にいるんだよね?」
魔王の側近「その通り。鍵はもちろん別の場所にありますが」
女勇者「よーし」ぐいっ パキッ パキッ
魔王の側近「おや、私と戦うとでも?」
女勇者「もちろん!ふふ、久しぶりだなぁ…本気で戦うのなんて!」
魔王の側近「でかい口は私を倒してからにしてもらいましょう」
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:03:59.42 ID:mr6OJPMd0
側近逃げてえええええええええええええええええ
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:04:44.55 ID:rcOGTsx2O
側近死亡フラグww
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:04:57.04 ID:X33f45xCO
側近……お前の事は忘れないよ…
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:04:59.96 ID:FuzjHM+m0
側近が肉塊になっちゃう
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:12:14.54 ID:
JbGJm30H0
女勇者「もう謝っても許さないよ?それだけのことをしてくれたんだから」
魔王の側近「それは…この魔法を受けてからにしてもらいましょう!」
魔王の側近は両手を掲げて詠唱を始めた。
悪の気が側近の両手に集まっていく!
魔王の側近「暗黒魔法(最大)!!!!」
魔王の側近は溜まった気を放った!
女勇者「初めて見たときはびっくりしたなぁ、この技」
女勇者「もう…さすがに何十回も見たら迫力ないね」ピン!
しかし魔法は弾かれた。
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:13:54.99 ID:PrZ1TqdQ0
効かないとかじゃなくて、はじくのかwww
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:14:14.61 ID:baQ9AKabO
ピンてwww
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:14:19.49 ID:VBVrodVi0
ピン ワロタww
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:14:35.88 ID:+ffc6LA+O
盛り上がってまいりました
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:16:04.33 ID:
JbGJm30H0
魔王の側近「…え?え?」
魔王の側近「私の魔法、弾き返され…え?」
女勇者は戦士の剣を鞘におさめた。
魔王の側近「な、なんだ?諦めたのk
魔王の側近を倒した!
牢屋の鍵Aを手に入れた!
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:18:10.59 ID:i6/epGEA0
居合いしたのかwwwwwwwww
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:18:20.64 ID:QYBeoG0D0
達人すぎwww
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:18:49.62 ID:EJSozmxs0
一瞬でw
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:23:42.32 ID:9SIBLZ9V0
斬られたのに気づかないw
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:23:45.10 ID:1CjlN3Do0
強すぎワロタwww
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:25:21.86 ID:
JbGJm30H0
女勇者「よし!待っててねみんな!」
トテトテ
女勇者「…この奥の部屋に、皆がいる!!」
トテトテ
ガチャ
きぃ…バタン!
女勇者「……みんな!!お待たせ!」
戦士「勇者殿!!!」
僧侶「ゆ、勇者様ぁ…!!」
魔法使い「いけません、勇者様!私達のことはいいです、早く魔王を追いかけてください…!」
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:32:00.32 ID:
JbGJm30H0
女勇者「大丈夫。みんなで魔王を倒しに行こう!」
戦士「いかん、勇者殿…俺達に構っている間にも、人々が魔王の手に!!」
女勇者「大丈夫。戦士くん、これが私の正義だから!」
僧侶「だめです!勇者様、鍵を探している時間なんてないんです!」
魔法使い「一人でも、やるしかないんです…お願いします、行ってください」
女勇者「…私がもし今ここで皆を見捨てて平和を手にしても、私はそんな平和見たくもないよ」
僧侶「勇者様!!だめですぅ!!」
女勇者「私一人のわがままで世界を滅ぼすわけにはいかないよね、わかってる」
戦士「だったら、頼む…!勇者殿、行ってくれ!」
女勇者「だけど、私はそれをワガママで終わらせないだけの事をしてきたんだよ!」
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:36:57.08 ID:
JbGJm30H0
魔法使い「でも、鍵をひとつずつ探す時間なんて…」
女勇者「鍵はひとつ持ってるし、他の鍵の在り処もわかってる。それに…」
女勇者「鍵は必要ないから!」
戦士「は?何を言っているんだ、勇者殿!」
女勇者「みんな、私を怖がらないでね?しゃがんでくれる?」
僧侶「え…こうですか?」すっ
魔法使い「戦士さん、ここまで来たんです。勇者様を信じましょう」すっ
戦士「…うむ。わかった。これでいいか?」すっ
女勇者「オッケー!いくよ!」
ブンッ
ガシャアアアアア!!!!!!
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:37:44.16 ID:fRHPurzt0
鍵いらなかったw
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:38:01.35 ID:9SIBLZ9V0
鍵なんて要りませんw
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:39:01.57 ID:Yo9Qas9W0
ついに本気出したかw
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:39:02.66 ID:/BEkve+tO
ぶっ壊したwwww
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:43:28.05 ID:
JbGJm30H0
戦士「…な」
魔法使い「檻が……切れた……?」
僧侶「ふ……ふぇぇぇえん……!」
女勇者「……さぁ、行こう!みんな!」
戦士「………うむ。行こう」
魔法使い「はい。…勇者様、行きましょう!」
僧侶「うぇぇぇん…死ぬかと思ったよぅ…!!」ぷるぷる
女勇者「僧侶ちゃん、ごめん。ちょっと掠っちゃった?」
僧侶「帽子が…溶けちゃいましたぁ…。でも大丈夫です…ちょっとビックリしちゃっただけだから」ぐすん
戦士「よし、行くぞ勇者殿!一人も欠けることなく、魔王を倒しに!」
魔法使い「そうですね!そして一人も欠ける事無く、世界に平和を!」
女勇者「…!」
女勇者「うん!!!」
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:44:27.16 ID:1T6VUh5lO
溶けたwww
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:44:32.95 ID:i4Bxsa0PO
溶けたwwwwwwww
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:45:59.96 ID:lEOIfoomO
溶けるってwwwww
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:46:54.76 ID:mr6OJPMd0
溶けるってどんな勢いだよwwwwwwwwwww
僧侶ちゃんかわいい
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:50:21.92 ID:
JbGJm30H0
タッタッタッタ
女勇者「…ねぇ、戦士くん」
戦士「む?どうした勇者殿」
女勇者「聞かないの?」
戦士「…勇者殿は勇者殿だ。俺達がついていくと決めた人だ」
女勇者「…戦士くん」
戦士「過去に何があろうとも、どんな力を持っていようと、俺達の信じる人は変わらない」
戦士「何があっても、勇者殿の正義についていくと言っただろう?」
女勇者「…!!うん。ありがとう。本当に、皆と仲間になれて良かった」
戦士「それはこちらもだ。最後の最後で足を引っ張ってしまって済まない」
女勇者「そんなことない!仲間のおかげで、私はやっと答えを見つけられそうだから…!」
戦士「…そうか」
女勇者「戦いが終わったら、全部話すよ。とにかく今は、魔王に勝とう!」
タッタッタ
魔法使い「!!……間に合ったみたいですね」
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 23:59:53.36 ID:
JbGJm30H0
【最終決戦】
僧侶「ついに…ここまで来ましたね」ぐっ
魔法使い「こ、これが…魔王!」
戦士「ものすごい威圧感だ…強い……!!」チャキ…
女勇者「……さすがに、強いね。他の魔物とは桁が違う」
魔王「来たか」
魔王「!」
魔王「ほう。勇者一人で来るものだと思っていたが…」
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 00:07:04.04 ID:
NXniIRN20
女勇者「魔王。あなたを倒して、私達人間の世界に平和を取り戻すよ」
魔王「良かろう。余は貴様を倒して魔族の平和を作り上げる」
女勇者「…勝つよ!」
魔王「もはや言葉は不要。勝てば正義、負ければ絶滅。それだけのことだ」
女勇者「…そうだね。行くよ、皆!!」
戦士「応!!」
僧侶「サポートはお任せください!」
魔法使い「必ず勝ちます!」
女勇者「私も…全力で魔王を倒す!!」ぐっ
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 00:14:21.25 ID:
NXniIRN20
魔王「破壊を」
魔王の邪気が空を覆っていく…!
邪気が雷雲となり、悪魔の雷(いかずち)が起こる!
女勇者「みんな伏せて!!」
戦士「勇者殿!?」
女勇者「たぁっ!!」
なんと女勇者が高く飛び上がり、自らの身体で雷を受け止めた!
女勇者に23のダメージ!
僧侶「勇者様!!大丈夫ですか!?」
女勇者「うん、大丈夫。それよりも、皆に防御魔法をかけてあげて。そう何度も全体攻撃を防げない」
僧侶「わかりました!」
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 00:21:18.60 ID:
NXniIRN20
僧侶「神よ…この者達を護りたまえ。魔法防御(全体)」
ぱぁぁ…
女勇者は魔法攻撃に強くなった!
戦士は魔法攻撃に強くなった!
魔法使いは魔法攻撃に強くなった!
僧侶は魔法攻撃に強くなった!
戦士「はぁぁ!!」
がちぃ!
戦士の攻撃。
魔王に17のダメージ!
魔王「なんと非力な…。これが人間の力か。去ねい」
ごしゃっ
魔王の攻撃。
戦士に212のダメージ!
戦士「…が…!」
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 00:30:24.53 ID:
NXniIRN20
魔法使い「戦士さん!!…灼熱魔法(最大)!!」
魔王「魔法というのはこう使うのだ」
魔王の指から一筋の光がほとばしる!
魔法使いに198のダメージ!
魔法使い「きゃぁ!?」どさっ
女勇者「魔法使いちゃん!!く…全体回復魔法(最大)!」
ぱぁぁぁ…
戦士「かたじけない…!!」
魔法使い「助かりました…」
女勇者「良いよ!それより、ほら!次が来るよ」
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 00:37:15.50 ID:
NXniIRN20
魔法使い「魔法防御をかけてもらっていなければ、死んでいました…」
僧侶「でも、これじゃ一向に攻撃できません…!」
女勇者「…皆、一度だけ身を護ることに専念してくれる?」
僧侶「は、はい!わかりました!」ぐっ
魔法使い「身を守ればいいのですね?」ぐっ
女勇者「うん!私が攻撃してくる!!」
僧侶「あ!!戦士さん、勇者様の声が聞こえてません!!」
女勇者「え?!」
戦士「うおおおおお!!!」
女勇者「戦士くん!今はダメぇ!!!!」
魔王は鋭い眼光で戦士を睨んだ。
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 00:44:01.62 ID:
NXniIRN20
女勇者「戦士くん!」
戦士は石になってしまった!
魔王「愚かな…人間とはなぜこうも愚かなのか」
魔王「力も持たぬのに、なぜ希望を持つのか?余にはわからぬ」
魔王「わかる必要もないがな」
女勇者「やめてぇえええ!!!!」
魔王の攻撃。
戦士の身体は粉々に崩れ去った……
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 00:45:38.38 ID:CERpwu7EO
戦死…
686 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/20(月) 00:45:45.13 ID:2+DEUeaQ0
戦士いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!