Part3
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 14:12:40.77 ID:
9k/qoNm4O
町人「実は…ご存知かも知れませんが、この町はいけにえの町と呼ばれています」
僧侶「らしいですね。…どうしてなんですか?」
町人「…魔物に…差し出されるのです。毎年、齢16を迎える娘を一人差し出さなければ、町を襲われると」
戦士「なんだと…」
町人「そして…今年いけにえにされるのが、私の娘なんです」
僧侶「そんなの、許せません!」
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 14:19:02.00 ID:
9k/qoNm4O
町人「この町は今までそうしてもってきました。今年もそうして町は無事に済むでしょう」
町人「…しかし、私には我慢できないのです。私一人のわがままで町を危険に晒すわけにはいかないのですが」
町人「…なんとか、助けていただけないでしょうか?私の…ただ一人の家族なのです」
戦士「もちろん。引き受けましょう」
僧侶「はいっ。こんなの黙って見過ごせません!ね、勇者様?」
女勇者「…うん!」
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 14:27:24.07 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「…」
僧侶「魔物を倒せば、いけにえもなくなるんですよね?その魔物というのはどこに居るんですか?」
町人「南の洞窟に居ます。そして…いけにえにされるのは、明日なのです」
戦士「時間の猶予はない訳だな。勇者殿、疲れているだろうがすぐに出発しよう」
女勇者「そうだね!皆、大丈夫?」
僧侶「もちろんですぅ!魔法使いさん、大丈夫ですよね?」ぐっ
魔法使い「はい。すぐに行きましょう」
町人「ありがとう…ございます……」
女勇者「お父さん」
町人「はい」
女勇者「あなたのした事は間違ってないよ」
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 14:44:27.90 ID:
9k/qoNm4O
【いけにえの町】
町長「……」
町人A「捕らえました!」
町人B「来いこの野郎!なんて事をしてくれたんだ!!」
いけにえの父「…すみません」
町人A「お前一人のわがままで!俺達の家族まで危険な目にあってるんだぞ!!」
町長「…なんという事を…」
いけにえの父「…申し訳ありません!しかし、勇者様達ならばきっと…!」
町長「仮に南の魔物を倒せたとしても、それで終わると思うのかね…」
いけにえの父「…」
町長「……処刑しなさい」
町人A「おら、来い!この疫病神!」
いけにえの父「私のした事は…間違っていない…」
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 14:49:39.97 ID:N4V7cu1I0
すばらしいアドバイスすぎてワロタ
さすがに10周もするとアドバイスがそこいらのやつとは違う
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 17:29:08.71 ID:
9k/qoNm4O
【南の洞窟】
女勇者「来ちゃったね」
戦士「この扉の前に並べてある人骨は…」
魔法使い「今までのいけにえでしょうか…」
僧侶「…」ぐす
魔法使い「僧侶さん、泣いてもしかたないです。今は魔物を倒す事に専念しましょう?ね?」
僧侶「…この子たち、16歳だったんですよぅ…?怖かったでしょ…?」ぽろぽろ
僧侶「せめて…この子たちのために祈らせてくれませんか?」
僧侶「お願いします…勇者様…!」
女勇者「うん…。祈ってあげて。僧侶ちゃんは優しいね」ニコ
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 17:34:17.10 ID:
9k/qoNm4O
僧侶「…お待たせしました。行きましょう」すっ
女勇者「うん。戦士くん、行こっ!」
戦士「うむ。この忌まわしい因果を断ち切ろう」
魔法使い「行きましょう、勇者様」
ガチャ…
きぃ…
魔物「いけにえか?」
僧侶「違います。あなたを倒しに来ました…!」きっ
魔物「ほう、では勇者か。そのくだらん正義感のために町がひとつ滅ぶ…実に愉快だな」
僧侶「私達があなたを倒します…!そうすればあの町も!」
魔物「浅はかな…こんな愚かな者に未来を委ねざるを得ない人間も不憫だな」
魔物「良いだろう、かかってこい!」
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 17:39:23.97 ID:
9k/qoNm4O
魔物「ふはは、その程度か!よくもそれで挑んできたものだ!」
バキィッ
僧侶「あぅッ…!!」
戦士「僧侶!!」
僧侶「もう…もうMPが……」
魔物「弱すぎる。よくここまで来れたな」
魔物「勇者が最後列で怯えているだけのパーティーに、俺が倒せる訳がない!」
魔物「もう諦めろ。お前達を殺した後、逆らったあの町も皆殺しにしてやる」
女勇者「……」
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 17:49:30.46 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「みんな、ごめん…。睡眠魔法(最大)」
ぱぁっ…
戦士「くっ……」トロン
魔法使い「…」
僧侶「……」くた…
魔物「くく、諦めたか?仲間を眠らせるとは」
女勇者「…お願い。あの町を許してあげて」
魔物「ふははは!命乞いか、勇者!心配するな、死ぬお前には関係のない事だ!」
女勇者「…」
魔物「ふん、失望で声も出ないか。つまらん。自分の無力を嘆いて死ね!」
魔物「ぐぉぉおお!!」バキィッ
女勇者は1のダメージを受けた
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 18:01:14.62 ID:
9k/qoNm4O
魔物「か、顔で平然と受け止めた…?」
女勇者「…お願い。あの町を見逃してあげて」
魔物「なんだと!?俺の全力の攻撃が…?当たらない?当たってるのか?」
バキィッ バキッ バキィッ
1のダメージ ミス ミス
女勇者「許してあげるから」
魔物「バカな!?こんな小娘が…」
女勇者「今までの事は許してあげるから」
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 19:04:08.16 ID:
9k/qoNm4O
魔物「愚かな奴だ、お前がこうしてちっぽけな正義感など携えて乗り込んでくるからこんな事になった」
魔物「いつも通りにいけにえの小娘を一人差し出すだけで、あの町の人間が生きながらえたのに」
魔物「お前が殺したんだ、あの町の人間を!くははははは!!」
女勇者「…そうかもね」ニコ
魔物「な…」
女勇者「少ない人間が犠牲になって、より多くの人間が助かるなら…それも正義なのかなぁ?」
女勇者「わかんないよ、私には。10回目になってもまだわかんない」
女勇者「えへへ、私…バカだからなぁ」
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 19:08:38.95 ID:qDZY6XkF0
10回も同じこと繰り返すのはきついよな…
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 19:14:09.25 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「じゃあどうすればよかったかな?いけにえの子を見殺しにすればよかったの?」
魔物「ふん、気でも違えたか」
女勇者「わかんない。でも、どうせあの町は滅ぶなら」
女勇者「とりあえずお前は倒すよ」ニコ
魔物「笑わせるな。ドレスなど纏った小娘に
ぐしゃ!!!
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 19:22:56.23 ID:
9k/qoNm4O
魔法使い「…う…?私、また…眠らされてたの…?」
女勇者「!」くるっ
魔法使い「ひっ!?」ビクッ
女勇者「あ…魔法使いちゃん、起きた?大丈夫?」ニコ
魔法使い「あ、ゆ…勇者様…?敵は…?」
女勇者「倒したよ。えへへ、危なかったけど、なんとか…」
魔法使い「敵はどこに…?」
女勇者「魔法使いちゃん、待って。見ない方が良いかも」
魔法使い「は…?」
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 19:45:47.16 ID:
9k/qoNm4O
魔法使い「…勇者様?」
女勇者「えへへ、さ…皆起こして早く出よう?」
魔法使い「…そうですね。戦士さん、僧侶さん。起きて下さい」ぺちぺち
戦士「…むん?」むく
僧侶「ふぇ?お母さん…?」パチ
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 19:49:31.37 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「ふふ、皆起きた?さぁ、アイテムも手に入れたし、行こうか!」ニコ
戦士「敵が持っていたアイテムか。何かの鍵になりそうだな」
僧侶「そうですね。大事に保管しましょう」
魔法使い「では、いけにえの町に戻りましょうか!」
女勇者「…うん」
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 19:53:20.09 ID:
9k/qoNm4O
【いけにえの町】
女勇者「…着いたね」
戦士「さぁ、早速あの人に報告しに行こう。喜んでくれるだろう」
魔法使い「そうですね。娘さんも助かったんですし」
僧侶「勇者様?早く行きましょう?」
女勇者「私、行かなくっても良いかなあ?」
僧侶「ふぇ?」
女勇者「えと、ちょっと疲れちゃって……えへへ、ダメだよねやっぱり…」
戦士「疲れているのならばなおさらだ、早く宿に行こう」
女勇者「はぁい…」
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 19:57:24.87 ID:
9k/qoNm4O
・
・
・
戦士「処刑された!??」
町長「はい。いけにえの件をあなたがたに漏らしたばかりか、助けを求めた罰として」
戦士「バカな!?現にこうして魔物を倒して来たではないか!」
町長「それで解決とはいかないのです。あなたがたのせいでこの町は滅ぶでしょう」
僧侶「な、なぜですかぁ…?」
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:00:47.52 ID:rfd86rHhO
難しい問題よね
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:01:36.91 ID:
9k/qoNm4O
町長「南の魔物を倒したところで、我々は助かりませぬ…じきに次の更に強力な魔物が来るでしょう」
町長「そして今度は我々は、いけにえの儀式を放棄し、逆らった人間として扱われる」
町長「…女はさらわれ、男達は皆殺しになるでしょう」
戦士「な…」
町長「さぁ、出ていってくだされ。あなたがたを恨んでいる町人も少なくない」
戦士「く…こんなバカな事があるか!!」
女勇者「戦士くん、行こう…ね…?」
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:05:42.97 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「町長さん、申し訳ありませんでした…」ぺこり
戦士「勇者殿…!!」
女勇者「よし行こう、みんな!次の町を目指さなきゃ!」
戦士「く…!!」
町長「…」
女勇者「行くよ、戦士くん!」ぐいっ
戦士「うぉ!?」どてっ
女勇者「あ…ご、ごめん…」
戦士「いや、良い…行こう」
ガチャ
バタン
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:08:39.32 ID:
9k/qoNm4O
少女「お待ち下さい!」
戦士「!」
魔法使い「あら、お嬢さん…どうしましたか?」
少女「あなたがたは、勇者様ご一行ですか?」
僧侶「はい…そうですよぅ」
少女「私は、明日いけにえになる予定だった者。今日処刑された男の娘です」
女勇者「…」
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:14:43.52 ID:
9k/qoNm4O
少女「私が死ねば、町は生きながらえ…父も死ぬ事はありませんでした」
戦士「…!」
少女「怖くなかったと言えば、嘘になります。でも私なりに…覚悟を決めておりました」
少女「町を、皆を守るために死ぬのだと。皆、私のために泣いてくれました…」
僧侶「う、うぅ……うぇぇえん……」ぽろぽろ
少女「…でも…私は、あなたがたを憎めません。あなたがたは父の遺志を聞いてくれたのですから」
僧侶「ごめんなさい…ごめんね…」ぽろぽろ
少女「でも、でも!私は…何を憎めば良いんですか…?」
女勇者「私を憎むと良いよ」ニコ
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:19:58.30 ID:
9k/qoNm4O
少女「え…勇者様…?」
女勇者「私のせいで皆を狂わせてしまったんだから」
少女「でも、勇者様は父の…」
女勇者「私はあなたを助けるとどうなるか知っていた。でもあなたを助けたの」
女勇者「あなたのお父さんを殺したのは、私なの」
少女「う…うぅ…うわぁあああん!!」ぽろぽろ
女勇者「さぁ、行こうみんな」すっ
僧侶「ゆ、勇者様っ!!でも!」
女勇者「えへへ、良いんだよー、もう慣れっこだから!行こ!」
少女「うわぁぁん!パパぁ!パパーー!!」
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:25:01.45 ID:
9k/qoNm4O
【次の街・宿屋】
女勇者「ふぅ。今日は疲れたねぇ」
戦士「うむ…」
魔法使い「…」
僧侶「えぐ……ひっく…」
女勇者「僧侶ちゃん、もう泣かないで。私まで悲しくなっちゃうよー」
僧侶「ゆ…しゃ、さまは…なんで平気なんですかぁ…!」
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:30:34.59 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「…平気じゃないよ。でも、私は…」
僧侶「…うえぇん…」
女勇者「えへ…私は、勇者だからねー!」
戦士「!」
魔法使い「あ…」
僧侶「…!」
女勇者「私が泣いちゃったら、ダメでしょ?」ニコ
女勇者「あはは、ちょっとカッコつけすぎかな…?」
僧侶「……ごめんなさい」
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:35:37.79 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「さってと!そろそろお風呂入って寝よう!寝ちゃえばきっと気持ちも晴れるよー」
僧侶「そうですね。しっかりしなくちゃ…」ぐい
魔法使い「勇者様、一緒に入りましょうか?お背中流しますよ」
女勇者「んー、私ちょっと汗かいてからにするよ。先に入っちゃって!」
魔法使い「そうですか?じゃあ…」
女勇者「うん!素振りでもしてくるよ。戦士くん、剣貸してくれる?」
戦士「ああ、構わんが…」
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:39:36.61 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「じゃねー、行ってきます」ふりふり
ガチャ
バタン…
僧侶「勇者様、大丈夫でしょうか…?」
魔法使い「一人風呂を好むのはいつもの事ですけど…今日はなにか思い詰めていましたね」
戦士「いや、それよりも…」
僧侶「なんですか?」
戦士「勇者殿が、剣を握るのは初めてだな」
魔法使い「あ。そういえば、武器は持たれた事がありませんね」
僧侶「装備はいっつも皮のドレスだけですもんね…」
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:44:32.59 ID:
9k/qoNm4O
【街の外】
女勇者「えへへ、剣なんて久しぶりに握るなぁ…」
女勇者「戦士くんの覇者の剣借りて来ちゃった」
女勇者「よっと」
ブォォォォオン!!!
女勇者「おー…あはは、軽いなぁ。確か1周目は重くて振れなかったのになぁ」
女勇者「私も強くなったんだな。1周目の仲間達は元気にしてるかなー?」
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 20:56:52.63 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「あ、柄に血が染み付いてる。ふふ、戦士君もがんばってるんだね」
女勇者「戦士くんは男前だし、優しいし…日に日にかっこよくなっていくなぁ」
女勇者「僧侶ちゃんは可愛すぎるし、ちゃんと回復魔法も(大)まで使えるし」
女勇者「魔法使いちゃんはいつもサポートしてくれるし、強力な全体魔法も使えるし」
女勇者「私だけが、成長しない…」
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 21:16:17.76 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「えい、究極の一撃〜」
ズバシャアアアア!!!
女勇者「全体回復魔法〜(最大)」
ぱぁぁぁ…
女勇者「そらに向かって…極大破壊魔法〜」
キュウウン…ズガァァァン!!
女勇者「あ…雲なくなっちゃった」
女勇者「強くなれば何か変わるかと思ってがむしゃらに強くなった事もあった」
女勇者「仲間に打ち明けた事もあった、一人で旅した事もあった…」
女勇者「魔物との共生共存を目指した事もあったのになぁ…」
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 21:26:35.32 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「自爆魔法でも死ねない身体になっちゃったけど、心はまだまだ子供だなぁ」
女勇者「もうわかんないよ…何が正義なのかも見失いそう」
女勇者「あはは、今日の町は何回やってもダメだなぁ。毎回泣いちゃう」ぐい
女勇者「もう、やめちゃいたい…かも」
女勇者「いけないいけない、私は勇者なんだから」ぶんぶん
女勇者「心の回復魔法もあればいいのになー」
女勇者「素振りして気分転換しようかー!」
ブシャア!!ブシャア!!
僧侶「勇者様ぁ〜」トテトテ
女勇者「!」ビクッ
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/18(土) 21:36:24.88 ID:
9k/qoNm4O
女勇者「僧侶ちゃん?どうかしたー?」
僧侶「えっと…えへへ」
女勇者「?」
僧侶「あの、失礼かも知れませんけど…勇者様が悩んでるのを、私…ほっとけなくて」
女勇者「悩んでる…のかなぁ?えへへ、顔に出ちゃってたか」
僧侶「あの、私がなんとなく思ってただけで、そういう訳じゃ…」
女勇者「ううん、良いんだよ!ありがと僧侶ちゃん」ニコ