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女神「眠りなさい、勇者……魔王が再び蘇る時まで」
Part9


194 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:01:17 ID:Kh7fgBHQ
魔法「あら……」
僧侶「どうされました?」
騎士「……?」
勇者「ま、魔法使いちゃん? ダメだよ? 嫌な事を言っちゃダメだよ?」
魔法「そうじゃない……騎士の顔つきが変わったのだよ」
戦士「なんつーかちょっと吹っ切れた感じだな」
騎士「そうか?」

195 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:03:14 ID:Kh7fgBHQ
騎士「そうだな……正直、これほど皆に好かれていたとは思っていなかった」
騎士「ありがとう皆……ただでさえ、俺は拾ってもらった身だと言うのに」
魔法「……」
戦士「なーに湿っぽい事言ってんだよ」
勇者「そうそう、水臭ーい」
僧侶「そうですよ。私達は強い絆で結ばれた仲間ではないですか」
魔法「……」
魔法「そうだねぇ、確かにこの絆はそうそう千切れないな」ギュゥ
戦士「……そうだな、あたし達の友情パワーなら魔王も怖くないな」ギュ
勇者「……互いが互いを信頼しあう最高の仲間だもんね」グイ
騎士「なんか言動に摩擦を感じるぞー」ヒッパリダコ

197 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:05:23 ID:Kh7fgBHQ
勇者「ところでこれからはどうする?」
騎士「何の話だ?」
戦士「連日は流石にあれだしな」
騎士「何それ怖い」
僧侶「二日に一度でしょうか?」
騎士「え、マジなんの話」
魔法「じゃあ初めどおり、私勇者戦士僧侶の順で夜伽って事で問題ないか?」
騎士「え?」
勇者「賛成ー」
戦士「異議なーし」
僧侶「右に同じく」
騎士「え?」

198 :後四半だけど仕事有……:2012/04/08(日) 02:07:57 ID:Kh7fgBHQ
魔法「野営中、騎士が警戒するようになってしまった」
戦士「残念だな」
木「当たり前だ」
勇者「こっちにこよーよ。焚き火暖かいよー」
木「断る」
僧侶「あぁ……凄い勢いで拒絶されていく……」
戦士「出て来いよー。あたしらも宿に泊まった時だけに自重するからよー」
魔法「本気で拒絶しているのなら、私達の前からいなくなっているさ」
魔法「私達の事を好いてはいるが、みだりやたらに肉体関係を持つのは間違っている……そんなところかね」
木の上「……魔法使いは超能力者か何かか?」
戦士「ちょっと待て、声の位置が凄い高いぞ」
僧侶「登った?!」
勇者「ねえ本当?! これガチ拒絶じゃないの?!」

199 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:09:37 ID:Kh7fgBHQ
ワイワイ ギャーギャー
騎士(全く……まさかこんな事になるとは)
騎士(……そりゃあ四人の事は好きさ)
騎士(一人を決められないくらい……だからこそ駄目だろう。いやどっちにしても駄目だろ)
騎士(それに魔王を倒した後の事も……その後、俺はどうすれば彼女らと共に生きられる?)
騎士(時代に置いて行かれた俺がこの世界で何を?)
騎士(いや、それは初めからか……なら尚更、今後の立ち振る舞いを考えずに関係を築く事など)

200 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:11:15 ID:Kh7fgBHQ
魔法「……」グイ
勇者「……」ギュ
戦士「……」ガッシ
僧侶「……」ギュ
騎士「どうしてこうなった」
魔法「逃がさない為」
勇者「捕らえる為」
戦士「傍に置く為」
僧侶「共に居たい、て皆さん?!」
騎士「何だろう、凄い僧侶に癒される」
魔法「な、何て事……!」
勇者「く、あたし達をかませ犬にするなんて!」
戦士「こ、孔明の罠か!」
僧侶「えー?!」

201 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:13:10 ID:Kh7fgBHQ
勇者「あ、そうそう次の町、鍛冶が発展しているんだよ」
騎士「そうなのか?」
騎士(俺のいた時代は鉱山やその麓にそういう町があったんだけどなぁ)
騎士(まあ、運搬方法やその技術が上がってるだろうしそういう事もあるか)
町人A「……」ガッチャガチャ
町人B「……」ガッシャガシャ
兵士A「……」ガシャーンガシャーン
騎士「わーぉ」

202 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:15:18 ID:Kh7fgBHQ
騎士「もう発展とかじゃないよね! 何これ!」
勇者「過剰供給なんだよ」
町人C「ふんぬっ!」メリメリガショーン
騎士「体つきが前衛型飛び越えてるよね?!」
戦士「装備しっぱなしだから鍛えられちまったんだろ?」
兵士B「……」ズシーンズシーン
騎士「なにあの巨人怖い」
僧侶「この光景、観光名所として紹介されているんですよ」
騎士「あるあ……ねーよ」
魔法「そうかしら」ペラ
騎士「あるあ……ねー、ある……馬鹿な」

203 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:17:11 ID:Kh7fgBHQ
戦士「おー流石だなぁ。一気に新調しちまうか」
勇者「最近装備の出費が無かったからお金たんまりだよ!」
僧侶「私達は関係ありませんね……」
魔法「騎士はどうするんだい?」
騎士「買い換える必要は無いかなぁ」
勇者「金属製の装備品なら強化してもらえるよ」
騎士「いや、もしこれが借り物とかだったらマズイからな」
騎士(神様達の世界の金属だしそもそも神器だし弄るわけにもいかんよなぁ)

204 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:19:11 ID:Kh7fgBHQ
僧侶「では私達は恒例の」
魔法「あー……僧侶は知らないのか」
勇者「え、何? 聖堂に行っちゃまずい?」
戦士「勇者もか? まーあたしも来るのは初めてだし寄っていくか」
騎士「どうかしたのか?」
魔法「聖堂に行けば分かるよ。私もついて行こう」
騎士「聖堂が何かすっごい物々しい何この要塞」

205 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:21:10 ID:Kh7fgBHQ
騎士「あぁ違う神様を奉っているのか」
魔法「こういった鍛冶を中心に栄えている所はこの神様だね」
勇者「おおー! すっごい! なにあのカラクリ!」
戦士「何かよく分からねーがそうしたカラクリの神様なんだとよ」
騎士(随分と未来チックな神様だな……)
神様(旅人の入信者とは珍しいな。私の名を貶めないよう励むがいい)
騎士(わーぉ)

206 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:23:14 ID:Kh7fgBHQ
騎士(うわちゃあ、契約のこれって女神様限定の念話じゃなかったのかぁ)
神様(ほう、私の声が聞こえる者とは更に珍しいな)
騎士(女神XXXXX……今は女神XXXか。と契約を結んでいる者です)
神様(なるほど。確かあの者は他宗に寛容だったな。どうだ、私を信仰してはみないか?)
神様(カラクリなどと言われているが、何れ更なる発展を遂げ機械と呼びえる物が生まれ)
神様(そして機械が全てを支配する時代が来るだろう)
騎士(は、はぁ……しかし自分は女神XXXを崇拝しております故、申し訳ございませんが……)
神様(そうか……残念ではあるが無理強いはできんからな。お前には機械の体が似合いそうなのだがな)
騎士(何それ怖い)

207 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:25:20 ID:Kh7fgBHQ
騎士(やばい、何かこの神様物騒だ)
騎士「それじゃあ宿を取りに行くか」
勇者「えーもおー?」
戦士「なんだ? 珍しくはえーな」
騎士「信仰している神様じゃないしな」
魔法「そうね……信仰する気も無いのに何時までもいるのは失礼だものね」
騎士(よし!)
神様(心外だな。私は信者を取って食うつもりはないのだぞ? ただ、お前の魂なら質の良い機械が組めそうだというのに……)
騎士(うおぉぉ物騒の域を超えた! 失礼します!)

209 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:27:10 ID:Kh7fgBHQ
騎士「」
僧侶「ど、どうされたのでしょうか?」
魔法「さっきの聖堂で何かを思い出したのかい?」
騎士「完全に初体験だ……きっと」
騎士(というより未知との遭遇)
魔法「ふむ……まあ、なんとも無いのならそれで構わないが」
戦士「なんとも無いって雰囲気じゃねーけどな」

210 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:29:06 ID:Kh7fgBHQ
勇者「ここから先は町が多いんだよねー」
騎士「魔物の拠点とかは無いのか?」
戦士「少し先にある国に兵士が周辺を巡回しているらしくてな」
騎士「……そうなのか?」
僧侶「ここからしばらくは道中が楽になりますね」
魔法「二日くらいで次の町に着く距離だからね」
騎士「そうか……」

211 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:31:13 ID:Kh7fgBHQ
騎士「で、こうなった訳か」
魔法「順番通りだろう」
騎士「……俺ちょっと素振りにいってこようかなぁ」ガチャガチャ
騎士「?!」ガチャガチャガチャ
魔法「とっくに魔法で施錠しているさ」
魔法「ふふ、逃げられるとでも思っているのかい?」ヌラ
戦士「あぁ……ここは魔女の籠の中なのか」

212 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:33:17 ID:Kh7fgBHQ
――……
「ゴフッ……ぐふふ、やはり貴様は女神と契約を」
「何者かとの契約をしているとは思っていたが……よりにもよってあの女神か」
「愚かな。人の理を捨てたところで、本当に我を倒す事ができるとでも?」
「何度でも蘇ってやろう……貴様の精神が壊れるまで……ぐふふふ、ごふっ……」
二週目での魔王との戦いは呆気ないものだった。
不死身の契約は他の神でも出来るらしいが、こうして魔王が滅びるまで束縛されるのは女神XXXXXだけのようだった。
精神が壊れる、という言葉に戦慄を覚えもしたが……これが最後だ、魔王-----。

213 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:34:40 ID:aBqooI1Q
見ているぞ!!
頑張れ!!

214 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:35:11 ID:Kh7fgBHQ
騎士「……」スバババ
騎士が魔物の群れを薙ぎ払った!
戦士「拠点がないつっても敵は強いな」ザシュ
魔法「流石の君でも一撃必殺の漏れが出てくるのだね」
騎士「俺も神じゃないからな。限界だってあるさ」
勇者「これからあたし達の出番も増えるかな?」
戦士「それでも騎士を全面に押し立てて戦えばそんなにないだろうけどな」

215 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:37:20 ID:Kh7fgBHQ
勇者「町だよー!」
騎士「何か本当に近いな……これから先しばらくこんななのか」
魔法「これが地図だ」ガサガサ
騎士「……近いな」
戦士「だから密集してるっつたろ」
僧侶「これだけ密集しているのはここだけですけどね」

216 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:38:07 ID:qvRBxdvk
ミテルヨ

217 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:39:21 ID:Kh7fgBHQ
騎士(この先の国の位置は……)
戦士「ま、その代わりこの近隣は本当にちっさい町ばかりだからな」
魔法「娯楽施設も無いからね」
僧侶「そうなのですか?」
勇者「なんか生活が不便そう……」
戦士「ま、娯楽に関する物資は近くの大国からガンガン流れてくるからな」
勇者「近隣の町が食料作って、国で趣向品系を作ってるって事?」
魔法「惜しい。国は食料も趣向品も作っている。言ってしまえば趣向品を作る余裕があるって事さ」

218 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:41:02 ID:Kh7fgBHQ
騎士「……」ッフォンッフォン
戦士「……」ッフォンッフォン
勇者「……」ッフォンッフォン
僧侶「いくらやる事が無いとはいえ三人して素振りをしないで下さい」
魔法「……」ビュンビュン
騎士「なっ!?」
勇者「魔法使いちゃん棍術に長けてるって話だよ」
戦士「だからそんなに長い杖使っていたのか……」
魔法「ま、勇者と戦士がいるだけで出番はないけれどもね」

219 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:42:51 ID:Kh7fgBHQ
魔法「……」フンス
騎士「すっげ……」
戦士「一対二なのに勝ちやがった……」
僧侶「魔法使いさん……凄すぎます」
勇者「魔法使いちゃんのいる国とあたしの家近かったからなー。ちょっとだけど話は聞いていたけどほんと凄いね」
魔法「ま、軽い打撃を連続で浴びせているだけだからね。堅い敵に襲われたら魔法一択だよ」
戦士「天才がしれっと言っていやがる」
騎士「天才こえぇ」

220 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:44:36 ID:Kh7fgBHQ
騎士「……」
勇者「地図をなんか眺めてどうかしたの?」
騎士「いや……大した事じゃないから気にしないでくれ」
勇者「ふーん。まあいっか」
勇者「それでさ……今晩あたしの番だけども」
騎士「……しばらくは日にちが狭まるな」
勇者「あーうん。その、あたしは今日は別にいいかなーって」
騎士「ああ、明日は魔王が全戦力を投入してくるのか」
勇者「酷っ!」

221 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:46:19 ID:Kh7fgBHQ
勇者「ぶー! あたしは騎士君といちゃラブしたいだけなのー!」
騎士「なんでまた……あんだけがっついていたのに」
勇者「そんな目で見ないで! 騎士君を取られたくない一心だったの!」
騎士「実際はもっと恋人らしい事がしたい、と?」
勇者「そりゃあ恋人は愚か親しい異性とか憧れだったんだもん……」
騎士(そういえば……今まで俺もそういう人には縁が無かったなぁ)ナデナデ
勇者「えへへへー」

222 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:48:01 ID:Kh7fgBHQ
――……
「いくら勇者とは言え、君のような若い者一人に任せるなんて」
「本当にすまないのぅ」
三週目、ある町で防衛の依頼を受けた。
今の自分にとって難しい話ではなかった。
だが、そこは広範囲に生命力を徐々に奪う魔方陣が敷かれていた。
「我々如き雑兵がお前に勝てるとは思っていない。だがこの命を捨石にすれば」
「貴様に痛みを与える事くらいはできるのだ」
「さあどうする? 陣の外、町の前まで後退して背水の陣をしくか? それともここで我々を全て討ってみせるか?」

223 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:49:56 ID:Kh7fgBHQ
勇者「おーでっかい国ー」
戦士「全国でも屈指の国だからな」
騎士「そんなに凄いところなのか……」
魔法「生活水準、軍事、政治、治安等……あらゆる水準が高いのさ」
僧侶「一部が突出している国がある為屈指の国、とされていますが、移住したい国第一位を不動のものとしていますよ」
騎士「そうか……そんな国なのか」

224 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:51:19 ID:v.Siw/Ws
些事かも知れんが週の字は周ではないだろうか

225 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:51:38 ID:Kh7fgBHQ
勇者「わー凄い凄い! これは何処でご飯食べるか迷っちゃうね!」
戦士「本当に食う事ばっかだな」
勇者「ぶー! なんだよ、戦士ちゃんだってガッツリ食べる癖にぃ!」
戦士「あたしぁーあんたみたくがっついてはいないからな」
兵士「……あの、失礼ですがもしや勇者様方でしょうか?」
魔法「如何にも。我々は魔王討伐を命じられた者達です」
兵士「おお! やはりそうでしたか! ささ、どうぞこちらへ!」
僧侶「え、え? こちらってそちらの方角はお城では……」
兵士「そうですとも! 王様が貴女様方をお待ちしています!」
勇者「えぇ?! なんで?!」
騎士「今までそんな事無かったもんな」

226 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:53:51 ID:Kh7fgBHQ
王様「このような無礼な謁見をさせてしまい大変申し訳ない」
勇者「あ、頭を下げないで下さい!」
戦士「もしかしてあたしらに魔物討伐でも頼みたいとかか?」
王様「いやいや。ただこの国はかつて、とある勇者様と繋がりがありましてな」
騎士「……」
王様「古の話ですし、皆さんに直接関する出来事でもありませんが」
王様「私もこうして勇者様方にお会いしたかったのですよ」
魔法「失礼ではありますが、一国の王が大役を担っているとは言え勇者にその敬称をつけるのは問題があるのでは?」
王国「勇者とは……一言では言いえぬ重きものをその双肩に乗せ、そしてそれを誰かに見せぬものです」
王国「私などより、よっぽど立派な事ですよ」

227 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:55:19 ID:Kh7fgBHQ
勇者「いやー緊張で死ぬかと思った」
僧侶「私、一言も喋れませんでした」
戦士「すげー目が泳いでいたな。そんなに緊張するかよ?」
魔法「君はこういう公の場が多くて慣れているだけだろう……それでその性格だから尚質が悪い」
騎士「それにしても、この後パーティを開くだなんて」
勇者「あたし絶対出る!」
魔法「国王の厚意を無碍にはできないからね」
僧侶「おまけに今日はお城の客室で泊まれるだなんて……」
戦士「久々に贅沢できるんだ。ここで満喫しておかないとだな」

229 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 02:57:01 ID:Kh7fgBHQ
騎士「俺の部屋も衣裳部屋も向こうだからここでお別れだな」
魔法「ではまた会場でな」
僧侶「……」
勇者「僧侶ちゃんどうしたの? 騎士君の背中をじっと見ちゃって」
戦士「あいつ、なんか様子おかしくねーか?」
魔法「……はあ、結局私と僧侶だけか」
勇者「何それ。凄い酷い事言われた気がする」
僧侶「物凄く様子がおかしいです。怒っているとは違うのですが……なにかぴりぴりしていると言いますか」
魔法「パーティが気晴らしになればいいんだが……」