Part6
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:52:27.48 ID:
drur1Yid0
部下「―――で、この状況ですが」
町娘「面目ねぇ・・・」チョコン
魔王「申し訳ない」チョコン
部下「・・・屋根に穴は開いてるわ・・・、天敵である勇者には進入されてるわ・・・」
部下「・・・酒盛りは始まってるわ・・・、挙句潰れてるわ吐くわ・・・」
魔王「もうほんと・・・、なにから謝ったらいいのか・・・」
町娘「でも、部下さんのお陰でソッコー事態が片付いたっていうか・・・」
部下「そんなこと言って私の気が治まるとでもッ!?」
町娘「ひぃぃぃ!!」
魔王「の、ノット暴力!!平和主義平和主義!!」
部下「はぁ・・・、はぁ・・・、あんたらは・・・!」
町娘「お、お、落ち着け!ほ、ほら客人も寝てるわけだし!」
魔王「そ、そうそうそう!起こしたら悪いし!ね!」
部下「・・・んっとに・・・、あんたらは・・・!!」
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:57:21.00 ID:
drur1Yid0
部下「・・・とにかく、おとなしくしててくださいよ・・・」
町娘「了解」
魔王「了解」
部下「・・・あーもう・・・、一本貰って行きますから・・・」
町娘「あ、あ〜、部下さんもどう?一緒に」
部下「すぐ潰れるひと達と一緒に飲んでも面白くないっ!!」
魔王「ひっ!どどどどうぞお持ちください!!」
町娘「ほ、ほらほらチータラも持ってってください!」
部下「はぁ・・・、じゃあ、二本ほど貰って行きますから・・・、では・・・」
ガチャン
町娘「・・・はー、怖かった。なんか久しぶりに他人に怒られた」
魔王「僕も・・・。そういえば昨日も彼女、一緒に飲んだよね・・・」
町娘「やっぱそうか・・・。昨日は全然記憶ないからな・・・」
魔王「・・・ザルなんだね・・・、彼女・・・」
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:06:22.00 ID:mZBne5QW0
エロスをふたたびおねがいしますほんとおねがいします
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:06:32.56 ID:
drur1Yid0
勇者「・・・zzz」
姫様「・・・ぐがー」
町娘「・・・これが我が国の姫と、勇者かよ・・・」
魔王「とてもそうは見えないよね・・・。人の部屋のベッド占領してるし・・・」
町娘「あー、飲みなおすか」
魔王「もう、やめといたら?」
町娘「いーんだよ、どーせ。酔いも覚めちまったし・・・」カシュ
魔王「そう?ほどほどにしておこうね」
町娘「・・・飲まねーと、眠れねーし」ボソッ
魔王「ん?なんか言った?」
町娘「なっ、なんでもねーよ・・・。おら、飲むだろ?」
魔王「あ、ああうん。乾杯」
町娘「カンパイ」
・・・カンッ
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:11:17.75 ID:
drur1Yid0
魔王「・・・・・・・・・」ゴクゴク
町娘「・・・おい」
魔王「ん?」
町娘「・・・本当なのか、その・・・、お前の」
魔王「うん?村の話?」
町娘「・・・ん」ゴクゴク
魔王「うん、本当だよ。早く認めてもらわないと、仲間の数がどんどん減っちゃうねー」
町娘「お前、仲間が死んでもなんとも思わんの」
魔王「・・・どうなんだろ。僕も最近芽生えてきた感情だし、よく分かんない」
魔王「頭のどっかで、あきらめちゃってんのかなー。『魔人だから仕方ない』って」
町娘「・・・・・・・・・」ゴクゴク
魔王「・・・でも、何も思ってなかったら、こんな計画立ててなかったと思うんだよね」
町娘「・・・ん」
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:16:07.91 ID:
drur1Yid0
魔王「失敗してるから、カッコつかないんだけどねー」
町娘「・・・そもそも、お前が魔王だってのがおかしーんだよ」
魔王「ぼ、僕だってそりゃ、そう思うけどさ・・・」ゴクゴク
町娘「ぷっ。『魔王様ー』だとよ、似合わねー」
魔王「・・・僕が、一番頭が良かったってこと」
町娘「あー?なんだそりゃ、自慢か?」
魔王「逆。・・・中途半端だ、なんでも」
町娘「・・・・・・・・・」
魔王「・・・ん」グビグビ
魔王「はぁ。・・・このままじゃいけない、と思って、僕が指揮した」
町娘「おう」
魔王「だから、みんな期待してるんだ。さっきの彼女だって、あれでも信頼はしてくれてる」
町娘「・・・・・・・・・」
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:21:39.43 ID:
drur1Yid0
魔王「・・・でも僕は、中途半端だ」
魔王「みんなの期待に、答えられてるのかなぁ・・・」
町娘「・・・ん」グビグビ
魔王「・・・・・・・・・」
町娘「・・・ぷはぁ。なーにウジウジしてんだよ、ハゲ」
魔王「ん・・・」
町娘「カッコつけよーとすんなよ。おめーはおめーだから、みんなついてきてんだろ」
魔王「でも・・・」
町娘「だーもう!シャキっとしろ、誰もカッコいいおめーなんかにつきたきゃねーよ」
町娘「いまのお前が、あいつらの『魔王様』なんだ。それでいーんだよ」
魔王「・・・・・・・・・」
町娘「・・・っかー、らしくね。やめろよ、あたしにゃ似合わねー」ヒラヒラ
魔王「・・・うん、ごめん。ありがと」
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:26:32.45 ID:
drur1Yid0
町娘「・・・・・・・・・」
魔王「・・・・・・・・・」グビグビ
町娘「・・・あたしってさ、こんなだろ」
魔王「え?」
町娘「言動は悪ぃし、たばこは吸うし、酒は飲むし・・・」
魔王「あはは、自覚してるんだ」
町娘「・・・うっせ」グビッ
魔王「・・・・・・・・・」
町娘「ぷはぁ。・・・本当なら、あたしを探しに来るはずじゃん」
魔王「・・・え?」
町娘「攫われたら、助けに来るはずじゃん。勇者でも、兵士でも、なんでも」
魔王「・・・うん」
町娘「でも、来ない。愛想つかされてんだよ、あたしは」
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:31:57.46 ID:
drur1Yid0
魔王「・・・そんなこと」
町娘「・・・うちの親、クズなんだよ。すげークズ」
町娘「家事もしねー、ガキはほったらかし。互いに浮気しあって、喧嘩しまくってる」
魔王「・・・・・・・・・」
町娘「・・・まっ、今のあたしも人のこと言えるような真面目じゃねーけどなー・・・」
町娘「・・・勇者も兵士も、依頼が来なけりゃ動かない」
町娘「そーいうこった。あたしのことなんざ、心配するやつなんか、いねーんだよ」
魔王「・・・・・・・・・」グビグビ
町娘「・・・だから」
町娘「・・・だから、おめーに心配されたとき」
町娘「ちょっと・・・、ちょびっとだけ、嬉しかった」
魔王「ぶっ!?げほ、げっほ!!」
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:35:45.44 ID:/TcArQ7HO
おや、どこからともなく桃色の空気が
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:36:32.70 ID:
drur1Yid0
町娘「んだよ、汚ねーな・・・。大丈夫か?」
魔王「う、ん、げほっ、器官に入っちゃったえほっ、げほげほ!」
町娘「あーあー、しゃーねーな・・・、おら」トントン
魔王「げほっ・・・、はぁ、はぁ・・・」
町娘「落ち着いたかー?」
魔王「う、うん。もう大丈夫」
町娘「・・・なんでおめーは、あたしにそーやって接してくんだ」
魔王「・・・え」
町娘「・・・・・・・・・」ピトッ
魔王「・・・!?」
町娘「・・・なんとか言えよ、へたれ」
魔王「な、なんのことかなぁ・・・」
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:37:00.42 ID:Vj108HGZO
さぁ聞き耳を立てるんだ勇者と姫
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:39:11.30 ID:WIECN91vO
>>440
おいやめろ最初から起きてるのバレるだろ
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:41:35.85 ID:
drur1Yid0
町娘「・・・あたしじゃなくても」
魔王「・・・え?」
町娘「・・・あたしじゃなくても、おんなじようにしたか」
魔王「・・・ど、どーだろ」
町娘「・・・・・・・・・」
魔王「・・・・・・・・・」ダラダラ
町娘「・・・知ってるよ、そんなの。かっこつけんな」
魔王「で、でも」
町娘「今更こんなこというの、自分でも虫が良すぎると思うよ」
町娘「でもよ・・・、お前は、あたしと居てくれただろ・・・?」
魔王「・・・・・・・・・」
町娘「散々蹴って、パシりにしてさ、悪かったよ、でもよ・・・」
魔王「え・・・」
町娘「・・・ほんと、嬉しかったんだ。ありがとな」
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:46:03.09 ID:
drur1Yid0
魔王「・・・・・・・・・」
町娘「・・・・・・・・・」
町娘「・・・なんか、言えよ」
魔王「・・・な、なんか、って?」
町娘「そりゃ・・・、・・・なんかだよ、なんか」
魔王「ん、ん〜・・・」
町娘「・・・はぁ、お前ってほんと、そーだよな」
魔王「・・・え」
町娘「・・・もう、寝る」
魔王「ど、どこで・・・。ベッドは勇者と姫様が占領しちゃってるし・・・」
町娘「あ?おめーがいんだろ」
魔王「は・・・」
ゴロン
魔王「いっ・・・!?」
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:50:58.25 ID:
drur1Yid0
町娘「・・・おー、いいじゃん、膝枕」
魔王「こ、この体制だと、僕はずっと座ってなきゃならないんじゃ・・・」
町娘「・・・ずっと座ってろー、ハーゲ・・・」
魔王「え・・・、そんな・・・」
町娘「・・・あー、初めてだな、こういうの・・・」
魔王「・・・ちょ、本当に寝る・・・」
町娘「・・・zzz」スースー
魔王「寝ちゃったし・・・」
姫様「むにゃむにゃ、もう食べられないよ痛っ」ビシッ
魔王「!?」
勇者「・・・・・・・・・」
姫様「・・・・・・・・・」
魔王「・・・振り向けねぇ・・・!畜生終わった・・・!僕終わった・・・!」
町娘「・・・zzz」スースー
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:53:16.67 ID:
drur1Yid0
もやもやしたやつは外の空気吸いにいこうぜ!!
犬の散歩に行ってきます。
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 15:54:54.61 ID:A4hf45+Y0
>>453
えっ?
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 16:21:53.67 ID:
drur1Yid0
犬可愛いよ犬
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 16:24:26.29 ID:
drur1Yid0
ちょ・・・、雑用を押し付けられた。
申しわけねぇ・・・出てきます、どんくらいかかるかな・・・
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 16:33:46.08 ID:Ta5dZ4G/P
そ、そんな
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 16:38:27.69 ID:S58JBOJiO
>>462
チータラもよろしく
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 16:43:22.90 ID:/f40Mipd0
いない間>>464が保守してくれるから大丈夫だ
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 19:33:20.15 ID:
drur1Yid0
俺「ゆで卵おいしい」
犬「卵の黄身くれ」
俺「白身ならいいよ」
犬「くちゃくちゃ。味しない」
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 19:34:54.66 ID:JHgMFZJX0
おかえり
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 19:35:06.73 ID:
drur1Yid0
そんなこんなでただいまっす。
保守ありがとうございます!今夜中に終わんのかな・・・。
まったりお付き合いください。
>>501
可愛い!ありがとう!!
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 19:43:40.22 ID:
drur1Yid0
―――朝
魔王「・・・んぐ、・・・ん」カクッ、カクッ
町娘「・・・んー・・・」
魔王「・・・・・・・・・」カクッ、カクッ
町娘「・・・あー、コイツ、律儀に寝なかったんか・・・」
魔王「・・・ぐー」カクンッ
町娘「・・・つーか、あたしのせいか。ごめん」
魔王「・・・・・・・・・」カクンッ
町娘「・・・寝ていいよ」
魔王「・・・zzz」グー
町娘「ちょ、待て、倒れ―――」
ドシーン
魔王「・・・zzz」グーグー
町娘「・・・動けね・・・」
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 19:49:59.75 ID:
drur1Yid0
町娘「・・・・・・・・・」
魔王「・・・zzz」グースー
町娘「あー・・・、ったく・・・」
町娘「・・・でもま、いーか」ポンポン
姫様「・・・ゆうべは、おたのしみでしたね」ムクリ
町娘「!?」
姫様「―――ってお楽しみ真っ最中じゃん!?なにこれすげぇ!だいたーん!!!」
町娘「ちょ・・・!まてお前、これ、違・・・!」
姫様「おい勇者おいおい勇者おい!起きてみ起きてみ!?カメラ買って来いよひとっ走り!」
町娘「止めろっ!!」
勇者「・・・んー・・・あー、うっせーな・・・、頭に響・・・ぐー」
姫様「あー、こいつ朝弱いんだった。んだよー、損してるぜー」
町娘「だから・・・、これはその、違うんだっつのぉ・・・」
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 19:55:18.34 ID:
drur1Yid0
姫様「ふーん・・・、へー・・・」
町娘「・・・よからぬこと考えてんだろ」
姫様「んー?いいじゃん、密着できて。いいっしょ?」
町娘「ばっ・・・!エロい言い方すんな!!」
姫様「照れんなよ、いーじゃねーか」
町娘「〜〜〜くぅっ!!」
姫様「なんだかなぁ、こう見せつけられっと、逆にイライラしてくるな・・・」
町娘「・・・お、お前こそ、勇者と一緒にね、ね、ねちゃ、寝ちゃったりして・・・?」
町娘「あ、あたしよりヤベーんじゃねーの?はは、は、やらしー・・・」
姫様「ん?ああ、あたしらはいーんだよ。婚約者だし」
町娘「・・・・・・・・・」
姫様「・・・ん?あれ?言ってなかったっけ?」
町娘「聞いてねーよ!なんだそれ!?婚約者!?」
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 20:00:26.61 ID:
drur1Yid0
姫様「んだよ子供じゃあるめーし。婚約くらいで四の五の抜かすなってー」ヒラヒラ
町娘「だってお前、そんなの・・・。あたしと、たいして歳かわんねーのに・・・」
姫様「普通だって、フツー。結婚もできりゃ子供も産めるよん?」
町娘「・・・だっから、おめー、なんでそーあけすけなんだよ・・・!」
姫様「あら、純情ちゃんにはまだ早かったかしらねー」
町娘「・・・お前とはもう、口聞かねー・・・」
姫様「あり?すねちゃった?」
町娘「・・・・・・・・・」
姫様「・・・うらやましいんだよ、私も勇者も」
町娘「・・・は?」
姫様「お互い認めてるからって、婚約だよ、婚約。一目ぼれとか、運命的な出会いとか・・・」
姫様「そーじゃなくて、婚約。決められたんだ、決めたんじゃ無くてね」
町娘「・・・・・・・・・」
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 19:52:13.44 ID:DxN6BRe+0
ゆうべはおたのしみでしたねww
なつかしす。
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 19:57:26.51 ID:NQO3iMExO
だが正解は
「さくばんは おたのしみでしたね」
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 20:07:22.72 ID:
drur1Yid0
>>522
やっぱそっち?結構迷ったんだけど・・・w
姫様「もちろん、私はコイツのこと、結構気に入ってるし・・・」クイッ
姫様「外政の道具として、金に飢えた豚みてーな野郎と結婚させられるよか、マシだよ」
町娘「・・・・・・・・・」
姫様「・・・でもさ、時々、考えちゃう」
姫様「一目ぼれするくらいの人が現れたらなー、とか」
姫様「もしも、恋ができたらなー、とか・・・」
町娘「・・・・・・・・・」
姫様「・・・たぶん、コイツもそうだ」
姫様「だからお前達は、私らの理想の関係ってこった」
姫様「照れんなよ、胸張れ。じゃないと、私らの立つ瀬がねーよ」
町娘「・・・・・・・・・」
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 20:15:49.74 ID:
drur1Yid0
町娘「・・・後悔、してんのか?」
姫様「・・・まさか」
姫様「私にゃ勿体ねーくらい、男前なやつだよ」
姫様「きっかけはどーあれ、たぶん、お互いにちゃんと好きあえる」
町娘「・・・そっか」
姫様「・・・おとなげねーところあるけどなー」
町娘「お前がほっとけねーんだろ」
姫様「え?なになに?フォローしてくれんの?」
町娘「・・・だーもー、うっせ!そーゆーとこがお前にゃ無駄なんだよ!」
姫様「・・・・・・・・・」
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 20:17:56.75 ID:
drur1Yid0
町娘「・・・ん?どうした?」
姫様「・・・うっぷ、また気持ち悪い・・・」
町娘「はぁ!?ちょっ、ま・・・」
町娘「・・・あっ!あたし動けねぇ!お、おい!勇者!!」
勇者「・・・zzz」グースカ
姫様「・・・おぅふ」
町娘「が、我慢しろ、我慢!できるか!?」
姫様「むりぽ」
町娘「おい!おい勇者!起きろ!おめーの女がやべーぞ!!」
勇者「・・・zzz」グースカピー
姫様「おろろろろろろろ」
町娘「おい!勇者おい!起きろおいこらぁぁぁぁぁぁあああ!!?」
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 20:27:59.09 ID:
drur1Yid0
部下「―――言いたいことは」
町娘「いや、なんていうかその、あたしに非はないな、みたいな」
勇者「起こされたと思ったら大惨事だったんで出来ればずっと寝ていたかったです」
姫様「いやー。昨日で出し切ったと思って油断してました。まだ出るんだなぁ、と思いました」
魔王「幸せな夢を見ていた気がするんだけど・・・、ってなんで僕も正座させられてるの?」
部下「・・・ったく揃いもそろってどいつもこいつも・・・!!」ゴゴゴゴゴ
町娘「ちょ・・・!部下さん!なんか出てる!すっげー黒い、なんか出てる!!」
勇者「そ、そんな顔に合わないぜハニー・・・!」
姫様「お、怒った顔もたいそう美しいが、ででで出来れば笑っていただきたいなぁと!!」
魔王「待って落ち着いて!その顔はヤバいよギリギリ映せないよ!!」
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 20:34:14.73 ID:
drur1Yid0
部下「再三注意しましたよね・・・?何度目ですか・・・?」
部下「・・・魔王さまぁぁぁぁぁ!!!!」
魔王「ひ、ひいぃぃぃぃ!!何故僕!?一番関係ない!!」
部下「元はといえば、あなたがしっかりしてくださらないからぁぁぁぁ!!!」
魔王「だってこのことに関係な熱ぅぅぅぅぅううう!!!」
町娘(た、助かった)
勇者「助かった」
姫様「・・・水欲しいな」
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 20:38:06.53 ID:sC8fHApXO
一生オナってたい