Part2
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:01:59.22 ID:
wgleiWv10
勇者「よーし町に到着!」
魔法「何だかんだで疲れたね」
僧侶「これからどうしましょうか?」
勇者「もう日暮れだし宿とって休もうよ」
戦士「なあ騎士。ちょいと付き合えよ」
騎士「あ、俺酒は……飲めるのかなぁ?」
戦士「そっちじゃない」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:03:28.12 ID:
wgleiWv10
戦士「一戦手合わせをしてくれよって話しだ」
勇者「おおう、戦士ちゃんが誘うなんて珍しい!」
戦士「こいつ相当の技量だよ。ここまで来るのに、全く隙が無かった」
戦士「どんな時でも索敵してやがる。それも自然過ぎて、警戒されていないと踏んで飛び出た魔物は一太刀さ」
魔法「それ、君も同じではないのかい?」
戦士「あたしぁー定期的に索敵してるのさ。だがこいつは常にしてやがる」
戦士「それにあたしは集中力が切れれば隙もでる。初めの一戦、あたしは先頭にいたのに出遅れた」
騎士(驚いたな……これほどか。彼女もよっぽどの実力者なんだな)
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:04:46.18 ID:
wgleiWv10
戦士「おまけにあの時、あんたは勇者の横にいたはずなのに、敵襲の時には先頭のあたしの真横にいた」
戦士「とんでもない野郎さ」
騎士「そうは言われましても、体が勝手に動いていたんですよねぇ」
戦士「だろうね。あれは考えてやってる風じゃない。身体の芯まで染み付くほどに行い続けなくちゃ無理だ」
戦士「つー訳であたしと戦え。あんたの実力、あたしは知りたいんだよ」
騎士(なんか前にもあったなぁ)
騎士「女性に剣を向けるのは忍びないですが、本人たっての希望とあらば……」
戦士「そうこなくちゃぁ」
僧侶「これはいいんでしょうか……?」
魔法「まあ、決闘じゃないからいいのでは?」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:06:31.59 ID:
wgleiWv10
騎士「……」
戦士「……」
騎士「……ふ」ボッロボロ
戦士「よえぇ……」
勇者「あっれええぇぇ?! さっきの熱い語りは?!」
僧侶「ええと、大丈夫でしょうか?」
騎士「結構痛い」
魔法「想像を斜め下にいく結果だね」
戦士「お前……なんなんだ? 対人は0か?」
勇者「素手で取っ組み合いしたらあたし勝てそう」
魔法「そもそも勇者相手では並の者では勝てないでしょうに」
騎士(評価が並以下に凋落した!)
戦士「なんつーか……悪かったな。まさか対人剣術がからっきしだとは思わなかった」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:08:22.32 ID:RFDuSDDZO
人型の魔物とか魔族はいなかったのか
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:08:22.81 ID:
wgleiWv10
宿屋
勇者「う〜ん、騎士君かー」
魔法「まあ、時々は男手が欲しい事もあったし丁度良かったんじゃないか?」
僧侶「素性不明の方ですけどね……」
戦士「魔物戦じゃあダントツだろうし、いいんでねーの」
勇者「ありゃ、戦士ちゃんがもうデレた」
戦士「対人はあれだが、あたしらの本分は魔物だからな」
戦士「つーか、あたしとしちゃあ魔法使いがあっさり賛同したのに驚きだけどな」
魔法「そうかい?」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:10:27.72 ID:
wgleiWv10
勇者「うーん、なんか魔法使いちゃんはガチでそっちの気があるように見えるからなぁ」
戦士「そうそう、んでもって男嫌い」
僧侶「どういう事でしょうか?」
魔法「大概に失礼だね。ちゃんと異性も好きだよ」
僧侶「??」
魔法「ちゃんと男性にも恋愛感情をもっているという事だよ」
僧侶「?? 確かに魔法使いさんは不思議な雰囲気をお持ちですが、別に普通のことですよね?」
勇者「あれぇ? あたしの聞き間違い?」
戦士「いやこいつ今、間違いなく二刀流発言だったぞ」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:12:09.87 ID:
wgleiWv10
戦士「お前、確か弟子とかいたよな」
魔法「正式なもんじゃないし、私自身まだまだ未熟だからね。適当に基礎を教えている程度さ」
戦士「国が違うってのに、弟子を食う若師匠ってんでお前は有名だったんだぞ」
魔法「ああ、それで私はレズだと思っていたのか?」
勇者「だってあたしの家まで噂が届くんだもの」
魔法「そうだねぇ……その時代から両方ともいける口で盛んだったからかな」
勇者「魔法使いちゃんがとんでもない件」
戦士「今度から僧侶あたし勇者魔法使いの並びで寝ようか」
勇者「酷っ!」
魔法「それは勇者の挑発と見ていいのだね」
勇者「あたしいぃぃぃ?!」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:14:11.20 ID:
wgleiWv10
魔法「まあ、真面目な話をすれば……あんな鎧も紋章も見た事が無い」
魔法「そして記憶喪失……ふふ、これが面白そうに見えず何に見えるという」
戦士「何だそりゃ。ただの興味本位かよ」
魔法「好奇心と言っていただきたいね」
勇者「でも、本当に何者なんだろうねー」
僧侶「記憶が戻ったら悪人でした、とかないですよね……」
勇者「仮にそうだとしても、わざと負ける必要は無かっただろうし」
勇者「いざとなったら四人で袋にすればいいよ」
魔法「時々勇者は怖い事をしれっと言うね」
戦士「武力で成り立つ家のご令嬢だもんな」
勇者「酷っ!」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:16:06.62 ID:
wgleiWv10
騎士「ふう……」ボフ
騎士「早くも疲れたなぁ」
騎士「現状……云百年経っている」
騎士「女神様はいない、魔王が復活している……」
騎士「……どうしろって言うんだろう」
騎士「彼女達と共に旅をして……魔王を倒して……その後は?」
騎士「幾度の戦いの功績は白紙。勇者と共に戦ったただの剣士」
騎士「っは。割りに合わない話だ」
騎士「……」
騎士「ええい、腐るな! 成るようになる、成るようにしかならん!」ガバ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:18:08.88 ID:
wgleiWv10
――……
「魔王-----! お前を倒しに来た!」
「ほう……ようやくここまで来れる人間が現れたか」
「だが、それもここまでよ! 我が力の前に屈するが良い!」
懐かしい夢を見た。初めて魔王と戦った時だ。
この時、一分ともたずとして俺は殺された。
加護があったものの一週目は初めての事の繰り返しで、過酷で辛くて苦しいものだった。
だけど、俺はもう一人じゃない。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:20:11.00 ID:
wgleiWv10
……
勇者「お、騎士君起きたー?」
僧侶「お、お早うございます」
戦士「よう、昨日は眠れたか?」
魔法「何か思い出せたかい?」
騎士「皆さん、お早うございます。しっかりと休めましたよ」
騎士「記憶は……さっぱりですね」
勇者「まあ、じっくり進めていけばいいよ」
戦士「そして辿り着く魔王城」
魔法「私達の旅はこれからだ!」
勇者「打ち切ったーー!」
騎士(図らずとも最終局面には突入するんだけどさ)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:22:06.19 ID:
wgleiWv10
勇者「あ、そうだ。町を出発する前に聖堂に寄っていくからね」
騎士「聖堂?」
魔法「私達が信仰する女神様を奉る場所さ」
戦士「達、つっても何処の国でも基本的には女神様を信仰しているからなぁ」
僧侶「多少大きい町でしたら、何処でも聖堂があるくらいですものね」
騎士「へー……」
勇者「騎士君のこれからの旅路の無事も込めて、女神様に礼拝しておこうと思ってね」
騎士(別の女神様か……少し、気がのらないが仕方がないか)
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:24:07.69 ID:
wgleiWv10
聖堂
勇者「さ、ここがあたし達をいつも見守って下さる女神XXXだよ!」
女神XXX像(女神XXXXX)
騎士(ぶーーーーー!!)
騎士「これは……美しい女神様ですね」
勇者「でしょー? 博愛と平和を司る女神なんだよ」
騎士(なに別の女神に変わってるんですか女神様!!)
騎士「なるほど……だからこそ皆が信仰するのですね」
僧侶「当然ですが、私の教会も女神XXX様を信仰しているものなんですよ」
騎士(つーか俺置き去りですかーー?! 契約どうなっているんですかーーーー?!)
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:26:02.28 ID:
wgleiWv10
女神(……何やら聖堂にそうぞうしい者がいるようですね)
騎士(念話で俺が叫んでいるからですよ!!)
女神(あら、勇者*****……あら? そういえば?)
騎士(そういえばじゃなーーい! 何で別の女神になっているんですか!)
騎士(せめて俺を連れて行ってくださいよ!!)
女神(あー……ごめんなさいね。本堂を移す事になったのだけれども、何か色々と手違いがあって)
女神(名前は変わるわ司る力も変容するわで私も大変だったのですよ?)
騎士(その後半、俺が置いていかれた後の事ですよね?!)
騎士「……」
勇者「……騎士君、ずっと女神像を見つめて」ヒソヒソ
戦士「なにか思い出してんのかねー」ヒソヒソ
僧侶「もしかしたら元々信心深い方なのかもしれませんね」ヒソヒソ
魔法「凄い真剣な眼差しだねぇ」ヒソヒソ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:28:08.56 ID:
wgleiWv10
女神(契約は微妙に続いていますね)
騎士(契約なのに微妙に続くっておかしくないですか?!)
女神(死亡時、72時間後に復活する蘇生は機能していません)
騎士(だああああ! 一番の特典ぐぁぁぁ!!)
女神(見たところ仲間がおられるようですし、いいのでは?)
騎士(それでもしんがり務めたり色々とできるでしょーがぁ!)
騎士(だいたい目覚めたの昨日ですよ?! 道案内無しにどうしろと?!)
女神(あら、魔王が蘇ったのはだいぶ前なのに……復活もずれているのね。後は幸運の加護は無いわ)
騎士(戦闘面がどんどん凋落していく!)
女神(身体能力強化は今でも顕在ですよ)
騎士(でも一般人の目の前だから、基本人間レベルにセーブしなきゃなんですけどね!)
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:30:00.03 ID:
wgleiWv10
騎士(そうだ、今回の魔王に復活に際して勇者が討伐に出たようです)
騎士(まあ、この隣にいる女性なのですが……俺の子孫って事になっているんですが、何かご存知でしょうか?)
女神(あまりそういった話に干渉する事が無いのに分かる訳が無いでしょう)
女神(だいたいにして貴方は性交経験などないでしょう)
女神(ともすれば、なにかしらの理由による捏造と判断すべきです。気にする事は無いでしょうね)
騎士(まあ、そうだろうとは俺も思いますよ)
騎士(はあ……まあ、女神様がいるのは分かったし俺は行きますね)
女神(そうですか。では、各地に聖堂がありますので、その都度必ず礼拝しにきになさい)
騎士(何でです?)
女神(現状、貴方は対話ができる唯一の存在です。どれほど信仰されようとも、神々というものは寂しいものなのですよ?)
女神(本当に信仰を高めた者は、時折こちらの言葉を聞き取りもしましたがね)
騎士(そういう事でしたら、可能な限り足を運びますよ)
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:32:05.87 ID:
wgleiWv10
勇者「……どうだった?」
騎士「えっ!?」ドキ
戦士「いや、あんなに長いこと礼拝していたから何か思い出したんじゃねーか、て話をしていたんだ」
騎士「いえ……特には何も」
勇者「そうかー。じゃあ信心深いのかな?」
騎士「どうなんでしょうね……」
戦士「そんじゃ、そろそろ出発しようぜ」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:34:06.81 ID:
wgleiWv10
騎士「せい、や!」ヒュヒュンヒュン
勇者達は魔物の群れを倒した!
勇者「うわー……本当に魔物相手だと人が違うくらい強い!」
騎士「魔物専門の騎士だったのでしょうかねぇ」
戦士「それかなり職が限定されてね?」
魔法「魔物専門なら野生動物もいけるでしょうに。案外弓矢もたせたら必中だったりしてね」
騎士(ハードル高っ。近接武器しか使った事ないって)
僧侶「皆さんも魔物から収集物回収するの手伝ってくださいよー!」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:36:11.04 ID:
wgleiWv10
戦士「お、こいつすげー牙してんな」ザクザク
勇者「少しは良い値で売れそうだね!」ベリベリ
騎士(俺の時は国が収集物を討伐証拠として報酬を出してくれていたが、今じゃ素材として売買されているのか)ズァザックグチャァ
魔法「……」ジー
騎士(お、肝臓がいい色。こりゃあ食えるな)グチ
魔法「……」ジー
騎士(しまった、めっちゃ見られてる)
僧侶「魔法使いさん、どうかされましたか?」
魔法「騎士は随分と魔物の解体に慣れているのだね」
騎士「自然と手が動くんですよ」
勇者「魔物専門は固そうだね」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:38:01.27 ID:
wgleiWv10
戦士「よーし、川も近いしこのあたりで野営しようぜー」
勇者「あたし薪集めるねー」
騎士「そうだ、これ」ガサゴソ
僧侶「お肉、ですか?」
騎士「さっきの魔物のレバー。色が良かったから取ってみたんです」
魔法「ま、魔物を食べるのかい?」
騎士(しまった一人で旅していたから感覚がずれてる!)
騎士「立派な生き物だし、食べられるんじゃないかなって思いましたが……やめておきます?」
勇者「旅人は度胸! 焼いてみようよ!」
戦士「いいね、レバー! まさかこんな所で肉がありつけるたー……そうか魔物肉、その手があったか」
僧侶「ほほ本気で言っているのですか?!」
魔法「しまった……馬鹿二人が焚き付けられた」
騎士(何だろうこの罪悪感)
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:40:53.07 ID:
wgleiWv10
僧侶「」モックモック
魔法「」パクパク
戦士「あ、てめえあたしの取りやがったな!」
勇者「戦士ちゃんここは戦場だよ!! 誰の、なんて無いんだよ!」ガッガッ
騎士「まあ……喜んでもらえてよかったですよ」モグモグ
戦士「つーか、否定的だった奴が一番食っているじゃねーかよったく」モグモグ
勇者「騎士君は魔物の解体知識とかってあるの?」
騎士(スルーして欲しいなぁ)
騎士「説明はできないですね。ただ、見れば食べられそうかは何となく分かるのですよ」
戦士「おいおい、これも”られそう”で持ってきたのかよ」
騎士「何でしょう、これは別に危険が無いかと。多分、思い出せないだけで知識はあるのかもしれませんね」
騎士(まあ、経験上の知識なんだけどな)
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:42:29.93 ID:
wgleiWv10
魔法「ああ……美味しかったわ」
勇者「今度から食材・肉確保は騎士君だね」
騎士「担当なんてあったのですか?」
戦士「あたしが頑張って鳥とか兎をとっていたんだよ」
魔法「私が唯一遠距離で攻撃できるのだが、魔法ではミンチだからね」
騎士「なるほど……」
僧侶「ふぁ……沢山食べたから眠くなってきましたね」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:44:10.16 ID:
wgleiWv10
僧侶戦士勇者騎士魔法
騎士「……この並びは一体」
勇者「色々とあるんだよ」
戦士「気にせずに寝てくれ」
騎士「いや、逆に眠れません。隅にして下さい。というか出合って二日の男を間に挟むとか気が知れない」
魔法「よく自分から言えるね」
騎士「いや、だってこれ絶対おかしくないでしょうか?!」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:46:14.41 ID:
wgleiWv10
戦士「ぐー……ぐー」
僧侶「すや……すや」
勇者「むにゃむにゃ」ギュ
魔法「すぅ……すぅ」ギュウ
騎士(ね、寝れない……なんて恐ろしい拷問なんだ!)
騎士(男だよ! 俺男だよ?! いいの? 少しくらい手出しちゃうよ? 健全な男の子だよ?)ムク
魔法「むにゃ……昏睡、魔法」ボソリ
騎士「」ドサ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:48:14.60 ID:
wgleiWv10
勇者「朝ごはんできたよー」
戦士「干し肉焼いて、木の実集めただけだけどな」
僧侶「騎士さん……今日はお寝坊ですね」
魔法「仕方が無い人だね。覚醒魔法!」カッ
騎士「っは!」
騎士「あ、あれ……俺は?」ボー
戦士「ほら、飯飯。食ったら出発するよ」
騎士「ああ……あれ、俺は昨日……あれ?」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/07(土) 18:50:07.60 ID:
wgleiWv10
……
勇者「いやー……なんかここ数日、あたしあまり戦っていない」
戦士「敵が出る、騎士が飛び出てズバン! K.O. You Win!」
魔法「Perfect! Bonus 10,000Point!」
騎士「意外と魔法使いさんはノリがいいんだな」
僧侶「普段はクールな方なのに……本当に不思議です」
魔法「ただの口調の問題じゃないかね?」
勇者「かくいう騎士君もだいぶ素が出てきたね。口調も凄く砕けてきたし」
戦士「あたしとしちゃあ、今の騎士のがとっつき易くていいわぁ」
騎士「流石に数日も寝食を共にすればね」
魔法「あらやだ……同棲しているみたい」
僧侶「その数日全て野営ですけどね」