Part2
224:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 13:49:16.10 ID:
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神父「ただしきカミはただしきもののみかたなり。わがきょうかいにどんなごようでしょうか?」
神父「どなたを よみがえらせますか?」
勇者「こ、この剣士を頼む」
神父「では、わがきょうかいに200ゴールドのごきふを。いいですか?」
勇者「は、はい」
神父「おおカミよ! わがちちよ! さまよえる剣士のみたまをいまここによびもどしたまえっ!」
剣士「……うっ」
勇者「お、おい! 大丈夫か!?」
剣士「ここは……ハッ!! お前!!」
魔王「ん?」
226:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 13:53:33.25 ID:
A0F5cVTo0
剣士「一体何をした!?」
魔王「何って、ザキだけど」
剣士「な、に!?」
魔王「ん?」
剣士(ザキ……? 動作が速すぎて、何をしたのか全く分からなかったぞ……)
剣士「おい!! もう一度勝負しろ!!」
魔王「……えー、面倒だなあ」
剣士「なんだと!?」
魔王「あなたが私に勝てる訳がないんだよね」
剣士「このっ……!」
魔王「あ、そうだ!」
勇者「ん?」
227:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 13:59:13.69 ID:
A0F5cVTo0
魔王「私の手下の勇者と闘い、勝つことができたら闘ってもいいよ!」
勇者「いつ手下になったの俺」
剣士「……しかしそいつは、見るからに弱そうだぞ」
魔王「ちっちっち、甘いね甘いよ剣士ちゃん!」
剣士「なっ……! か、かわいく呼ぶな!!」
魔王「まあ、やってみたら分かるよ」
剣士「ハッ……やってやるよ」
勇者「俺の意見は通らないよね、そうだよね。勝てるかな俺」
剣士「場所を移すぞ」
魔王「だいじょぶだいじょぶ! 自分の強さを知るいい機会じゃん!」
勇者「ホイミとかザオリクとかやめてね? それだけお願いね? ね?」
229:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 14:04:11.89 ID:
A0F5cVTo0
勇者「……ハァ……ハァ……」
剣士「くっ……な、中々……やるな……」
勇者「……こ、これで……最後だ!! おりゃあああ!」ズバッ
剣士「くぁっ!!」
魔王「ベホマ!」
剣士「」パァァ
勇者「やっちゃったよ!!!! もう俺の負け確定だよ!!」
剣士「くらえぇ!!」ザシュ
勇者「あいたーっ!!」
勇者「ほら……みろ……」ガクッ
魔王「うーん……思ってたよりは、まだまだみたいだね」
236:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 14:17:36.01 ID:
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剣士「こ、これで闘ってくれるんだよな!!」
魔王「無理かなー」
剣士「な、なんだと!? 約束が違うじゃないか!!」
魔王「あのね、自惚れないでね? あなた、私が回復してなかったら負けてたよ、絶対」
剣士「くっ……じゃ、じゃあなんで回復なんか……! あ、あたしと闘いたいかr」
魔王「勇者のため。あいつには強くなってもらわないと困るからね」
剣士「なっ……」
魔王「とにかく、あなたはこの3人の中で一番弱いのを自覚したほうがいいよ。
自分の強さを知らない人は、いつか痛い目を見る。だから私は、勇者にそれを教えないといけない。
ま、そのためには剣士ちゃんは良い相手だったけどね」
剣士「……こ、このっ!!」
魔王「じゃ、私と勇者は宿屋に行くから。ほら、いつまで寝てるのー。
あ、それと最後に一つ言っておいてあげる。勇者は魔物との連戦の後、隣町から走ってここまで来て、
休憩なしであなたとの闘いだから」
剣士「なっ……! そ、それで……この強さ……だと」
魔王「私の手下だもん。強くなくっちゃ困るってもんよ!」
剣士「……」
238:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 14:23:24.73 ID:
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剣士「……あ、あたしも、鍛えてくれないだろうか」
魔王「嫌だね」
剣士「くっ……」
魔王「私があなたを鍛える利点は何? 勇者を鍛えるための相手なら他にもいくらでもいるし」
剣士「……確かに、ないな」
魔王「……」
魔王「ま、『師匠になれるのは私だけじゃない』かもしれないけどね」
剣士「……」
魔王「じゃねー」トコトコ
剣士「宿屋……って、言ってたな」
239:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 14:27:59.18 ID:
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宿屋
勇者「ふう……ものすごく疲れた……」
魔王「おつかれさまっ」
勇者「あそこでベホマなんて卑怯だよ……勝てそうだったのに」
魔王「ホイミとかザオリクやめてとか言ってたの、フリだと思っちゃったっ」テヘ
勇者「な訳あるかっ!! こっちは必死なの!!」
魔王「まま、今日はゆっくり休むことにしよう!」
勇者「……そうだな、じゃないと体壊れる」
241:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 14:33:27.72 ID:
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魔王「ところで勇者!」
勇者「ん? 何?」
魔王「もしあの剣士ちゃんが勇者の弟子になりたいとか言ってきたら、どうする?」
勇者「え、えぇぇ!? ないない! 俺は師匠ってガラじゃないよ」
魔王「でもあの剣士ちゃんよりは強いよ?」
勇者「負けたのに?」
魔王「回復しなかったら勝ってたじゃん」
勇者「……ま、まあ、そうか」
魔王「弟子にしないの?」
勇者「しないの? って、まだ弟子にしてくれなんて言われてもないのn」
剣士「勇者様!!」ガチャッ
勇者「……はい?」
244:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 14:40:21.34 ID:
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剣士「勇者様!!」
勇者「え? な、なに? なんでいきなり様付けなの?」
剣士「あ、あたしを、鍛えてくれ!!」
勇者「……お前、知ってたのか」
魔王「別に、私は何も?」
剣士「お願いだ!!」
勇者「えーっと…………ごめん」
剣士「えっ……ダ、ダメ、なのか?」
勇者「俺は強さを人に教えられるほど強くないし、師匠ってガラじゃないんだ」
剣士「そ、そんな…………これでも……ダメか?」フニュッ
勇者「ちょ、ちょちょちょ!! えっ!! 何してんのっ!?」
魔王「何してんの!!」
248:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 14:46:34.29 ID:
A0F5cVTo0
剣士「何って、自分で言うのもなんだけど、この豊満な胸なら勇者様の手を満足させられるかなって」
勇者「……」フニョッ
剣士「あっ」ピクッ
魔王「真顔で揉むな!!!!」バコッ
勇者「いてっ!!!!」
剣士「とにかく頼む!! あたしの胸を初めて揉んだ男だ!! 責任とってくれ!!」
勇者「ム、ムチャクチャなこと言い出した!!」
魔王「だめ!! だめだめ!! 絶対だめ!!」
258:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 14:54:31.49 ID:
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剣士「くっ……こうなったら……」ヌギ
魔王「な、何脱いでんの!? どうしたの!?」
勇者「……」ジッ
魔王「真顔で見つめるな!!」バコッ
勇者「いたあっ!!!!」
魔王「ちょ!! スト、ストップ!!」
剣士「邪魔しないでくれ!! あたしの剣士としての人生がかかってるんだ!!」ヌギヌギ
勇者「ゴ、ゴクリ!!」
魔王「このっ……!! イオナズン!!」
勇者「あ、ばか!! こんなとこで使ったら!!」
267:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 15:12:24.06 ID:
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勇者「だめだめ! 呪文はだめ!」
勇者「わかった! わかったから! 一旦服着てくれ!!」
剣士「わかった? それってつまり」
勇者「い、いいからとりあえず服を!!」
剣士「仕方ないな」
勇者「……ふう」
剣士「どうだ? 弟子にしてくれないか?」
勇者「やっと落ち着いた……」
魔王「……なんて女なの」
269:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 15:19:56.54 ID:
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剣士「答えを聞かせてくれ!! 勇者様!!」
勇者「…………」
魔王「……」
勇者「……やっぱり、ダメだ」
剣士「!! な、なぜ!!」
勇者「……俺、まだ旅始めて数日しか経ってないし、教えられないよ、何も」
剣士「ここまでしたのに!!」
勇者「……た、確かに胸は柔らかかったけど」
魔王「」ツネリ
勇者「いてっ!!」
剣士「そ、そんな……」
277:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 15:31:58.15 ID:
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勇者「ということなんだ……ごめん」
剣士「……わかった…………これ以上言っても無理そうだし、諦めるよ……」
勇者「……」
剣士「今回のことで、己の強さを知ることができた。今後はそこを弁えて旅をしていこうと思う」
魔王「そだね、そしたらもっと強くなれるよ、あなた」
剣士「ああ、良い経験だったということで、胸に閉まっておくことにする。それじゃあ……邪魔したな」
魔王「またどこかであったら手合わせしてあげるよ」
剣士「フッ……感謝する」ガチャ
勇者「……なんだか申し訳ないことしちゃったかな」
魔王「んーん、賢明な判断だと思うけど。ま、あの剣士ちゃんも何かに気づけたみたいだし!
勇者は勇者で強くなることだけを考えてればいいよ」
勇者「また明日から恐ろしい特訓か……」
魔王「もっちろん!! いつも以上にがんばれるよね? あの剣士ちゃんの胸で疲れとれたでしょ?
明日はビシバシいくから」ニコッ
勇者「……この夜が永遠に続けばいいのに」
305:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 16:43:45.18 ID:
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色々サンクス
魔王「勇者、起きろー!」
勇者「……んが……」
魔王「起、き、ろーっ!!」
勇者「ふあぁ……ま、まだ朝の5時だろ……」
魔王「時間の早さがなんのその! 特訓のお時間です!!」
勇者「……冗談は目が覚めてから聞くよ……」
魔王「寝言言ってるね、メラミで起こさないと」
勇者「」ガバッ
勇者「……はぁ」
魔王「よろしい!」
309:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 16:50:34.82 ID:
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まもの が一体あらわれた!
魔王「バイキルト! スカラ! ピオリム!」
魔物「ぐおおおお!!!」パァァ
勇者「ちょちょ! やりすぎでしょ!!」
魔王「ルカニ! ルカニ! ルカニ!」
勇者「」ピュゥゥン
勇者「お、おいっ!! 無理!! 無理無理!!」
魔王「言ったでしょ? 今日はビシバシいくよっ!」
勇者「こ、この調子だと日が暮れる前に死んじゃう……」
魔王「ファイトだファイトだ勇者! がんばれがんばれ勇者!」
勇者「この悪魔っ!!」
314:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 16:56:20.85 ID:
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勇者「く、くそっ! メラ!」ボゥ
魔物「ふふんっ」
勇者「ダメージ少なっ!!」
魔物「きしゃー!!」
勇者「」ピュゥゥン
まもの はメダパニをとなえた! ゆうしゃは こんらんした!
勇者「なっ! ……うっ……フラ、フラ……する……」
魔王「ほう、呪文を使う相手か」
勇者「……ま、まお……う」フラフラ
勇者「」ダキッ
魔王「な、な、何してるの!?」
319:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 17:02:34.68 ID:
A0F5cVTo0
勇者「ま……おう……」ギュゥゥ
魔王「な、なななっ!! ゆ、ゆうし、勇者!! ま、魔物が来るぞ!!」
魔物「グォーッ!!」
勇者「……」フラフラ
勇者「……ま、まお……」ムチュー
魔王「や、やめ!! こらっ!!」バコッ
勇者「いてっ!!!」
ゆうしゃ のこんらんがとけた!
魔物「グアァァ!!」ザシュッ
勇者「ぐっ!!」
魔王「はぁ……はぁ……」
322:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 17:07:08.40 ID:
A0F5cVTo0
勇者「いってえええ!!! 呪文パワー恐るべし!!」
魔王「い、凍てつくはどう!!」ブワッ
勇者「……えっ?」
魔王「……な、何してるの!? 早く倒すの!!」
勇者「い、いいのか? これじゃビシバシになってない気が」
魔王「い、いいから!!」
勇者「あ、ああ!!」
勇者「とりゃああ!!」ザシュッ
魔王(混乱時の記憶は保持されないの……? なんてやっかいな……)
324:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 17:11:50.51 ID:
A0F5cVTo0
勇者「ハァ……ハァ……なんとか倒した……」
魔王「……」
勇者「……お、おい、どうしたの?」
魔王「……ハッ! ザオリク!!」
魔物「」パァァ
勇者「よしっ!! こい!!」
魔物「キシャアア!!」
330:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 17:14:56.88 ID:
A0F5cVTo0
勇者「これで最後だ!!」スバァ
魔物「ぐはっ!!」
魔王「……うん! こんなもんかな」
勇者「……ふう。こんなもんって……いつもより5体分は多かったぞ……」グタッ
魔王「当たり前、強くなっていってるんだからその分厳しくしないと」
魔王「そんじゃ、行きますか!」
勇者「や、やっぱり行くのか……」
魔王「ほらほら走った走った!!」ボゥ
勇者「あつっ!! ひいい!!!」タッタッタッタ
335:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 17:19:29.18 ID:
A0F5cVTo0
道中
「きゃあああっ!」
魔王「ん?」
勇者「なんの悲鳴だ? い、行ってみよう!」
見習い魔法使い「た、助けてっ! だ、誰かっ!」
勇者「だ、大丈夫!?」
魔物「グガァ!」
魔王「あいつに襲われてたんだね。ちょうどいいじゃん、勇者!
やっぱりあいつで最後!!」
勇者「うん!! わかった!」
見習い魔法使い「あ、ありがとうございます!」
341:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 17:22:48.10 ID:
A0F5cVTo0
勇者「よしっ!」キンッ
魔王「うんうん、このあたりの敵はもう楽勝になってきたね」
勇者「ザオリクがない限りはな……」
見習い魔法使い「あ、あの!」
勇者「あ、大丈夫?」
見習い魔法使い「はい! た、助かりました!」
勇者「いいよいいよ、気にしなくて」
魔王「よしっ、それじゃあ、気を入れ直して行こう! おー!」ボゥッ
勇者「あ、あつっ! あっつううう!!! いきなりはやめてくれ!!」
見習い魔法使い「あ、あのっ!! 待って下さい!!」
勇者「ん?」 魔王「ん?」
346:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 17:29:53.50 ID:
A0F5cVTo0
見習い魔法使い「えっと……その、隣町まで、行かれますか?」
勇者「うん、ちょうど今から走って行くところ」
見習い魔法使い「は、走って!? ここから20km近くありますけど……」
魔王「特訓中だから!」
見習い魔法使い「そ、そうなんですか……あの、もしよろしければ……」
勇者「ん?」
見習い魔法使い「隣町まで、同行させて貰えないでしょうか。その、今見たとおり、まだ見習いで魔法もろくに使えなくて……。
メラって唱えてるのに別の呪文が出てしまったり、そんな調子で……」
勇者「でも、走ってついてこられるかな……」
魔王「……ふふんっ、そうだね。勇者、この子をおぶって走ろう!」
勇者「……ハハッ、ナイスジョーク!」ビッ
魔王「いぇい! じゃなくて」
勇者「……まじかよ」
見習い魔法使い「あ、あの……すみません」ションボリ
353:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 17:37:02.12 ID:
A0F5cVTo0
魔王「謝ることはないよ! 勇者の特訓のためになるんだし!」ボゥ
見習い魔法使い「は、はぁ……」
勇者「……し、死ぬ……息絶える……絶命する……」タッタッタッタ
見習い魔法使い「なんか同じ意味の言葉並べて呟いてますけど……」
魔王「だいじょぶだいじょぶ! 死んだら生き返らせればいいだけの話じゃん?」
見習い魔法使い(この人おそろしい……)
見習い魔法使い「あ、あの、勇者さん……ありがとうございます、本当に」
勇者「……お礼は……生きて辿り着いてからにして……ゼェ」タッタッタッタ
見習い魔法使い「は、はい! す、すみません……」
魔王「ファイトだファイトだ勇者! ほら、魔法使いちゃんも一緒に!」
魔王「がんばれがんばれ勇者!」
見習い魔法使い「ファイトだファイトだ勇者!」
勇者「ぬおおおおおおおっ!!!!!!」タッタッタッタ
362:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 17:40:12.00 ID:
A0F5cVTo0
隣町の隣町の隣町くらい
魔王「おーい」ツンツン
勇者「……」ピクピク
魔王「どうにか辿り着いたはいいけど、こりゃダメかもしれないね」
見習い魔法使い「じゃ、じゃあお礼代わりに私が!! ホイミ!」ボウゥ
勇者「ぐっはあああああああ!!!!!!」グッタリ
魔王「出た! メラミ出たよ!!」
見習い魔法使い「ああああっ!! すみません!! すみません!!」
371:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/02(土) 17:47:07.12 ID:
A0F5cVTo0
見習い魔法使い「ど、どうしよう! どうしよう!! ホイミ!! ベホイミ!!」ビシャーン ボワァァァ!
勇者「きぇえええええええ!!!!!!」
魔王「もうやめたげて! 聞いたことない鳴き声出してるから!!」
見習い魔法使い「ご、ごめんなさい!! ごめんなさい!!」
魔王「と、とりあえず私達は宿屋に行くけど、まほちゃんはどうする?」
見習い魔法使い「わ、私は、この街に師匠がいるので……。
その、修行に出されていたのです。それで、今日やっと戻ってきたところで……」
魔王「あ、そうなの? じゃあ、ここで解散だね」
見習い魔法使い「あ、あの! 明日必ずお礼をするので!!」
魔王「ん、まあ、好きにして。明日はちょっとゆっくりしようと思うから」
見習い魔法使い「は、はいっ!!」